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2009/04/03

エース証券の週刊アナリストメモ

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 【NO.14】              『ウィークリー』2009/ 4/ 3

  ▲エース証券の週刊アナリストメモ

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ
て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。

≪目次≫
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┃1.フォーカス:「気」の持ちようが「機」を捉える眼を啓く
┃2.アナリストメモ
┃3.商品のご案内
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┃【1】フォーカス:「気」の持ちようが「機」を捉える眼を啓く
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 ■□■ 「気」の持ちようが「機」を捉える眼を啓く ■□■

 新年度を迎えた東京市場は大幅高で始まった。1日発表の日銀短観では、大
企業製造業の景況感が過去最悪の水準に落ち込み、足元の深刻な不況が鮮明に
なった。ただ、3ヶ月先の予測値が若干の改善を示したことで「更なる景気悪
化に歯止めの兆し」という見方も出ている。さらに、日銀の生活意識に関する
個人アンケートも、1年後に景気が「悪くなる」が52.7%から42.0%
に低下する一方、「良くなる」が4.8%から8.5%に増加するなど僅かな
がらも改善が見られる。

 一方、米国では、代表的な経済誌であるニューズ・ウィーク、ビジネス・ウ
ィークの3月16日号の表紙が揃って「株式は買い」という見方を示していた。
最近の米国のマスメディアは出来るだけ明るいニュースに目を向けようとして
いるように映る。半面、悪い材料にはやや出尽くし感さえ出始めたというのに、
国内の主な経済誌には依然、不安が募るような見出しが躍っている。

 さて、3月の国内自動車販売は前年比31%減、8ヶ月連続前年割れと厳し
い状況が続いているが、自動車株は全般に昨年末から堅調に推移している。環
境対策が世界共通の政策となっている中、日本メーカーが持つ高い環境技術へ
の期待、世界各国で導入されている自動車販売支援策に加え、国内でも4月か
ら始まった環境適合車に対する減税効果を先取りしてきた格好である。

 変化への期待や兆しをどう見るか、「気」の持ちようによって見える景色は
大きく変化する。省エネや温暖化対策など有力な環境技術を持つ日本企業は自
動車ばかりではない。

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┃【2】アナリスト取材メモ(2009年3月24日〜3月30日)
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※株価は 3月31日終値。

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●丸千代山岡家(JQ:3399 8万7100円 時価総額7.4億円)

北海道、関東で豚骨ラーメン店をロードサイドに直営展開。09/1期は電化
厨房の導入、シフト管理による人件費抑制で利益は計画を上回った。中期計画
を発表。12/1期は、期末店舗数134店、売上高100億円、経常利益5.
5億円、当期利益2.5億円を目指す。

 09/1期は9%増収の70.3億円、経常利益2.6倍の1.6億円、当
期利益5.8倍の1.1億円。前期経験した材料費、光熱費の負担増を想定。
今期は電化厨房導入、パート活用、シフト管理徹底、家賃減額、居抜き出店等
の施策で利益を確保。出店7店で期末91店、既存店+1.3%。

 10/1期は、新規10店、既存店横ばいを前提に9%増収、43%経常増
益を計画。食材費、光熱費の上昇は見ていない。3月既存店は▲4.2%と出
遅れたが、元々、下期偏重型の収益構造であり、期間限定メニュー投入、QS
Cの向上、経費抑制活動の継続で利益計画の達成に自信。

 3/19日に中期計画発表。出店加速(ビルインタイプを含む)と効率化に
よる収益拡大を目指す。

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●東レ(東1:3402 395円 時価総額5535億円)

繊維、プラスチックを核に、情報、環境、炭素繊維、医薬と、広汎な事業領域。
3Q決算時、景気低迷から通期見通しを売上高で12%、経常利益で70%下
方修正。来期前半がボトムとなる見通し。風力発電や太陽光発電、水処理、バ
イオマスなど環境分野への実用化研究にも積極的。

 環境負荷を低減するための設備投資は過去10年間で約100億円。世界シ
ェア34%の炭素繊維は、自動車や航空機のボディ、風力発電用羽根、水素燃
料タンク、ウラン濃縮回転胴、燃料電池用電極などに軽量化素材として利用さ
れることでCO2削減に貢献。

 電気自動車では炭素繊維の利用で航続距離が3割伸びるほか、電池の小型化
も見込める。増設した開発拠点では自動車メーカーと設計段階から協業体制。
風力発電では風車の大型化で軽量・高強度の炭素繊維需要増が期待。太陽光発
電では発電効率を高める有機薄膜を扱う。

 水処理分野では下廃水処理から淡水化まで、広汎なろ過膜ラインナップを取
り揃え、アジアや中東を中心に世界で7600万人分の生活用水の確保に貢献。

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●武田薬品工業(東1:4502 3400円 時価総額2兆6848億円)

2009年3月期業績は3Qまで計画通りに進捗。米国のミレニアムとTAP
を新規連結したことによる会計上の費用が発生して減益となるが、この影響を
除くと実質増益。相次ぐ買収で開発パイプラインは充実しているが、アクトス
の後継薬SYR322の米国承認時期が不透明になった点は要注意。

 昨春に88億ドルで買収した米ミレニアムが開発した多発性骨髄腫薬ベルケ
ードの昨年の米国売上高は5.4億ドル(+44%)。製薬大手J&Jに販売
委託する米国外エリアでの売上高を合わせると、世界売上高は10億ドルを超
えた。他のガン種への適応拡大や皮下注射への剤型変更なども寄与して201
2年度には米国売上高だけで10億ドルに達すると見られる。

 昨年6月に日本で申請した結腸・直腸ガン治療薬ベクティベクスは、有効性
が高く副作用の低い抗体医薬。頭頸部ガンへの適応拡大も視野に2010年の
承認取得を予定。

 今年は、肺ガン薬モテサニブがフェーズ3試験を開始するほか、抗ガン剤M
LN4924、次世代型ベルケードMLN9708がそれぞれフェーズ2、1
試験に進むなど開発イベントが目立つ。

 武田薬品グループの抗ガン剤開発の中核拠点として、年3〜4品を新たに治
験入りさせる計画。

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●中外製薬(東1:4519 1660円 時価総額9290億円)

2002年に世界大手ロシュのグループ入り。中外の年間開発費600億円と、
ロシュグループの同7000億円をバックに、開発パイプラインは23品目(
適応拡大含む)まで充実。特に、有効性が高く副作用の少ない抗体医薬である
ハーセプチンやリツキサンなど、大型バイオ医薬を扱うのが強み。

 ガン細胞の栄養源となる血管新生を阻む抗体医薬として、2007年に大腸
ガン向けに上市されたアバスチンはロシュからの導入品で、今期の国内売上計
画は290億円。昨年11月に申請した肺ガンへの適応は、今年1月に優先審
査が認められている。今年は乳ガンでも申請を予定。

 中外が開発した関節リウマチ薬アクテムラは国内企業初の抗体医薬で、ロシ
ュグループに導出。欧州では今年1月に独で承認、英仏でも承認迫る。米国で
は年内に追加データを提出し来年初頭に承認見通し。骨髄腫への適応拡大や皮
下注射などへの剤型変更で大型化を狙う。

 承認申請薬は昨年の3品から今年は5品に拡大。うち骨粗鬆症薬ED71が
自社開発品。

 今期は低採算の備蓄向けタミフルの増加で原価率は上がるが、抗体医薬の伸
長でカバー。

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●東京ドーム(東1:9681 270円 時価総額517億円)

球場を中心に遊園地、ホテルなど東京ドームシティ事業に経営資源を集中。リ
ゾート、金融事業撤退。ドーム以外の事業として、化粧品を中心とする雑貨店、
公共施設の受託運営を強化。

 09/1期は0.3%減収の874億円、12%経常減益の105億円、純
利益14%減の66.7億円。主力のドーム球場はプロ野球イベントやコンサ
ートの増加で好調。ミーツポートも順調だが、ホテル、黄色いビル、ラクーア、
流通、松戸競輪等が伸び悩み。豪州の持分損失、為替差損も響いた。

 10/1期は屋内遊園地ジオポリスのリニューアルオープン(4/25日)、
横浜「ハマボールイアス」の温浴施設の運営受託、TDポイントサービスの開
始などで増収を計画。WBCはあったが、球場はメジャーやプロ野球の開催日
数やコンサートの減少による減益を想定。償却負担の増加はあるが、持分損失
・為替差損が無くなる。投資証券評価損も無くなり、純利益は大幅増へ。

 中期的には、ドームシティの付加価値向上に向けたアミューズメントゾーン
の再開発が課題。

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●ニトリ(東1:9843 5520円 時価総額3158億円)

家具、インテリア専門店を全国展開。09/2期の当期利益は計画を上回り、
10期連続の最高益更新。昨年5月以降の値下げ効果で既存店が好調に推移。
10/2期も増収増益トレンドが維持できる範囲内で値下げを実施する考え。
物流拠点等の特損33億円は過剰で計画は保守的。買い。

 09/2期は12%増収の2440億円、28%経常増益の339億円、当
期利益18%増の183億円と22期連続の増収増益。新店に加え、既存店が
値下げ効果で計画を上回った。収益面では円高メリットを享受した。純増23
店で期末186店。4回の値下げ(1300品目)で既存店+1.7%。決済
レート101.3円(計画105円、前期116.7円で15.4円円高)。

 10/2期は、純増27店、既存店横ばい、決済レート100円を前提に1
0%増収、7%経常増益を計画。値下げは収益状況を見ながら実施。3月既存
店は+5.9%と好調だが、比較値が高くなる下半期を警戒。既存店四半期計
画は1Q+1.9%、2Q+0.3%、3Q▲1.4%、4Q▲0.2%。

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