2009/02/20
エース証券の週刊アナリストメモ
http://www.ace-sec.co.jp/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【NO.8】 『ウィークリー』2009/ 2/20 ▲エース証券の週刊アナリストメモ 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 本資料のご利用にあたり、お客様にご確認頂きたい事項を、終わりに記載させ て頂きました。ご確認の程、よろしくお願い致します。 ≪目次≫ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃1.フォーカス:調整最終局面に入った日本市場!? ┃2.アナリストメモ ┃3.商品のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【1】フォーカス:調整最終局面に入った日本市場!? ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ 調整最終局面に入った日本市場!? ■□■ 「政治が景気の足を引っ張るな」、18日、日経新聞にしては異例の社説が 載った。昨年10−12月期の実質GDPは第1次オイルショック以来の2桁 マイナス成長となり、1−3月期も2桁のマイナス成長が予想されている。こ の非常事態に際して肝心な景気対策が全く動かないことに対する国民の苛立ち を表したものと言える。米国市場の下落も加わって、東京市場では株価底割れ の懸念が強まっている。ただ、同時に、底割れを機に反発局面に入るのではと いう期待も増している。 相場のサイクルは上昇5波、下降3波で構成されるとするエリオット波動分 析によれば、現在は大きな調整の時に見られる「ダブル・ジグザグ」型の最終 局面の可能性があるという。1989年の大天井から1998年10月、IT バブルの天井となった2000年4月から現在までの日経平均の推移を見ると、 共に下降a、反発b、下降cの3つの波が形成され、それぞれの波の期間や下 落率がほぼ一致している。前者の3波(a→c)の期間107ヶ月を今回に重 ねると2月、cの期間29ヶ月を採ると6月が日柄のメドとなる。また、同様 にa→c、a波の下落率を当てはめると、6854円、6679円が算出され る。あくまで一つのメドではあるが、過去13回の景気循環の全てで確認され ている景気の底入れ前の株価上昇(不景気の株高)と合わせ、下落時こそ収益 機会と前向きに考えたい。 一方、相次ぐ不祥事や破綻を受けて投資家が離れた新興市場にも底入れの兆 しが見られる。新興市場は2005年末から昨年10月まで約3年、大恐慌時 のNYダウと同等の調整を演じた。この間に、市場では信頼を高める措置が実 施されており、試練を経た企業に眼を向けるのも一法では。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【2】アナリスト取材メモ(2009年2月10日〜2月16日) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※株価は2月17日終値。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●ネクスト(東M:2120 6万8200円 時価総額125億円) 不動産ポータル事業等。第3Qは大幅増収だが、市場シェア獲得を優先する戦 略投資等で減益。ブランド力強化を梃子に、11/3期に売上高170億円、 営業利益40億円を目指す。 09/3期第3Qは19%増収の64億円、21%営業減益の6.7億円、 24%経常減益の6.5億円、当期利益50%減の2.1億円。主力の不動産 ポータル事業は18%増収、2%営業減益。広告主となる加盟店は1025店 増の9434店、加盟店単価も上昇したが、計画未達。営業マンの増員、TV CMなどの広告宣伝費の増加、新規の賃貸保証事業への先行投資費用で減益。 09/3期の通期見通しを、売上高94.1→88.9億円、経常利益9. 0→9.1億円、当期利益3.8→3.2億円に修正。売上高の減額は、加盟 店開発数、加盟店単価ともに第3Qの進捗が遅れている状況を加味。ただ、経 費コントロールで利益面は確保する考え。当期利益の減額はオークションの撤 退に伴う損失発生によるもの。 11/3期売上高170億円、営業利益40億円の中期ビジョン。認知度向 上へ向けた投資、営業力強化の成果を期待しているが、楽観的な内容。利益面 は人件費、広告宣伝費の負担減を想定。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●フレンテ(JQ:2226 1555円 時価総額58億円) スナック菓子の湖池屋と、タブレット食品のフレンテインターナショナルが中 核。湖池屋ブランドの新製品がヒットしたことで2008年後半の売上高が急 伸。2%成長が続いていたスナック市場は前年9%伸長、通期利益見通しを4 倍に上方修正したが、前期比減収となる下期計画には上振れ余地。 09/6期2Qは売上高162億円(+14%)、経常利益9.4億円(前 期0.3億円)。販路の約5割を占めるスーパーでの売上高が2ケタ増となっ たことが増収要因。昨年10月の新製品のヒットと、広告宣伝費の効率化も業 績を牽引。 修正通期計画に対する進捗率は売上高52%(前期49%)、経常利益87 %(同15%)。2/1日に値上げした主力品の減収を補う目的で投入する新 製品の拡売費が3〜4月に発生。このため、3Q期以降の販管費が嵩むが、一 方で、今春から原料コストのダウンが業績に寄与する見通し。足許の好調から 下期の減収減益計画は控え目。来期は北海道工場の稼動も。 乳酸菌サプリの定番顧客の増加とコストダウンで、タブレット食品も赤字幅 縮小。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●パシフィックゴルフグループ (東1:2466 4万7300円 時価総額559億円) ゴルフ場の保有、運営で、アコーディアと双璧。プレイ料金と飲食、プロショ ップが安定収益源、構成比は86%。女性をターゲットとするマーケティング ・プログラムが今上期から始動、来期には遅れていた団塊世代へのマーケティ ングもスタート。 08/12期は8%増収の792億円、1%経常減益の98.7億円、当期 利益12%増の107億円と計画未達。天候要因とガソリン高の影響で上期が 低迷、価格戦略の軌道修正や好天、ガソリン安で下期は回復。特に、第4Qは 過去最高益。特別利益と繰延税金利益で当期利益上積み。 09/12期は、08年取得ゴルフ場の通年稼動、新規取得(3ゴルフ場確 定)の寄与、19コースの会費値上げ、高速道路料金改定などのプラス要素は あるが、景気悪化を考慮した計画。ゴルフ場入場者数は景気要因よりも天候要 因が大きいため、稼ぎ時の第2Q、第4Qの動向がポイント。 08/8月に中期事業計画を策定、既存ゴルフ場の収益向上を最優先事項に 設定。新規取得は毎期5ゴルフ場を想定、12年度営業収益1100億円、経 常利益277億円を目標。ただ、09年度計画は当初想定を大幅に下回ってお り、数値目標見直しの可能性も。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●キリンビール(東1:2503 953円 時価総額9382億円) 酒類(キリンビール、メルシャン、豪ライオン)、飲料食品(キリンビバレッ ジ、豪ナショナルフーズ)、医薬(協和発酵キリン)と積極的なM&Aによる 多角化、グローバル化を進めているが、今期は円高と償却費増などで減益。当 面は規模の拡大よりも事業間シナジーなど収益性を追求。 08/12期は売上高2兆3035億円(+27%)、営業利益1460億 円(+21%)と、ほぼ計画通りの着地。主力の酒類全体は微減収だが、14 %増益。国内は原材料コストのアップを値上げ(2月)と販促費の効率化で吸 収、海外は豪ライオン社のプレミアムビールへのシフトが順調。 飲料食品は、豪ナショナルフードの新規連結で5割増収となったが、キリン ビバレッジは販促費と償却費の増加、原材料高が響き減益。医薬は協和発酵の 新規連結が寄与して増収増益。 豪州を中心に海外比率は25%にアップ。今期は、豪ドル安に原乳コスト高 などが加わるほか、医薬も研究開発費が嵩むため、減益予想。 KRN321は腎性→ガン性貧血への適応拡大で申請中、他にフェーズ3段 階に3品保有。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●JT(東1:2914 23万5700円 時価総額2兆4277億円) 世界3位のタバコメーカー。国内外タバコのほか食品、医薬も手掛ける。タバ コ事業は、国内市場が縮小しているのに対して、海外はM&Aを背景にマイル ドセブン、キャメル、ウインストンの3メガブランドが欧州・ロシアなどで伸 長、海外売上比率は5割を上回っている。今期は買収に伴う償却負担で減益。 09/3期3Qは売上高5兆3500億円(+14%)、営業利益3300 億円(▲10%)となったが、税金及び、英ギャラハー社買収等に伴うのれん 代償却を除いた実質売上高2兆2200億円(+16%)、営業利益4100 億円(+11%)。 国内はシェア65%と低下に歯止めがかかったが、総需要は減少基調で減収 減益。海外は買収企業のフル連結で増収だが、のれん代の償却負担と円高で減 益。ただ、為替の前提と医薬品導出による収入予想額を見直し、通期営業利益 を70億円増額修正。 骨粗鬆症薬の米メルクへの導出、HIV感染症薬と脂質異常症薬の導出先で のステージアップに伴うマイルストン収入で、医薬は増収増益となる一方、食 品は原料価格の高騰で赤字。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●アルペン(東1:3028 1545円 時価総額655億円) スポーツ用品店を3業態で全国展開、08/12月末で、ウィンタースポーツ を中心とするアルペン(88店)、ゴルフ5(179店)、スポーツ全般のス ポーツデポ(93店)。カード戦略(会員229万件)で顧客囲い込み。 09/6期第2Qは6%増収の931億円、68%経常増益の44.8億円、 純利益57%増の23.8億円。アスレチックウェアやボールスポーツ用品が 伸長、ナショナルブランドの強化が寄与。粗利益率の改善、販管費のコントロ ールで、経常利益は計画比+18%、純利益は同+12%。 景気の急激な悪化や雇用調整の広がりを考慮して通期計画を据え置いたが、 やや保守的。1月既存店は+1.8%と順調。通期出店を16店に抑制(閉店 14店)、既存店強化に注力した効果が見られる。シューズや機能性ウェア、 NBメーカーとの協賛企画の拡充を推進。 来期も、出店は抑制、既存店強化、収益性改善に注力。同社の市場シェアは 11%、うちゴルフ22%、ウィンター20%、一般スポーツ7%。一般市場 のシェア向上を目指して、自転車、自社開発シューズを強化。山本化学のバイ オラバーを用いた水着、アーティストコラボTシャツも投入。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●イーピーエス(東1:4282 43万8000円 時価総額395億円) 製薬会社の新薬開発を支援するCRO。売上高の源泉となる製薬会社の臨床開 発費用が拡大しているため、割安判断を継続。来期1株予想売上高に業界平均 PSR1.5倍(過去1年間)を掛けた48万円が妥当水準。 主力のCRO事業を中心に、09/9期1Qは12%増収、営業9%増益と 伸長。SMO事業はプロジェクト進捗の遅延から減収減益と苦戦したが、前臨 床支援事業は微増収ながら効率化により黒字転換。通期計画に対する進捗率は 前年同期並みと計画通りの滑り出し。 1Q末の受注残高は302億円と、年商を20%上回る水準にあり、今期計 画は達成可能。営業増益率が低下するのは、治験スタッフなどの人員増と、中 国拠点の拡充費用が発生するため。 CRO市場は年率2桁ペースで拡大、現在は1000億円超。潜在的な市場 規模は国内治験市場6000億円に欧米並みの外注率4割を掛けた2400億 円。同社は業界最大手の一角として中期的に市場拡大メリットを享受するが、 短期的にはスタッフ確保のための先行投資費用が発生。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●タカラバイオ(東M:4974 17万9900円 時価総額502億円) 今期は減益となるが、研究用試薬が支える収益基盤が医薬品事業の赤字を填補。 また、赤字続きの他の創薬ベンチャーに比べ業績面で買い安心感もある。この ため、主要創薬ベンチャーの時価総額平均(過去1年間)の2倍に当る19万 円が妥当水準。 09/3期3Qは売上高134億円(▲6%)、営業利益0.6億円(▲9 1%)。減収が目立つのは遺伝子研究用試薬と機器販売。試薬は円高に加え、 ユーザー全体のコスト削減意識の高まり、外資系製薬会社が日本の研究所を統 廃合したことによる発注量の減少が要因。機器は仕入販売のため利益率が低く、 恣意的に取扱量を減らしたため。 試薬需要が今年1月に入っても改善しなかったことから、通期売上高を5. 7億円減額修正した。一方、開発費等の絞り込みで営業利益を2.0→2.5 億円に上方修正。 白血病を対象とした遺伝子薬のP1試験がまもなく開始。上市には5年以上 要するが、長年、研究ステージに留まっていた遺伝子医薬品が着実に臨床段階 にアップしている点は評価。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●ケーズホールディングス (東1:8282 1267円 時価総額642億円) 家電量販業界4位。ギガス、デンコードーのM&Aや地方のフランチャイズ統 合で北関東から全国展開。事業環境の変化に左右されない持続的成長を目指し、 「頑張らない、無理をしない経営」を実践。 09/3期第3Qは0.5%減収の4254億円、9%経常増益の139億 円、純利益6%増の73億円。デンコードーと東北ケーズの合併に伴う閉店2 0店、携帯インセンティブの減少、PCデポ4店の譲渡が響いて微減収だが、 全子会社の増益が寄与。出店26店、FC3社を子会社に吸収。 第4Qは14店の出店を予定、通期増収を見込む。ただ、景気減速の影響を 考慮、通期売上高200億円、経常利益15億円、当期利益11億円の下方修 正。有価証券評価損や店舗の減損を特損計上。長期保証や購買履歴管理で満足 度向上を狙った安心パスポートは450万発行。 11/3期売上高8200億円、経常利益320億円、当期利益185億円 を目標に、10/3期37店、11/3期36店の出店を計画。店舗の大型化 を推進、ローコスト経営を追求。なお、来期の国内家電市場は極端な落ち込み はないとしている。テレビも価格は下落しても数量増と予想。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃【3】商品のご案内 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------ 投資信託 短期豪ドル債オープン(毎月分配型) ------------------------------------------------ ●金利水準が魅力的な豪ドル建ての債券等に分散投資します。 追加型株式投資信託/バランス型 設定・運用は、大和住銀投信投資顧問 ■詳細はこちら http://www.ace-sec.co.jp/index_gdo.html ---------------------------------------------------------------------- 【金融商品取引法に基づく表示事項】 ◆本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等 商号等 :エース証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第6号 加入協会:日本証券業協会、社団法人日本証券投資顧問業協会 ■□■金融商品取引契約に伴う手数料等諸費用とリスク事項等について■□■ 金融商品へのご投資には、各商品等に所定の手数料等諸費用(株式投資の場合 は約定代金に対して最大1.2075%(100万円以下の場合、最低手数料 2,625円)(税込)外国債券の場合は円貨と外貨を交換する際には外国為 替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートを使用、外国口座管理料と して(1年分3,000円または3年分7,200円、等)、投資信託の場合 は銘柄ごとに設定された販売手数料及び信託報酬等の諸経費、等)をご負担い ただきます。 各商品等には価格や為替の変動等による損失を生じるおそれがあります。 商品毎に手数料等諸費用及びリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、 当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向け資料をよくお読 みください。 【エース証券免責事項】 ●「▲エース証券の週刊アナリストメモ」は、信頼できると考えられる情報 に基づいてエース証券(以下、「当社」)が作成し、お客様にご提供致しま すが、当社が基にした情報及びそれに基づく当社の要約または見解の正確性、 完全性、適時性などを保証するものではありません。「▲エース証券の週刊 アナリストメモ」に掲載された内容は資料作成時点におけるものであり、予 告なく変更される可能性があります。 ●「▲エース証券の週刊アナリストメモ」に基づき投資を行った結果、お客 様になんらかの損害が発生した場合でも、当社は理由の如何に問わず、一切 責任を負いません。 ●「▲エース証券の週刊アナリストメモ」は当社が発行するメールマガジン です。当社が提供する情報について、当社の許可なく転用・再配信する事は できません。 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。 http://www.mag2.com/(マガジンID:0000218018) ---------------------------------------------------------------------- ””””””””””””””””””””””””””””””””””” ●発 行 者 :エース証券株式会社 ●ホームページ:http://www.ace-sec.co.jp/ ●お問い合わせ:trade@ace-sec.co.jp ●登録・解除 :http://www.ace-sec.co.jp/mail_index.html 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