2007/08/22
Mailmagazine HIS EXCHANGES 【15号】
HIS EXCHANGES 【15号】<夏休み特別企画:「かんじゃさま」を考える> 【15号】 http://j-his.jp/ 2007年8月22日発行 朝の空気、夜の風が涼しくなってきました。 もう秋ですね。 さて、皆さんの施設では「患者」さんのことを何と呼んでいるのでしょうか? 統一することに固執するあまり、その場にそぐわないことばになっていることは ありませんか? 今回は夏休み特別企画として、その呼び方について考えてみます。 皆さまからのご意見をお待ちしています。(だ) 15号のもくじ:―<夏休み特別企画:「かんじゃさま」を考える>―――――――― ■ご意見ください!【患者呼称 統一的運用マニュアル(試行版)】 各病院でアレンジしてご使用ください ■「わかっているようでよくわからない病院用語の小辞典」を発行 わかりにくい病院用語をボランティアが解説し市民向け初の小冊子に ■BHI賞2007(第7回ヘルスケア情報誌コンクール)情報 応募作品受付締切まで、あと10日!! ■HISの講座[残席わずか!まだ間に合う] ◆第110回 実践講座<東京>◆ ◆第111回 実践講座<京都>◆ 「わかりやすい広報の表現技法」を開講! 〜せっかく創った情報を伝えるために「表現ルール」を守りましょう〜 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▼▲▼▲ご意見お待ちしています▼▲▼▲ どんなことでも結構ですので、ご意見ください。皆さんのご意見により、バージョン アップを予定しています。 ■【患者呼称 統一的運用マニュアル(試行版)】 各病院でアレンジしてご使用ください <序> このマニュアルは「患者呼称をどうするか」というルール化の一つの試みです。いま何 かに統一しようと考えるのではなく、日本語のもつ多様なポテンシャルを引き出し、医 療の場は一定でなく、それぞれにユニークであることを認め、その場にふさわしい呼称 や言い回しを自在に選択することで医療サービスの質につなげようとするものです。常 に意見交換をしながら、いっそうよりよい基準になっていくことを願います。 ●「患者様」を用いるとき 現在治療中であるか、同様の状況にある人々に対して、病院などの組織が代表して伝え る挨拶文や対外文書内で、特定の個人でない対象(第三人称)に向けて使用する。ただ し、「患者」という語の本来的な意味や、その場のあり方に十二分に配慮し、どうして も患者でなければ意味をなさない場合を除いては、「○○の皆様」など別の表現を工夫 することが肝要。 ●「患者さん」を使うとき 意味の上からは「さん」は「様」と同じで、人名の後につけて敬意を表す言葉。どちら かといえば「話し言葉」であり、「さん」の方が「様」よりくだけた言い方で親しみ感 があるため、心理的な距離感を少なくしたい場にはふさわしいと考えられる。 指し示す対象が特定の個人でなく、現に治療過程にある人々を表現する場合で、日常の 会話の中や呼びかけ、講演や説明の発話・発言など、どうしても「患者」でなければな らない場合に用いる。本人の氏名がわからない場合の呼びかけ(代名詞)。ここでは、 来院者のすべてが、いわゆる「患者」ではないことに注意したい。 ●「○○さん」を使うとき 本人に向かって「親しみを込めた呼びかけ」や本人確認や特定のために使う。ヒューマ ン・サービス業として距離感を少なくすることが重要であり、その人の名前で呼ぶこと は社会生活の基本である。関係者の名前を覚えることも、仕事の内と考える。「さん」 にするか「様」にするか、その場のもつ雰囲気や相互の人間関係の状態により使い分け る。理念によってどのような医療を目指すかによっても規定をうける。 ●「患者」を使うとき 症例検討など学術資料のほか各種事務管理や統計資料おける「患者数」など、あくまで も内部の資料として表に出さない限定的表記や説明の発話に使用する。 広報誌などで は、原稿により両者が併用して記載されるのはやむを得ない。 むしろ、医療サービス業として、なるべく「患者」の語を多用しないよう心がけること が大切ではないか。たとえば以下の表現を工夫してみる。 ●「ご本人様」 特定のその一人を指して家族など関係者に伝えるとき ●「ご利用の皆様」「ご利用の方々」 病院施設およびサービスの利用者への表示に使う ●「ご来院の皆様」「ご来院の方々」 医療サービスの利用にかかわらず、一切の全訪問者を意識した場合。 とくに駐車場のお願い文など ●「各 位」 「皆様」「皆様方」と同意で、文書や表示(宛先)に使用する。ただし各位様、各位殿 は、意味が重なるため使わないのが常識。 また、「患者殿」や「○○殿」は対外への伝達には一切使用しない (実例:「お患者様各位殿」という貼り紙を見うけた) なお、「お客様」は、その施設の理念や基本的な考えによるが、その浸透度からして 「患者様」より抵抗はないかもしれない。 ●「○○ちゃん」 当然のことながら、子供に向けての呼びかけ。5歳くらいまで。その後は、「○○さん」 が理想。子供も自覚を持つし、親も誇らしく思う。それ以外に「ちゃん」は一切使わない。 「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おばちゃん」「おっちゃん」も使わない。 患者さんは、お客さんか、はたまた顧客か消費者か、の議論はいま重要。確かにそれぞ れの一面があるものの、医療は病気や部位だけを診るものではなく、人そのものに 向き 合うことを理想とするならば、「顧客」や「消費者」では一面的すぎる。病院は「それ ぞれ生と個性をもった患者さん」そのものとして受け入れることでなければならない。 いずれにしても、その呼称の用い方は、複雑な病気への対応と同様に、常にその 場に 「応変」することが基本。 何かに統一して、場違いな雰囲気やこわばりで身動きもでき なくなるような愚だけは避けなければならない。 070818 日本HIS研究センター ■「わかっているようでよくわからない病院用語の小辞典」を発行 わかりにくい病院用語をボランティアが解説し市民向け初の小冊子に 快適な医療環境のあり方を考えるNPO法人日本HIS研究センターは、一般市民にはわ かりにくいといわれる病院用語を、会員・関係者によるボランティア活動をもとに、 「わかっているようでよくわからない病院(医療制度/サービス)用語のボランティア の活動による小辞典」を発行しました。 病院や診療所の受診のたびに患者に説明されるさまざまな用語は、複雑なうえ頻繁に行 われる医療制度や保険制度の改定などにより、現場の医療者でさえ完全に説明しきれな いのが現状。かねてから患者と病院のコミュニケーションの重要さが指摘されてきまし たが、一つ一つの用語がもつ意味や制度・サービスの知識の共有がないと相互の理解が 進まず、病気の回復や医療費の負担にも影響がでてきます。 今回掲載した用語は「かかりつけ医」「紹介状」「保険外併用療養費(特定療養)」 「回復期リハビリテーション」「医療連携」「病院機能評価」「疑義照会」などで、理 解されていないと推測される用語を会員病院などの現場からピックアップしました。 日本HIS研究センターでは初版10万部を印刷、9月から同研究会の会員病院を中心に全 国の有力病院を通じて市民や患者に無料で配布するほか、同センターのホームページや 会員の広報誌などにも活用する計画です。今後は、いままで培ったネットワークをいか し、市民向け用語解説のほか地域連携や病院活用情報などを掲載し、年4回の発行を目 指します。 ■BHI賞2007(第7回ヘルスケア情報誌コンクール)情報 応募作品受付締切まで、あと10日!! BHI賞2007の作品応募受付は8月31日(金)が締切となっています。 BHI賞事務局での8月22日現在の受付状況は、 ●院外広報誌部門 28施設 ●院内広報誌部門 3施設 ●マルチメディア部門 6施設 となっています。 今まで部門外にエントリーしていたホームページやDVD、パンフレットといった広報ツールも、 マルチメディア部門ができたことにより、全部門に最優秀賞とグランプリのチャンス ができました。自施設の全ての広報ツールの出来映えを評価することができます。 応募施設一覧および応募用紙はホームページ(http://j-his.jp/)からご覧いただけます。 お問い合わせはNPO法人日本HIS研究センター BHI賞事務局〈info-his@j-his.jp〉 またはTEL.075-353-1801(月〜金 午前9時〜12時 午後1時〜5時)まで。 ■HISの講座 [残席わずか!] ◆◆第110回 実践講座<東京>◆◆ ◎日 時:2007年8月28日(火)開始:14:00〜18:00 ●受付:13:30 ◎会 場:NPO法人日本HIS研究センター 東京事務所 (東京都千代田区一番町22-3 アデックス一番町ビル6F) ◎講 師:石田章一(ADC会員アートディレクター NPO法人日本HIS研究センター代表理事) ◆◆第111回 実践講座<京都>◆◆ ◎日 時:2007年8月31日(金)13:30〜17:30 ◎会 場:NPO法人日本HIS研究センター 会員サポートデスク・会議室 (京都市下京区五条通烏丸西入 YMC烏丸五条ビル8F) ◎講 師:石田章一(ADC会員アートディレクター NPO法人日本HIS研究センター代表理事) ――――――<以下共通>―――――― ◎内 容: 「わかりやすい広報の表現技法」 せっかく創った情報を伝えるために「表現ルール」を守りましょう 白衣の天使・ナイチンゲール(1820〜1910)は、統計学を極めるとともに、 円グラフやチャートなどのビジュアル・エレメント(視覚表現)を駆使し て頑固な軍人たちに健康管理の説得に当たったことは有名な話です。 しかし、現代は、それに比べものにならないほど高度な情報社会です。 コンピュータによる爆発的な情報量と多様性に囲まれた暮らしが日常化して います。文字ひとつ、図表ひとつにも、心理学や脳科学による知見や印刷技 術が集積した多くの技術が求められています。「わかりやすい情報」を生み 出す能力こそ、医療の信頼を高めるものといえる時代です。 本講座は、そもそも「わかりやすいとは何か」を理解し、病院における表示・ 案内や広報誌、そしてホームページなどの医療情報を、「わかりやすくする」 そのポイントとその技法を実例豊富に学びます。 ● わかりやすい「病院広報」とは ● 記憶に残る表現法 ● 見た目をよくする表現法 ● 心に響く表現法 ● 見やすくする表現法 ● パッと見てわかる表現法 ● これだけは止めたい表現法 ●その他 【演 習】 文章、写真、イラスト、文字、レイアウト、見出しなど プロの感覚をお伝えします ◎対 象:医療・福祉施設経営者、管理者、広報担当者、コンサルタント ◎参加料 :一般16,800円/HIS会員10,500円 ◎認定単位:2単位(4時間) 問い合わせ・申し込みは、当研究センター会員サポートデスク〈info-his@j-his.jp〉 またはホームページ http://j-his.jp から。 現在、参加申込受付中。 ※「病院広報の泉」「HISの知恵袋」はお休みです。 ■編集担当者(ライター)を募集しています NPO法人日本HIS研究センターが発行する情報の編集にかかわっていただけるスタ ッフを募集しています。正社員、契約社員、見習い、ボランティアなど委細・条件 は話し合いで決定。勤務地は、東京都千代田区・当法人事務所。問い合わせは事務 局長・山内まで。 ■HIS研会員を募集しています 詳しくはホームページ http://j-his.jp/ をご覧ください。 ====================================================================== □Mailmagazine HIS EXCHANGES 【15号】 ---------------------------------------------------------------------- □編集企画 NPO法人日本HIS研究センター 事務局 〒102-0082 東京都千代田区一番町22-3アデックス一番町ビル6F 電話:03-5215-5015 ファックス:075-353-1733 ---------------------------------------------------------------------- □このメールは、当研究センター会員/企画広報塾受講者/当研究センター主催 イベント参加者/ BHI応募施設/案内名人購入施設/案内名人つまみぐい申込 者に配信しています。 メルマガ解除はこちらのサイトから http://www.j-his.jp/info/index.html ---------------------------------------------------------------------- □2007年8月22日発行 ※メルマガの内容に関する著作権はNPO法人日本HIS研究センターに帰属し、 無断転載は禁止です。複製されるときは、必ずご連絡ください。 ※記事の内容は正確性を期していますが、万一当メルマガで得た情報により如何 なる不利益を被ったとしても、一切の責任や義務を負いません。読者の方自身 の判断で行動してください。 ☆WEBサイト→ http://j-his.jp/ ☆このメールニュースはこちらのシステムを使って配信されています。 まぐまぐ:http://www.mag2.com/ ======================================================================


