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2009/11/20

エース証券の週刊アナリストメモ

http://www.ace-sec.co.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 【NO.44】              『ウィークリー』2009/11/20

  ▲エース証券の週刊アナリストメモ

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ
て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。

≪目次≫
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┃1.フォーカス:ケインズ流「アニマル・スピリット」を再び高める時に
┃2.アナリスト取材メモ
┃3.商品のご案内
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┃【1】フォーカス:ケインズ流「アニマル・スピリット」を再び高める時に
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 ■□■ ケインズ流「アニマル・スピリット」を再び高める時に ■□■ 

 週明けは、福を鷲づかむという意味を込めた縁起物の熊手を買い求める人で
賑わう「二の酉」。熊手の商談が成立すると威勢の良い手締めの音が響くが、
昨年も11月に入って下げ足を早めた日経平均は二の酉(17日)を越した2
1日に安値を付け、年末に向けて反発局面を形成した。

 昨年の今頃は、リーマン・ショックを機にした金融システムの機能不全が全
世界を襲い、各国政府が協調して対応策を打ち出すなか、投資家の大半が世界
恐慌の影に怯えていた。日本でも急激な円高、企業業績の急激な悪化、自民・
民主の二次補正予算を巡る不毛の対立など先行きに明るさが見えない状況だっ
た。今年も円高、政策不在、増資ラッシュに伴う需給悪の三重苦に喘いでいる。

 しかし、世界景気は着実に回復局面に入っており、先の見えなかった昨年と
は明らかに異なる。日米欧の先進国の需要回復は遅れているが、中国を中心と
する新興国の需要は伸びており、この第2四半期の企業業績も当初想定を上回
る発表が相次いでいる。経営者は今下期の見通しについては慎重な姿勢を崩し
ていないが、新たな成長領域への投資には積極的だ。現在の増資ラッシュには、
その資金調達という側面もあり、全てをネガティブに考えることもないだろう。

 円高や政策リスクに伴う景気の二番底懸念は残るが、株式市場はそれを織り
込みつつあり、短期テクニカル指標は、いつ反発に転じてもおかしくないシグ
ナルを発している。丁度1年前の当欄でケインズの言う「アニマル・スピリッ
ト」を紹介したが、いま再びそれを高める時では…。

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┃【2】アナリスト取材メモ(2009年11月10日~11月16日)
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※株価は11月17日終値。

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●ヤクルト本社(東1:2267 2605円 時価総額4582億円)

プロバイオティクス(消化管内での細菌叢改善)に有用な乳酸菌飲料ヤクルト
世界31の国と地域で販売(中期目標45カ国)、1日当り販売本数は平均2
000万本以上。中国などアジア諸国への事業展開が加速。医薬品と化粧品の
両事業も手掛ける。

 10/3期2Qは4%減収、3%営業増益となったが、円高の影響を除くと
3%増収、28%営業増益。海外はアジア諸国で乳飲料が伸びる一方、国内は
経費節減策が奏効した。通期見通しは、2%減収、5%営業増益だが、円高の
影響を除くと3%増収、26%営業増益に。

 全社売上高に占める海外比率は28%。このうち、アジア比率は前上期24
%→今上期32%に上昇。特に、02年に進出した中国の1日販売本数は20
0万本弱、5年間で5.4倍に拡大。沿岸部を中心に14都市に進出、今期営
業利益への寄与は10億円に達する見通し。

 全社営業利益の37%を占める医薬事業は、09年夏に特許が切れた抗ガン
剤カンプトに代わり、同エルプラットが伸長。効能拡大で更なる増収を狙う。
また、協和発酵キリンから白血球減少症治療薬ノイアップを譲り受けるなど、
ガン領域でのプレゼンスを拡大。

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●シミック(東1:2309 19780円 時価総額177億円)

新薬の治験が手順書通り進捗しているかを検証したり、治験データを解析した
りするCRO(治験支援機)大手。製薬会社の営業活動や生産活動を支援する
CSOやCMOなどの派生業務も手掛け、創薬事業をトータルサポートする体
制を構築。今後は患者に対するヘルスケアサービスも視野に。

 09/9期は12%増収、11%経常増益と伸長したが、計画未達。顧客で
ある製薬会社の都合で、治験プロジェクトが遅延したことなどが要因。総売上
高に占めるCRO事業の比率は前期の63%→58%に低下、事業の多様化が
進んでいる。

 前期の受注額は318億円、期首受注残高は前期年商に匹敵する285億円
に達し、主力薬の特許切れが相次ぐ2010年問題を背景とした、製薬会社か
らの治験需要は依然旺盛。ただ、短期的には、業界再編によるプロジェクトの
統廃合がCROにとって失注リスクとなる点に注意。

 米欧アジアで同時進行する国際共同治験を受注するため、アジアの拠点整備
を進めると共に、治験データの解析能力を高めるためのITツールにも注力。
また、第一三共から静岡工場譲受。

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●オプト(JQ:2389 11.4万円 時価総額170億円)

ネット広告専業代理店大手。独自の広告測定システムに強み。電通系列入り後、
電通との協業体制を敷き、販売面の強化を図っている。

 09/12期第3Qは5%増収の410.5億円、10%経常減益の7.7
億円、四半期純利益4.1億円(前第3Q▲2.3億円)。22億円増収の増
減内訳は、電通協業寄与+74.1億円、既存営業部分の不振▲30.4億円、
子会社の不振、事業譲渡(旧ALBA)で▲21.7億円。既存分野不振と事
業譲渡で営業利益、経常利益は減益。純利益は同譲渡に伴う税効果等で黒字化。

 通期見通しは据え置き。通期計画に対する第3Qの進捗(売上高71.3
%、経常利益77.9%、純利益77.2%)はほぼ計画線。電通顧客の開拓
とソリューションサービスの拡充、中堅企業へのアプローチ強化を実施する方
針。

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●GMOペイメントゲートウェイ
 (東1:3769 109800円 時価総額93億円)

クレジットカードを中心に決済関連サービスを提供。自前の営業部隊による加
盟店開発に強み。決済サービスのマルチ化、公共分野(公共料金の支払等)の
開拓、原価抑制努力を継続する方針。

 09/9期は15%増収の25.4億円、22%経常増益の9.2億円、当
期利益19%増の5.2億円と二桁増収増益で過去最高更新。オンライン課金
分野は巣篭もり消費、新型インフルエンザによるネット利用の高まり、多様な
決済サービスの提供で順調に成長。期末の稼動加盟店数は+1929店の21
166店。継続課金分野もクレジットカード決済の浸透が寄与した。

 10/9期も20%前後の増収増益を計画。業界別に営業部隊を配置し、他
社との提携を活用しながら、顧客のEC化比率の向上を支援、同社サービスの
シェア拡大を目指す。

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●塩野義製薬(東1:4507 1860円 時価総額6531億円)

国内売上高ランキング7位。抗生物質など感染症薬が主力だったが、近年は自
社開発した高脂血症薬クレストールなどの循環器疾患薬が国内外で主流に。イ
ンフルエンザ治療薬は最終ステージに。新薬開発は総じて順調。

 10/3期2Qは売上高1326億円(+26%)、経常利益163億円(
▲14%)と増収減益ながら会社計画はクリアした。海外展開のため昨秋買収
した米サイエル社が2桁増収に寄与。治験進展による開発費の34%増加が減
益要因に。

 クレストールは国内が10%増収、海外からの販売ロイヤルティ収入は円高
で3%増に留まったが、トータル売上高は340億円と全社の1/4を占める
規模に。なお、通期計画の修正は無し。

 インフルエンザ薬ペラミビル(注射剤)は、治験で1000症例以上を収集
した。成人用は10月に承認申請し、2010年の承認予定。小児用は来年の
申請を目指してフェーズ3試験に着手した。また、グローバル製品として開発
が進む抗肥満薬とHIV薬はともにフェーズ2ステージ。

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●ツムラ(東1:4540 2735円 時価総額1935億円)

1000億円を超える医療用漢方薬市場で83%のシェア。コストのかかる新
薬開発を止め、既存漢方薬の科学的根拠を構築することで処方率の向上を目指
す方針。医師や患者への啓蒙が進み、2009年度は最高益更新を見込む。た
だ、漢方薬の薬価引下げリスクが浮上。

 10/3期2Qは入浴剤や外用抗真菌剤の事業譲渡で、売上高は0.2%増
収に留まったが、医療用漢方製剤129処方は数量ベースで10%伸長、経常
利益は14%増と計画もクリアした。通期計画は、売上高、利益、配当とも増
額修正。

 認知症の周辺症状に効く抑肝散(よくかんさん)、胃腸障害向け六君子湯(
りっくんしとう)、過敏性腸症候群に良い大建中湯(だいけんちゅうとう)な
ど主力3薬はいずれも2桁増収。大建中湯は術後消化管障害治療薬として米国
で臨床試験を6月に開始。インフルエンザ用麻黄湯(まおうと)は大幅増収だ
が、生薬原料の調達には時間を要す。

 大腸ガンや肺ガン患者に化学療法剤を投与する際の副作用(しびれ、下痢)
に対して、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)や半夏寫心湯(はんげしゃしんと
う)を処方。漢方を併用する抗ガン剤療法を育成中。

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●豊田合成(東1:7282 2305円 時価総額2996億円)

トヨタ系の自動車部品メーカー。合成樹脂やゴム製品を供給。LEDなど非自
動車部分野に注力。

 10/3期第2Qは売上高21340億円(▲34%)、営業利益30億円
(▲86%)と大幅減収減益。主力の自動車事業が、トヨタ自動車の大幅な減
産実施の影響で、36%減収の1942億円、98%営業減益の4億円と低迷
したことが要因。

 LEDを中心とした非自動車事業は22%増収の192億円、営業利益は倍
増の25億円と好調。前期から注力していたノートパソコン用液晶パネルのバ
ックライトLEDの採用が急速に進んだ。

 通期計画を売上高4300億円⇒4600億円、営業利益▲10億円⇒10
0億円へと大幅上方修正。各国政府の自動車販売促進策による自動車生産の回
復、ノートパソコン向けLEDの増加を見込んでいる。

 LEDは、2012年度市場規模8000億円(末端市場)、生産個数60
0億個~700億個を前提にシェア20%を目指すと発表。現状は数億個/月
程度と推定されるため、3~4倍程度の生産能力増強が必要になるが、自社及
び協力工場を活用する模様。

 テレビ用については、2012年度でもパソコン用と同規模程度の売上高に
とどまるとしている。CCFLメーカーが設備投資を積極的に行ったあと、L
ED化で損失を拡大させた経緯から慎重なスタンスを採っている模様。

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●アートネイチャー(JQ:7823 700円 時価総額116億円)

男性オーダーメイドかつらの国内シェアトップ、女性用かつらも伸長。医療向
けかつらを本格展開。

 10/3期第2Qは7%減収の138億円、66%経常減益の5.2億円、
純利益72%減の2.1億円と大幅未達。主力の男性用かつらが9%減、女性
用も5%減と苦戦、新規の減少が目立った。増毛商品は新規の増加で+4%。
原価率の上昇、展示会や賃貸料の増加で大幅減益。

 通期計画は売上高▲24.4億円、経常利益▲14.7億円、当期利益▲1
0億円の下方修正。増毛商品や女性用かつらの新商品投入、販売チャネルの多
様化による販売増、経費削減、物流の効率化に注力。ただ、個人消費の低迷や
競合激化等を考慮すると、下期も未達の懸念が残る。

 女性用レディメイドかつらを強化。今期は10店舗程度の出店、TV通販な
どの非店舗販売と販売チャネルも多様化。医療用も品揃えを拡充。配送業務の
アウトソーシング、検品・資材管理の海外移管で納期の短縮、経費の削減(年
間5000万円)を図る。

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●ケーズホールディングス
 (東1:8282 2870円 時価総額1459億円)

関東を地盤とするホールディングスと主要な地域子会社6社を中心に全国展開、
効率経営を推進。ポイント制度は採らず、「あんしんパスポート」で顧客囲い
込み。頑張らない経営、親切な店を標榜。

 10/3期第2Qは8%増収の2994億円、38%経常増益の112億円、
純利益44%増の60億円。売上未達だが、粗利益率と販管費率の改善で利益
は大幅に超過。エコポイントによる高粗利商品の伸長、価格競争の鎮静化、在
庫適正化、経費抑制が寄与。既存店▲5.4%、出店20店。

 通期計画は売上高▲80億円、経常利益+26億円、当期利益+18億円の
修正。下期は既存店▲1.7%、出店21店を前提。エコポイントを利用した
省エネ家電の買い替え促進、定番定数の在庫管理による粗利改善、九州や東北
子会社収益の改善等で、下期も上振れの公算大。

 今後10年は年率10%の売上成長を目標。チラシの世帯カバー率を現在の
40%→80%に高め、2016/3期に売上高1兆2500億円を目指す。
来期は40店程度の出店を計画(30店にメド)。

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┃【3】商品のご案内
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