バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジンn.87
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バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
2008/08/16:n.0087 (2006/12/21 創刊) (毎週土曜or日曜日発行)
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ちょっとした情報提供等、何でもけっこうです。投稿は、
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■ 目 次 ■
(1)ラッセルに関する著作や発言等からの引用
(2)ラッセル著書・訳書及びラッセル関係著作の目次など
編 集 後 記
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(1)ラッセルに関する著作や発言等からの引用(再編集しアップロード)
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★N. ウィーナー「解放−ケンブリッジ、1913年6月〜1914年4月」(出典:N.ウ
ィーナー(著),鎮目恭夫(訳)『神童から俗人へ』(みすず書房,1983年1月)から)
http://russell.cool.ne.jp/WIENER-N.HTM
・・・。私はバートランド・ラッセルの二つのコースをとった。一つは感覚デ
ータに関する彼の見解のきわめて洗練された説明であった。もう一つのコース
は『プリンキピア・マテマティカ』の講読のコースだった。第一のコースでは
私は、感覚データの窮極的な本性についての彼の見解を受け入れることができ
なかった。私は今までつねに、感覚データは構成物であると−−ただし、受け
身の構成物、すなわちプラトンのイデアとは正反対の方向の構成物だが、プラ
トンの場合と同様に未加工のなまの感覚的経験からははるかに遠い構成物であ
る−−と考えてきた。しかしこの点についてのちがいを別にすれば、私にとっ
てラッセルのこのコースは新しいものであり、すばらしく魅力的なものであっ
た。とくに、そこで私は、初めてアインシュタインの相対性理論と、観測者の
役割に対する新しい重視とを知った。・・・。
★D. F. ピアーズ「論理的原子主義−ラッセルとウィトゲンシュタイン」(出典:
エイヤー他著『(改訂)哲学の革命』(関書院新社,1957年)から)
http://russell.cool.ne.jp/PEARS-DF.HTM
・・・。けれどもヒュームが、哲学者は観念の心理分析をおこなうべきだ、と
信じたのに反して、ラッセルは、分析は命題にかかわらなければならぬ、と主
張し、それゆえラッセルは、彼の主張する類いの原子主義を論理的と限定した
のであります。だからこの点でラッセルは、むしろヒュームよりかブラッドリ
ーと同意見だったことがお判りでしょう。なぜならばウォルハイムさんが指摘
されたように、哲学者は論理学を学び、心理学を避けねばならぬことを、プラ
ッドリーは大いに主張したからです。・・・。
★柿村峻(訳)『哲学入門』(社会思想研究会出版部,1953年2月)への訳者あとがき
http://russell.cool.ne.jp/07T-POS2.HTM
・・・。この書には、種々の特色あるが、要約すると次の二つになると思う。
その一つは、哲学を研究する態度、哲学の精神を平易な文章を以って明らかに
した点である。彼は観念的に走らず、たえず卑近な例を駆使して、現象、実体、
物質、知識、概念、真理、哲学の価値及びその本質等の哲学の峰々を心ゆくば
かり案内し、じゅんじゅんと「愛知」の精神をさとしている。・・・。
★牧野力(訳)『武器なき勝利』(理想社,1964年7月)への訳者あとがき
http://russell.cool.ne.jp/60T-POST.HTM
引用省略
★牧野力(訳)『民主主義とは何か, 自由とは何か』(理想社,1962年5月)への訳
者あとがき
http://russell.cool.ne.jp/57T-POS2.HTM
引用省略
★市井三郎(訳)『西洋哲学史−古代より現代にいたる政治的・社会的諸条件との
関連における哲学史』(上中下3分冊版)(みすず書房,1954年12月〜1956年1月)
への訳者あとがき
http://russell.cool.ne.jp/38TPOS31.HTM
・・・。わたしはこのようにひどく歪曲された批判を、ある種の唯物論者がお
こなったことを、彼等のために惜しみたい。ただラッセルが、マルキシズム(及
びそのソヴェート的実践)に対していだいているイギリス人らしい誤解は、確か
に見出されるのであって、それはこの第1巻よりは、第2巻以降にあらわにな
る。そのことは、第2巻以降の「訳者あとがき」で指摘するつもりでいる。
(松下注:市井氏は上巻でこのように書いたが、その後ラッセルの真意を理解
したらしく、中巻のあとがきで、上巻の発言について訂正はせずに次のように
書いている。「・・・。つまりラッセルは、彼のような立場の人間としては、
マルクスをかなり正しく見ているのであって、「対照辞引」に見出されるよう
な発言は、マルクスそのひとよりも、その追随者あるいはソヴェートにおける
その政治的実践者について、イギリス知識人の持っている根強い見解を表明し
たものと見るべきであろう。」・・・。)
http://russell.cool.ne.jp/38TPOS32.HTM
http://russell.cool.ne.jp/38TPOS33.HTM
・・・。しかしラッセルは、いうまでもなく哲学の異なれる2部分、というも
のに然るべき考慮を払っている。非個人的な議論によって妥当性の検討がなさ
れ得る部分と、そうでない価値感に関する部分とである。後者に関する限り、
他人への批判は、みずからの価値感を「文学的に」説得すること以外にないの
であって、ラッセルは例えばニーチェ哲学の批判を、仏陀対ニ一チェの架空会
見記を創作することによってしか、果し得なかったわけだ。・・・。
★日高一輝(訳)『ラッセル自叙伝』全3巻(理想社刊、1968-1973)への訳者あと
がき
http://russell.cool.ne.jp/62T-POS1.HTM (第1巻へのあとがき)
ラッセルが自叙伝を書きつづっていることを知ったのは、1959年の夏から1962
年の春にかけて、ロンドンでラッセルの声咳(松下注:普通は、「謦咳」)に
接している時であったが、そのときは、自分の生きている間は世に出さないの
だと語っておられた。ところが一昨年(1966年)お目にかかったときは、やはり
発表することになったと言って、せっせと筆をはこんでおられた。それも、第
1巻だけで、あとは死後に出してもらうよ、というお話であったのが、昨年の
春に訪れた時は、第2巻も出すことになったとのことであった。・・・。
http://russell.cool.ne.jp/62T-POS2.HTM (第2巻へのあとがき)
・・・。ラッセルは青年を愛する。「青年だけが頼りだ」とも言う。そのヤン
ガー・ジェネレーションがいまはどうだろうか。世界的現象になっている学生
騒動には、ラッセルも深く心を痛めている。どうしたらいいと彼は考え――ど
うアドヴァイスしてくれているだろうか。
ラッセルは語る――現代は価値の転換期だ。われわれは「核」の出現とともに
ニュー・エージに入った。戦争をしてはならない時代である。軍拡をしたり、
戦争手段で欲求を遂げようとするのは時代逆行である。それをあえてするのは、
所有衝動と権力支配の勢力、すなわち帝国主義的キャピタリストとミリタリス
トのしわざである。それを許してはならない。それに隷属してはいけない。そ
れに関係のある機構は改革しなければならない。・・・。
http://russell.cool.ne.jp/62T-KAI.HTM (第3巻訳者解説)
引用省略
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(2)ラッセル著書・訳書及びラッセル関係著作の目次
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★ラッセル原著目次及び表紙画像一覧
http://russell.cool.ne.jp/E-ORIGL1.HTM
原著目次一覧ページのレイアウト変更作業はほぼ終わりました。必要の都度、
上記のページから各著作の目次、出版情報をご確認ください。
先週以降に更新した各著作の目次の紹介は省略します。
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編集後記
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夏休み期間中、時間がとれる時に頑張ろうと、ラッセル原著及び邦訳書の目次
等紹介ページのレイアウト変更作業を集中的に行いました。
しかし、世の中は夏休み(及び北京オリンピック観戦)モードのようです。
Google Analytics でラッセルのホームページへのアクセス状況を見ると、夏休
み期間中(帰省期間中)ということもあって、さすがにこの1週間は3割位、
アクセス数が減少しています。
少し頑張りすぎたようですので、向こう3日間、ホームページの更新を休止し
ます。(松下彰良)
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■編集・発行:(松下彰良・まつしたあきよし)
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