2009/10/02
エース証券の週刊アナリストメモ
http://www.ace-sec.co.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【NO.37】 『ウィークリー』2009/10/ 2 ▲エース証券の週刊アナリストメモ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。 ≪目次≫ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1.フォーカス:クリーンテックに流れる世界の投資資金 ┃2.アナリスト取材メモ ┃3.商品のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【1】フォーカス:クリーンテックに流れる世界の投資資金 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ クリーンテックに流れる世界の投資資金 ■□■ 鳩山新政権がスタートして二週間余、一部閣僚の不十分な発言が円相場や株 式市場を揺るがし、東京市場は焦点ぼけの様相を呈している。見直された20 10年度予算要求(15日)の中身、26日召集で調整が進む臨時国会におけ る所信表明演説など、当面は政治の動向から目を離せない状況が続く。 さて、鳩山首相は先月22日の国連気候変動首脳会合で「温暖化ガス25% 削減」を表明、世界から高く評価された。その2日後、米NASDAQに電気 自動車用電池を手掛けるベンチャー企業(創業2001年、赤字継続)が上場、 300億円余りの資金調達に成功、初値は公募価格を約25%上回った。米政 府の助成金を獲得し、GMとの提携が期待されていることが人気化した理由だ が、ここに至るまでには新技術や新産業に投資するベンチャーキャピタル(V C)が大きな役割を果たしている。 昨年の金融危機で世界中の様々な分野で資金の流れが滞ったが、欧米のVC の動向を見ると、昨年来、電池、バイオ燃料、風力発電、スマートグリッドな ど、クリーンテック分野への投資は寧ろ勢いを増していると言ってもよい状況 にある。さらに最近では、VCに限らず、世界の有力企業が「R&D(研究開 発)」ではなく「A&D(買収・開発)」の手法で、クリーンテックの覇権を 目指す動きも見られる。加えて、アジア各国でもクリーンテックファンドの募 集が相次いでいる。業績を基に企業を評価するアナリストには割高に見える企 業でも、時間とコストを考える経営者の評価は異なる。有力な環境技術を持つ 日本企業は今、世界の経営者の目にどう映るのだろう。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【2】アナリスト取材メモ(2009年 9月15日~ 9月28日) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※株価は9月29日終値。 ----------------------------------- ●ファーマフーズ(東1:2929 21500円 時価総額12億円) 鶏卵内に抗体を作り出す技術を持つほか、ストレスや血圧改善に繋がるギャバ、 ビタミンの一種である葉酸を強化したタマゴなど機能性製品を開発。海外展開 の基盤作りは進んでいるが、やや遅れている印象が否めない。投資タイミング は、ギャバ素材の中国認可(今年12月頃)、葉酸タマゴの利益率改善が確認 (上期決算発表時)されたとき。 09/7期は10%減収、経常損益は▲4→▲2億円に改善した。会社側の 事前予想通りであったが、期初計画(29%増収、黒字転換)と比べると大幅 未達。 要因は、国内ギャバ製品の低迷と、中国や米国での新事業の立ち上がりの遅 れ。葉酸タマゴは5割増収と好調。減収下での赤字減少は、開発拠点統合など リストラ効果によるもの。 米国で今年2月に発売したギャバ飲料は高単価品で消費低迷の影響を受けた。 中国では今年6月、同社ギャバ素材が認可候補品として公示された。会社側は 正式認可を今年末と見ているが、中国ではメラミン事件の影響で新規素材の認 可に慎重となっており、予断を許さない。 葉酸タマゴは、「鶏卵として出荷」→「畜産飼料として販売」方式に移行、 利益率改善を狙う。 ----------------------------------- ●GSユアサ(東1:6674 814円 時価総額3366億円) 自動車用電池が主力。来下期からハイブリッド車や電気自動車用リチウムイオ ン電池を納入開始。 10/3期第1Qは30%減収の489億円、営業損失22億円(▲45億 円)、経常損失23億円(▲53億円)。自動車生産や設備投資、物流の落ち 込みで主力の鉛電池が減少、半導体、液晶製造機器向け照明も大幅減。第1Q 実績は計画通りとしているが、実体は厳しいものと見ている。 会社側は今期売上高2400億円、営業利益70億円を据え置いたが、エー ス経済研では売上高2450億円⇒2380億円、営業利益75億円⇒65億 円に下方修正する。国内産業用鉛電池、照明事業の見通しを、第1Qや足下状 況を勘案して見直したため。 EV、HV用リチウムイオンバッテリーは想定通りの進捗。特に、EV用バ ッテリは納入先からの増産要請があり、対応策を検討中。HV用は来下期には 納入開始の見込み。新規の案件もあるが、新たに受託する場合は公募増資の資 金も用途が決まっており、資金がネックになるとしている。 中長期的には、HV用バッテリーの寄与が見込めるものの、今期は設備投資 や公共事業の落ち込みで若干の業績未達を予想しており、新規投資には慎重な スタンスを取りたい。 ----------------------------------- ●西松屋チェーン(東1:7545 912円 時価総額634億円) 子供・ベビー服の専門店を、フリースタンディング中心に全国展開。競合対策 として、店舗の大型化、PBの強化、ショッピングセンターへの居抜き出店な どに取り組んでいる。スクールサイズに品揃え拡大。 10/2期第2Qは1%増収の572.8億円、10%経常減益の38.2 億円、純利益29%増の21.6億円とほぼ8/28日付け修正値通り。出店 26店で期末677店。前期出店46店のフル稼働も寄与し増収を確保したが、 既存店は天候不順、値引競争の激化などで▲5.7%と計画(▲3.0%)を 下回った。直輸入比率の引き上げで粗利益率と改善したが、販売効率の低下を 吸収できず、2桁減益。ただし、前期に特損計上した棚卸評価損が無くなった 純利益は増益。 10/2期通期予想を売上高1244→1205億円、経常利益101→9 5億円、当期利益57→54億円に下方修正。下期前提は出店35店、既存店 ▲4%、粗利率36.0%(上期34.4%、前下期34.7%)。直輸入の 拡大、売れ筋PB開発で更なる粗利率改善を狙うが、ハードルは高い。 ----------------------------------- ●ニトリ(東1:9843 7540円 時価総額4314億円) 価格訴求力を高めた大衆向け家具・インテリア専門店を全国展開。昨年、5月 から実施している「値下げ宣言」による独自の値引き販売が成功。円高メリッ トの享受、仕入先の変更、物流コストの抑制などにより、2度目の上方修正。 円高進行で更なる仕入低減が可能に。 10/2期第2Qは19%増収の1388億円、49%経常増益の242億 円。値下げ効果で既存店は+10.9%(客数+18.9%、客単価▲6.8 %)。円高が値下げを相殺し、粗利益率が改善。純増11店で期末197店。 決済レート94.8円(計画100円、前年103.9円で9.1円円高)。 10/2期業績計画を再度上方修正。売上高2744→2802億円、経常 利益402→423億円、当期利益209→211億円へ修正。下期既存店の 前提は前年比横ばいから+2%に変更。足下の既存店は好調だが、下期は比較 する前年の水準が高く、値下げ効果も薄れると想定した。 8/8日から400品目を追加値下げした。値下げ幅は15%~40%。今 後も利益を確保しつつ、消費者の低価格志向に応えていく考え。 ----------------------------------- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【3】商品のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------ ■□■ 短期豪ドル債オープン ■□■ ------------------------------------------------ 金利水準が魅力的な豪ドル建ての債券等に分散投資します。 【分配金が魅力です】 2009年9月の収益分配金は、税引前1万口あたり100円でした。 ■詳細はこちら http://www.ace-sec.co.jp/index_gdo.html ※インターネット取引にて、ご購入いただけます。 ---------------------------------------------------------------------- 【金融商品取引法に基づく表示事項】 ◆本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等 商号等 :エース証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第6号 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