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2009/12/05

【よく学ぶ前に、よく遊ぶ!?】

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     インターネットに載らない!?チョット得する日経ネタ
 2009/12/5 vol.885 配信部数:848(まぐまぐ:378、melma!:470)
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 素朴な疑問その1。

 ベビースターラーメンという私の好きなお菓子があるのですが、あれはお湯
で戻すとラーメンとして食べられるんでしょうか?(笑)


■本日の引用題材

 2009年11月26日付 日経新聞夕刊 15面 『シニア記者がつくるこころのページ』
 書き手:高橋 秀(美術作家)


■本文

 今日は、美術作家の高橋秀さんによるコラムをご紹介します。

 記事をまとめていたのは日経編集委員の方で、取材形式で文章が構成されて
いました。

 さっそく本文へと行きますと、「秀桜基金留学賞」なる留学賞があるそうで、
設立したのがこの高橋さん。

 高橋さんはローマに40年ほど住み、外から日本を見続けてきて、芸術分野
における今後の若者たちの行く末に言いしれぬ不安を常々感じていた。

 これから日本のアートは世界に伍(ご)していけるのか、自分に何かできる
ことはないか。

 そう考えた高橋さんは自宅を処分するなどして1億円を基金にし、2007年
から毎年3人の若手美術家を海外に送り出しているとか。

 現在に至るまで9名の若者がこの基金を利用し旅立ったとのことですが、高
橋さんは彼らにどうも不満がある様子。

 高橋さんのことば。

「彼らは『やはり外に出てみなければ気がつかないことが多く、勉強になった。
いい体験をさせてもらった』と、感想は皆同じ。あれだけ私が『せいぜい遊ん
でおいで』と、口を酸っぱくして言ったのに、優等生的な発言ばかり。1年や
そこいらで何が学べるだろうか。成果なんかどうでもいい。痛快に遊び、しっ
かりと日本を外から見直してきてほしいのに」。

 もう一つ。

「今の若者はゆったりと遊ぶということを知らないのだろうか。よく学ぶ前に
よく遊べ、です。でないといきなり海外に行っても、短い期間では何も世間が
見えずじまいで終わってしまう」。


 高橋さん自身、33歳の時に留学生としてイタリアに渡り、結局そのままイ
タリアに居ついてしまった。

 なぜ日本を飛び出し、イタリアに渡ったのかという経緯が記事では詳しく書
かれていましたが、そこは省略します。

 ともかく40数年前にローマに行き、最初の一年間は一切絵筆に触らなかっ
たと言います。

 最初は見聞を広げることに集中しようと、そういう思いが高橋さんの中には
あった。

 *

 その後、ローマと日本を往復しながら日本の大学で学生たちに教えるように
もなったのですが、描く絵が漫画チックなど、彼らの作品、意識が薄っぺらく
見えてしょうがないという印象を高橋さんは持った様子。

 再び高橋さんのことば。

「私がイタリアに行った当初、同年代のイタリアの画家たちの作品は、一見と
ても雑な仕事に見えたが、そこにすごい主張があった。私の作品は隅から隅ま
できっちりと仕上がっているのだが、何が言いたいのか分からない、というこ
とに気がついた。今日の若者の仕事も、何が言いたのか分からない。もっと広
く、もっと高く気構えを持って、腹を据えて描いてほしい」。


■今日の一言

「学ぶ前によく遊ぶ」。


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【高橋秀さんについて】--------------------------------------------

★プロフィール
http://www.shu-art.jp/takahashishu.html


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■□編集後記□■

 なるほどなぁ。

 成果より見聞を広める方が大事なこともある。

 日本人は変に真面目なところがあって、「遊べ」と言われても、そういうの
はとても苦手かもしれない。

 海外のアーティストの作品は雑であってもしっかりとした主張がある、とい
う高橋さんの言葉も印象的だった。

 整然としたものは一見優れているように見えるが、でもそういうものは個性
がないと言うか、存在感がないのだろう。

 日本のスーパーにおいて、野菜などは形の良いモノだけが並べられる傾向に
ある。

 確かにきれいだけど、存在感はやっぱりない。

 *

 結局、一生のうちで一度くらいは海外に出て外から日本を見てみることが大
事なんだろう。

 若いウチにそれができたら、それに越したことはない。


 感想はコチラから ⇒ nikkei@connect-one.jp

 ではまた明日!

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