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2009/04/10

エース証券の週刊アナリストメモ

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 【NO.15】              『ウィークリー』2009/ 4/10

  ▲エース証券の週刊アナリストメモ

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ
て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。

≪目次≫
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┃1.フォーカス:2016年東京オリンピックへの期待
┃2.アナリスト取材メモ
┃3.商品のご案内
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┃【1】フォーカス:2016年東京オリンピックへの期待
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 ■□■ 2016年東京オリンピックへの期待 ■□■

 日経平均は、3月10日安値から4月6日高値まで短期間で28%の急反発
を演じただけに、短期のテクニカル調整も已む無しという状況にある。さらに、
今月後半から本格化する決算発表では改めて企業業績の厳しさが浮き彫りにな
ると見られるだけに、当面は懸念と期待の綱引きという展開も想定される。た
だ、この所、一時の悪化一辺倒から様々な分野で低水準ながら改善の兆しが見
られるだけに、悪材料を徒に悲観するのではなく、「機」を窺う姿勢を保って
置きたい。

 さて、この14日〜20日にはIOC評価委員が来日、2016年のオリン
ピック開催地に立候補している東京を視察する。東京は、オリンピック誘致に
当たって、成熟した新しい都市の在り方を世界に示し、その成果を全世界に還
元することを基本理念としている。具体的には、IT技術等の活用による治安
・防災機能の拡充、公共交通網と融合した高効率な都市を実現する道路整備の
加速、世界最高水準の環境技術を駆使した温暖化対策やヒートアイランド対策
によって、21世紀に通用する都市モデルを確立するとしている。運営面では、
カーボンマイナス・オリンピックを最優先とし、太陽光発電などの再生可能エ
ネルギーの利用、廃棄物の全量リサイクル、燃料電池自動車など最新鋭の環境
対応車の導入などを謳っている。このオリンピック誘致を冷ややかに見る向き
も少なくないが、誘致に成功すれば(10月選定)、日本全体に大きな刺激と
与える可能性がある。都市の再生、環境技術の進化等により、経済成長を促す
需要創出が期待できる。

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┃【2】アナリスト取材メモ(2009年 3月31日〜 4月6日)
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※株価は 4月 7日終値。

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●テラ(JQ:2191 279円 時価総額30億円)

医療機関が、ガン患者の免疫力を高める樹状細胞療法を実施するのを支援。患
者の血液から免疫力を高める樹状細胞を取り出して培養、これを患者に戻すこ
とで抗ガン作用が強まるのが特長。提携医療機関が全国に拡大中。既に黒字化
を達成。類似企業メディネットの時価47億円がメド。

 患者は3〜4ヶ月かかる一連の治療に対して140万円程度を医療機関に支
払うが、自由診療であり、保険適用は受けられない。医療機関は免疫療法に関
する設備/ノウハウの使用料、権利使用許諾料、診療数に応じたロイヤルティ
ーを同社に支払う。

 契約医療機関は全国に10軒。今期以降の3年間で新たに9軒の新規契約を
結ぶ計画。学会を通じた医師への啓蒙活動、患者へのセミナーなどで認知度が
アップ。前期580例だった前期診療実施数は今期1000例を越える見通し。

 腫瘍の「改善」と「不変」を合わせた奏効率は6割と、単にリンパ球を増殖
させる手法より高いのは、免疫細胞がガン抗原を認識するため。将来は再生医
療やガン診断分野への展開も計画。

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●キリン堂(東1:2660 460円 時価総額52億円)

関西エリアで店舗密度を高めて知名度アップ(ドミナント展開)を進めるドラ
ッグストア。6兆円市場の業界で売上高12位、店舗数309店。M&Aを進
めてきた関西地区ではシェア14%と首位。PERは特損の影響を除くと業界
平均を下回るが、経常利益率2.3%の改善が今後の課題。

 09/2期は微増収、20%経常減益となったが、計画値はクリアした。売
上高の3/4を占めるキリン堂単体が新規出店効果から増収となる一方で、ニ
ッショードラッグやジェイドラッグなど、近年に買収した子会社は不採算店を
閉めたことで揃って減収。また、好採算の医薬品や健康食品の比率が低下した
ほか、新規出店に伴う人件費増や営業経費増で販管費が嵩んだ。

 今期は新規出店数を抑えることで初期経費の低減を図る一方、改装による売
り場作りの改善や、お買い得感の演出、客単価の高い固定客を獲得するための
DM送付やクレジットカード導入など、既存店の活性化も進める。先ずは1Q
の成果を確認すべき。

 6月から始まる登録販売員制度は手当金の支給で今期5700万円の負担増
となるが、ビューティスタッフの拡充とともに、カウンセリング体制は強化の
方向。

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●第一三共(東1:4568 1841円 時価総額1兆3052億円)

高脂血症薬メバロチンの特許切れを降圧剤オルメテックがカバーするなど、主
力薬のスイッチは比較的順調。今期はのれんの償却負担が減り増益に転じる。
また、大型薬の特許切れによる減収懸念が比較的薄く、買収した後発薬大手ラ
ンバクシーの生産データ偽造問題が解決すれば株価上昇も。

 動脈血栓症薬プラスグレルは08/12月に欧州で承認勧告され、今年2月
下旬に認可。米国では2月上旬にFDA諮問委員会が満場一致で承認勧告、4
月以降の認可見通し。米国で4000億円以上を売り上げる既存薬クラピドグ
レル(仏アベンティス)に比べ作用メカニズムが効率的で、様々な遺伝子タイ
プにも有効であるなど、大型化する可能性が高い。

 エドキサバンは不整脈や手術後に発症する血栓の予防向けにフェーズ3試験
が進行中である。プラスグレルとともに血栓症領域で世界トップクラス入りを
狙う。

 骨粗鬆症薬デノスマブは国内フェーズ3、欧米は申請中。ガンの骨転移でも
治験を進行。

 米国に一部製品が輸出禁止となったランバクシーは今月FDAと協議。欧州
当局の査察クリア。

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●資生堂(東1:4911 1460円 時価総額5986億円)

3/31日に09/3期見通しを下方修正。経済環境の悪化に伴う消費マイン
ドの冷え込みで、国内化粧品事業の計画達成が難しくなったほか、会計基準変
更、子会社の減損損失の拡大も要因。特損を考慮したPERは業界平均並みだ
が、新規投資は今期の滑り出しを確認後に。

 09/3期予想の下方修正は通算3回目。低価格〜中価格帯の化粧品が予想
以上に苦戦、売上高▲100億円。経常利益の減益分▲90億円の内訳は、減
収による影響が70億円、返品調整引当基準の厳格化による積み増しが20億
円など。ただ、3Q(4〜12月)の経常利益進捗率が68%(前期80%)
であったため、下方修正はある程度、織り込み済み。なお、50円の年間配当
は変更しないため、配当性向は100%近くに。

 利益率の高いカウンセリング品の強化やメガブランドの育成を進めるものの、
2兆円規模の国内化粧品市場は前上期が▲2%弱、3Q▲3%、4Q▲4%弱
と悪化基調。

 総売上高の4割近くを占める海外事業は中国などアジアを軸に展開強化。

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●西松屋チェーン(東1:7545 703円 時価総額489億円)

ロードサイドにベビー・子供衣料専門店を展開。09/2期は、経費はコント
ロールできたものの、商品政策のミス、価格競争の激化から減益決算。10/
2期は従来店舗より売場面積を拡大した店舗の出店、PB商品の強化などで増
収増益基調への復帰を狙う。

 09/2期は5%増収の1,163億円、10%経常減益の93億円、当期
利益24%減の45億円。前期(56店)、今期(46店)の出店で増収を確
保、新店の売場面積を拡大(200→250坪)。既存店は▲2.1%と計画
比1.1p未達、暖冬による冬物不振、キャラクター商品の売変ロス、競合相
手の値下げ、会計基準の変更で粗利益率は0.8p悪化、経費は予算内だが補
えず、減益決算。

 10/2期は65店出店、既存店▲2.5%を前提に7%増収、8%経常増
益を計画。新店売場面積を300坪に拡大させる。PB品、直輸入の拡大、経
費削減で収益改善を図る方針。

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●しまむら(東1:8227 5370円 時価総額1963億円)

実用婦人物衣料を低価格で提供する「ファッションセンターしまむら」が中核
業態。09/2期は個人消費低迷の影響から微減収、減益の不本意な決算。1
0/2期は、トレンド商品の精度向上、素材・機能にこだわった商品の拡充、
価格訴求力の強化で回復を目指す。

 09/2期は微減収(▲148百万円)の4108億円、5%経常減益の3
39億円、当期利益4%減の190億円。雇用調整に及ぶ実体経済の悪化を受
け、消費者の支出態度が一気に生活防衛的な性格を強くした。競合値下げもあ
り、減益決算。92店出店(ファッションセンターしまむら48店)で期末1
551店(同1123店)、既存店(同)▲4.6%。

 10/2期は80出店(同40店)、既存店(同)横ばいを前提に3%増収、
5%経常増益を計画。商品力の強化とアピール力を高めた売場作り、メディア
を活用した宣伝で、店舗のブランド化を促進し、集客力の強化に結び付けたい
考え。

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●平和堂(東1:8276 1143円 時価総額669億円)

琵琶湖畔に強固な地盤を形成、京阪、北陸、岐阜、愛知に展開するリージョナ
ル・チェーン。中国湖南省に進出、今期は3号店出店へ。09/7月には平和
堂東海を吸収合併の予定。BPS1772円。

 09/2期は2%減収の4122億円、12%経常減益の121億円、純利
益17%減の52億円、昨年10月以降の消費不振で大幅未達。ブランド品輸
入の縮小、衣料品の低迷等で既存店▲4.9%。粗利益率の改善、販管費の削
減を進めたが、売上減が響いた。出店5店、閉店2店。

 10/2期は、上期を2〜3月の厳しいトレンドで予算組み、下期に若干の
回復を想定。既存店前提は▲4%、出店3店。全体的な低価格戦略、値下げ・
廃棄ロスの削減で粗利高の確保を狙う。経費削減、人時生産性、VISAカー
ドとの連携による利便性向上、販促活動の強化を推進。社長は、値下げしても
利益の確保に自信があるとコメント。

 中国は順調に収益を拡大。東海地区のドミナント化を加速。中期目標として、
12/2期営業収益4180億円、経常利益127億円、当期利益70億円を
目標。

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