Mailmagazine HIS EXCHANGES 【9号】
【9号】 http://www.j-his.jp/
2007年2月19日発行
本格的な寒さを感じないまま、各地で春一番が観測されました。
このまま春になってしまうのでしょうか?
やはり、寒く厳しい冬があってこそ、
春が待ち遠しく嬉しく感じるものだと思います。
この厳しい病院淘汰の時期を乗り切って
春を迎えたいものです。
9号のもくじ:――――――――――――――――――――――――――――――――
■BHI賞2007(第7回ヘルスケア情報誌コンクール)
■HISの講座【第105回】企画広報塾・実践講座
「マスコミの正しい理解と対応」<横浜>を開講!
■HISの講座【第106回】企画広報塾・実践講座
「広報企画の立て方」<大分>を開講!
■HISの講座【第107回】企画広報塾・戦略講座<東京>を開講!
「医療法改正の具体的対応策」と「“広報戦略で病院は変わる”の根拠」
★いま一番HOTな話題が2本立て。この機を逃さずご参加ください!
■HISの講座【第108回】企画広報塾・戦略講座<京都>を開講!
「経営面からみた連携医療と広報戦略」と「“広報戦略で病院は変わる”の根拠」
■病院広報の泉
「病院広報を定義すれば」
■HISの知恵袋
「患者様か、患者さんか」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■BHI賞2007(第7回ヘルスケア情報誌コンクール)
前号で触れました「BHI賞」の表彰式と共に行われる病院の事例発表会
<HIS年次大会2007in 福岡>の日程が11月16日(金)・17日(土)の2日間に決ま
りました。
11月はまだまだ先のこととお思いかも知れませんが、それに先駆けて「BHI賞(ヘルス
ケア情報誌コンクール) 」の事前エントリーや審査などがあります。季刊誌を発行の施
設などは、応募規定にある「直近に発行された3号分の広報誌」のひとつはすでに発行
されているうえ、その次の号の企画や編集も始まっていることでしょう。
つまり、いま作っている広報誌が、審査の対象となるのです。
とはいえ、すぐにデザインや企画内容が数段レベルアップするのはむずかしいこと。
まずはすぐに始められる「誤字・脱字」がないかをみてみましょう。それで、余裕があ
れば「独りよがりな内容」になってないか(読者を意識して!)。読みたくなる表紙な
のか(院長や理事長の挨拶が長々と続いたり、文字ばかりになってないか?)。などに
も気をつけてみましょう。
皆さんのエントリーをお待ちしています!
■HISの講座【第105回】企画広報塾・実践講座のごあんない
「マスコミの正しい理解と対応」<横浜>を開講!
◎日 時:2007年2月27日(火)14:00〜18:00
◎会 場:日揮株式会社 会議室
横浜市みなとみらいクイーンズタワーA棟
◎内 容:情報公開や説明責任が求められる現代、広報体制を確立し、マスメディアと
のよりよい関係を育てることが必要です。また、マスメディアに関わりを持
つほどでないという小規模施設においても、どのように世論が作られている
かを知り、自らのメディア・リテラシーを高めることも大切です。本講座で
は、事故・不祥事における広報対応を中心に進行します。
◎講 師:馬場滋氏
(ADEX株式会社日本経済広告社 取締役・プランニング本部長)
谷口光児氏
(株式会社オズマピーアール コーポレート・コミュニケーション
グループ長)
◎受講料 :一般16,800円・HIS会員10,500円
※NPO法人日本HIS研究センター法人会員は1名分の受講料で2名
まで受講できます。
※認定HIS広報プランナー(本人)は、傍聴ができます
◎主 催 :NPO法人日本HIS研究センター
問い合わせ・申し込みは、当研究センター会員サポートデスク〈info-his@j-his.jp〉
またはHIS on Line〈http:/www./j-his.jp〉から。
現在、受講申込受付中。
■HISの講座【第106回】企画広報塾・実践講座のごあんない
「広報企画の立て方」<大分>を開講!
◎日 時:2007年3月3日(土)13:30〜17:30
◎会 場:大分岡病院(大分市)
サイバーナイフセンター地域医療研修センター4F
◎内 容:何を理念としコンセプトにするか、データからは推し量ることのできない暗
黙知、表現知を、混沌とした流れの中でどのように情報を切り取るか、戦略
を構想立案していくためのツボを誰にでもわかるよう、ワークショップをと
り入れながら考えていく講座です。
◎講 師:石田章一(NPO法人日本HIS研究センター代表理事)
◎座 長:山田隆司氏(大分岡病院 広報マーケティング部長)
◎受講料:一般16,800円・HIS会員10,500円
※NPO法人日本HIS研究センター法人会員は1名分の受講料で2名
まで受講できます。
※認定HIS広報プランナー(本人)は、傍聴ができます
問い合わせ・申し込みは、当研究センター会員サポートデスク〈info-his@j-his.jp〉
またはHIS on Line〈http:/www./j-his.jp〉から。
現在、受講申込受付中。
■HISの講座【第107回】企画広報塾・戦略講座<東京>を開講!
「医療法改正の具体的対応策」と「“広報戦略で病院は変わる”の根拠」
◎日 時:2007年3月23日(金)14:00〜18:00
◎会 場:日本経済広告社(ADEX)会議室
東京都千代田区神田小川町2-10
◎講 師:工藤 高
(NPO法人日本HIS研究センター理事・メディカル・マネジメント・
オフィス 代表)
石田章一(NPO法人日本HIS研究センター代表理事)
◎内 容:「医療法改正の具体的対応策」
本年4月1日から改正医療法(第5次医療法改正)が施行されます。特徴はこ
れまでは主に医療機関の人員や設備という「ハードの規制法」だった医療法
が、患者の視点にたった「サービス法」に大きくシフトした点です。具体的
には「包括規定方式での広告規制緩和」「都道府県による医療機関の情報公
表制度」「地域連携パスの推進」など、病院広報担当者の業務に直接関わる
内容です。本講座では医療法改正をマクロ的な視野から解説して、その後、
ミクロ的に各医療機関で具体的にどのような戦略・戦術をとるべきかを考え
てみます。
「“広報戦略で病院は変わる”の根拠」
〜医療広告規制とは何か、緩和で何が変わるのか〜
信頼の獲得に必要な心配りと情報表
人から「よい病院」と太鼓判をもらいたいものです。そのためには、よい経
験をしてもらうことがいちばんです。よい経験をしてもらうには、サービス
を提供する人が「よい」ということが、どんなことか身体で知っていなけれ
ばなりません。情報公表制度によって何がおこるか。国民は、はじめて公平
に、しかも「比較検討」しながら、自分に見合う医療情報を探すことができ
るようになります。これからは、言葉にならない経験や知恵が力になります。
いよいよ情報による差別化の時代には入るのです。広報活動なしでは理念は
腐敗します。言葉を使わずに、自らを「知らせる」力を持つことではないで
しょうか。
◎対 象:医療・福祉施設経営者、管理者、広報担当者、コンサルタント
◎受講料:一般12,600円/HIS会員6,300円
問い合わせ・申し込みは、当研究センター会員サポートデスク〈info-his@j-his.jp〉
またはHIS on Line〈http:/www./j-his.jp〉から。
現在、受講申込受付中。
■HISの講座【第108回】企画広報塾・戦略講座<京都>を開講!
「経営面からみた連携医療と広報戦略」と「“広報戦略で病院は変わる”の根拠」
◎日 時:2007年4月20日(金)14:00〜18:00
◎会 場:ひとまち交流館・会議室
京都市下京区河原町通五条下る東側
◎講 師:仲野 豊
(NPO法人日本HIS研究センター理事・トータルメディカルコンサル
タント株式会社 )
石田 章一(NPO法人日本HIS研究センター代表理事)
◎内 容:「経営面からみた連携医療と広報戦略」
「任意」と「義務」に分かれた情報提供で病院経営が変わる
4月から改正医療法が施行され、国民・患者への情報開示・推進が強力に推
し進められます。最大のポイントは好む好まないにかかわらず、情報開示が
進められることです。「死亡率○%、再入院率○%」といった治療結果情報
が都道府県から出るインパクトは大きく、病院の看板を下ろすことにもなり
かねません。経営が危機的状況にある中で、医療の質と経営のバランスを保
ちながら、積極的な広報活動が展開しにくくなっているのが実情です。利用
者や生活者の立場に立ちながら、連携相手の要求にも的確に応えていく――。
情報の取り扱い次第で明暗を分けることにもなることから、今回の戦略講座
では将来の病院経営と広報戦略に的を絞って開催します。
「“広報戦略で病院は変わる”の根拠」
〜医療広告規制とは何か、緩和で何が変わるのか〜
信頼の獲得に必要な心配りと情報表
人から「よい病院」と太鼓判をもらいたいものです。そのためには、よい経
験をしてもらうことがいちばんです。よい経験をしてもらうには、サービス
を提供する人が「よい」ということが、どんなことか身体で知っていなけれ
ばなりません。情報公表制度によって何がおこるか。国民は、はじめて公平
に、しかも「比較検討」しながら、自分に見合う医療情報を探すことができ
るようになります。これからは、言葉にならない経験や知恵が力になります。
いよいよ情報による差別化の時代には入るのです。広報活動なしでは理念は
腐敗します。言葉を使わずに、自らを「知らせる」力を持つことではないで
しょうか。
◎対 象:医療・福祉施設経営者、管理者、広報担当者、コンサルタント
◎受講料:一般12,600円/HIS会員6,300円
問い合わせ・申し込みは、当研究センター会員サポートデスク〈info-his@j-his.jp〉
またはHIS on Line〈http:/www./j-his.jp〉から。
現在、受講申込受付中。
■病院広報の泉 「病院広報を定義すれば」
国際PR協会(IPRA)第1回総会での広報の定義は、前号でも紹介しましたとおり「社会
の動向を分析し、この動向が何をもたらすかを予測し、組織の指導者の相談相手となり、
組織にとっても社会にとっても利益となる事業を実行する技術であり、社会科学である」
というものでした。
では、心身にハンディをもった人に、その恢復のためにサービスを提供する病院などヘル
スケア・サービス組織が行う広報とは、どのように定義されるべきでしょうか。広報の本
質は変わることはないとしても、経済を中心とする企業のそれとは一線を画した定義が必
要になると思われます。
実は、病院広報の定義については、当日本HIS研究センターは、その前身である日本HIS研
究会の時代に定義し、広報プランナー養成講座(愛称・企画広報塾)での基本講座に使っ
ているテキスト「病院広報の基本」に明記してきました。
それによると病院広報とは、「病院・診療所が、社会から信頼、理解、好意を得るために
計画的、継続的に行う理念の展開活動」と謳っています。
このなかで、最も意味深長というか分かりにくいのは、最後の「理念の展開活動」という
点でしょう。
理念がなくては、医療や経営は行き当たりばったりになりかねないし、存在理由もわから
ないまま事業活動を行うことになります。しかし、理念はあるというだけでは何の価値も
ありません。そこに謳われている志や精神性が、事業の根本として活用されねばならない
のです。その活用のためには、理念が何をいわんとするのかを、内外に知らしめることが
必要であり、そこに広報の大きな役割がでてくるということなのですが、むしろ、「広報
なくして理念はありえない」といってもいいくらいで、理念と広報は一体のものです。理
念の展開とは、広報であり事業そのものを指していると考えてもいいのです。
■HISの知恵袋 「患者様か、患者さんか」
ある病院で相談をうけました。「当院では『患者様』か『患者さん』か、両方意見があっ
て、どちらに統一するのがいいか悩んでいます」と。
ひところ新聞紙上でも話題となり、マスコミから意見を求められたりもしました。その後
そのことに関心が遠のいていましたが、この相談でまた考え始めました。
「様」も「さん」も相手を敬う気持ちを表すということで意味は同じ。「さん」は「様」
より親しみを込める場合の表現。使い分けるのは、その場その時の、こちらの意志しだい。
相応しいと思う方を使えばいいのです。ただ、どちらかに統一するのは、対応を硬直させ、
使うと不自然な人もいるのでやめたほうが賢明。
それより問題は「患者」という言葉の方ではないでしょうか。ペーシェントとは「辛抱強
い人(と呼ばれる人)」という意味です。そんな人に寄り添って専門性を発揮しなければ
ならい立場では、いかにその人と一体になるか、苦痛が自分のことのように理解できるか、
病院全体でも、事務部門であっても、その姿勢がなければ、医療サービスはなり立たない
と思います。その人の懐に入っていくには、心理的距離をつくらないということです。そ
こに自ずと見えてくるその人なりの「呼びかけ方」があるはずです。
誰しも病人、患者を志向しないし、自ら進んで患者になりたいなどと考える人はいません。
それなのに病院の方から、患者呼ばわりされることは悲しいことです。もともと「患者に
しない」ために病院はあったのではないでしょうか。
むしろ、気にしている「患者」の二文字を病院から追い出すこと。貼り紙や広報誌など、
外に向かう情報を点検し、可能なかぎり「患者」をなくす活動をしましょう。全体への呼
びかけは「利用者の皆様」「来院のみなさん」でほとんどの場合、問題なく片がつくはず
です。ただ、間違っても「ご利用者の皆様」「ご来院の方々」のなどと丁寧すぎる、ベタ
ベタした表現に注意しましょう。時間がかかる鈍なイメージ、お代官様に取り入る籾手の
商人の臭いもプンプンしてきます。「…ませ」のホテル言葉も患者の気持にはよくありま
せん。融通の利かないマニュアルのイメージがあります。医療人は、すべてにわたり全知
全能、いつも「十分な考えの結果」でサービスしていると考えるのが、医療のお客です。
それにしても医療現場では、なぜ「お患者様」といわないのでしょうか。(い)
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