2009/12/16
くまさんの介護日記
-------------------------------------------------- 1-25年末恒例の検診 -------------------------------------------------- 介護保険認定のために、一昨年から年末になると、病院にはなさんをつれていく。 早いもので、今年も、そんな時期がきてしまった。 -------------------------------------------------- 1-25-1朝7:45分出発 -------------------------------------------------- 今年で3回目に年末恒例となったはなさんの診断である。 最初の年は、家の近くの診療所にお願いしたのだが、専門医もいないため、診断に不安を抱いていた。 20年来の知人の義母が認知症でお世話になった病院がいいという推薦があり、昨年から、別の病院に変えたのである。 ここは認知症の専門医が常駐しており、地域でも評判の高い病院である。 昨年は、受付が11時まで、ということで、10:30に病院に着くようにしたのだが、これが大失敗。 全部が終わったのが、14:30という、4時間も病院に滞在することとなった。 これに懲りたので、今年は、何とか受け使い紙時間に間に合うようにと家を7:45分に出発した。 出掛ける前にはなさんに朝食を作らなければならないので、6:45に起床し、 7:00前にははなさんの食事作りをスタートさせようと下に降りていったのである。 寝ているのかな、とドアの隙間を見ると部屋に電気がついている。 起きているので、声を掛け、部屋に入ると、下着(ももひき)をはこうとしている。 「どうしたの?」 「だいぶ洗濯していなかったので、洗濯したの」 「はこうとしている下着は乾いているの」 「う~ん」 という状況だったので、新しい下着を出し、着替えてもらうことにした。 最近少しずつだが、失禁が増えている。しかし、今日で3日連続で失禁である。 失禁といっても、布団までぬらすほどではないが、下着はしっかりとぬれている。 多いときはパジャマまで少しぬれる、といったことが起こり始めているのだ。 新しい下着に着替えている間に、朝食の準備をする。冷凍食材と、ご飯を温め、混ぜたものがはなさんの定番。 これまでは、おかずとご飯は別の器に盛りつけていたのだが、 テーブルに出すと、はなさん全部をご飯のお皿に移し替え、しっかりと混ぜ合わせてしまう。 こんな状態が3ヶ月ほど続いたので、最近は、煮豆、煮イモ以外の食材は、ほとんど混ぜてしまっている。 はなさんの食事時間は40分から1時間。食事の準備をし、私たちも朝食を取る。 7時35分に降りると、ほとんど食事が終わっていたので、着替えを用意し、いよいよ出発である。 -------------------------------------------------- 1-25-2昨年よりはだいぶすいている -------------------------------------------------- 昨年は、待合室に人があふれている状態だったが、今年は、到着が早かったこともあり、受付番号14番であった。 診察券を見ると、昨年は11月にきているので、1年以上の時が過ぎている。受付をすると、 「1年以上たっていますので、初診扱いになります」 とのこと。つまり、初診料がかかりますよ、ということである。 来年覚えていたら12月15日までに受診しようと今日は思ったが、 そんなことはきっと忘却のかなたに飛んで行っているのだろうな...。 待つこと40分、看護師さんとの面談が始まった。テスト、というか聞き取り調査である。 「生年月日は」→答えられず 「今日は何日」→答えられず 「今の気節は」→答えられず 「みかん、くつ、とけいを覚えてくださいね」→覚えられる ・・・・ といったQ&Aが行われたが、今回は全滅状態である。 だけでなく、答えられない質問に対しては、全く関係ない話題に話をもっていくのである。 「今日は何日ですか?」 「今日は朝早かったのよねぇ」 「そうですかぁ。で、今日は何日ですか?」 「最近忙しくて、よく覚えていないんですよね」 ・・・・ のような感じである。 本人へのヒアリングが終わり、私たちとの一問一答である。 普段の生活、生活する上で困ったことなどを看護師さんに報告。 さらに、最近食事が全くコントロールできなくなっていること、失禁が多くなっていることなどを話しておいた。 -------------------------------------------------- 1-25-3先生の診断は、アルツハイマーによる認知症 -------------------------------------------------- はなさん、認知症であることは間違いないのだが、加齢によるものなのか、 病気なのか、なかなか医師は診断をしなかったのだが、今日の医師は、 「レントゲン写真からも脳の縮退が認められ、加齢ではなく、アルツハイマー型認知症ですね」 という診断を下していた。 看護師さんとの面談結果を踏まえ担当医師が、 「はなさん、物忘れで困ったことはありませんかぁ」 「いいえ、困ることは全然ありません」(きっぱりと断言) そりゃそうだ、はなさん困らなくても、私たちが困るんだもの、と思わず吹き出しそうになってしまった。 現在はなさんに関しての最大の心配事は、食事である。 今年の秋ぐらいから、自分で食事の支度をすることが困難になってきている。 このため、私か家内が食事の準備をするのだが、いくら自由業だからと行って、 毎回食事の用意ができるわけではない。 そこで、2食分、3食分をまとめて作り、器を分けておくのである。 最近は、朝7時頃から朝食が始まり、多いときは、10:30、12:00、3:00と4回。 その後午睡(というよりはなさんにとっては夜なんでしょう)に入り、夜10時から12時の間に起き出し、食事。 こんな生活リズムとなっている。 担当の医師に相談すると、 「できるだけ、3食規則正しく食事を出すようにしてください。 午睡を起こしてまでの必要性はありませんが、できるだけ、夜寝る、という習慣を崩さないように。 食事に関しては、おなかいっぱいという感覚がなくなってくる人もいます。 このような人では、常に食べ続ける、といったことが発生し、 糖尿病、高脂血症、高血圧といった病気も心配しなければならなくなりますので...」 というのである。 帰りの車の中で家内と、 「下の冷蔵庫に食材をしまっておくこともどこかのタイミングで考えなければならなくなってきているね」 と今後どうするのか決めなければならない状況になっている。 おまけ 最新情報 老健に入所して、早いもので、もう2週間が経過している。だいぶ施設になれたようで、 入所当時頻繁だった失禁も少し落ち着いているとのこと。私は、入所後3回しか行っていない。 家内は、衣料品に名前を付けたり、クリーニングに出せない衣料を受け取りにというように、 3~4日に一回の頻度で行っている。この違いからだろうか、 さすがに「どちら様」とはいわれなかったが、 私が誰なのか、はっきり認識できなくなっている。 1ヶ月以上空けると、きっと 「どちら様ですか?」 となるのだろうな、と帰り道、家内と話している。


