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業績悪化、債務超過、借り入れ金返済不可能、手形不渡りリスク急迫、倒産目前…。いかなる時も経営者は、あきらめるな!必ず見つけ出せるあなたの会社の「企業再生復活方法」。倒産経営者、銀行員OB、現役士業者など全てをわかったプロ集団の企業再生レポート。

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2009/05/12

第90号 中小企業は、なぜ過大な借入金を抱えるのか

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□第90号 中小企業は、なぜ過大な借入金を抱えるのか□


過大な借入金で資金繰りが逼迫する事例を多く見ます。

そのような状態に陥る原因は、当初の資金不足の段階で、
「なぜ資金が足りなくなるのか」の原因を突き詰めて把握せず、
ともかく“足りないから借りる”という単純な理由で
借入を申込み、たまたま融資が受けられた事にあります。

経営者に「どうして融資が必要になったのですか」と尋ねると、
「売上が減少した」
「仕入れの支払いが増えた」
「得意先からの入金が遅れた」
「得意先が倒産した」
といった返事が多く返ってきます。

これらの答えはいずれも間違いだとはいえないのですが、
実のところこれらは原因ではなく、結果なのです。

とにかく借入の効果は絶大です。汗を流さなくても現金が手に入るのです。
支払手形の決済もできますし、従業員の給与も払えます。
自分の飲み代も出てきます。

借入金による資金繰り改善効果に味を占めると、
ともかく“足りなければ借りる”という発想パターンが身に付きます。

そうなると「なぜ資金が足りなくなるのか」などと考える事もなく、
「借りたものは返さなければならない」などという事を認識する事もなく、
「ただひたすら借りる事だけを考える」という経営者が残念ながら少なくありません。

年間1億円を売る小売店があるとしましょう。
この店が100万円の融資を受けたとします。

年間売上高のわずか1%です。100万円ぐらい誰でも借りられるし、
1年で返済できる自信があるはずです。

しかし実際はこの100万円を1年以内に全部、利息とも返済できる店は、
1億円以上売っている店の内の1/3もありません。

なぜなら、小売店の6割以上は赤字企業だからです。
借入金は利益を出し、所得税を払った残りでしか返済できません。

何もしないのに現金が涌き出た後は、1年間汗水たらして働いても払えない
負債として残ります。これが借入金の実態です。

まず借入金の特徴を知る事です。借入金には次のような特徴があります。
1.習慣になる
2.次第に量が増える
3.一時の現実逃避が可能になる
4.しかし根本的な原因はまったく改善されない
5.一度はまるとなかなか脱出できない
6.誰もが利用しているという言い訳ができる
7.手に入れやすい
8.最後は破綻する

何かの特徴に似ていませんか。そうです。お酒(麻薬かもしれません)です。
中小企業の経営者は、程度の差があれ、借入中毒患者が多いのです。

借入金をいくら使ったところで経営改善を真剣に取り組まなければ、
むしろ「倒産の時期を早めるだけ」ということを知っておく必要があります。


尚、個別守秘相談も毎週月〜金曜日(平日)、
弊社コンサルティングルームにて開催しております。
お気軽にご予約下さいませ。

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