矯正歯科 専門医院からのお便り  RSSを登録する

東京都立川市の矯正歯科専門医院「ひるま矯正歯科」が矯正歯科に関する情報を分かりやすくお伝えしています。実際の矯正歯科治療中に頂く患者さんからの疑問に対する回答や、矯正歯科治療の細かい流れを患者さんに分かりやすい言葉で説明しています。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2007/01/24

矯正歯科専門医だより 第2号

.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○
.                                                                                                        ○
.   
            矯正歯科専門医だより 第2号


○
.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○.。○

みなさん,こんにちは
ひるま矯正歯科の晝間康明です.
http://www.hiruma.or.jp/


本年最初の矯正歯科専門医だよりとなります.
今年もよろしくお願いします.

ひるま矯正歯科ではニュースレターを出しているのですが,早いもので創刊から2年も経ちました.

赤ちゃんであれば2年6ヶ月で乳歯が生え揃います.
自分の子供の事を考えると,乳歯列完成までの時間をとても長く感じ,
待ち遠しかった事を良く覚えています.
あの乳歯列完成までの長い期間,
ニュースレターを発行していると思うと感慨深いものですね.

ところで歯科的には,乳歯列が完成するまでの期間を「○○の窓」と呼び
非常に重要な期間と捉えています.

「○○の窓」って何でしょう?

答えは編集後記へ



■□■□■ はじめに ■□■□■

 初春や思ふことなき懐手(ふところで)
 皆さま、明けましておめでとうございます。
 この数年、年賀状に好んで書き加えるこの句は、
 枯れた老境の人の句に思えますが、
 35歳で夭逝した金色夜叉の作者・尾崎紅葉の作句です。

 高利貸しになる貫一がお宮に言うセリフは今でも有名ですが、
 昨年のライブドア事件などを思うと、最近の日本には、
 貫一の影も薄くなるほどの拝金主義が蔓延っているように思います。
 その反省と批判が「品格」を流行語にしましたが、
 今年が品格元年になるよう祈りたいものです。

■□■ 院長:晝間登喜男のコラム<ヒルマトキオのほっと一息> ■□■

 安倍総理大臣の祖父が岸信介元首相であることはよく知られているところです。
 首相在任当時は「出っ歯の岸さん」と呼ばれ、政ものです。

 岸さんは養子に出たため姓は異なりますが、
 後に長期政権を担った佐藤栄作元首相とは実の兄弟です。
 「政界の団十郎」といわれた佐藤栄作も、最初は出っ歯だったと最近知りました。

 「栄作さんは出っ歯のほうが愛嬌があった」というのは、
 行きつけの床屋の内緒話である、と番記者が回顧録に書いています。

 安倍総理が矯正治療をしたかどうかは知りませんが、
 安倍さんの顔は岸さんより佐藤さん似だと、
 総理の顔をテレビで見るたびに昭和の人間は思います。

 その安倍さんが若くして総理大臣になったのは、
 北朝鮮外交での毅然とした姿勢に、国民が喝采したことが後押したのは確かです。

 新潟県佐渡の准看護婦だった曽我ひとみさんが、
 北朝鮮の工作員によって拉致されたのは、1978年8月12日のことでした。

 ひるま矯正歯科が当ビル5階で産声を上げたのは、まさにその年の7月21日ですから、
 開業当初の心象や日差しの強さなどは今でもはっきり記憶に残っています。

 2002年10月、曽我ひとみさんが日本に帰還しました。
 このとき、歯科界に限らず一部の新聞やネット上では、
 曽我さんの歯の悪さが話題になりました。

  矯正歯科のある会合で、招待者だった政治家がこのことに触れ、
 「歯は文化のバロメーターである」と述べたのを聞いて、
 その観察眼と表現に感心したものです。

 曽我ひとみさんの歯が普通の日本人並になったのは、
 その後まもなくのことでした。

■□■□■ 豆知識 ■□■□■

 〜身体表現性障害〜

 身体表現性障害とは耳慣れない言葉ですが、
 最新の米国精神医学会の分類の中にある病名で、
 日本でも歯科にかぎらず各科で注目されている疾患です。

 この障害は、どのような検査をしても器質的な異常が認められないにも関わらず、
 「原因不明の持続性の激しい歯痛や舌痛」を執拗に訴えたり、
 「咬み合わせの異常感」や「歯ならびや顔貌に対する異常なこだわり」
 を示すもので、自覚的な身体症状があり日常生活が妨げられているものの、
 それを説明する身体疾患や何らかの薬物の影響、
 他の精神疾患などが認められず、
 むしろ心理社会的要因によって説明される障害です。

 つまり、この障害は心理社会的問題を身体症状として表出する
 「身体化」を起こすもので、そのために治療を求めて受診するものの、
 その症状は自覚的なものであり、訴えに見合う異常がないため、
 いかなる歯科治療によっても満足を得ることはなく、
 逆に治療を行なうことによって、
 一層症状に固執するとともに症状は悪化するものです。

 診断と治療は精神科(神経科、心療内科等)に委ねなければいけません。
 質問コーナーへの投稿者やセカンドオピニオンでの来院者に、
 この身体表現性障害を疑われる方が数パーセントは存在するとみています。

■□■□■ トピックスから ■□■□■

  ―熊谷 崇氏に聞くー (その1) (歯界展望 VOL 104 No.2 2004ー8)

 ― Oral Physician という言葉に、いまなぜ注目されたのかを教えて下さい。

  日本では、Drill、Fill、Bill(*)という、
 言ってみれば壊れたものを治すという歯科医療を長く続けてきた結果、
 国民の口腔内の破壊があまりにも進みすぎてしまいました。

*Drill:むし歯を削る,Fill:削った穴に金属やプラスチックを詰める
 Bill:歯の神経を取る

 歯科医にかかりながら口腔内の破壊が止められず、
 結局 80歳の60%が総入れ歯であるという状況なのです。

 この25年間で基礎研究分野では、
 喪失歯の二大要因であるう蝕と歯周病の原因はほとんどわかってきましたよね。

 でも、国民の口腔内はほとんど変わっていないのです。
 臨床現場で何が不足しているかというわけです。
 それは、患者の生涯に渡る口腔健康について、
 俯瞰的に診ることができる人材なんですね。

 建築分野でいう設計士にあたる存在です。
 壊れた口腔内の修理だけを行う今までの D.D.S. (註:歯科医師)は大工さん。

 今まで多くのD.D.S.が育ったものの、患者の一生を考えた図面がないために、
 口腔環境を無視してあちらこちらを修繕し、
 それを繰り返す、ということに技量を発揮している状態です。

 米国国立歯科衛生研究所のLawrence A. Tabak所長は
 歯科医療が転換すべきだと述べていますし、
 ワシントン大学の Roy Page 教授は歯科臨床の未来として
 「治療は歯科医の仕事のほんの一部でしかなく、
 予防と口腔保健管理に時間の多くが費やされる」と言っています 。

 さらにマルメ大学の Douglas Bratthall教授は
 「早期にう蝕のリスクを見きわめ、う窩(註:むし歯による穴)が形成される前に
 う蝕を治療し保存修復処置を不要とする歯科医にかかりたいと思う。
 こういう人こそが、真の凄腕の専門家なのだ」と述べています 。

 そこで、口腔二大疾患に対する計画を立て、
 患者さんの生涯に渡って、疾患の発症と再発を予防するにはどうしたらいいのか、
 一般医療現場で普通に行われている
 メディカルトリートメントモデルを処方できる人を、
 匠のイメージである D.D.S.(註:歯科医師)より、
 Oral physician(口腔内科医)という医師のイメージを
 引き起こさせる人材に期待したいと思ったのです。

 <つづく>


■□■□■ スタッフだより ■□■□■

>>>>> 今年から始まったスタッフだよりです.
>>>>> 当院スタッフによるリレーエッセイをお届けします.

>>>>>> トップバッターは,虫歯歯周病治療担当:晝間直未です.


〜スキー合宿「出かける時は忘れずに!」〜

 我が家の双子(ニ卵生双生児,通称アユトモ!)も早いもので小学1年生。
 小学生になって初めての冬休みは,家族でスキーに行ってきました.
 
 アユトモのスキーは今年が初挑戦ではありません.初挑戦は去年の冬休みでした.
 去年のスキー初挑戦では、簡単そうに見えたスキーが思いのほか難しく文句の嵐・・・.
 しまいには,私たちの教え方が悪いと怒り出す始末.

 それならばと,私たちがスキーを教えることは断念し,
 アユトモをスキースクールに入れ学ばせることにしました。
 
 すると、あんなにブーブー言っていたアユトモが,
 スキースクールのコーチの前では文句も言わず黙々と練習したのです。

 そんな騒動もあって,昨年なんとか家族でスキーが滑れるようになりました.
 
 そこで,今年こそ「家族で華麗にシュプールを描く!」という夢をいだき
 「冬休みスキー合宿」を計画しました.

 しかし,近年まれにみる暖冬で,ゲレンデにはほとんど雪がありません。
 今年のスキーは無理かなと半ばあきらめながら,スキー場に到着しました.
 すると,スキー場に到着した晩から雪が降り、
 翌日には何とか滑る事のできる状態にまでなりました.
 
 おかげで,スキーを滑る事は出来たのですが,
 少ない雪を目当てにスキー場はたくさんの人が押し寄せ大混雑。
 ゲレンデの空いている所を縫って滑るので
 「家族で華麗にシュプール」という訳にはいきませんでした。
 
 また,昼食時のレストランも混雑で大変なことになっていました。
 昼食を摂ろうと思っても,家族分の席が空いていません.
 私が子供のときは、よく母が場所取りしてくれたものだな〜と思い出しながら,
 私も家族のために席取りをがんばりました。
 
 当然女性用のトイレもすごい混雑です.
 矯正装置をつけている私は、食事後のブラッシングが欠かせないのですが,
 それはかなわぬ夢・・・(涙).
 せめてうがいだけでもと思いましたが,コップがありません.
 氷のように冷たい水を手ですくうのも躊躇してしまいます。
 こんな時,携帯用のコップがあればと後悔して,スキー旅行から戻ってきました.
 
 スキー旅行でウガイが出来なかった辛い経験から,
 さっそく我が家の洗面台の下にある買いためた歯磨きグッズを探してみると・・・

 ありました!
 
 以前ソニープラザで買った「バーバパパの歯磨きセット」。
 これは、歯磨きセットのケースがコップになり,
 その中に歯ブラシと歯磨き粉がついていました。

 私は、このセットに歯間ブラシとフロスを追加し,これで怖いものなし!
 
 あとは、昔のクレジットカードのコマーシャルのように
 「出かける時は忘れずに!」ですが・・・これが1番難関かもしれません(汗)。
 
 今度のスキー旅行では,バーバパパの歯ブラシセットを忘れずに持っていきます!
 
 みなさんも混雑したスキー場に行く時は,
 「バーバパパの歯磨きセット」を持っていくと便利かもしれませんよ.
 
 今年も宜しくお願いいたします。
 


 
■□■□■ ドキュメンタリー矯正治療 ■□■□■

*当院スタッフの矯正治療をドキュメンタリーで解説.
 写真を掲載した詳しい説明は,ホームページで!
 http://www.hiruma.or.jp/html/documentary.htm


「再評価とポジションチェンジ」

 今回のドキュメンタリー矯正治療では,
 治療の経過を振り返る再評価と再評価後に行なう
 ポジションチェンジについて説明します.
 
 再評価はなぜ行なわなくてはならないのでしょうか?

 毎回の矯正治療時に資料を用いて様々な確認をしていたとしても,
 肉眼では見る事の出来ない骨の中の歯(歯根)の位置関係
 (ルートパラレリングやトルク)などは
 X線写真や口腔内模型により確認しなくてはなりません.
 
 そこでひるま矯正歯科ではX線写真や口腔内模型を用いた再評価を
 アンテリアリトラクション終了時に行なっています.

 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


☆☆編集後記☆☆☆☆・・・・


 乳歯列が完成するまでの期間「○○の窓」は,
 歯科的にどんな重要性を持つのでしょうか?


 新生児のお口の中には,虫歯の原因菌であるミュータンス菌は存在しません.
 ミュータンス菌は歯がなければお口の中で定着できず増殖できないため,
 新生児のお口の中にミュータンス菌が入ったとしても定着できないのです.

        大切な事なのでもう一度・・・

 <<<ミュータンス菌は,歯がなければお口の中に定着できないのです>>>


 そうなんです.乳歯列が完成間近になると言う事は,
 [歯が沢山ある=ミュータンス菌の定着できる環境が整った]
  事を意味するのです.

 1992年アメリカの研究発表によると
 乳歯列が完成する前後の生後19ヶ月から31ヶ月までの期間に
 ミュータンス菌がお口の中に定着し
 その後のお口の中のミュータンス菌の量はあまり変化しない事が分かったのです.

 つまり,生後19〜31ヶ月までの間にミュータンス菌の感染をしてしまうと
 その人は「虫歯になりやすい人」になってしまいます.
 反対に,この時期にミュータンス菌に感染しなければ
 その人は「虫歯になりにくい人」になると言えるのです.

 乳歯列が完成する間近の時期「○○の窓」とは
 ミュータンス菌に感染するかしないかの別れ道
 「感染の窓」でした!

 
 この「感染の窓」時期に,歯磨きをしっかりしてお子さんの歯にミュータンス菌を
 定着させない事が虫歯予防にはとても重要なのです.

  
                    ・・・☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ひるまだよりみなさんの健康に役立てば光栄です

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・             
Copyright(C) 2007 Hiruma Orthodontic Office

       Presented by                                 
        オーダーメイドの矯正治療《ひるま矯正歯科》   
                   http://www.hiruma.or.jp 
                   info@hiruma.or.jp 
                   042(526)3376 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎実際の治療に関しては,直接お会いできない状況では判断致しかねます.
 患者さん一人ひとり異なりますので直接歯科医院にご相談ください。
◎一般の方向けの内容なので,厳密な医学用語は極力使用していません.
 医学的に妥当でない表現があると思いますが、なるべく平易な表現を
 使用するようにしています。

最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る