『あのオンリーワン☆ベンチャーで働かないか』「自分の向いていること」で実力をつける
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2008.2.29■■■
就活生向け、社長インタビューメルマガ
【 メルマガ『あのオンリーワン☆ベンチャーで働かないか』 】
〜ベンチャー社長に学ぶ、変革の時代の働き方〜
■WriterzNet■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Vol.29 ■■■■
【タイトル】 「自分の向いていること」で実力をつける
【今回のゲスト】 NPO コトバノアトリエ
代表 山本 繁(やまもと しげる)氏
【プロフィール】
1978年5月、東京都板橋区生まれ
2002年3月、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)卒業
2005年3月、かながわボランタリー活動推進基金21
「ボランタリー活動奨励賞」受賞
2006年9月、NEC社会起業塾2006メンバー
2007年2月、社会起業家ビジネスプランコンテストSTYLE 4th「優秀賞」受賞
現在NPOコトバノアトリエ代表理事
NHKや新聞全国紙などマスメディアにも取り上げられている。
【本号のポイント】
「人間には絶対に向き・不向きがあります。給与の額などにとらわれず、
素直に自分の向いているところで頑張ればいいのではないでしょうか。」
今回は登場していただくのは、
NPOコトバノアトリエ代表を務める山本さん。
コトバノアトリエは今、社会問題となっている
ニート・フリーターの人々を支援するNPOです。
コトバノアトリエはそのニート・フリーターという
社会の問題を解決しようとする積極的な姿勢から
マスメディアにも取り上げられ、今や注目の的となっています。
しかし、
「『人に迷惑をかけなければ、
あとは好きに生きていいじゃないか』と思って」いた
山本さんがなぜ、NPOを始めたのでしょうか。
さらに、NPOで働くとはどういうことなのでしょうか。
企業と何が違うのか。NPOならではの面白さとは何なのか。
そして、そんなNPOで働いてきた山本さんの考える就職観とは。
「自分の好きな分野で、死ぬ気でやって実力をつける。
これがとても大事です。」
最後のふんぎりのつかない私たちの背中をそっと押してくれる、
そんなお話を伺ってきました。
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【1】事業内容 −フリーター・ニートの雇用構造を変革する!−
【2】創業までの軌跡 −ビジネスとしての模索−
【3】「NPO」で働くとは? −ソーシャル・ベンチャーの役割−
【4】私の仕事観・就職観
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そして、代表は語り始める・・・
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【1】事業内容 −フリーター・ニートの雇用構造を変革する!−
▼ニートを漫画家に育てる支援事業▼
私たちは、ニートやフリーターを支援する事業をしています。
主に、2つの事業を展開しています。
一つは、「トキワ荘プロジェクト」というもので、
漫画家志望の若者に格安で住居を提供しています。
カレンダー制作や広告漫画などの仕事をとってきて、
漫画家志望の若者に対して提供もしています。
またスタジオジブリの元プロデューサーや漫画原作者、
大手出版社の編集者さんなどに、作品を見てもらう機会を作ったり、
講演会を開いたりしています。
二つめは、「オールニートニッポン」という
インターネットラジオの放送(http://www.allneetnippon.jp/)です。
ニートの若者を勇気付けるようなメッセージや必要な情報を流したり、
彼らの問題を社会に知ってもらえるような番組にしています。
また、運営も私以外は全員ニートの若者です。
プロジェクトに参加することで、スキルや経験を身につけ、
最終的に社会に飛び出してもらえればと思っています。
▼自分の働きたいところで働けるようにしたい▼
このように、コトバノアトリエではニートやフリーターの若者を
育てていけるような環境を作っています。
今はニートやフリーターをしている若者も、
私たちのところで仕事の経験・スキルを身に付け、
実力を伸ばしていくことで、
自分の向いているところで働けるようにしていければと考えています。
【2】創業までの軌跡 −ビジネスとしての模索−
▼中高生と触れあいで見えた現実▼
ですが、もともと私は芸術や文芸が好きな人間で、
「人に迷惑をかけなければ、あとは好きに生きていいじゃないか」
と思っていました。ですから、「社会起業家になりたい」とか
「ソーシャル・ベンチャーをやろう」とか思ったことは
一度もありませんでした。
そんな私を変えたのが、大学時代にしていた中高生劇団のコーチ経験です。
中高生劇団では、悩みを抱える人たちの表現活動に携わりました。
そこで、彼・彼女らと向き合ううちに、
いじめ・家庭内暴力・学級崩壊・家庭の経済格差などの社会問題について
考えるようになりました。これがきっかけです。
▼最適な手段として「ビジネス」をやっている▼
私は、学生時代にこのような若者の問題に対して、
「ボランティア」をすることで向き合いました。
その中で、ボランティアで貢献できることに限界も感じました。
例えば、資金ひとつとってみても、自分の持ち出しでしたから。
そこで、「ビジネスとして事業化し、フルタイムで24時間格闘できる組織を
作らなくてはいけない」と思うようになりました。
ビジネスという手法を用いて、この問題を解決するのが
有効だと考えたのです。
つまり、お金を儲けるのが目的ではなく、
社会問題や大きな困難を抱えている個人を助けるための手段として
「ビジネス」を選択していると言うほうが適切です。
【3】「NPO」で働くとは? −ソーシャル・ベンチャーの役割−
▼社会問題を解決すること▼
このような経緯で始めたので、一般の企業とは、
設立の目的が全く違います。
一般の企業の目的は、やはり「利益の最大化」です。
しかし、私たちの目的は「社会問題を解決する」ことにあります。
私は「社会」をより良くしていかなくてはいけないと思っています。
私たちはみんないつか死に、「社会」は次の世代に
受け継がれていきます。その世代交代の時に、
「できるだけ良い社会を残したい。」
それが、私たちの目標です。
一般の企業の場合は、自分たちの利益のために、
社員一同頑張ると思います。
ですが、私たちは問題意識を共有し、
それを解決するために一緒に頑張ります。
ですから、私たちには無償で協力してくれる人もいますし、
応援してくれる人も多くいます。
▼NPOは「ニーズを満たす代理人」▼
そういう意味で、私たちNPOは、誰かが持っているニーズを
実現する手助けをする「ニーズを満たす代理人」なのです。
例えば、漫画家志望の人がいるとします。
けれでも、東京は家賃も高い。生活も大変。
アルバイトに時間ばかりとられて、漫画を描く時間もなくなる。
漫画を描いても、評価してくれる人もいない。
結局、漫画家になれない。
私はこれがすごくもったいないと思っていました。
というのも、もし誰かが格安で住居を提供でできれば、
彼らはより高い確率で成功するかもしれません。
さらに、描いた漫画を評価してくれるプロの編集者や
漫画原作者との良質な出会いをプロデュースできれば、
その可能性はもっと高くなるかもしれません。
ですから、彼らのニーズに近づけば近づくほど、
その人の人生に影響を与えていけるのではないかと思っています。
深い部分でいろいろな人の人生に関わることができるのは、
すごくおもしろいですよね。
【4】私の仕事観・就職観
▼向いているところで一生懸命やるしかない▼
このように、「NPOで働く」ことには面白いところがたくさんあって、
私は自分にすごく向いているなと思っています。
ただ、NPOは儲からない(笑)。
やはり、外資や金融と比べてもらえれば分かるように、
給与は業種や職種によってまちまちです。
けれども、たまたま自分の向いていることが、
あまり儲からない仕事だったら、それは仕方ありません。
自分のやりたいこと向いていることがその枠に入っているなら、
そこで一生懸命やるのが、結局は仕事を通じて
幸せになる近道だと思うので。
▼結局、実力勝負だと思うんです▼
私は結局のところ、実力勝負だと思うんです。
給与の面でも、業界ごとに差があるとはいえ、
トップクラスまで上り詰めれば、それなりに多くもらうことができます。
だから、自分が「この業界だ!!」と思ったら、
そこに飛び込んで実力をつければいいのだと思います。
自分で「これだ!!」と思うことを、
死ぬ気でやったほうが実力もつきます。
みなさんの人生も長いのですから、目先のことにとらわれず、
自分の好きな分野で「死ぬ気でやって実力をつける!」。
これがとても大事です。
人間には絶対に向き・不向きがあります。
給与の額などにとらわれず、素直に自分の向いているところで
頑張ればいいのではないでしょうか。
▼恋愛をしなさい!▼
最後ですが、ぜひ学生のうちに恋愛をしてください。
今、他人と本気で向き合う機会というのは「恋愛」だけだと思います。
というのも、相手の全部が好きというのは、ありえませんよね。
けれど、嫌でも付き合わなくてはいけない。
相手の嫌なところも好きになるようにしたり、
相手を大切にしながら好きなところを増やしたり、
そういった努力をしなくてはいけません。仕事も同じです。
だから、このような努力をしたことのない人は、
職場でもなかなか続きません。
特に、私たちの仕事は究極的に人間の心を満たす仕事です。
だからこそ、人間がどういう生き物か分かっていないと仕事になりません。
「本当に何を求めているか?」、
「人間はどういうことに喜ぶのか?」、
「どういうことが嫌なのか?」など、
友達関係やインターンよりも恋愛を通じて得られるものが多いと思うんです。
「恋愛をして、人と正面から向き合う」。
このことは是非、忘れないでください。
<終わり>
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[編集後記]
今回の山本さんのお話、いかがでしたか?
私は「給与の額などにとらわれず、素直に自分の向いているところで
頑張ればいいのではないでしょうか。」
という山本さんの言葉にとても勇気をもらいました。
私事なのですが、3年生の足音の聞こえてくる最近、
「就職」の二文字がちらついてきました。
と同時に、さまざまな仕事の給与や、社会的なステータス、
長期的な自分のキャリアのことなどなど、色々なことが見えてきて、
「自分で納得の行く決断が出来るか」
「自分で後悔しないか」
ととても不安になります。
しかし今回、山本さんのお話を伺い、記事にしていく中で、
そういった不安が軽くなっていくのを感じました。
「自分の向いていると思うところで、実力をつければ、
どんなところでもやっていける。結局は自分の頑張り次第なのだ」
という一見、当たり前のことに改めて気付くことができたからです。
今まで不安で一杯だった就職活動もなんとかやっていける気がしました。
今年は、表面的な情報に躍らされることなく、
自分の向き・不向きを考えながら、
楽しく実力をつける一年にしていきたいと思います。
最後になりましたが、お忙しいところ快く取材にご協力頂いた山本さん、
ライターズネットの仲間、
そして何より最後まで読んでくださった読者の皆様に
この場をお借りして心から感謝いたします。
ありがとうございました。
ではまたお会いしましょう。
ライター:前田憲佑
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▼アンケートフォーム -------------------------------------------------
以下はあくまで例ですので、これ以外のことでも
何かお気づきの点がございましたら、何なりとご教授下さい。
必ずお返事を書かせていただきます。
【 宛先 】 writerznet@gmail.com
【 件名 】 『あのオンリワン☆ベンチャー・・・』アンケート
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(具体的なお名前でも結構ですが、興味がある事業分野などを
お送りいただければ幸いです。可能な限り反映させて頂きます。)
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学生団体ライターズネット
『あのオンリーワン☆ベンチャーで働かないか』
発行責任者: 学生団体ライターズネット 三反崎陽亮
※団体詳細についてはこちら ⇒ http://www.writerznet.org/
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