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2009/11/23

フォーランド週刊レポート[2009年11月23日号]/手数料0円+スプ2銭+最高水準スワップ+信託保全

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┼┼       フォーランド週刊レポート [2009年11月23日号/No.152]     ┼┼
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┼┼    先週の市況ダイジェスト+今週の予想と展望を一挙公開!   ┼┼
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■先週の市況ダイジェスト(2009.11.16~20)
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11月16日(月)------------------------------------------------------------
東京市場では朝方発表された本邦第3四半期GDP・1次速報値の上振れを受けて上
昇して始まった日経平均が、本邦銀行大手などの大型増資に対する警戒感から上
値が重く、一転して下げ幅を拡大する展開になるとクロス円全般で円買いが強ま
り、ドル/円は一時89.40円付近へと下落。その後はNY金先物の史上最高値更新や
GLOBEXのNYダウ先物の堅調推移を背景にリスク選好ムードが広がるとクロスでの
円売りが強まり、東京市場中盤にドル/円は89.70円付近へと反発。

欧州市場では外債償還絡みの円転が入った一方、株高・商品高を受けたクロスで
の円売りもあり、ドル/円は概ね89.50円前後での方向感の乏しい展開となった。
NY市場に入ると米小売売上高が予想を上回ったものの自動車を除いた同売上高は
予想に及ばなかったほか、NY地区連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回ったこ
ともあり、リスク回避のドル買いと円買いが交錯したことから、米景気指標を受
けたドル/円への影響は限定的となった。その後は商品相場の堅調推移を背景に
NYダウが大幅上昇したことを受けてドル売りが強まると、ドル/円は89.25円付近
へと下落。

しかし、バーナンキFRB議長の「FRBの政策は強いドルに貢献するだろう。ドルの
価値の変化を注視している」との発言を受けて、ドル/円は一時的に89.60円付近
へと急反発する局面もみられたものの、同時にバーナンキFRB議長の低金利長期
継続を示唆する発言が確認されると一転してドル売りが強まり、NY市場終盤にか
けて88.75円付近まで反落した。

ユーロ/ドルはバーナンキFRB議長の強いドル発言が材料視され、NY市場では
1.4880付近へと下落したものの、同議長が低金利を長期間維持する意向を改めて
示したことからドルが売り戻され、NY市場終盤には1.5010付近まで反発した。
ユーロ/円はドル/円が89.00円台割れまで下落したことにつられて、NY市場では
133.20円付近までじり安の展開となった。

11月17日(火)------------------------------------------------------------
東京市場朝方はコーンFRB副議長が低金利長期化を支援する発言をしたこともあ
りドル/円は88.95円付近まで下落したものの、その後は米中首脳会談を控えて
89.10円前後でこう着が続いた。人民元の柔軟化を巡り注目を集めた米中首脳会
談後では、胡錦濤・中国国家主席は人民元に言及せず、オバマ米大統領も「人民
元相場を市場原理に近づけるとの意向を歓迎する」と述べるにとどまったことか
ら大きな反応はみられなかった。

欧州市場に入ると東京市場序盤に発表されたハト派的な豪準備銀行理事会議事録
が蒸し返される形で豪ドル/円が下落しクロスでの円買いが活発化したこともあ
り、ドル/円は88.75円付近まで下落。しかし、株安・商品安を受けてリスク回避
姿勢が強まる中、次第にドルの買い戻しが優勢になると、NY市場にかけて89.40
円付近へと反発。また、トリシェECB総裁が「バーナンキFRB議長の強いドル発言
を歓迎する」などと発言するなど、強いドルに言及した前日のバーナンキFRB議
長の発言が蒸し返されたこともドルのサポート要因となった。その後はNYダウが
序盤に前日比40ドル超の下落となったことを背景に全般的にドルの買い戻しがさ
らに進むと、ドル/円も一時89.50円付近まで続伸。

しかし、米主要企業の投資判断引き上げや原油高が下支えとなる中、NYダウは後
半にかけて前日比プラス圏へと転じ同30ドル高で終了。リスク回避のドル買い戻
しも一服となり、ドル/円はNY市場終盤に89.20円付近へと反落した。

ユーロは欧州市場ではNY金先物の下落や株価軟調を受けてユーロ/ドルは1.4810
付近、ユーロ/円も132.45円付近まで下落。その後はNY金先物が下げ渋り、NYダ
ウも上昇に転じたことを背景にユーロ売りも一服する中、ユンケル・ユーログ
ループ議長が「ユーロは懸念する水準には達していない」と発言したこともあり、
NY市場終盤にかけてユーロ/ドルは1.4875付近、ユーロ/円も132.85円付近まで反
発した。

11月18日(水)------------------------------------------------------------
東京市場ではGLOBEXのNYダウ先物の軟調推移に加えて、経営難に陥っているJAL
を巡る懸念から大手銀行株が売られたほか、本邦大手企業の相次ぐ増資計画が引
き続き嫌気されたことを背景に、日経平均が下げ幅を拡大するとクロスでの円買
いがやや強まり、ドル/円は89.10円付近へと下落。その後は新規の取引材料に乏
しい展開となり同水準付近での小動きに終始した。欧州市場では株高・商品高を
背景としたリスク選好のドル売りが円売りにやや勝ったことから、ドル/円は一
時
89.00円付近へと小幅に続落したものの、積極的に売り込む材料も見当たらず、
リスク選好の高まりを受けたクロスでの円売りにもサポートされて下げ渋る展開
となった。

NY市場に入ると発表された米経済指標がまちまちの内容となったことを背景に、
ドル/円は89.25円前後で売買が交錯したものの、ブラード・セントルイス地区連
銀総裁が「過去のケースと同様に、利上げの開始時期はリセッション終了後2年
半から3年経過した後」と2012年まで利上げが見送られる可能性を示唆したこと
を受けてドル売りが強まったことから、ドル/円は89.10円付近まで小幅に下落。
その後はNYダウの下げ渋りや商品高を背景にクロス円での円売りにサポートされ
ドル/円は水準を切り上げると、NY市場終盤には米長期金利の上昇を受けて89.50
円付近へと続伸した。

ユーロはNY市場では米住宅着工件数の大幅下振れや、ブラード・セントルイス連
銀総裁が低金利の長期化に言及したこともあり、ユーロ/ドルは1.4985付近へと
上昇し、ユーロ/円も134.00円付近へと連れ高となった。

11月19日(木)------------------------------------------------------------
東京市場では本邦大手企業の相次ぐ公募増資発表による需給悪化懸念が引き続き
重石となり、日経平均が一時前日比180円あまり下げ幅を拡大する展開になった
ほか、GLOBEXのNYダウ先物や昨日史上最高値を更新したNY金先物の調整を背景に
リスク選好姿勢が後退しクロスでの円買いが強まったことから、中盤にかけてド
ル/円は89.10円付近まで反落。欧州勢参入後もGLOBEXのNYダウ先物の下げ幅拡大
や商品相場の一段安を背景にリスク回避の円買いが強まり、ドル/円は88.85円付
近へと反落。

NY市場序盤には米雇用関連指標の下振れを受けて一時88.65円付近へと続落した
ものの、NY市場終盤にかけてはNYダウが下げ渋る展開となる中、クロスで円が売
り戻されたこともあり89.05円付近まで反発した。

ユーロは株安・商品安を受けてリスク回避の売りが強まったことに加えて、ユン
ケル・ユーログループ議長が「ドルはあまりに弱く、ユーロは過大評価されてい
る」と述べたこともあり、NY市場にかけてユーロ/ドルは1.4845付近、ユーロ/円
も131.80円付近まで下落。しかし、NYダウが下げ幅を縮小したほか、NY金先物が
持ち直したこともありショートカバーが優勢となると、ロンドン・フィクシング
絡みのフローも追い風となり、NY市場終盤にユーロ/ドルは1.4930付近、
ユーロ/円も132.90円付近まで反発した。

11月20日(金)------------------------------------------------------------
東京市場では株安連鎖・商品安を背景にリスク回避ムードが優勢となった海外市
場の地合いを引き継ぐ中、上海株が下落して始まったことも重石となり、日経平
均が前引けにかけて前日比125円まで下げ幅を拡大するとクロス円全般でリスク
回避の円買いが優勢となり、ドル/円は一時88.85円付近まで下落。その後は日経
平均を含むアジア株やGLOBEXのNYダウ先物が下げ幅を縮小する展開となり、リス
ク回避姿勢の後退に伴うドル売り・円売りが交錯するとドル/円は方向感に乏し
くなり、88円台後半でのもみ合いが継続した。

なお、日銀金融政策決定会合では予想通り全員一致で政策金利を0.10%、長期国
債買い入れ額も月1兆8千億円に据え置くことを決定したものの、市場の反応は鈍
かった。欧州市場では株安・商品安を背景としたリスク回避のドル買いが優勢と
なるとドル/円は89.05円付近まで上昇したものの、NY市場では日本の3連休や米
感謝祭休暇を控えて見送りムードが強まる中、終盤にかけて88.95円前後でこう
着が続いた。

ユーロは株安・商品安を受けてリスク回避の売りが優勢となったことから下値を
試す展開となり、欧州市場でユーロ/ドルは1.4800付近、ユーロ/円も131.80円付
近まで下落。しかし、NYダウや商品相場が下げ渋る展開になると買い戻しが入り、
NY市場終盤にユーロ/ドルは1.4875付近、ユーロ/円も132.40円付近まで反発した。

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■今週の注目点と各通貨のポイント(2009.11.23~27)
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先週はバーナンキFRB議長が「長期間にわたり政策金利を異例の低水準とするこ
とが正当化される状況が続く公算が大きい」と事実上のゼロ金利政策継続を改め
て表明したことを背景に、FF金利先物では来年9月まで利上げが行われない可能
性を織り込み始めた。一方、日銀も金融政策決定会合で「極めて緩和的な金融環
境を維持」することを表明。日本政府は月例経済報告で3年5ヶ月ぶりの「デフレ
入り」を宣言した。また、経済協力開発機構 (OECD)は先週、「FRBとECBは2010
年末近くまで政策金利を据え置くと想定」との報告を発表し、日本、英国、カナ
ダに対しては「2010-11年を通じ政策金利を据え置くべき」と指摘するなど、来
年も世界主要各国で低金利が継続するとの見方が強まってきた。

今週は各通貨とも積極的な売買材料が乏しい上、月曜日は日本が勤労感謝の日で
祝日となり、木曜日は米国市場が感謝祭で休場となることから、全体的に方向感
が乏しくなる可能性が高いだろう。一方、株式市場と商品市場の上昇は一服して
おり、リスク選好姿勢はやや低下している状況にあるほか、ヘッジファンド勢の
11月末決算や休暇前の利益確定、ポジション解消の動きがかく乱要因となる可能
性もあり、リスク回避・リパトリのドル買いや円買いの動きには注意したい。

■ドル------------------------------------------------------------------
先週はオバマ米大統領の訪中で人民元の切り上げ期待が高まったものの、注目さ
れた共同記者会見では胡錦濤・中国国家主席は人民元に言及せず、オバマ米大統
領も「市場ベースの為替レートに移行するとの中国の意向を歓迎する。市場ベー
スの為替相場は不均衡の是正に有益だろう」と述べるにとどまったほか、翌日に
は中国人民銀行金融政策委員会の樊綱委員が「人民元の上昇を再開するかどうか
は複雑な決定で、国務院の所管だ」と発言するなど、人民元を巡る思惑的な円買
いも下火になりつつある。

また、日米ともに低金利の長期継続が予想されることを背景にドル・円ともに不
人気通貨となっており、今週もドル/円は基本的に88-90円のレンジで一進一退
の展開が続く可能性が高いとみる。ただし、月末週で本邦輸出企業のドル売り圧
力が強まると予想されるほか、ファンド勢の利益確定でクロス円が円高に振れる
可能性があることから、需給面からは下値不安が払拭できない状況にあろう。

また、本邦メガバンクの増資に伴う海外投資家の円買いの思惑も高まりそうだ。
月曜日の東京市場が休場となるほか、木曜日には米感謝祭休暇を控えていること
もあり、方向感に乏しく薄商いが見込まれる中、この機に乗じて投機筋が10月安
値の88.00円突破を仕掛ける可能性もないとはいえず、弱気バイアスを維持する
べきだろう。

■ユーロ----------------------------------------------------------------
先週、トリシェECB総裁は「危機対策は時間とともに中毒を引き起こすことが考
えられ、恒久的な解決策とはならない。景気刺激策の解除はタイムリーかつ段階
的に行う」と発言しており、危機対応の量的緩和政策は段階的に解除する意向と
みられているものの、利上げにはまだ道のりは長いと考えられており、ECBも来
年後半まで政策金利を据え置くとの見方が強まってきている。また、株高・商品
高によるリスク選好の流れが一服していることもあり、ユーロを積極的に買い進
むべき理由は現在のところ見当たらない状況にあろう。

テクニカル的にも対ドルは1.50台中盤にダブル・トップの天井が形成されており、
当面は持ち合い圏形成もしくは下値を試す可能性が高まっている。月末が近づき
ヘッジファンド勢の手仕舞いやリパトリの動きが強まることも考えられ、今週は
やや下値リスクを警戒したい。

対円は日経平均が4ヶ月ぶりに9500円台を割り込み、NYダウも上昇一服となった
ことから、クロス円全般でリスク回避の円買いが強まり131円台後半まで下落し
た。今週は木曜日に米感謝祭休暇を控えている中、重要イベントも少ないことか
ら、株式市場の上昇期待は持ちづらく、月末に向けて調整がさらに続くリスクを
想定しておくべきだろう。ECBの利上げ期待も来年後半まで後ずれしており、積
極的にユーロ買いを進めるほど日欧の金利差も大きくない中、今週は株価や商品
市場の動向を横目に下値を探る展開が続くとみる。

■ポンド----------------------------------------------------------------
先週は水曜日に公表された11月4・5日分の英中銀金融政策委員会議事録で「準備
預金金利の引き下げも将来の選択肢として協議した」ことが明らかになったほか、
木曜日の英小売売上高指数が予想を下回ったこともあり、対ドルは1.64台後半、
対円も146円台中盤まで大幅に下落した。

フィッシャー英中銀理事が「量的緩和策は来年2月の金融政策委員会で終了・継
続を決定するだろう」と発言するなど、少なくとも2月までは現行の金融緩和政
策が継続されることが確実視されており、量的緩和の拡大や準備預金金利の引き
下げなど追加金融緩和の可能性も払拭できない状況にあろう。市場が考えていた
よりも英中銀の金融政策スタンスがはるかにハト派寄りであることが失望を深め
ており、今週もポンドは軟調な地合いが続きそうだ。

■豪ドル----------------------------------------------------------------
先週は株高・商品高の一服を受けたリスク・オフの動きや、11月末決算を睨んだ
ヘッジファンド勢の手仕舞い売りを受けて、対ドルは0.90台後半、対円も80円台
後半へと下落。今週も月末を控えた利益確定やリパトリの動きに影響されやすく、
上値は重くなりそうだ。来週火曜日の豪準備銀行理事会では0.25%の追加利上げ
を予想する向きが多勢を占めているものの、先週公表された11月3日開催分の豪
準備銀行理事会議事録では「早期に解除するリスクと低金利を長期間継続するリ
スクの間でバランスを取る必要がある。豪ドルの上昇が生産とインフレを抑制す
る可能性がある」など慎重な表現も目立っており、市場のコンセンサスも流動的
となりそうだ。慎重スタンスで臨むべきだろう。

■NZドル----------------------------------------------------------------
先週はキーNZ首相が「2010年中頃より前に政策金利の引き上げはないだろう」と
発言したことを背景に、NZの利上げ期待は一段と後退。また、NZ第3四半期生産
者物価仕入・出荷指数が予想外のマイナスとなったほか、NZ野党労働党のフィ
ル・ゴフ党首が現行のNZ準備銀行の政策運営に関して「金利設定によりインフレ
を目標圏内に維持する方法は、為替や輸出産業に悪影響を及ぼす。為替相場の安
定性や通貨の競争力を可能な限り維持する政策に変更すべきだ」などと発言した
こともNZドルのマイナス要因となり、株高一服によるリスク・オフの流れも相ま
って対ドルは0.72台前半、対円も64円台前半まで大幅に下落する展開となった。

今週は月末を控えてリスク回避の流れが強まると予想され、高リスク通貨全体に
下押し圧力が高まる可能性が高いとみる。一目均衡表をみると対円は日足が先行
スパンの雲の下限を割り込んで三役絶対売りシグナルが点灯しており、テクニカ
ル的にも弱気局面入りのリスクが浮上している状況にあろう。

■カナダドル------------------------------------------------------------
先週は株高一服によるリスク・オフの流れや、月末を睨んだヘッジファンド勢の
手仕舞い売りを受けて、ドル/カナダドルは1.07台前半へと上昇し、対円は82円
台後半まで下落した。カーニー・カナダ中銀総裁は来年6月末まで政策金利を現
行の0.25%で据え置く方針を強調するとともに、「想定以上のカナダドルの上昇
は経済成長のリスクとなる。ダウンサイド・リスクが顕在化した場合は柔軟性を
もって対処する」と一段とハト派的な見解を示しており、量的緩和など非伝統的
政策に踏み込む可能性もくすぶっている。株価や商品相場の値動きに一喜一憂し
ながらも、基調としては下値を探る展開が続くとみる。

■南ア・ランド----------------------------------------------------------
先週は市場全体にリスク回避・資源国通貨手仕舞い売りの流れが強まったことか
ら、対円は11.70円付近へと下落した。南ア準備銀行金融政策委員会では予想通
り政策金利を7.00%に据え置くことを決定したものの、マーカス南ア準備銀行新
総裁は「今回違うアプローチを取るには、あまりにも不確実性が高かった」と発
言するなど、利下げサイクルの終了を示唆しており、次回会合では金融緩和策の
解除に向けてより明確なシグナルを発してくる可能性があるだろう。

また、マーカス同中銀総裁は「為替レートを設定するために介入しない」と明言
しており、固定レート導入の観測も完全否定された形となった。南アランドは金
利が高く、通貨選択型ファンドなど外貨投信ではブラジルレアルと並んで人気が
高いことから、押し目では個人マネーの流入にもサポートされそうだ。11円台で
は底堅い展開を予想する。

■スイスフラン----------------------------------------------------------
先週は月末を睨んだリパトリの動きや株高・商品高の一服を受けたリスク回避の
流れから、ドル/スイスフランは1.02台前半へと上昇し、対円は87円台前半へと
下落した。また、米格付け会社ムーディーズがスイス金融大手UBSの格付けを「A
a2」から「Aa3」に引き下げると発表したことも響いた。ロート・スイス国立銀
行総裁は「スイス経済が来年も依然困難な状況となる懸念があり、リセッション
からの脱却には過去経験したよりもはるかに長い時間を要するだろう」と慎重な
見方を示しており、スイスも低金利を長期継続する可能性が高まっている。

ただし、日米欧とも利上げ観測は遠のいており金利動向による優劣はつけがたい
ことに加えて、ポンドが欧州通貨内で大きく売り込まれていることから、相対的
にはスイスフランが買われやすい地合いでもあろう。今週は日米の休日を挟むほ
か、手掛かり材料にも乏しい中、株価や金相場の値動きを睨みながら一進一退の
展開が続きそうだ。

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