2007/07/18
【ココロとカラダの交差点】vol.24 爪噛みのココロ
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コ コ ロ と カ ラ ダ の 交 差 点
____________ vol.24 ____________ 爪噛みのココロ ________
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最近は、大人になっても、爪噛みが続くケースが多いと聞きます。
爪噛みが示す、その心理とはどんなものなのでしょうか。
◆ ◆ ◆ ◆
息子の爪についての質問です。
小さいときから爪噛みのくせがありました。
今、中学1年生ですが、爪が通常の半分以下になってしまい、
見ていて、かわいそうになるほどの指先です。
自分の体なのに、どうして血が出るほど噛んでしまうのか、
またその行為の後ろにある意味はなになのか、ぜひ教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
◆ ◆ ◆ ◆
私は、クライアントさんと接するとき、その人の爪の状態も観察したりすることが
あるのですが、爪を噛む人は、その観察が利きません。
それが裏付けるように、爪は過去のカラダの情報がいっぱい詰まったところで、
とくに子どもの場合は、その成長過程が表れているのです。
その爪を噛んでしまうという行為は、過去の自分を消してしまいたい、
という潜在意識の欲求を示していることがあります。
また、もともと、動物にとって爪の必要性とは、食べ物の獲得と、自分を守るために
相手を攻撃するためにあると言われています。
人間には、その両方とも必要性がなくなってきましたが、爪はいまだに「攻撃性」を
象徴してはいます。
よく引き合いに出される例としては、自分に弟や妹ができたとき、
嫉妬から、小さい赤ちゃんを攻撃してしまうのではないか、という不安を抱き、
それを未然に防ごうと自ら爪を噛む、ということが挙げられます。
誰かを攻撃してしまうのではないか…。
その衝動を必死に抑える行為が、爪噛みに表れると言うのです。
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さて、爪は1ミリ伸びるのに、約10日を費やすと言います。
面白いことに、伸びる速さの順は、中指、薬指、人差指、親指、小指の順で、
利き手の方が(例えば右利きなら、右手指の方が)若干、速く伸びるそうです。
特にどの爪を噛むのかがわかると、対応する臓器から、そのココロを読み解くことが
可能になるのですが、今回のご質問の場合、お子さんはおそらく全部の爪を噛むので
しょうから、特定臓器からのメッセージというより、もっと…おそらくは外界との
人間関係を表しているものと予測することができます。
そこで、まず親子関係から考えてみましょう。
私が接してきた爪噛みの親子のケースを振り返ると、お母さんがとても美人なことが
多いのです。世に有名なエディプス・コンプレックスが現れるケースでは、お子さんが、
母親に無意識のうちに恋をしている。
あくまでも、無意識に、ですよ。
中学1年生ともなると、それが、父親への反発、というような形で表れます。
「爪の持つ攻撃性」が、恋敵である母親の夫に向けられるわけですね。
多少、夫婦関係がギクシャクしている一般的な父親・母親ならまだしも、
お父さん、お母さんが仲がよい、夫婦でがっちり絆が深いとなると、子どもは
ココロのうちに抑圧している母親への慕情を、もっともっと奥深くに隠さなければ
ならなくなります。
父親を攻撃してはならない、母親を困らせてはいけない…。
こうした気持ちの代償行為として、爪噛みが起こるのです。
これは本人も、ご両親も、まったく自覚のないところで起こるので、
なかなか頭でわかって、はい、おしまい、というわけには行きません。
「爪を噛むのをやめなさい」と言っても、一向におさまらないのと同じことで、
理性で抑えられる代物ではないのです。
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さて、では、どう対してあげればよいのか。
以前、来られた親子のケースでは、息子さんの爪噛み行為や、将来への不安よりも
【お母さん自身が、世間に対し、自分をよく見せようとしていた】という課題に
突き当たりました。
あくまで、この親子の場合ですが(ご質問の方に当てはまるかどうかわかりません)、
このお母さんは、息子に対してはいつも賢母であろうとし、夫に対しては良妻で、
また素敵な女性であろうとしていました。
いつも化粧はきちんとし、外に出れば、身なりもきちんとしています。
取り乱すことなく、気持ちをコントロールする毎日。
しかしながら、自分でも気づかないところで、このお母さんは、日常生活に
疲れを感じていたのです。実は、結婚前の過去の自分に自信がなく、その過去を
払拭するかのように必要以上にキチンと体裁を整えていたのでした。
(過去を消すとは、爪噛みの象徴です!)
期待に応え続ける人生、また、それをきちんとこなし続けてきた人生。
でも、ときどき、吐き気を催すくらいに自己嫌悪に陥ったことがあると
おっしゃっていました。
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ご質問の息子さんは、きっと、能力は高いけど、それを十分、評価してもらえない
ことで悩みやすい性格ではないでしょうか。
勉強も、スポーツも、人並み以上にできます。でも、それを上辺で褒められることに
少々うんざりしています。
「腕力も、学力も、上には上がいる」とか「社会の中では自分の力は大したことは
ない」とか、本気では思っていないことを口にしたりするかも知れません。
つまり、本当に、自分がオンリーワンであることを認めてもらいたがっている。
「能ある鷹は、爪を隠す」のことわざ通り、爪噛みのクセがある子は、特異な能力を
その内側に宿しています。
でも、特異なだけに、それをどう表現したらよいか、わからない。
特に、お母さんが世間に対してきちんとした人だと「では、自分は、ちゃんと社会に
適応できるのだろうか」と要らざる悩みを抱えてしまいます。
そんな時、、、。
いいですか、ここが重要ですよ、、、
お母さんの意外な一面に触れることが、子どもにとって、一番の安心剤になります。
例えば、ジーパンの後ポッケに小銭を入れて、いっしょにゲームセンターに繰り出す。
例えば、お母さんだけの買い物につき合わせて、息子に服を選んでもらう。
(家族のための買い物でないこと!)
何でもいいんですが、とにかく、いつも見せている母親のイメージを覆すことが
ポイントです。
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「爪」が持つ、メタフィジカル(構造・形の奥にある意味合い)な意味にはもう一つ、
こんなことがあります。
爪を構成している成分は、骨や歯のようなカルシウムではなく「ケラチン」という
アミノ酸の集まりです。
行き過ぎたケラチンを分解するのは、なんと、カビなんですね。
水虫に代表される白癬菌などは、足の角質層にケラチンがやたらと増えたときに、
増殖します。爪にも爪白癬なんて言って、感染するときがあるくらいです。
カビの持つメタフィジカルな意味合いは「浄化」です。
爪噛みをする息子さんをカビになぞらえるなんて、失礼をお許し頂きたいのですが、
「浄化」という意味では、子どもの爪噛みは、まさしく家族の行き詰まりの空気の
「浄化」を象徴している、とも言えます。
息子さんの爪噛み自体は、彼自身が治していく、貴重な人生体験の材料です。
お母さんはお母さんで、爪噛みのことは彼に任せて、これをきっかけにご自身の
イメージをリニューアルすること、過去の自分と今の自分をつなげることを
ぜひ、心がけてみて下さい。
うちにいらっしゃる親子のクライアントさんによく言うのですが、
「お母さんはいいから、あなたは幸せになりなさい」というのは、子どもにとっては
非常に受け取りにくいメッセージなのです。幸せは、お母さん自身が感じていないと、
子どもには伝わらない。
お母さんがお母さんの人生に向き合ったなら、きっと、息子さんの爪噛みなんて
気にならなくなるでしょうし、爪噛み自体、消えていくでしょう。
そうなることを祈念して、、、 ご参考になれば、幸いです!
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