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日本人が苦手な単数・複数・冠詞。「日本語にはないもの」というのがその理由とされていますが、発想を転換し、むしろ日本語でも別の形態でそうした機能が担保されていることを確認した上で、誰でもわかるように単数・複数・冠詞の働きを解明していきます。

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/08/15
  • 発行部数 271
  • マガジンID 0000222123
  • 個別ページ
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2008/08/15

これで明解!単数・複数・冠詞の仕組み 第76課:応用編 ☆その41 911ブッシュ大統領演説15

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〜〜これで明解!単数・複数・冠詞の仕組み〜〜 毎週金曜日深夜配信です!!

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第76課:応用編 ☆その41 911ブッシュ大統領演説15

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さて、今週でブッシュ大統領の2001年9月11日の全米向けテレビ演説もいよいよ
最終回ですが、早速、名詞の冠詞・単数/複数の使い方を見て行きましょう。

America has stood down enemies before, and we will do so this time. None of 
us will ever forget this day. Yet, we go forward to defend freedom and all 
that is good and just in our world. 

Thank you. Good night, and God bless America.

まず文章の大意です。

「アメリカは以前も敵を打ち破ってきたし、今回もそうするだろう。我々の誰も
今日という日を忘れないだろう。それでも、我々は自由を防衛するために前に
進む。そしてそれらすべては、我々の世界において正当かつ正義なのである。
ありがとうございます。お休みなさい。アメリカに神の加護がありますように」

最初の“America”は固有名詞ですので問題ないですね。次の“enemies”は
アメリカが過去戦ってきた「諸敵」を指しますが、特段特定するつもりがない
ので無冠詞です。もちろん、ここには英国やかつての大日本帝国も含まれるで
しょう。

“day”は指示詞の“this”がついていますので問題ないですね。“freedom”
は無冠詞単数なので抽象的な「自由」を指します。

いかがでしたでしょうか。ブッシュ大統領の911演説も今日で終わりですが、最後
の部分も含め特段難しいところはありませんでしたね。前回のケネディ大統領の
就任演説と比較すると、ブッシュ大統領の演説の方が簡単だったようにも思え
ます。もちろん、それはゴーストライターの力に負うところが大きいと思われ
ますが。。。

それはともかく、この時に高らかに唱ったテロとの戦いの正当性も、イラク戦争
の泥沼に嵌って、随分と色褪せた感があります。7年近くの時が過ぎ、当時傲慢
なまでに無敵にみえたアメリカの力(あるいはブッシュ政権の力というべきか)
にも翳りが出てきたことは間違いありません。アメリカがこの後どうなっていく
のか、今後とも目が離せないところですね。

さて、次回の8月22、29日は夏休みにつき、休刊となります。子供の新学期に合
わせ、9月5日から新しい題材で再開致しますので、またどうぞ宜しくお願い申し
上げます。

〜〜〜〜
編集後記
〜〜〜〜
連日オリンピックで熱戦が続いていますね。日本にとって最初の一週間は水泳と
柔道と体操に明け暮れるものですが、とりわけ印象に残ったのは女子柔道の谷本
選手でした。一本勝ちが決まったあと、畳の上でぴょんぴょん跳びはねている
格好はとても可愛らしくみえました。また、笑顔もひときわ爽やかでしたね。

それにしても、この谷本選手といい、水泳の北島選手といい、男子柔道の内柴
選手といい、アテネ五輪との連覇というのが凄いですね。オリンピックで二連覇
というのは、皆さんモチベーションの維持という点で苦労されたようですが、
それを乗り越えるところがやはり頂点に立つ者の違いなのでしょう。もっとも、
日本全体という点からみると、次回ロンドンにつながる者が育っているのかどう
か、ちょっと不安な点もないわけではありませんが。。。

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