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2009/03/06

エース証券の週刊アナリストメモ

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 【NO.10】              『ウィークリー』2009/ 3/ 6

  ▲エース証券の週刊アナリストメモ

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本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ
て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。

≪目次≫
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1.フォーカス:高まる中国への期待
┃2.アナリストメモ
┃3.商品のご案内
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┃【1】フォーカス:高まる中国への期待
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 ■□■ 高まる中国への期待 ■□■

 中国の全国人民代表大会(全人代)が5日、北京で開幕した。温家宝首相は、
2009年の経済成長目標8%の達成に向けて投資の大幅拡大や大型減税など
を実施する方針を示した。首相は、株式市場が期待していた追加の刺激策は示
さなかったが、今年は建国60周年の節目にも当たり、中国社会の安定を維持
することは最大の政治目標であるだけに、13日までの会期中に雇用創出をよ
り確実にするための何らかの施策が発表される可能性は残っている。

 さて、中国には約300の都市(人口5億人)が存在しているが、逸早く成
長した沿岸部と遅れた内陸部では極端な所得格差がある。沿岸大都市でこそ中
流層とされる年間可処分所得5〜20万元(72〜290万円)の世帯が全体
の7割程度を占めるが、内陸部では省都級都市でも同5万元未満の世帯が全体
の8割に達すると推定される。それ以外の都市や農村部では更に貧困層の比率
が高くなることは言うまでもないだろう。社会の安定・政権維持を考えれば、
農村を含む交通インフラ整備等が4兆元の景気対策の5割超を占めるのも納得
が行くことだろう。

 現在、上海〜北京、上海〜南京、上海〜杭州〜福建など複数の広域都市間高
速鉄道の整備が急ピッチで進められている。日本の新幹線が果たしたと同様に、
これらの高速鉄道は中国の経済成長を促進するだろう。野村総合研究所の予測
では、2015年までに地方都市を中心に増加する中流世帯数は5000万に
達するという。中国関連と言えば、建機や輸出企業が先ず人気化するが、中長
期の膨大な消費需要を視野に動いている日本企業にも注目したい。無論、中国
企業にも。

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┃【2】アナリスト取材メモ(2009年2月24日〜3月2日)
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※株価は3月3日終値。
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●メディサイエンスプラニング
(HC:2182 995円 時価総額25億円)

製薬会社の新薬開発を支援するCRO。他社に先駆けて95年に参入したが、
上場は08年10月と7番目。現社長が就任した05年以降、製薬会社の開発
品目増に対応する形で治験スタッフを積極採用、年商は4年間で6倍増に。類
似企業のPSRを元にした短期的な妥当水準は1300円。

 CRO事業はモニタリング(治験進行監視)業務を主体とし、治験データの
解析や安全性情報の評価等は補完的な位置付け。前者は労働集約的な業務で、
人材確保が成長の鍵となる。現在の従業員数500名に対し、当面は新卒中心
に年60〜70人を採用する計画。

 近年、製薬会社のニーズが高まったアジア諸国での治験には現地CROとの
提携で対応し、基盤エリアはあくまでも国内。受注案件には、治験外注に積極
的な外資系製薬からのものが比較的目立つほか、独自手法が求められるため、
参入企業が少ないフェーズ1試験も多い。

 今後、新薬開発の全ステージを支援する予定はなく、需要が高まっている市
販後試験や治験施設への経営支援サービスなどで差別化を狙う。通期業績はほ
ぼ計画通り進捗。

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●オエノンHD
(東1:2533 181円 時価総額118億円)

旧合同酒精。全社売上高の86%を占める酒類(焼酎・チューハイ・清酒など)
のほか、食品や医薬を手掛ける。近年の相次ぐM&Aで酒類事業を拡大するも、
前期は原料高で業績停滞。原料コストのダウンが寄与する今期は業績が上昇に
転じる。妥当PER20倍まで。

 08/12期は売上高829億円(+7%)、経常利益15億円(▲0%)。
売上高基準の変更を除くと12%増収かつ全事業が増収。特に、酒類は価格優
位性の高い生活応援型製品や、地域特性にマッチした製品群の投入が奏効した。
また、甲乙両タイプの焼酎を製造できる強みを活かした混和酒を積極販売でき
たことも増収に繋がったが、原料高が響いて営業赤字0.8億円(前期0.1
億円の黒字)となった。

 今期は原料コストがダウンするうえ、国内外で堅調に販売量を伸ばしている
医薬事業が業績寄与する。なかでも、腸の調子を整える乳糖分解酵素が海外向
けに、ジェネリック原料は国内向けに、それぞれ増加する見通し。

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●エーザイ(東1:4523 2910円 時価総額8630億円)

アルツハイマー薬アリセプトと抗潰瘍剤アシフェックスで全売上高の6割に達
するが、両剤とも10年以降、順次、特許が切れるため、米企業3社を総額4
4億ドルで買収、開発品目群を充実させた。一連のM&Aで規模の拡大が一巡、
シナジーを高めることで質の向上を目指す局面に入った。

 2/27日、研究開発説明会を開催。シーズa→候補物質b→治験c→申請
d→製造e→販売fと続く開発プロセスのうち、a〜dをガンや中枢系などの
疾患別、あるいは治験サポートや申請支援などの機能別に再編。疾患領域の重
点化で、患者満足度の高い薬を迅速に上市するため。

 開発インフラが分散していた欧州では、研究開発や生産を統括する英国拠点
が今夏稼動予定。市場拡大が目立つ中国では11年までに製薬営業担当者を現
在のほぼ倍の1000人に拡充するほか、カバーする医療機関も中大型病院中
心に4000軒と同じく7割拡大する方針。

 アルツハイマー病の作用メカニズムについては、アリセプトのような病態の
進行を抑制するものだけでなく、患者の脳内に蓄積するアミロイドβと呼ばれ
るタンパク質の除去や、抗体、遺伝子の利用にも研究対象が拡がっている。

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●イデアインターナショナル(HC:3140 960円 時価総額6億円)

インテリア雑貨、コスメ用品の企画販売等。08/7月上場。09/6期第2
Qは下方修正(2/6日)通りの赤字、通期予想を下方修正。成分不表示によ
るコスメ用品の販売中止、自主回収が要因。コスメ用品は生産体制を見直し、
09/1月に販売再開、4月から本格販売を想定。

 09/6期第2Q(連結会計開始)は4%減収の22.6億円、経常損失0.
5億円(計画比では売上高▲2.5億円、経常損益▲1億円、前期比と計画比
は単体との比較)。売上高の予実差異は、雑貨ブランドが新ブランドの寄与で
+6百万円となるも、オーガニックコスメが成分不表示による販売中止の影響
から▲2.5億円となった。経費を抑制したが及ばず、赤字転落。

 09/6期の通期計画を下方修正(前回予想は単体)。売上高53.6→4
7.9億円、経常損益3→▲0.3億円、当期損益1.7→▲0.2億円、配
当は無配へ修正。インテリア雑貨は堅調を見込むものの、コスメ用品の機会ロ
スの影響をカバーできないと判断した。

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●日本電工(東1:5563 237円 時価総額261億円)

鉄の調味料・合金鉄トップ。国内、中国、南アの三極生産体制を確立。リチウ
ム電池向けマンガン酸リチウムやフェロボロン等の新素材、ホウ素・クロム・
ニッケル回収、化学品事業を育成。BPS414円。

 08/12期は5割増収の1160億円、経常利益2.3倍の251億円、
当期利益2.3倍の136億円と2期連続最高益。国債市況の急騰で合金鉄が
大幅増収増益、新素材や化学品も順調に推移。ただ、第4Qに入って自動車減
産の影響等で需要減・価格下落が進行、原料価格も上昇。

 09/12期は粗鋼生産の大幅減少による販売数量減、価格下落を想定、製
造原価の上昇もあり、合金鉄は大幅減収減益を計画。ただ、10/12期の合
金鉄はマンガン鉱石の価格下落、鉄鋼の在庫調整完了による回復を見込む。非
合金鉄事業は新素材を中心に増益を見込む。

 中長期的な高級鋼需要の増加を見込んで高炭素フェロマンガンの生産能力を
22万トンに増強。さらに、自動車用リチウムイオン電池をターゲットに新工
場の建設に着手、生産能力を500→2000トンに増強。省エネ・高機能化
素材のフェロボロン、酸化ジルコニウムにも注力。

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●日本社宅サービス(東M:8945 5万7000円 時価総額17億円)

社宅分野(制度コンサル、物件紹介・契約・入退去の事務代行)を中心とする
アウトソーシング・サービス。総務・人事・福利厚生部門のコスト削減を提案。
マンション管理の子会社ダイワードが企業所有施設(社宅)の管理を受託。社
宅から総務・人事全般のアウトソーシング拡充で低リスク安定成長を指向。

 09/6期第2Qは7%増収の32.4億円、46%経常増益の3億円、当
期利益45%増の1.7億円。単体(社宅)は23%増収の14.6億円、3
3%経常増益の2.6億円。民間企業の受託が増加、郵便局株式会社の契約解
消を吸収。不採算案件を整理したダイワードは微減収だが、41%営業増益。

 上期の進捗は順調だが、通期計画は据え置き。社宅管理は景気悪化に伴う新
規受託の延期、繰越費用の発生、施設管理は先行投資による減益を想定。ただ、
足下の引き合いは活発としており、会社計画は保守的と見ている。

 引越、施設診断、購買コンサル、各種調査などの「マーカスさん」を拡充、
付加価値向上に注力。施設管理は小規模マンション管理の収益モデルを確立、
新規及び社有社宅の受託増を計画。

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