2011/09/26
木の「欠点」がきもちいい?
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ vol.00042-2011・09・26 家づくりオタクが語る!実践的家づくりのイロハ □主内容□ 木の「欠点」がきもちいい? □発行人□ 仲建設株式会社 「断熱オタク」仲田 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ *********************************** <家づくりでお悩みの方のためのメルマガです!> *********************************** 家づくりって大変ですよね。 どう考えたらいいのかわからないことがいっぱいあるし、 誰に相談したらいいのかも「?」ですからね。 このメルマガではそんな悩みをもっているあなたに、 家づくりで知っておいて欲しい知識、考え方をお伝えしています。 家づくりに10年以上携わってきた仲田が、 現場監督として学んだ経験と、設計者として培ってきた 気持ちの良い家をつくるための知識ですから、きっと役立つと思います。 バックナンバーも公開していますから、是非ご覧下さいね! 発行人が勤務する仲建設株式会社の家づくり活動のイベント情報 も随時掲載しています。興味のある方は当社ホームページも見て下さい。 *********************************** <今号の目次> *********************************** □ 木の「欠点」がきもちいい? □ イエオタクのつぶやき~ □ イベント情報 □ 編集後記 =================================== □ 木の「欠点」がきもちいい? =================================== ずいぶんご無沙汰してしまい、ゴメンナサイ!! お詫びに、たっぷりとした内容でお届けさせていただきます。 長いのでお暇なときにご覧下さい~~。 ではコーヒーなどの準備が整った方から以下ご覧下さい(笑)。 今回は、木についてのお話し。 木に代表される自然素材を使った家づくりは、 近年いろんな会社で当たり前のように行われています。 床板に杉とかパインとか桧というような本当の木にしたり、 壁を塗り壁にしたり、建具も木を使ったり、という具合。 工業製品とは違って自然の素材には何とも言えない素材感があって、 とてもいい雰囲気になりますが、一つだけ注意しておきたいことがあります。 それは、自然のものなので、その性質について 事前によく理解しておく必要がある、ということです。 もっとわかりやすく言えばいろいろな「欠点」があるということです。 ・・・というよりも「特徴」という方が正しいかな? 例えば床板を木にした場合、 ●木と木の間が乾燥する季節(冬季ですね)には隙間ができる。 ●木の目によってはささくれができたりする。 ●傷が付きやすい。 ●床の木目の感じが一枚一枚違うし、色の濃淡も違う。 というような「特徴」があります。 で、これは自然素材がもつ長所ともつながる特徴なので、 単純に欠点である、と認識されてしまうとちょっと困ってしまうのが 正直なところです。 例えば木と木の間にスキマがあく、という性質は 木が湿気を放出し乾燥して収縮することで発生するわけです。 それをなくすためにウレタンなどの塗料で塗装すれば 木の表面を塗料の「膜」でコーティングすることになるので 湿気の吸放湿がしにくくなり、スキマもできにくくなります。 でもそれによってほんらい木が持っている気持ちの良い肌触りはなくなります。 木の床板は冬でもヒヤッ!とする感じが少ないのですが、 塗膜で覆うような塗装をしてしまうとヒンヤリ感が相当でてきます。 反対に夏はさらっとした肌触りが、 湿気でじと~、とした感じも出たりします。 スキマができる、という性質は木がもつ心地の良い肌触りと表裏一体であり、 単純に「欠点」と捉えてしまうのは短慮であると思うのです。 変化しないもの、いつまでも同じものがよいという価値観をお持ちであれば 本物の木を床材に使うのは止めた方が良いでしょう。 その特徴をいいなぁ、と感じるものが「長所」になりますし、 ちょっと嫌だなぁ・・・、と感じるものが「短所」になるわけです。 これって、なんだか人間にも当てはまる気がしますね。 例えば同じ人を評するとしても、優しくて穏やかな人だという人もいれば、 その反対に優柔不断な人だ!という人もいます。 決断力があってリーダーシップの取れる人だ、と評価する人もいれば、 自分勝手で、横暴だ、というように、人によってその捉え方は様々です。 長所と短所は表裏一体なのですよね。 自然の素材が持つ特徴も長所と短所は表裏一体。 だから、いい雰囲気だなぁ、って思っていたけど、 傷が付きやすい、隙間が空く、っていうことを知らずに使って、 あとから「そんな話聞いていない!」ってならないように、 その特徴についてはよ~く、施工する会社に確認したり、 説明を受けることが大切です。 私は隙間が空くのも、傷が付きやすいのも欠点ではなく、 「あじわい」として感じてしまうので欠点というようには 思えないのですけどね(笑)。 私としては木のそのような性質を欠点と判断されると非常に寂しいですね。 いろいろな価値観があることはもちろんわかりますが、 木の性質を欠点と感じない気持ちって実は人の感性において、 とても大切なことだと私は思います。 私達建築する側の人間にとっては当たり前の性質も、 建てる人にとってはひょっとしたら初めて知る性質かもしれません。 念には念を入れて確認しておきましょう!というわけです。 =================================== □ イエオタクのつぶやき~ =================================== 今回は「注文住宅」というスタイルについてのお話しです。 「注文住宅」では通常の家づくりと比べたときに、 その要望を細部にわたって注意深くヒアリングします。 とはいえ、その要望が全て実現できるわけではありません。 要望1と要望2が矛盾するようなことも出てきますし、 敷地形状や法規制の関係で要望を満たせないこともあります。 さらに予算、という枠もあります。 ですから「注文住宅」=何でも自由にできる、というわけではないです。 まあ、ここまではよく聞く話。 まだ大切なことがあります。 それは、注文住宅では、設計する人の力だけではいい家にはならない、 ということです。 世間で評判の優秀な設計者、いわゆる建築家というような人に頼めば 必ずいい家ができるのか、というと、そうではありません。 これは建築家に対しての私のひがみではないですよ(笑)。 そうではなくて、その人の価値観や個性に共感できなければいい家を つくりあげることはできない、ということなのです。 そしてさらに、注文住宅は建てる人にもあることを求めます。 それは「想像する」ということです。 会社により位置づけが変わる要素なので一概にはいえませんが、 モデルハウスなどは基本的にないはずですから、 外壁の雰囲気や色の組合せはサンプルを使ったり、 パソコン上のデータを見たりして仕様を決めていくしかありません。 実物とは違いますから、イメージを補完する必要があるのです。 ここが注文住宅の家づくりの難しさでもあり、楽しさでもあるのですが、 どの建築会社で建てようとも、大なり小なり「想像する」ことは 必要となります。 これは間取りの計画にも関わります。 実際にそこで生活しているところを「リアルに想像」しないと その後、その家での過ごしやすさは大きく変わってきます。 ですから、例えば見た目の雰囲気だけで広そう、 というように評価をするだけではあまり良くないわけです。 テレビをどこに置くか、 座卓があるのか、 ソファで過ごすのか、 どこで洗濯物をたたむのか、 新聞紙はどこにためるか、 爪切りどこにしまおうか、 ウンザリするほど細かなことも考える必要がでてくるのです。 まあ、爪切りの場所をどうするかというのは半分冗談。 そういうものに代表される細かいものの収納を考える必要も出てくる、 ということです。 設計者もいろんなことを想定して計画をするはずですが、 そこに建てる人の「想像力」を適切に加えないと、 いい家をつくることは難しいわけです。 注文住宅を建てたいという人には、このような想像力が必要だということを 認識して欲しい、ということが今回のお話しでした! ふ~、ずいぶん長くなってしまった・・・。 久々ですので長くすることがせめてもの償いとカンチガイしています(笑)。 それにしても言葉で説明することと比べると、 文章で説明することってなかなか難しいです。 もう少し上手く説明できるといいのですが・・・。 ================================== □ イベント情報 =================================== <見学会情報1> 平日も見学できる完成現場見学会が開催されます。 ナゴヤドーム近くの狭小地で、2階リビングの家 自然の素材を活かした素敵な家です。 平成23年9月27日~10月3日まで開催です。 詳しくはこちら→http://www.nakakenn.co.jp/926102.php <見学会情報2> 平成23年11月12日(土)に開催されるバス見学会です。 現在建築中の「和」の家と既に住まわれている「和」の家をご覧いただけます。 桧が生きている家ですから是非、ご参加下さいね~。 詳しくはこちら→http://www.nakakenn.co.jp/post_819.php <大黒柱ツアー> 久々の大黒柱ツアーです。平成23年10月23日(日)に開催します。 年に3回開催されているのですが、 秋からは2~3ヶ月に一度は山に行かないと気が済まなくなっている私(笑)。 このイベントは何よりも体感しないと伝わらないのです。 家を建てる前に、一度は山に行きましょう!!! 詳しくはこちら→http://www.nakakenn.co.jp/post_812.php =================================== □ 編集後記 =================================== 今回も例のごとくずいぶんご無沙汰のメルマガとなってしまいました。 であるのにもかかわらず、なぜか少し購読者が増えております(汗)。 解除もせずお付き合い下さる皆さんには感謝でございます! まあ、ご想像通り、メルマガが発行できないような状況なわけでして、 (本人のやる気次第だ!という突っ込みもあるのですが・・平誤りです・・・) それは本当に、ありがたいことです。 お客様と打合せをしたり、プラン考えたり、図面つくったり、 見積作成したり、という日常業務に加え、研修に参加したり、 セミナーに出たりしてこの半年ほどは本当に多忙でした。 その分、かなり身となることを得ました。 それは建築の知識や技術的なことに限らないのですが、 でもつながっていることなんですね。 何の事やら意味がわからないかと思いますが、 これから少しずつアウトプットとしていきたいと思います。 少し控えていた、ちょっと理系っぽい、ややこやしいお話しをし始めるかも。 まあ、できるだけ数値の話はせずに、そのエッセンスだけをお伝えしたいとは 思っているのですが、暴走したらゴメンナサイ(笑)。 ということで、次回をお楽しみに! (いつ発行する、と言えないところがカナシイ・・・) それではまた~~~!! *********************************** 1級建築士事務所 仲建設株式会社 <住 所> 名古屋市北区敷島町90-3 <電 話> 052-911-9345 <FAX> 052-914-3203 <H P> http://www.nakakenn.co.jp/ <メール> nakada@nakakenn.co.jp(@は大文字で表記しています) 家づくりオタクが語る!実践的家づくりのイロハ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000222731.html ***********************************



