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2009/11/09

フォーランド週刊レポート[2009年11月9日号]/手数料0円+スプ2銭+最高水準スワップ+信託保全

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┼┼       フォーランド週刊レポート [2009年11月9日号/No.150]      ┼┼
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┼┼    先週の市況ダイジェスト+今週の予想と展望を一挙公開!   ┼┼
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■先週の市況ダイジェスト(2009.11.2~6)
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11月2日(月)------------------------------------------------------------
東京市場朝方は米商業金融大手CITグループが米連邦破産法を適用申請するなど
金融不安の高まりを背景にリスク回避の円買いが優勢となったことから、
ドル/円は一時89.20円付近まで急落。また、本邦個人投資家からの損失確定の円
買いにより南ア・ランド/円が急落したことも波及した。しかし、投げ売りが一
巡し下げ止まると、東京市場序盤は本邦輸入企業や投資家の買いが入ったことも
あり、ドル/円は90円台を回復。

また、日経平均は先週末のNYダウの大幅下落や円高基調を嫌気し序盤に一時前週
末比300円近く下げ幅を拡大するなど軟調な値動きとなったものの、GLOBEXのNY
ダウ先物の堅調推移のほか、軟調に始まった上海株が好調な中国PMIを受けて持
ち直しクロス円全般で円売りが優勢となったことから、ドル/円は90.25円付近ま
で上昇。欧州市場にかけてはFOMCや米雇用統計など重要イベントが目白押しとな
っていることもあり様子見ムードも強く、90.10円付近を挟んで方向感の乏しい
展開となった。

NY市場では、米ISM製造業景況指数や米中古住宅販売保留の上振れを受けて、NY
ダウが一時前週末比140ドル超まで上げ幅を拡大する局面では円売りが強まり、
ドル/円も一時90.70円付近まで続伸。また、強い米景気指標を受けた米長期金利
の急上昇も対円でのドル買いを後押しした。

ユーロは米CITグループの破たんを受けて東京市場朝方にユーロ/ドルは一時
1.4685付近、ユーロ/円も131.00円付近まで下落したものの、NY市場ではNYダウ
が上昇したことから、ユーロ/ドルは1.4730付近、ユーロ/円も134.50円付近まで
反発。その後はNYダウが上げ幅を縮小する動きとなると、ユーロ/ドルは1.4730
付近、ユーロ/円も133.00円付近まで押し戻された。

11月3日(火)------------------------------------------------------------
東京市場が文化の日で休場となる中、アジア時間では豪準備銀行理事会後の声明
を受けて積極的な利上げ観測が後退するなど豪ドル/円を中心にクロス円での円
買いが強まったことが波及し、ドル/円も弱含みとなった。その後はスイス金融
大手UBSの赤字決算や英政府による英銀大手RBSへの公的資金注入発表など欧州金
融機関を巡る不透明感が高まったことを受けて、欧州株が大幅下落するとリスク
回避の円買いが強まり、欧州市場序盤にドル/円は一時89.90円付近まで下落。

しかし、NY市場序盤は前日比マイナス圏で始まったNYダウが大型M&Aの発表など
が支援材料となり下値も堅く下げ渋ったこともあり、クロス円全般で円売りが強
まったことから、ドル/円は90.55円付近まで反発。その後は、NY金先物が史上最
高値を更新する展開となる中、対豪ドルや対ポンドでのドル売りが強まると
ドル/円の上値も重くなり90.20円付近へと反落し、NY市場終盤にかけてはNYダウ
が前日比マイナス圏で小動きとなったことから手掛かり材料難となり、90.30円
前後に収束した。

ユーロは欧州金融機関の悪材料が相次ぎ欧州株が下落したことから、
ユーロ/ドルは1.4630付近、ユーロ/円も131.75円付近まで下落したものの、NY市
場ではNYダウが下げ渋ったほか、金や原油など商品相場が急騰したことを背景に
リスク選好が回復し、ユーロ/ドルは1.4730付近、ユーロ/円も133.10円付近まで
持ち直した。

11月4日(水)------------------------------------------------------------
東京市場序盤には予想外に下振れした豪小売売上高を受けて豪追加利上げ観測が
さらに後退するなど、豪ドル/円を中心にクロスでの円買いが優勢となったこと
もあり、ドル/円は90.05円付近まで下落。しかし、前日比マイナス圏で始まった
日経平均が終盤はアジア株高などに支えられて上げ幅を拡大し同41円高で終了し
たほか、GLOBEXのNYダウ先物も一段高となるなど、株高を背景としたリスク回避
姿勢の後退からクロスでの円売りが強まり、欧州市場序盤にかけてドル/円は
90.80円付近まで反発。

その後は欧州株やGLOBEXのNYダウ先物が堅調な値動きとなったほか、NY金先物も
1090ドル台へと浮上し史上最高値を更新するなどリスク選好の円売りが優勢とな
ったことから、ドル/円は91.05円付近まで続伸。NY市場では米ADP雇用統計や
米ISM非製造業景況指数の下振れを受けてドル/円は90.60円付近へと反落したも
のの、NYダウが前日比140ドル超の上昇となると、90.90円付近へと持ち直した。

その後注目されたFOMCでは政策金利を0.00-0.25%に据え置くことを全会一致で
決定し、引き続き「政策金利を"長期間"にわたり異例の低水準に維持する」との
文言も維持。FOMC声明を受けて早期緩和措置解除の見方が後退したことから、
ドル/円は一旦90.75円付近へと反落したものの、NYダウが一段高となったことか
ら円売りが強まり一時91.25円付近まで反発した。

ユーロは株高・商品高を背景としたリスク選好の流れからじり高となり、NY市場
ではFOMC声明を受けて株高を期待した買いが強まると、ユーロ/ドルは1.4910付
近、ユーロ/円も135.65円付近まで上昇した。

11月5日(木)------------------------------------------------------------
NYダウが米雇用統計を控えて終盤に上昇幅を縮小した流れを引き継ぎ、日経平均
が前日比マイナス圏で始まり、後場入り後はアジア株安も手伝い一時同150円安
となるなど軟調な値動きとなったほか、GLOBEXのNYダウ先物も同マイナス圏での
値動きとなったことから、東京市場中盤にかけてドル/円は90.30円付近へと下落。
欧州市場に入るとGLOBEXのNYダウ先物の下げ幅拡大や欧州株の軟調推移を背景に
クロスでの円買いが優勢となり、ドル/円は90.00円付近まで続落したものの、
GLOBEXのNYダウ先物が上昇へと転じたこともあり90.65円付近へと反発。

NY市場では米雇用関連指標の上振れが翌日の米雇用統計への警戒感をやや後退さ
せたほか、前日の米株式市場引け後に発表された米ネットワーク機器大手シスコ
システムズの好決算を受けた明るい企業業績見通しも下支えとなり、NYダウは序
盤から大幅に上昇。また、米議会が住宅購入減税と失業給付の延長案を可決した
ことも好材料となり、NYダウが心理的な節目である1万ドルの大台を回復したこ
とを受けて、リスク選好を背景としたクロスでの円売りが強まると、NY市場終盤
にドル/円も90.80円付近まで水準を切り上げて終了した。

ユーロは株安連鎖懸念を背景に、欧州市場序盤にユーロ/ドルは1.4815付近、
ユーロ/円も133.35円付近まで下落したものの、ECB理事会で予想通り政策金利を
据え置く一方、トリシェECB総裁が「危機対応の流動性対策は適切なタイミング
で段階的に縮小する」との見通しを示すなど、ECBが出口戦略に向けて地ならし
を開始したとの見方が浮上したことから、NY市場序盤にユーロ/ドルは1.4915付
近、ユーロ/円も135.05円付近まで反発した。


11月6日(金)------------------------------------------------------------
東京市場朝方は株高連鎖期待が高まる中、クロスでの円売りが優勢となったこと
から、ドル/円は90.85円付近まで上昇。しかし、株高・商品高を背景に対資源国
通貨を中心にドル売りが強まったこともあり、欧州市場序盤にかけてドル/円は
一時90.40円付近まで反落。注目された米雇用統計は失業率が10.2%と予想の
9.9%を上回り26年ぶりの水準に悪化するなど、心理的な節目の10.0%を突破し
たほか、非農業部門雇用者数も前月比-19.0万人と前月の同-21.9万人(改訂前 
同-26.3万人)からは雇用減少幅が縮小したものの、予想の同-17.5万人より弱く
22ヶ月連続での雇用喪失となった。

これを受けてGLOBEXのNYダウ先物が急落しクロス円全般でリスク回避の円買いが
強まったこともあり、ドル/円は89.80円付近まで続落。その後は雇用者数の前
月・前々月数値が上方修正されたこともあり、一方的に雇用低迷懸念も高まら
ず、NYダウが節目の1万ドルを挟んでもみ合う展開になるとドル/円も下げ止ま
り、週末のショートカバーや豪ドル/円などクロス円の買いにサポートされて、
NY市場終盤に90.00円付近まで持ち直した。

ユーロはNY市場序盤に米雇用統計の下振れを受けたGLOBEXのNYダウ先物の急反落
を背景にリスク回避のドル買い・円買いが強まり、ユーロ/ドルは1.4815付近、
ユーロ/円も133.20円付近まで下落したものの、NYダウが1万ドル前後で底堅く推
移したことから下げ渋り、ユーロ/ドルは1.48ドル台中盤、ユーロ/円も133円台
中盤で一進一退となった。

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■今週の注目点と各通貨のポイント(2009.11.9~13)
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先週開催されたFOMCでは、政策金利を0.00-0.25%に据え置くことを全会一致で
決定。低金利長期化を示唆した声明文言の変更の有無が注目を集めていたものの、
引き続き「政策金利を"長期間"にわたり異例の低水準に維持する」と従来の姿勢
を維持した。また、「経済活動は引き続き上向いた」と述べる一方、「経済はし
ばらく弱い状態が継続するだろう」とも指摘。

金曜日に発表された米雇用統計では失業率が10.2%と予想の9.9%を上回り26年
ぶりの水準に悪化したほか非農業部門雇用者数は前月比-19.0万人と前月の
同-21.9万人(改訂前 同-26.3万人)からは改善したものの、予想の同-17.5万
人を下回り22ヶ月連続での雇用喪失となった。これらを受けて米国の「出口戦
略」はかなり先との見方が強まりFF金利先物では来年3月末まで政策金利が据え
置かれる可能性を強く織り込んでいる。一方、株式市場は各種景気刺激策が継
続されるとの見方から堅調となっており、NYダウは1万ドル台を回復して越週し
た。

また、米雇用統計の悪化から安全資産としての魅力が高まったほかドル安も追い
風となり、金曜日にNY金先物は一時1101.90ドルまで史上最高値を更新するなど、
投資家のドル離れと実物志向を強く反映している。こうした状況を踏まえると、
今週は米国の低金利長期化観測と株高・商品高を背景にリスク選好が一段と強ま
り、ドルが売られやすい一方、欧州通貨や高金利通貨が買われる可能性が高いだ
ろう。なお、先週末に開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
では景気刺激策を継続することで合意しており、週明けの株式市場には好感され
そうだ。

■ドル------------------------------------------------------------------
先週、ドル/円は90円台を中心に方向感の掴みづらい動きが続いた。FOMCが「政
策金利を長期間にわたり異例の水準に維持する」との文言を据え置いたことを受
けて、早期の金融緩和措置解除の見方が後退しドルが広範に売られたものの、日
銀も先月の金融政策決定会合で「緩和的な金融環境を粘り強く確保してくことが
必要だろう」との見解を示すなど、向こう数ヶ月は利上げの可能性は小さいこと
から、ドル/円の売り圧力は高まっていない状況にあるとみる。

また、米雇用統計は悪化したものの、米国の低金利長期化観測などが下支えとな
り株式市場が比較的堅調に推移したことから、円独歩高には至らなかった。今週
も株高・商品高を背景としたリスク選好の流れからクロスでの円売り圧力が続く
と予想され、ドル/円の下落余地は限定的となるだろう。

一方、月曜日から木曜日まで合計810億ドルに及ぶ米国債の四半期定例入札が実
施される予定となっているが、消化難から米長期金利が上昇した場合はドル/円
にとってはサポートとなる可能性がある。ただし、テクニカル的には90.40円付
近には日足一目均衡表の雲の下限が位置しており、ドル/円は雲に圧迫され上値
を切り下げる展開も考えられるなど、上下とも大きく攻め込みづらいムードが続
きそうだ。

■ユーロ----------------------------------------------------------------
先週のFOMCで「政策金利を長期間にわたり異例の低水準に維持する」との文言を
据え置いた一方、ECBは「最新のデータは下半期に成長が改善することを示唆し
ている。危機対応の流動性対策は適切なタイミングで徐々に縮小していく」との
見通しを示しており、米欧の金融スタンスの格差が広がってきた。また、金曜日
に発表された米雇用統計で失業率が予想より早く心理的な節目となる10.0%を突
破したことで、FF金利先物は来年6月まで政策金利が0.25%に据え置かれる可能
性を織り込み始め、過剰流動性継続期待から株式市場が堅調となるとともに、リ
スク選好からドルが売られやすい地合いとなりそうだ。

今週発表される米重要経済指標は乏しいものの、欧州では木曜日の独ZEW景況感
調査、金曜日の独第3四半期GDP速報値やユーロ圏第3四半期GDP速報値といった重
要指標が発表される予定となっており、欧州の景気底打ち期待が強まった場合は、
対ドルはさらに上値を拡大する動きが考えられるだろう。

対円は先週、NYダウの堅調推移や金・原油など商品相場の上昇を受けてリスク選
好の円売りが強まったことから、一時135.70円付近まで上昇した。米雇用統計が
予想を下回ったにもかかわらず、NYダウが節目の1万ドル台をキープして越週し
たことから、株式市場のセンチメントは悪くないだろう。

また、米国が住宅ローン減税など景気刺激策の延長を決めたことで、景気二番底
懸念も幾分後退している状況にあろう。日米の低金利長期化観測が強まっている
中で、ECBが危機対応の資金供給を縮小する意向を示していることから、金融バ
イアス面からもユーロ買いに分があるとみる。テクニカル的にもボックス圏の下
値を131.00円付近に切り上げたことで、レンジの上限となる138円台を試す可能
性があるだろう。

■ポンド----------------------------------------------------------------
先週は英銀大手RBSとロイズ・バンキング・グループが英政府による追加出資と
資産売却計画を発表するなど英金融セクターの脆弱性が蒸し返されたことから、
対ドルは一時1.62台後半、対円も146円台前半へと下落。しかし、株高・商品高
を背景にリスク選好が高まったほか、英ネーションワイド消費者信頼感指数と
サービス業PMIが好結果となったこともあり、対ドルは1.65台、対円も150円台を
回復。さらに英中銀金融政策委員会で資産買い入れプログラムの規模拡大を市場
予想の500億ポンドより小さい250億ポンドにとどめたことを受けて、対ドルは
1.6635付近、対円も150.60円付近まで上昇した。

英中銀の声明も「インフレ率は急上昇し、近いうちに2%の目標を上回るだろう。
複数の指標は経済活動が早期に上向くことを示唆している」など明るい見通しを
示しており、英国の金融緩和サイクルも終了間近との見方が強まっている状況に
あろう。今週は水曜日に公表される英中銀四半期インフレレポートに注目したい。
インフレ上昇見通しが改めて示された場合は金融政策正常化・出口戦略着手の思
惑が高まり、ポンド買いが強まる可能性は高いとみる。

■豪ドル----------------------------------------------------------------
先週開催された豪準備銀行理事会での利上げ幅が0.50%ではなく0.25%にとどま
ったことを受けて一旦売られる局面があったものの、声明では「景気刺激措置を
段階的に解除することが賢明だろう」との文言を据え置いたことから豪追加利上
げ期待が継続し、対ドルは0.9195付近、対円も83.25円付近までじり高の展開と
なった。また、インド準備銀行が国際通貨基金(IMF)から金を200トン購入した
との報道が支援材料となり、NY金先物が1101.90ドルまで史上最高値を更新し、N
Y原油先物も一時80ドル台へと大幅上昇となるなど、資源価格が大幅に上昇した
こともサポート要因となった。

豪準備銀行は公表した四半期金融政策報告書で2009年の豪GDP見通しを大幅に引
き上げ、「追加利上げは段階的に実施していく」と言明するなど、主要国が景気
刺激策を継続する中、豪ドルは唯一の利上げ通貨として一段と人気化する可能性
が高いとみる。

■NZドル----------------------------------------------------------------
先週は資源国通貨高の流れにサポートされて、対ドルは0.72台、対円も65円台を
中心に底堅い展開が続いた。ただし、NZ第3四半期失業率は6.5%と9年ぶりの高
水準を記録し、ボラードNZ準備銀行総裁が「NZの景気回復は豪州よりも鈍く、ぜ
い弱な状況にあろう。金融市場はNZの景気回復の鈍さを認識しておらず、豪州と
NZを区別しなければ損失を被るだろう」などと述べたことから、対豪ドルでNZド
ルは3ヶ月ぶりの安値へと下落。今後は追加利上げが見込まれる豪ドルとの乖離
が徐々に広がる可能性があり、豪ドルへの乗り換えをさらに進めるのが賢明とみ
る。

■カナダドル------------------------------------------------------------
インド準備銀行の金大量購入を受けて資源国通貨を物色する動きが強まったこと
から、ドル/カナダドルは一時1.0600付近へと下落し、対円は86.05円付近へと上
昇したものの、カナダ雇用統計で失業率が8.6%と前回の8.4%からに悪化し、雇
用ネット変化率も前月比-43200人と予想の同+10000人に反してマイナスとなった
ことから、ドル/カナダドルは1.0780付近へと反発し、対円も83.40円付近まで反
落した。

カナダ景気の不振が鮮明となっており、商品高・資源国通貨高の中でもカナダド
ルは敬遠される流れとなりつつあろう。また、先週ムラリー・カナダ中銀副総裁
は「カナダドルの上昇は7月以降の前向きな進展を相殺している。来年6月末まで
政策金利を0.25%に維持する。必要となった場合は量的緩和策を採用することも
ある」などと発言しており、中銀のハト派的なスタンスやカナダドル高けん制姿
勢もネックとなりそうだ。今週はさらに軟調な展開を予想する。

■南ア・ランド----------------------------------------------------------
対円は前週末の取引終了直前の流動性が乏しい時間帯に、公設取引所「くりっく
365」に参加しているマーケットメーカー1社が8円台の異常値を提示したことが
原因で強制ロスカットが発動されるなど、「くりっく365」以外の市場実勢レー
トも影響を受け、一時11円台割れまで急落。しかし、パニックが一巡すると徐々
に持ち直し、NY金先物が史上最高値を更新したことも追い風となったことから、
対円は12.00円付近まで回復した。

NYダウが1万ドル台を回復するなどリスク選好が高まっているほか、日米の低金
利長期化観測が強まりキャリートレード意欲が高まっていることもあり、ドルと
円を売って高リスク通貨を買う動きが強まりそうだ。また、カナダドルが勝ち組
通貨から脱落し、資源国通貨内でも優勝劣敗が鮮明になっていることから、高金
利のランドに人気が集まる可能性もあるだろう。

■スイスフラン----------------------------------------------------------
スイス金融大手UBSの大幅赤字決算を嫌って、ドル/スイスは一時的に1.03台へと
上昇し、対円は87円台へと下落したものの、その後は株高・商品高を背景とした
リスク選好の流れにサポートされて、ドル/スイスは概ね1.01台で軟調推移とな
り、対円は89円台で堅調推移となった。しかし、スイス国立銀行は出口戦略を検
討しておらず、ユーロやドルに対するスイスフラン高にも強い懸念を示している
ことから、積極的に買い進むべき局面でもないだろう。また、ユーロ/スイスは
1.5100前後での推移となるなど、いつスイス国立銀行のスイスフラン売り介入が
入ってもおかしくない水準にあり、慎重スタンスで臨むべきだろう。

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