『あのオンリーワン☆ベンチャーで働かないか』「売れないモノでも売る」か「売れるモノを作るか」か
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2007.10.30■■
就活生向け、社長インタビューメルマガ
【 メルマガ『あのオンリーワン☆ベンチャーで働かないか』 】
〜ベンチャー社長に学ぶ、変革の時代の働き方〜
■WriterzNet■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Vol.22 特別増刊号第二弾■■■■
【タイトル】 「売れないモノでも売る」か「売れるモノを作るか」か
【今回の社長】 株式会社ウィズ
代表取締役社長 横井昭裕氏
http://www.wizland.co.jp/
【プロフィール】
1955年、東京都生まれ。
中央大学経済学部経国際経済学科を卒業後、1977年、
株式会社バンダイに入社。キャラクター玩具、コンピュータゲーム、
ファンシー雑貨など、幅広いジャンルの商品開発に携わる。
1986年、自分の力を試してみたいと思い、株式会社ウィズを設立。
玩具やゲームソフトの企画・開発を手掛ける。1995年、
「たまごっち」企画を発案した「産みの親」。現在、同社代表取締役社長。
遊び心をテーマに楽しそうなことは何でもやってみようという精神で
チャレンジを続けている。
【本号のポイント】
読者の皆さん、こんにちは!
ライターズネットの三反崎と申します。
だいぶ涼しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
本日は、皆さんにお送りする予定だった記事内容を変更し、
8月15日に登場していただいた株式会社ウィズの横井社長と
私自身による合体コラム第二弾をお届けしたいと思います。
私たちはこのメールマガジンを通して、
「読者の皆さんに、仕事のおける考え方・キャリア・就職観・仕事観などの
哲学・価値観を少しでもインストールする機会を届けたい」
との想いで配信しておりますが、今回の増刊号では
8月15日に配信した続編をお送りいたします。
本号は、今まで配信してきたすべての社長様の考え方を
インストールした上でお読みいただけると
なお一層の理解が深まるでしょう。
遅ればせながら、株式会社ウィズ
横井社長の再度のご紹介をしたいと思います。
「たまごっち」
もはや日本中でも知らない人はいないでしょう。
そう、今回は初代から最新バージョンまで、
大ヒットの「たまごっち」の産みの親である。
昨年JASDAQにも上場され、
「たまごっち」、「デジモン」、「プリモプエル」など
出せば当たるヒット玩具を出し続けるウィズは、他の玩具会社とは
一線を画する業界の異端児であり、革命的な存在となっている。
今回の横井社長の取材では、特に「仕事のスタイル」、
「仕事の本質・原点」について迫っていただきました。
⇒本号は、8月15日に配信しましたお盆休み特別増刊号の
続編をお送りいたします。
皆さんどうぞご期待ください。
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【1】売れない商品を売るのが営業
【2】「現実を見据えながら夢を捨てず」のスタンス
【3】問題の本質・原点に立ち戻る
【4】仕事の本質に迫る
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そして、社長は語り始める・・・
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[1]売れない商品を売るのが営業
▼「おもちゃ屋」の理想と現実▼
私がバンダイに入社を決めた理由がある。
それは、若い人間が生き生きと
働いているということだ。
若い社員が権限を与えられて、
バリバリやっている。
「これは夢のある会社だぞ!」と思った。
ここで、少し「おもちゃ業界のウンチク話」を
紹介しておこう。
まずは、その一。
「バンダイ」は、今ではすっかりカタカナ表記の
社名・ブランド名でおなじみだが、
もともとは「萬代屋」という漢字表記で、
おもちゃの問屋だった。
一方、「トミー」は、もともとはおもちゃの工場で、
いわば製造メーカー出身。
そのため、「モノを作ること」にお金をかける。
新しいメカの開発などに
平気でお金をかける。
ただ、それを売ることが
今一つ得意ではない。
ところが、逆にバンダイは問屋出身だから、
「売る」のは得意だが、モノづくり開発にあまりお金をかけない。
このように、同じ業界でも
社風というか芸風の違いがあるのだ。
▼売れない商品を売るのが営業だ!▼
のちに、バンダイの会長になられた
杉浦幸昌さんの若き日の話。
杉浦さんは、カバンにサンプルをつめて
地方まで営業をしていたそうだが、ある商品がまるで売れない。
それは、その商品自体に力がなかったのが原因だ。
それで、帰社してから当時の社長に、
「この商品は売れない」といったところ、
社長はこう言ったという。
「バカヤロウ!売れない商品を売るのが営業だろう!」
これに対して、杉浦さんはこう言い返した。
「冗談じゃないですよ。売れない商品を売ったら、
みんな迷惑する。売れる商品をたくさん売るのが
営業じゃないですか」
これは、杉浦さんの名セリフ。
だが、このタンカにかぶらせて、
すぐさま業務命令を出す社長もすごい。
「杉浦!おまえ、そんな生意気なことを言うんだったら、
社外へ出ろ!そして売れる商品を自分で作れ!」
そうして、杉浦さんは形としてはバンダイを
追い出されるようにして、バンダイの子会社
「ポピー」を立ち上げることになる。
杉浦さんという人は、
何事も徹底してやる人だ。
徹底的に子供が欲しがるもの、座り込んで寝転がって
欲しがるものを作る、というのがポリシー。
だから、親泣かせでいい。
「徹底的に子供にとって面白いものを作るんだ、
それだけを徹底的に考えろ」というわけだ。
[2]「現実を見据えながら夢を捨てず」のスタンス
▼理想と現実のギャップは必ずある▼
そんな杉浦さんが私の教育係になってくれたことが、
私の運命を変えてくれたのだと思う。
しかし、今考えれば当たり前のことだが、
入社当初はいわゆる理想と現実のギャップに
直面して愕然としてしまった。
いくら他に行くところがなくて入った会社とはいえ、
やっぱり「おもちゃ屋」なのだから、子供の夢に関わって
子供たちに喜んでもらえる仕事だと思っていたのに、
いきなり上司に言われたのは、気が遠くなるような売上目標だった。
これには面食らった。
会社である以上当たり前の話なのだが、
やはり現実に愕然としてしまったのだ。
▼夢の実現を目指して、まずは目の前の仕事を一生懸命やる▼
こういう、現実に直面したとき、
人間は三つのタイプに分けられるということを、
このときに発見した。
たぶん、自分自身も含めて「ああ、オレはこのタイプだ、
あいつはこのタイプだ!」というイメージが湧くのではないだろうか。
一つめのタイプ:さっさと夢を捨ててしまって、会社に合わせてしまう人。
別に、ふてくされているわけでもないし、熱心にやるわけでもない。
要するに、休まず働かず、そこそこ仕事をこなす人。
二つめのタイプ:これは逆に夢を高く掲げて、会社と摩擦を起こして
スピンアウトしてしまう人。こういうタイプも必ずいる。
「利益だ、売上だって、冗談じゃない!」と上司にもガンガン言う人。
でも、新人や二年目ぐらいの社員がいくら偉そうなことを言っても通じない。
そこが分からないから、結局周りから孤立して辞めてしまうことになる。
三つめのタイプ:私は、これが一番理想的だと思っているけど、
現実は現実として受けとめ、夢も捨てない人。夢の実現を目指して、
まずは目の前の仕事を一生懸命やろう。このスタンスが一番大事なところ。
思い返せば、学生アルバイトの時も、この「心がけ」でやってきたのだった。
この三つめのタイプは、いわばステップアップ型と
言えるだろうが、企画を実現していくためには、
様々な場面でこのスタンスが必要になってくる。
▼何よりも自分の立場を認識せよ▼
私のバンダイ新人時代、現実と理想のギャップに
直面しながら、現実をまず理解した。
そして、最初は使い走りでもいい。
売上第一、利益が最優先。
それも了解。
ただ、一年やれば仕事の要領も分かってくるだろうし、
ステップアップしていくための方法も見えてくるだろう。
そうして、いつかは自分の好きなおもちゃを作りたい、
と思っていたことを思い出す。
[3]問題の本質・原点に立ち戻る
▼ポピーの経営哲学とは?▼
私のバンダイ同期入社のポピー組にいたとき、
当時の杉浦さんがいった口癖がある。
「とにかく、子供が喜ぶものを作れ」
これほど分かりやすくて、
難しいコンセプトはない。
しかし、このコンセプトの下、若い社員たちが
自分の裁量でモノづくりができた。
あまり上司にガタガタ言われることなく、
個人の裁量で物事が進められた。
「とりあえず、作ってみないとわからないだろう!?」
今なら、ある意味考えられないような乱暴さだが、
それがいい方向へ作用していた。
そんな自由な雰囲気に満ちた、
若者たちの会社がポピーだった。
今から考えれば、乱暴なモノづくりをしながら
ポピーは破竹の勢いで成長していった。
背景に杉浦さんの思想というか、
経営哲学があった。
「一番の営業は、売れる商品」
売れる商品があれば、営業しなくても売れていく、
ということだ。
そして、私にさらに耳打ちした。
「将来、営業なんて爺さん婆さんでいいんだ」
そして、こう続けるのだった。
「絶対、営業にはいうなよ」
▼問題の混乱時には原点に立ち返るべし▼
普通の会社は、「企画・開発」と営業が話し合い、
商品化や生産数量を決めていく。
その当時のポピーは、
営業の話を聞かずに商品化していく。
そして、いつの間にか営業担当の机の上に
サンプルが置いてある。
「知らないぞ、こんな商品。いつできたんだよ!」
そんな怒ったような、あきれたような会話が
営業担当の中で交わされていた。
これも私が得た教訓の一つだけど、会社というのは
商品が売れなくなると、営業の発言力が増し、
逆に商品が売れ始めると、企画開発の力が強くなる傾向がある。
これは、他の業界でもそうではないだろうか。
これも、「目からウロコ」的に学ばせてもらった
教訓の一つだが、私がある商品を進めるかどうか
悩んでいたことがある。
私は、決断力があるほうだと思っているが、
このときは上司・生産メーカー・営業担当・コストなど、
様々な判断がしがらみの中でどうにもならなくなっていた。
そこで、杉浦さんに相談したわけだが、
すべての話を聞いた後で杉浦さんは、
「それがどうした」という顔をしてこういった。
「で、その商品は売れるのか?」
「たぶん、売れると思います」
「売れるんだったらやれよ」
[4]仕事の本質に迫る
▼本来、本質はシンプルだ!▼
これ以上ないほどシンプルな解答。
我々のモノづくりに根幹は、売れるか売れないかの判断であって、
しがらみなんか関係ないだろう、というわけだ。
何か問題がこじれてきたら、
原点に戻る。
自分たちは、
何のために仕事をしているんだ。
売れる、いい商品を作るためだ。
売れる商品だったら進める。
売れない商品だったらやめる。
物事の本質・原点というのは、
こういう「分かりやすさ」だと教えてもらった、
忘れられないエピソードだ。
ともかく、その頃のポピーは、子供が売り場で
寝転んで欲しがる商品を作れという大号令の下で、
企画担当者が大変な勢いを持っていた。
▼「仕事」の本質とは?▼
さて、ここで勢いだけでなく、
冷静に「仕事」の本質は何か考えておこう。
私の考えは、こうだ。
朝の9時から夕方の5時までずっと会社にいて
まじめに働いているが、なかなかいい企画が出ない人もいる。
逆に、まじめに働いているようには見えないが、
いい企画を出す人がいる。
昔の道徳観からすると、
前者がいい会社員かもしれない。
しかし、よく考えると、会社にとって
しっかり結果を出している後者のほうが
良いのではないかと考えるようになった。
この考え方は、新人の頃から
今まで私の中で変わらない。
また、経理の人だったら計算を間違ってはいけないとか、
それぞれ仕事の役割の中で、期待されているポイントがある。
それを外さないことが大切だ。
自分の役割をしっかり果たして、
仕事の「スタイル」は、人それぞれでいい。
これが仕事の本質ではないだろうか。
ライター: 三反崎 陽亮
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何かお気づきの点がございましたら、何なりとご教授下さい。
必ずお返事を書かせていただきます。
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【 件名 】 『あのオンリーワン☆ベンチャー・・・』アンケート
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(具体的なお名前でも結構ですが、興味がある事業分野などを
お送りいただければ幸いです。可能な限り反映させて頂きます。)
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学生団体ライターズネット
『あのオンリーワン☆ベンチャーで働かないか』
発行責任者: 学生団体ライターズネット 三反崎陽亮
※団体詳細についてはこちら ⇒ http://www.writerznet.org/
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