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2009/11/13

【2度と撮れない「自分の宝」】

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     インターネットに載らない!?チョット得する日経ネタ
 2009/11/13 vol.863 配信部数:848(まぐまぐ:377、melma!:471)
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 今日は13日の金曜日ですねぇ。

 で、オバマ大統領が来日ですか?

 なにもこの日にしなくても。。。(笑)


■本日の引用題材

 2009年11月12日付 日経新聞夕刊 18面 『こころの玉手箱』
 書き手:若尾 文子(女優)


■本文

 今日は、先日一度ご紹介した女優の若尾文子さんによるコラムを再度取り上
げたいと思います。

 ある日の話題は、出演した映画についてのアレコレ。

「50年以上も女優の仕事をしていると、2度と撮れない『自分の宝』だとい
えるような映画がある。苦労してできたものだから、いつまでも記憶に残って
いる」。


 そんな書き出してその日のコラムは始まっていまして、その映画とは溝口健
二監督の作品だそうです。

 最初に出た1953年の「祇園囃子(ばやし)」という映画において、当時20
歳前後の若尾さんに溝口監督は「芝居は、その人間になってりゃいいんだ」と
言い、好きなようにやらせてくれたので、そのまま演じるだけでよく楽だった
とのこと。

 しかし、その3年後の「赤線地帯」という作品の時は違った。

 この時若尾さんは男を手玉にとる娼婦の役立ったそうで、自分がまったく知
らないことを演じなければならず、勝手が違ったとか。

 当然うまく演技ができないわけですが、監督は怒らない一方で演技が形にな
り始めないとカメラを回そうとしない。

 その間、大先輩の俳優さんたちもずっと待たせるわけです。


「つらくて死んでしまおうかと本当に思った」。


 当時の心境をこう語る若尾さん。

 すべてが否定され、撮影中どんどん追い詰められていきます。

 ふたたび若尾さんのことば。


「それだけ苦しむと、ある時、目の前がすっと開けるような経験をした。ふっ
と気分的に抜けた感じで、演じることができた。苦しむだけ苦しむと、どこか
で出口が見つかるものだと自信を持つことができた」。


 このように忘れられない映画のエピソードを語った後に、自分がどうやって
演じているかの紹介が終盤にされていました。

 若尾さんによると、人それぞれやり方はあるだろうけど、自分の場合は台本
を起きている時はもちろん、寝ようとする時も眺め、そうやって毎日眺めてい
るとイメージがわいてきて、そのうちに自分と同化していくような感覚になる
と言います。

 これが自己流の覚え方だと、そんな風に書かれていました。


■今日の一言

「苦しいのは自分だけではない。逃げないで耐えると、突破口は必ず見つかる」。


 感想はコチラから ⇒ nikkei@connect-one.jp


【若尾文子さんについて】-----------------------------------------------

★プロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E5%B0%BE%E6%96%87%E5%AD%90


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■□編集後記□■

 仕事でつらくて死にたくなること、もうダメだと途方に暮れること、こんな
大女優さんでもそんなことがあるのだと、少し驚いた。

 なんのことはない、職業はなんであれ、人間はみな同じなのだなぁ。

 苦しんで苦しんで、その先に見えたものがコラムでは紹介されていたが、い
かに苦しくても必ず出口が見えてくるという話は、私も似たような体験をした
ことがあるので、その通りだと思う。

 こういう時に一番良くないのは、あきらめたり逃げること。

 それをやってしまうと次もまたやってしまい、成長できなくなる。

 これも自分は経験者なので、よく分かるのです(笑)。


 感想はコチラから ⇒ nikkei@connect-one.jp

 ではまた明日!

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