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2009/09/11

エース証券の週刊アナリストメモ

http://www.ace-sec.co.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 【NO.35】              『ウィークリー』2009/ 9/11

  ▲エース証券の週刊アナリストメモ

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ
て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。

≪目次≫
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1.フォーカス:鳩山新政権誕生、「秋の波乱」も視野に
┃2.アナリスト取材メモ
┃3.商品のご案内
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┃【1】フォーカス:鳩山新政権誕生、「秋の波乱」も視野に
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 ■□■ 鳩山新政権誕生、「秋の波乱」も視野に  ■□■ 

 世界的な景気底打ちの兆候が強まっている半面、各国ともに金融緩和の出口
戦略に踏み切るまでには至らず、金や原油などの国際商品市場から先進国やア
ジアの株式市場へとリスクマネーが流入している。消費、設備投資、雇用など
の低迷が続く日本市場も海外市場の上昇を受けて、8月中旬以降、微妙なバラ
ンスを保った小幅レンジの高値揉み合いが続いている。

 さて、今週はいよいよ、期待と不安の入り混じった鳩山新政権が船出する。
今年度補正予算の見直しなど具体的な施策の中身、工程表が見えるまでには相
応の時間を要するが、当面は23日の国連総会、24~25日の20カ国・地
域金融サミット、訪米中に予定されている日米首脳会談、日露首脳会談等にお
いて、鳩山新首相がどのようなメッセージを発するのかが注目点となろう。

 また、民主党がマニフェストで示した製造業派遣の禁止、二酸化炭素排出量
25%削減、高速道路無料化、ガソリン暫定税率の廃止、子育て支援、新薬ス
ピード承認、年金改革などの政策は良薬と劇薬の二面性を有している。国内景
気は年末から来年にかけて二番底を見に行くという懸念の声も聞こえはじめて
いる。新政権には短期の景気対策にも十分な配慮が求められるところである。

 シルバーウィークを控えた今週の株式市場は引き続き、海外市場の動向に左
右されることになるだろう。リスクマネーの動きと相俟って進むドル安・円高
も気懸かり材料の一つである。投機筋の動きが思わぬ「秋の波乱」を招く可能
性も想定した投資戦略を考えておきたい。

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┃【2】アナリスト取材メモ(2009年 9月 1日~ 9月 7日)
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※株価は 9月 8日終値。
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●日本駐車場開発
 (東1:2353 4900円 時価総額168億円)

附置義務駐車場の不稼動部分を賃借、月極や時間貸しなど様々な形態で賃貸す
る事業が主力。百貨店、大型商業ビル等の駐車場マネジメントも増加。カーシ
ェアリングにも着手。スキー場運営も。

 09/7期は4%増収の78.7億円、6%営業増益の12.5億円、36
%経常減益の11.6億円、純利益25%増の6.1億円。売上高、営業利益
は過去最高、経常減益は配当益の減少が影響。不採算物件の見直しで解約が増
加したが、純増33件。日経・JA・経団連ビル駐車場の運営受託。

 10/7期は75物件の純増、財務体質の強化を前提。中小規模ビルのサブ
リース、大型ビル・商業施設のマネジメント提案を強化。不況に伴う駐車場の
収益性向上ニーズの高まりに期待。東京都心を中心に、カーシェアリングにも
取り組む計画。スキー場運営も着実な収益改善を見込む。

 中期戦略として、人口増加・都市化、自動車の普及が進むアジアへの展開も
想定、グローバル・コンサルティング本部を設置。シンガポール、タイ、韓国
を当面のターゲットに。

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●セブン&アイ・ホールディングス
 (東1:3382 2125円 時価総額1兆9261億円)

セブン-イレブン、ヨーカ堂を核に7事業領域に展開する国内最大の流通コン
グロマリット。GMS、百貨店の収益改革、食品スーパーの拡大、小売とIT
/サービスを融合したビジネスモデルの創出等に注力。

 10/2期第2Q計画を営業収益▲1790億円、経常利益▲280億円、
純利益▲220億円の下方修正。不況に伴う消費不振、天候要因等で既存店が
低迷、粗利益率も低下。スーパーストアは97%営業減益、百貨店も収益トン
トン。金融は2桁増益と上振れだが、コンビニは8%減益。

 通期計画も営業収益▲1330億円、経常利益▲330億円、純利益▲14
0億円の下方修正。既存店売上高、粗利益の見直し、販管費削減の上積みに加
え、7-11の廃棄ロス15%負担、札幌西武の閉店等を織り込んだ。金融以
外の全事業を下方修正。純利益は特別利益計上を予定。

 事業戦略として、強い事業(コンビニ・食品スーパー)をより強化する戦略
(好立地出店)で、市場シェアの拡大を狙う。海外事業も積極拡大。GMS、
百貨店は再生事業と位置付け、構造改革に注力。ネット通販、ネット活用店舗
サービス、店舗端末サービスを融合した販促・集客を推進。

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●沢井製薬(東1:4555 5340円 時価総額838億円)

新薬の特許が切れた後、新薬と同じ成分からなる安価なジェネリック(後発薬)
を製造。業界大手3社の一角。医療費抑制を背景に、ジェネリックには各種優
遇策が施行されている。大型先発薬の相次ぐ特許切れと相俟って、業績拡大期
を迎えており、当面2桁の利益成長が続く見通し。

 全国病院の2割、クリニックの3割、保険薬局の5割に納入実績。今夏に全
国1200軒を超えたDPC(処方ごとではなく、疾患ごとに医療費の上限を
設ける制度)採用病院は専任営業員を配置することで8割程度をカバー。

 10/3期は、抗菌剤クラビット(第一三共)や抗ガン剤カソデックス(ゼ
ネカ)など26種の先発薬成分を5月と11月に分けて上市する予定で、対象
となる先発薬市場は約4900億円。来期は、抗うつ剤ルボックス(アステラ
ス製薬)など同2090億円相当が特許切れとなる。

 口中で錠剤を溶かす特殊な製剤法で先発薬に付加価値をつける、全容量を品
揃えする、学術営業員を増強することなどで差別化を進める。

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●住友金属鉱山(東1:5713 1506円 時価総額8759億円)

銅、ニッケル、金の鉱山権益及び加工を主力とする。足下の金属価格高騰で利
益は上振れ傾向。

 上期計画を売上高2340億円⇒3240億円、経常利益30億円⇒280
億円、通期計画を売上高4930億円⇒6650億円、経常利益110億円⇒
540億円に大幅上方修正。期初想定を大幅に上回る銅、金、ニッケル価格の
上昇、半導体パッケージやプリント基板など電子部品の需要回復によるもの。

 金属価格は、銅4000ドル/トン⇒5074ドル/トン、ニッケル5ドル
/lb⇒6.78ドル/lb、金850ドル/トロイオンス⇒929ドル/ト
ロイオンス(期初計画⇒7月までの実績)と大幅に上回り、足下は銅6000
ドル/トン(今回計画4696ドル/トン)、ニッケル7ドル/lb(同6.
78ドル/lb)、金990ドル/トロイオンス(同929ドル/トロイオン
ス)と一段と上昇しており、さらに上振れる可能性が高い。

 ただ、会社側は以下の3点をリスク要因としている。【1】銅の在庫が釜山、
上海、ニューオリンズで急増していること、【2】ニッケル価格が先週急落し
たこと、【3】自社鉱山の稼動が7月予定⇒年内に延期されたこと(損失想定
56億円)。このうち稼動遅延による損失は、稼動時期次第では資産計上され、
費用にならない可能性があるとコメントしており、リスク要因ではない印象。

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●PSS(HC:7707 16万6100円 時価総額71億円)

検体からDNAを抽出して検査する自動化システムを開発し、欧州大手のロシ
ュやキアゲン、三菱化学など9社に相手先ブランドで委託販売。欧米で抽出装
置の需要が拡大したことと、消耗品が安定的に出荷できたことから09/6期
は3期ぶりの黒字決算。インフルエンザ関連銘柄。

 09/6期は12%増収となり、経常利益は▲2.5→+2.2億円と黒字
転換した。抽出機の主力納入先で自社製品をバージョンアップしたことが受注
増に繋がったほか、新規納入先の開拓やコスト削減、円高一巡も奏効した。主
力のDNA抽出機の出荷台数は758→937台に増加、今期は1000台を
超える見通し。

 売上高の過半を占める欧州事業は既に黒字化しており、同10%程度の米州
事業の経常赤字は0.5億円と半減。

 WHOの新型インフルエンザウイルス検出ガイドラインに同社の自動化装置
が紹介。今後、感染症やアレルゲン、タンパク解析装置の研究に注力。

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●ユニチャーム(東1:8113 8180円 時価総額5642億円)

紙オムツ・生理用品等の吸収体分野で国内シェア4割を担うトップ企業。日本
を含むアジア全域でも、グロ-バル大手P&Gを抜く約25%のシェアを維持。
吸収体市場が成熟しつつある日本・西欧等の先進国から、人口増が著しく、所
得水準の向上で購買意欲が高まるアジア諸国への展開に積極的。

 10/3期1Q(4~6月)の経常利益は期初計画(非公表)を上回ってお
り、原料価格の高騰や急激な円高がなければ通期計画は超過する可能性が高い。

 今期予想PER28倍の水準は、トイレタリー業界11社の平均24倍を上
回るが、購買力を支える1人当りGDPが増加しているアジアでの業界ポジシ
ョンが高いほか、コスト管理の進展で、今期経常利益率は10%と同業界平均
7%を上回る。通期計画が上方修正される可能性もある。

 これらを勘案すると、PERには20%程度のプレミアム評価が相応しいと
考え、今期EPS294円×PER24倍×1.2=8450円に妥当水準を
引き上げる。ただし、株価は上昇ペースが速かったことから短期的には調整局
面もあり得る。このため、投資スタンスは押し目買いに徹したい。リスク要因
は、原料高、円高、国内市場の予想以上の落ち込みなど。

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┃【3】商品のご案内
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