2009/10/23
エース証券の週刊アナリストメモ
http://www.ace-sec.co.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【NO.40】 『ウィークリー』2009/10/23 ▲エース証券の週刊アナリストメモ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。 ≪目次≫ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1.フォーカス:CIA&ABをポートフォリオ構築のキーワードに ┃2.アナリスト取材メモ ┃3.商品のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【1】フォーカス:CIA&ABをポートフォリオ構築のキーワードに ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ CIA&ABをポートフォリオ構築のキーワードに ■□■ 米ドルの実効為替レートは歴史的な安値水準に迫るなか、世界各国では急激 なドル安への対応が始まっている。輸出依存度の高いアジアでは、韓国や台湾、 タイ、フィリピン、インドネシア等が景気回復を脅かす自国通貨高を抑制する ドル買い介入を実施したとされている。中国やロシアでもドル買い介入が観測 され、ブラジルは急激なレアル高対策として、金融取引税の導入に続く新たな 施策も検討している。欧州各国も強いドル安懸念を示すなか、日本からは何も 聞こえてこない。 こうした中、足下では一時的なドル買い戻しの動きもあるが、米国景気は2 010年も回復が鈍く、相対的な低金利状態が続くという見方が強く、ドル安 地合いは簡単には収まらないだろう。 さて、世界では最近、新興衰退国(NDC)という表現が使われ始めている という。残念なことに日本も含まれるらしい。投資の基本は成長国・地域、企 業に資金を配分することにある。日本が本当にNDCに転落するようなことが あれば、円は将来、強い水準を保つことはできない。長期的な展望に立てば、 資産の一部に海外資産を保有しておくことも必要になろう。 世界経済への影響力を増している中国(C)。労働力人口に恵まれ、潜在成長 率の高いインド(I)。両国の成長が波及するアセアン諸国(A)。CIAに 最も近い資源供給国のオーストラリア(A)。地理的には離れるが、豊富な資 源や農産物を産し、ワールドカップとオリンピックを控えるブラジル(B)。 高いリターンを期待できる投資先ではないだろうか。当然、ここに新たな収益 基盤を築く企業もである。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【2】アナリスト取材メモ(2009年10月13日~10月19日) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※株価は10月20日終値。 ----------------------------------- ●メディサイエンスプラニング (HC:2182 1304円 時価総額33億円) 新薬開発のための治験が正常に進行しているかチェックするCRO業務が主体 で、2008年秋上場。外資系製薬会社からの受注比率は、業界平均3割に対 して5割と高い。生活習慣病領域での治験支援事業を強化するため、糖尿病に 強いCROを今期首に子会社化。 09/8期は10%増収、9%営業減益と計画未達。治験プロジェクト2件 が中止になったほか、プロジェクト完了後の治験スタッフの配置換えがスムー ズに進行しなかったことによる新規案件の遅延、受託単価の下落などが要因。 期初計画では20%営業増益を見込んでいたが、第3Qの営業利益進捗率が 57%に留まっていたことから、計画未達にサプライズはない。 前期の受注額は71億円と前々期の35億円から倍増、受注残高は42億円 と通期売上計画の6割をカバー。事業規模(年間プロジェクト本数15本)が 比較的小さいため、伸長率は高いが、プロジェクトマネジメントの巧拙による 業績変動リスクが大きい点には注意を要する。 今期、特化型CROを連結しない場合でも15%増収、16%営業増益と伸 長する計画。 ----------------------------------- ●ワッツ(JQ:2735 10万4500円 時価総額36億円) 生活必需品を中心にお買い得感のある商品開発に注力する100円ショップ。 西日本中心にミーツを直営展開するワッツと、東日本中心にシルクを直営・F C展開するオースリーが経営統合(07年)、規模倍増。ローコスト運営を徹 底、小型店(70坪)で機動的な出退店。新業態開発にも積極的。 09/8期は微減収の330億円、7%営業増益の11.1億円、7%経常 減益の9.1億円、純利益37%増の5.6億円。既存店は▲1.3%だが、 客数は維持。粗利益率の改善、販管費抑制で営業増益。控除対象外消費税の計 上で経常減益。出店108店、閉店73店、期末790店。 10/8期は既存店±0.0%(9月▲0.1%)、出店92店、閉店42 店を前提。商品力強化、仕入先の絞込みによる原価改善、システム統合による ローコスト運営の強化、新規卸先の開拓等に注力。 生花、おしゃれ雑貨、野菜直売、食品スーパー型100円ショップ(大黒天 物産と提携)に続く新業態として、低価格の立ち呑み業態に参入。海外1号店 として、タイに和風雑貨店を出店。 ----------------------------------- ●キャンバス(東M:4575 2745円 時価総額79億円) 副作用の少ない抗ガン剤を開発する創薬系企業で、2000年の創業。今年9 月のIPOで調達した12億円は主力新薬のフェーズ3試験に充てる計画。既 に武田薬品と共同開発・販売提携を結んでおり、マイルストンやロイヤルティ による収入で黒字化を狙う。2600円以下は投資妙味。 細胞は、G1(細胞チェック前期)→DNA複製期→G2(細胞チェック後 期)→細胞分裂期の順に活動するが、細胞に異常が無いかをチェックするG1 期とG2期が機能しないと死んでしまう。 ガン細胞は元々、G1期が機能しないため、G2期でチェックが行われる。 同社のCBP501は、G2期だけを妨げる働きを持つ物質で、抗ガン剤の候 補となる。なお、正常細胞のG2期を妨げてもG1期で異常のチェックが行わ れるため、重い副作用は発生しない可能性が高い。 このメカニズムによるガン治療では、フェーズ2段階のCBP501が世界 で最も開発ステージが進んでいる。中皮腫と肺ガンを対象に、武田薬品が開発 費の8割を負担する契約を結んでおり、バックアップ化合物も合わせて今後2 150万ドルのマイルストン(成功報酬)と、売上高に応じて最大9%のロイ ヤルティと利益を受け取れる。臨床試験前の新薬候補は他に2品保有。 ----------------------------------- ●トレジャー・ファクトリー (東M:3093 17万4200円 時価総額20.9億円) 総合リサイクルの「トレジャー・ファクトリー」、服飾専門の「トレジャーフ ァクトリースタイル」を1都3県に直営展開、福島にFC店。独自のPOSシ ステム、買取査定支援システムを活用した適正な売価設定、幅広い品揃えで差 別化。賃料下落、好立地の居抜き物件の増加で、今後、積極出店の方針。 10/2期第2Qは25%増収の24.6億円、112%経常増益の1.4 億円、純利益79%増の0.6億円。既存店が売上高+1.7%、同粗利益率 66.2%(+1.2p)と好調で、利益は計画を上回った。前年新店も大幅 伸長。一般買取の増加、広告宣伝費の削減等が寄与。新規出店3店。 通期計画は据え置きだが、保守的。下期の消費環境の悪化を想定としている が、9月既存店は+4%と順調。リース、レンタル会社、引っ越し業者、家電 量販のノジマ等と提携、仕入ルートの多様化を推進。顧客データを活用したチ ラシで一般買取も強化。下期出店は3~4店を計画。 長引く不況やエコ意識の高まりで一般消費者のリユース品に対する抵抗感が 低下、メディアの露出増も寄与。中期戦略として、1都3県から隣県へ出店エ リアを拡大、年間2桁出店を目指す。新卒、中途の採用を強化、人材育成を急 ぐ。仕入体制も強化。 ----------------------------------- ●ホギメディカル(東1:3593 4720円 時価総額771億円) 手術用不織布のトップ企業だが、手術用キットを一纏めにしたフルキット製品 の売上構成比が43%と、新たな事業に育ちつつある。病院での手術を効率化 できるフルキット受発注システム「オペラマスター」の販売を強化、付加価値 事業の比率が高まっている。 10/3期第2Qは3%増収、3%経常増益だが、計画比では未達。インフ ルエンザ流行で手術件数が想定ほど伸びなかったほか(特に5月)、在庫評価 損や外注率上昇、為替差損が要因。 今期のオペラマスターの契約数は新規10件、解約6件、9月末契約件数は 112件。同事業の売上構成比は前上期18%→今上期21%に上昇した。解 約病院には比較的中規模の病院が多かったが、新規契約病院は大学病院が主体。 ターゲットとしている全国約1000病院のうち、仮契約あるいは契約検討中 のものは437件に達する。契約数は会社想定ほどのペースではないが、堅実 に増加しており、大病院の比率も高まっているようだ。 営業体制は、本社ショールームでの接客応対を抑えて契約獲得を強化中。ま た、下期は設備耐用年数の見直しによる償却費減が見込めるため、通期計画未 修正。短期リスクはインフル流行。 ----------------------------------- ●カシオ計算機(東1:6952 679円 時価総額1894億円) 海外向けデジタルカメラの失速、携帯電話の販売不振で上期、通期見通しを大 幅下方修正。 上期及び通期見通しを下方修正。上期は売上高2500億円⇒1970億円、 営業利益50億円⇒▲150億円、経常利益25億円⇒▲130億円、通期売 上高5300億円⇒4770億円、営業利益150億円⇒▲50億円、経常利 益100億円⇒▲55億円。 海外向けデジタルカメラの失速とau向け携帯電話の販売不振が要因。国内 ではトップシェア獲得と好調だったデジタルカメラが、海外では高性能が受け 入れられず大幅未達。 会社側は、海外のデジタルカメラ販売施策の見直し、au向け新機種発売の 効果で、下期は挽回できるとして下期計画は据え置いた。ただ、具体的な内容 に乏しく、再度の下方修正リスクが意識される内容だった。 ----------------------------------- ●村田製作所(大1:6981 4480円 時価総額1兆91億円) 利益目標、製品動向、海外生産比率について、インフォメーションミーティン グ)を実施。内容に新味はなかったが、受注が堅調なため、株価は強含みを想 定。 利益目標は、3年以内に営業利益率10%、継続的な利益を伴った成長路線 への回帰。ピーク時の18%に比べ低い目標に映るが、9月単月の利益率は高 い水準にあり、保守的な目標。 製品動向では、チップ型アルミコンデンサへの本格参入を表明、セラミック コンデンサで実現が難しい高容量帯に進出する。高周波部品は3GやLTEな どマルチバンド用やカード端末向け部品の販売増を狙う。ただ、従来の延長線 上の内容が多く、新味に欠ける印象。 海外生産比率を現在の15%から30%に引き上げる方針を発表。円高や海 外売り上げ比率が80%に達するなど外部環境の変化に対応するとしている。 なお、足元の業績に関しては詳細の開示はなかったものの、堅調としている。 ----------------------------------- ●良品計画(東1:7453 4380円 時価総額1229億円) 「わけあって安い」を基本とする「無印良品」の企画、卸売・小売。素材や製 造工程に拘り、消費者の共感、納得を得られる商品開発(ソーシャル消費を意 識)に注力。国内は、旗艦店を中心に標準店、小型店の展開で顧客層を深耕。 情報発信力(TVCM等)を強化。アジア、欧米に積極展開。 10/2期第2Qは3%減収の812億円、18%経常減益の78億円、純 利益27%減の39億円と未達。減益は01年以来。既存店が▲7.1%(計 画▲6%)と低調。粗利益率は前年比▲0.7pだが、調達構造改革、値下抑 制で計画比0.4p改善。出店18店、閉店24店。想定外の特損計上。 通期売上高1701→1674億円、経常利益178→154億円、当期利 益104→80億円に下方修正。下期既存店▲2→▲5%、粗利益率45.9 %(+1.3p)、販促費の増額を前提。TVCMや媒体連動の販促で戦略7 3アイテムの拡販を推進。下期出店は国内7店、海外14店を計画。 無印良品価値の持続的成長を目標に、思想・コンセプトの深耕、マーケティ ング改革、市場に即した店舗形態の開発と品揃えの拡充、海外の着実な成長に 注力。暮らしの良品研究所を設立、「実質本意で美しい」ブランド戦略を推進。 国内は純増15店程度の出店を想定。 ----------------------------------- ●エスケイジャパン(東1:7608 345円 時価総額28億円) ボーリング場、ゲームセンターが運営するクレーンゲーム用の景品を企画・製 造・販売。キャラクターグッズ、雑貨・コスメ商品などの小売事業も手掛けて いる。キャラクター物の景品では、ECを新たな販路として育成中。予想配当 利回り3.35%。 10/2期第2Qは微増収の45.6億円、経常利益1.7億円(前第2Q ▲2.1億円)、純利益3.2億円(同▲2.3億円)と10/2日付け上方 修正水準に着地。小売事業は閉店で落ち込んだが、卸売事業はゲームセンター やコンビニ向け商材が好調で増収。「まるねこくらぶ」「スウィートベア」な ど好採算のオリジナルキャラクターのヒットが続き、粗利率が改善、経費も抑 制できたため、大幅な黒字転換。保険解約益で純利益は改善幅が拡大した。 通期の経常利益を0.8→2.0億円、純利益を1.7→3.4億円に上方 修正。ゲーム施設のオペレーターは採算面からクレーンゲームを見直す傾向に あり、今後も同社は提案営業を強化。単体月商は7月+37%、8月+36%。 9月も好調持続、通期計画の上方修正幅は保守的と見ている。 ----------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【3】商品のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------ ■□■ 短期豪ドル債オープン ■□■ ------------------------------------------------ 金利水準が魅力的な豪ドル建ての債券等に分散投資します。 【分配金が魅力です】 2009年10月の収益分配金は、税引前1万口あたり100円でした。 ■詳細はこちら http://www.ace-sec.co.jp/index_gdo.html ※インターネット取引にて、ご購入いただけます。 ---------------------------------------------------------------------- 【金融商品取引法に基づく表示事項】 ◆本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等 商号等 :エース証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第6号 加入協会:日本証券業協会、社団法人日本証券投資顧問業協会 ■□■金融商品取引契約に伴う手数料等諸費用とリスク事項等について■□■ 金融商品へのご投資には、各商品等に所定の手数料等諸費用(株式投資の場合 は約定代金に対して最大1.2075%(100万円以下の場合、最低手数料 2,625円)(税込)外国債券の場合は円貨と外貨を交換する際には外国為 替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートを使用、外国口座管理料と して(1年分3,000円または3年分7,200円、等)、投資信託の場合 は銘柄ごとに設定された販売手数料及び信託報酬等の諸経費、等)をご負担い ただきます。 各商品等には価格や為替の変動等による損失を生じるおそれがあります。 商品毎に手数料等諸費用及びリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、 当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向け資料をよくお読 みください。 【エース証券免責事項】 ●「▲エース証券の週刊アナリストメモ」は、信頼できると考えられる情報 に基づいてエース証券(以下、「当社」)が作成し、お客様にご提供致しま すが、当社が基にした情報及びそれに基づく当社の要約または見解の正確性、 完全性、適時性などを保証するものではありません。「▲エース証券の週刊 アナリストメモ」に掲載された内容は資料作成時点におけるものであり、予 告なく変更される可能性があります。 ●「▲エース証券の週刊アナリストメモ」に基づき投資を行った結果、お客 様になんらかの損害が発生した場合でも、当社は理由の如何に問わず、一切 責任を負いません。 ●「▲エース証券の週刊アナリストメモ」は当社が発行するメールマガジン です。当社が提供する情報について、当社の許可なく転用・再配信する事は できません。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。 http://www.mag2.com/(マガジンID:0000218018) ---------------------------------------------------------------------- ””””””””””””””””””””””””””””””””””” ●発 行 者 :エース証券株式会社 ●ホームページ:http://www.ace-sec.co.jp/ ●お問い合わせ:trade@ace-sec.co.jp ●登録・解除 :http://www.ace-sec.co.jp/mail_index.html ”””””””””””””””””””””””””””””””””””


