2007/04/01
苦しみ
【苦諦】 最もネガティブで、陰気な男である釈尊は、「人生は苦である」と言いました. それが「四苦八苦」です。 四苦とは、1.《生》 2.《老》 3.《病》 4.《死》 を言います。 この四苦に、 5.《愛別離苦》(あいべつりく)・・・愛する者と別れてゆかねばならない 6.《怨憎会苦》(おんぞうえく)・・・憎む者と会わなければならない 7.《求不得苦》(ぐふとくく)・・・求めても得られない 8.《五蘊盛苦》(ごうんじょうく)・・・人間の生存自身の苦 を加えて「八苦」と言います。 この苦しみは、誰もが味わう苦しみで、 ビル・ゲイツのように世界一のお金持ちになっても、逃れようがありません。 【集諦】 では、苦しみの原因は、何であるのか?それは、「煩悩」です。 はてしなくむさぼり求める心、怒りの心、真理に対する無知の心(貪・瞋・癡の三毒)が 原因だというのです。 【滅諦】 この苦しみが無くなった状態が、「涅槃」です。 いっさいの煩悩の繋縛から解放された境地なので、 「解脱」の世界であり、「煩悩」の火が吹き消された世界です。 【道諦】 この寂静の世界に、どうすれば到達するのか? その方法が、「八正道」であると言います。 1.正見(しょうけん) 2.正思惟(しょうしゆい) 3.正語(しょうご) 4.正業(しょうごう) 5.正命(しょうみょう) 6.正精進(しょうしょうじん) 7.正念(しょうねん) 8.正定(しょうじょう) この四諦八正道の教えこそ、最も根暗な男が到達した悟りの世界なのです。 先日、一休さんに会いにいこうと、京都の大徳寺の真珠庵に行ってみた。 なんとも、陰気で鬱陶しい建物で、気分が滅入ってくるような...。 普段、賑々しい密教寺院に身をおいているからだからだろうか? 密教に比べれば、禅宗の教えのほうが、はるかに釈尊の教えに近い。 この暗さは、そのせいなのかもしれない。 とは云へ、釈尊の説かれていることは正しいし、禅語が好きな自分もいる。 暗いのも、賑々しいのも、全ては「中道」が肝要だということか? だとすれば、またしても釈尊の言っていることが正しいということになるな...。 まだまだ、追い越せぬ...。


