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2009/07/31

エース証券の週刊アナリストメモ

http://www.ace-sec.co.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 【NO.29】              『ウィークリー』2009/ 7/31

  ▲エース証券の週刊アナリストメモ

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ
て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。

≪目次≫
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┃1.フォーカス:5ヶ月連続陽線の後は・・
┃2.アナリスト取材メモ
┃3.商品のご案内
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┃【1】フォーカス:5ヶ月連続陽線の後は・・
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 ■□■ 5ヶ月連続陽線の後は・・ ■□■ 

 7月の株式市場は、前半と後半で投資家心理が一変した。日経平均は9日連
続安の後、一転して21年振りの9日連騰を交えて1万円台を回復した。短期
的な高値警戒感に加え、第1四半期決算の発表も始まり、投資家も動きづらい
局面を迎えているが、全般には安心感が広がっているようだ。

 さて、日経平均の月足を見ると、3月から4ヶ月連続陽線となっており、7
月の終値が9940円以上となれば、2005年以来の5ヶ月連続陽線となる。
2005年は、5月から翌年1月まで9カ月連続陽線を記録し、日経平均の年
間騰落率は40%強に達した。また、東証再開以来の記録を調ベると、5ヶ月
以上の連続陽線を記録したケースは18回ある(うち12回は1970年代ま
でに記録)。ちなみに、最長記録は14ヶ月連続で、1960年6月~61年
7月、1971年11月~72年12月と2回記録している。

 さらに、5ヶ月連続陽線を付けた年の日経平均の年間騰落率を見ると、20
00年のケースを除き、軒並み上昇しており、平均上昇率は34.8%(最高
118.4%、最低▲27.8%)であった。昨年末の日経平均終値8895
円に34.8%を掛けると11941円となる。7月の日経平均が陽線を付け
れば、年末に向けて12000円を視野に入れた相場展開を想定したくなる。
楽観的と言われようが、5ヶ月連続陽線がアノマリー(投資理論的には証明で
きない株価の規則的な現象)であることに期待したい。

 さて、現時点で結論付けるのは早計かもれないが、企業業績は1-3月期を
底に回復トレンドに入った可能性が高まっている。素材、部品、加工組立産業
等に変化の兆しを感じる。

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┃【2】アナリスト取材メモ(2009年 7月14日~ 7月17日)
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※株価は 7月28日終値。

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●アルク(JQ:2496 1万3000円 時価総額14.6億円)

語学関連の教育(通信、eラーニング)、法人研修、教材等の出版を手掛け、
ブランド認知度は高い。

(1)09/5期は3%減収の75.7億円、40%経常減益の1.3億円、
純利益71%減の0.3億円と、7/15日の下方修正(売上高は増額修正)
値通り。出版事業は、『キクタン』など既存の売れ筋教材の販売が好調で収益
に寄与したが、留学・旅行斡旋事業を営む子会社の連結除外、教育事業のeラ
ーニングが大きく想定を下回ったことから、減収、大幅減益。

(2)10/5期は収益改善を計画。前期不振だった通信教材、eラーニング
の改善を見込む。具体的な施策としては、モバイル対応の強化や学習者のサポ
ートを目的としたWebサイトの開設、コミュニティの活性化など。

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●グローウェルホールディングス
  (東2:3141 1632円 時価総額229億円)

ドラッグストア業界で売上高6位、時価総額9位。関東中心に562店舗を展
開。6割の店舗が調剤薬局を併設、9割の店舗がカウンセリング化粧品を導入。
今期から連結対象となった寺島薬局の早期収益化が業績向上のカギ。

(1)09/8期3Q(累)の通期計画に対する進捗率は、売上高74%、経
常利益77%といずれも計画を上回った。総売上高の7割近くを占める中核企
業ウェルシア関東の経常利益率は4%。高田薬局はグループ化によって同2→
4%に改善したが、昨年12月にグループ化したばかりの寺島薬局は同0.2
%。連結経常利益率は3%。

(2)調剤併設店舗の拡大やカウンセリング商品の強化等の施策を迅速に推進
したことで、ウェルシア関東は37ヶ月連続で増収記録を更新。高田薬局は今
年1月から増収を継続。寺島薬局の減収継続は店舗改修などによってウェルシ
ア関東型への業態転換を進めているため。

(3)ミニストップと提携したコンビニ融合店舗を強化するほか、今夏から関
西進出。

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●SBIベリトランス
  (HC:3749 5万5700円 時価総額94億円)

SBIグループの一員で、クレジットカード、電子マネー、収納代行などの決
済関連サービスを主にEC事業者に対し提供している。中国向けの広告代理店
事業やECモールの運営(バイジェイ)など、海外を舞台とした事業の多角化
に積極的。

(1)10/3期第1Qは9%増収の12.2億円、14%経常増益の2.6
億円と四半期ベースで過去最高更新、計画を上回った。EC市場の成長の恩恵
を受け決済サービスが伸張した。利用店舗数は前年同期比332店増の280
7店、トランザクション数は同14%増の約1400万件。不採算のプリペイ
ドの取扱いを停止したことから、収益性が改善し、二桁増益を達成。

(2)10/3期の通期計画は据え置き。足下の決済サービスは順調に推移し
ているが、新規ビジネス拡大による経費増もあり、利益計画を上方修正する段
階にないと認識。

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●NRI(東1:4307 2270円 時価総額5107億円)

野村證券系SI。コンサルティング、システム開発、運用の一貫体制、証券業
を中心とする金融業、流通系に強み。野村ホールディングス、セブン&アイホ
ールディングス2社向け売上高が約4割。

(1)10/3期第1Qは2%増収の815億円、0.5%経常減益の210
億円、純利益1%増の61.2億円。高水準の受注残を順調に消化、証券、そ
の他金融向けの減収分を保険(かんぽ生命)やセブン銀行向けの伸長でカバー。
外注費は削減したが、人材採用・育成、R&Dなど先行投資に注力。

(2)第1Qの進捗率は売上高23.3%、経常利益24.7%、純利益25
%と前年を上回るが、会社側は第2Q以降に経費負担が増加とコメント。通期
計画も据え置きだが、売上高の業種別内訳を金融+30億円、その他産業▲3
0億円、品目別をコンサル▲40億円、ソリューション+40億円に組み替え。

(3)海外やその他産業分野の拡大に注力。セブン&アイの中国事業拡大に対応
したサポート体制を強化。規制対象文書を安全・効率的に管理する医薬業界向
けASPサービスの採用が増加。

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●中外製薬(東1:4519 1789円 時価総額1兆12億円)

グローバル製薬大手ロシュの傘下で、日本の研究開発販売拠点の位置付け。同
じ傘下の米バイオ医薬ジェネンテックとともに日米欧3極をカバー。相互に開
発品目を融通するなど、経営効率は高い。抗体医薬(ガン)やインフルエンザ
薬タミフルなど大型品を保有。通期計画は達成可能。

(1)09/12期2Qは31%増収、78%経常増益だが、タミフルの行政
備蓄用売上高を除くと12%増収。アバスチン(大腸ガン)、ハーセプチン(
乳ガン)など、疾患に係るタンパク質を標的とする抗体医薬の売上高がいずれ
も100億円に達して計画超過。抗ガン剤の国内シェアはトップクラスに。一
方、海外は円高と後発薬の影響で9%減収だが、総売上高の1割程度。

(2)タミフルは上期計画390億円に対して実績254億円。通期1330
万人分の備蓄用出荷時期が、下期にずれ込んだため。出荷価格は2割下がるが、
通常出荷額の増加でカバー可能。

(3)同社最大の製品は貧血薬エポジン。感染リスクのあるウシ血清を使わな
いタイプが伸長しているほか、ガン化学療法時の貧血治療用途は年内申請予定。
今年はアバスチンの乳ガンへの適応拡大申請、肺ガン薬タルセバの膵ガンへの
適応拡大申請、骨粗鬆症薬の申請を予定。

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●東洋炭素(東1:5310 4520円 時価総額937億円)

熱や電気伝導性に優れ、高温や薬品耐性、耐摩擦・磨耗性が高く、軽量で加工
が容易な等方性黒鉛の先駆者。世界シェア3割とトップ。原料調達から製造・
加工まで一貫体制。中国から次世代原子炉・高温ガス炉向け炉心黒鉛材を受注
(数十億円規模、12/5期売上計上予定)。

(1)09/5期は10%減収の305億円、42%経常減益の33億円、当
期利益50%減の25.6億円。上期までは堅調だったが、下期に半導体分野、
中国向け太陽電池向けの急減を含め、ほぼ全用途で需要減少。売上急減、原料
高、償却負担増、円高影響等で大幅減益。

(2)10/5期は1ドル93円、1ユーロ130円を前提(4~5億円の減
益影響)。太陽電池向けは秋口から緩やかに回復、2010年に成長軌道に戻
る見込み。単結晶シリコン製造用途の回復は後ズレ。一般産業向けは中国需要
の回復に期待。複合材は原子力・LED向けの拡大に期待。

(3)当初計画からは半年の遅れとなるが、需要回復時に備えた等方性黒鉛の
新プラント(4000トン)の建設は予定通り実行、2010年春の素材供給
開始を予定。黒鉛の素材特性を活かした複合材や新用途開発に注力。太陽電池
は薄膜系にも注力、LED向け複合材には韓国勢から引き合い。

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●スギホールディングス
  (東1:7649 1979円 時価総額1253億円)

ドラッグストア業界で売上高、時価総額とも2位。関東~中部~近畿エリアに
697店を展開。積極的な店舗展開とM&Aで前期は10期連続の増収増益を
達成。08年9月、ホールディングカンパニー化。今期は治験支援会社を連結
するなど、地域医療支援をトータルサポートする体制が完成。

(1)10/2期1Q(3~5月)は10%増収ながら3%経常減益。子会社
のジャパン、飯塚薬品の在庫評価法を原価法→低価法に変更したことで売上原
価が5億円近く増えたことを除くと増益決算。通期計画に対する進捗率は、売
上高25%(前期24%)、経常利益24%(同25%)。

(2)業容拡大と店舗効率アップを狙うドミナント化のため、1Qは19店を
純増。通期計画である純増75店に対して計画線上。開店後13ヶ月以上経過
した既存店の売上高は、3月▲0.7%→4月0.8%→5月4.7%と改善
基調にあるが、6月は再度マイナスに転じた。

(3)後発薬(特許切れ医薬品)は増収基調にあり、調剤薬局での処方箋単価
は9000円と高い。

(4)新薬の治験支援会社を複数買収、自社の薬剤師と連携して総合医療支援
サービスを展開。

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●商船三井(東1:9104 594円 時価総額7165億円)

不定期船を主力とする海運大手、エネルギー輸送に強み。事業環境が急激に悪
化したコンテナ船の収益改善に注力。第1Qは想定以上の赤字に転落、上期及
び通期業績を下方修正。

(1)10/3期第1Qは41%減収の2974億円、経常赤字115億円、
純損失131億円。不定期船は中長期契約を背景にドライバルクが黒字を確保
したものの、油送船、自動車船が赤字で大幅減益。コンテナは荷動きの減少、
運賃下落で赤字幅が拡大。燃油安、コスト削減も及ばず。

(2)第2Q以降の為替を1ドル97円→93円、燃油を300ドル→391
ドル、ケープサイズの市況を2.55万ドル→5.03万ドルに修正。コンテ
ナの積取は下方修正だが、余剰船の削減やコスト削減で収益改善に注力。上期
経常利益を240億円→▲50億円、通期経常利益を800億円→500億円
に。

(3)コンテナ船の需給ギャップは35%、解消のメドは見えず、数年は回復
の見込み薄、吹雪の雷鳥戦略。ケープ(鉄鉱石船)は中国向け輸送の増加、下
期の日欧向けの回復に期待。油送船は中国向けの増加、米国向けの回復で下期
に底入れ。なお、為替は下期の半分を99円で予約。

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●KDDI
 (東1:9433 51万2000円 時価総額2兆2962億円)

固定から移動までをフルカバーする通信キャリア。足下は回復傾向も、魅力あ
る施策に乏しい。

(1)10/3期1Qは営業収益8537億円(▲2%)、営業利益1418
億円(+18%)、経常利益1384億円(+11%)。主力のau事業は割
賦販売への移行でアープ(1人当り通信料金)が300円減の5600円とな
った。割賦販売の導入に伴う販売台数減によるインセンティブ総額の減少、固
定通信事業の固定費見直し、新規客獲得インセンティブの削減が増益に寄与。

(2)1Qの進捗率は営業収益24.5%、営業利益30%だが、ほぼ想定通
りだった模様。10/3期通期見通しは据え置き。ダブル定額スーパーライト、
指定通話定額の新料金プランを導入する影響を見込んでいるため。契約数が純
増傾向にもどり、一時期の不振は脱したが、依然として差別化に苦労している
印象。

(3)新規格LTEは1.5GHz、800MHz帯で12/12月開始予定。
EVDOとのデュアル端末になる見通し。会社側は不感地帯ではEVDOに切
り替えることで顧客は気にしないで使えるとしているが、4バンド、デュアル
端末は長時間駆動が難しく、3G互換のあるDocomoに対抗するのは厳し
い。

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┃【3】商品のご案内
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