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みんなの歯科ネットワークは医療者と患者さんとで、医療制度の改善を行なうことを目的としたNPO法人です。この会を広く知ってもらい、また歯科医療の役立つ情報、そして会のシンポジウムや講演会の情報などを発信していきます。

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2008/01/12

みんなの歯科ネットワークメールマガジン17号 発行 2008/1/12

━ ☆☆みんなの歯科ネットワーク☆☆━━━━━━━━━━━━━━

   みんなの歯科ネットワークメールマガジン17号 発行 2008/1/12

    http://www.minnanoshika.net/
 
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明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

去年は「知らせる」という、ひとつの目標をみな歯科として
出来たのではないかと思っています。
今年は「外に出る」ということを目標にしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

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★ニュース★

今回は個人的な考えでニュースというか、ぜひ読んでみて欲しい
コラムを選んでみました。

【水には金を払えるが、医療には金を払えない日本人】

米国ピッツバーグ大学 津久井宏行2008. 1. 10

Nikkei Online Med

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/kikou/200801/505245.html


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【特集】 /-/-/-/ レセプトオンライン化を知る  /-/-/-/ 【連載】

    第4回 医療情報システムの規格統一・標準化について

医療情報システムは中身で勝負

 ベンダー企業関係団体(JAHIS)は、経済産業省の助成を受けて
05年度から始めた相互運用性実証事業の現状を報告。
患者情報(基本情報・入退院歴)、オーダー情報(処方・検体検査)、
検査結果情報(検体検査)、病名情報―などを、IBMの電子カルテから
他社(NEC・富士通・日立)製品に移行したところ、
「システム的なコードとしては引き継がれていることが実証された」という。

 これまで標準化が進まない背景には、ベンダー企業が別個に
用語・コード体系を構築し、顧客である医療機関を囲い込んでいる
という指摘があった。
しかし、今回の実証実験には大手ベンダーが参加しており、
無用な囲い込みは今後、なくなっていきそうな気配だ。

 JAHISも、「標準化の対立は避けたい。(システムに)広く実装して
普及させる必要がある」とするなど、医療情報システムは、
中身で勝負という時代になりつつある。
転帰情報の標準化などの課題は残っているものの、年度内には
医療情報システムを開発・製品化する際の標準的なガイドラインが
公表される予定になっている。

◎ 誰が情報を活用するのか

 標準化をキーワードとする環境整備が、診療・健康情報など
個々の医療機関レベルにとどまることなく、地域あるいは
国レベルで利活用できるまで進化していることを実感した数日間だった。
ただし、全体的に調和がとれたネットワークに蓄積された診療や健康データを、
誰がどのように活用すべきなのか議論しておくことも必要だ。
個人的には、特定の団体が独占するのでなく、関係者が広く
利活用できるようにすることが必要だと思う。(田部井 健造) 

http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html
 より一部抜粋

日歯からもオンライン化のマスタープランが発表され、今度はJAHISから、
レセコン、電子カルテの規格統一の話が聞こえてきました。
記事にある通り、今までは、顧客の囲い込み(エンクロージャー)と言う思惑から、
なかなか話が進まない所でした。
メジャー企業がこれを推進するとなれば、競争原理が働き、
内容(ソフトの出来、不出来)での競争となります。価格も下がるでしょう。
日歯が自前のレセコンを開発、運用するとなれば、その動きはさらに加速します。

様々な分野に広がりを見せるITネットワーク化の波、
システム同士に互換性を持たせることは必須の条件とも言えるでしょう。
しかし、診療データの規格が統一されると言うことは、
誰でも利用できると言うことを意味し、一見良いことの様に思われますが、
注意しないと無制限に診療データが巷に氾濫することになります。
患者の個人情報が悪用されることもあるでしょう。
データの運用、セキュリティに関しては厳格な規制、ルール作りが求められます。

                                 馬

(追伸)
この原稿を書き終わってからニュースを漁っていて厚労省の発表があったのに
気付きましたので、追加します。

このメルマガの原稿の第1回で書いた、厚労省で出した2つのオンライン化の
通信手段併記は混乱すると言う記事ですが、厚労省はこの2つの
通信手段を条件を満たせばどちらでも良いと言う事にしたようです。
そうなれば、一般回線を使ってインターネットに接続の方が経費的にも、
利便性から見ても合理的です。その条件の詳細については順次明らかになるでしょう。

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★みな歯科データーベース★

【毎回様々なデーターを分析し考察します】

 第4回  〜日本の歯科医療の評価〜その2
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前回は、他の先進国の「12歳児のDMFT」と「65歳以上の無歯顎者率」を比較してみてみました。

今回は、日本人の口腔内の状態・・【20歯以上有する者の割合】の推移を見ていきます。

データは、厚生労働省の「歯科疾患実態調査」からです。

	        1975	1981	1987	1993	1999	2005

40〜44歳	85.3 	90.5 	91.8 	92.9 	97.1 	98.0 
45〜49歳	73.1 	80.3 	80.9 	88.1 	90.0 	95.0 
50〜54歳	57.7 	63.9 	72.6 	77.9 	84.3 	88.9 
55〜59歳	43.3 	48.1 	54.9 	67.5 	74.6 	82.3 
60〜64歳	31.0 	31.9 	40.1 	49.9 	64.9 	70.3 
65〜70歳	19.6 	24.4 	26.8 	31.4 	48.8 	57.1 
75〜74歳	15.0 	17.8 	15.2 	25.5 	31.9 	42.4 
75〜80歳    	 6.6 	 8.1 	 9.4 	10.0 	17.5 	27.1 
80歳〜	         5.8 	 5.0 	 7.0 	 8.9 	 9.9 	21.1 
80〜84歳				11.7 	13.0 	 8.3 

昭和62年(1987年)調査の80歳以上の年齢階級は参考値。
(80歳以上の層をひとつの年齢階級としたため、平成5年、11年、
17年の調査値とは質的に違うデータである) 

グラフにすると
http://www.minnanoshika.net/up/merumaga/20tooth.gif
のようになっています。

確実に歯の寿命が延び、20歯以上を有する者の割合は
40歳以上のいずれの年齢階級でも増加しています。
80歳で20歯以上の歯を有する者の割合は、初めて20%超えました。
(75−79歳では27.11%、80−84歳では21.1%)

長寿国で知られる日本ですが、平均寿命の延びよりも、歯の寿命の
伸びのほうが大きくなっています。
歯科医師の治療や保健活動を通じて、国民の全身の健康増進や長寿に
貢献してきたことはおおいに誇ってもよいでしょう。

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        新年特別寄稿

 ^^^^^^^^ 歯科・現在・過去・未来  ^^^^^^^^^^^^

  
  【檄! いま、本来の歯科医療を取り戻すチャンス】

 〜僕の愛するこの国には、二つの歯科医学が存在する!?〜

大学を卒業し、附属病院での研修を終え、地元に勤務医として
帰る決意をした今から17年前、僕はある覚悟をしていた。
“歯科医学から離れた、歯科保険診療をする保険医として
魂を売らなきゃいけない”と。つまり患者さんを前に、
どんなに今まで学んできた歯科医学的にみて、必要で意味があり
合理的な治療の流れ・方法・技術・材料であっても、
またそれ以上に患者さんが望んだとしても、
保険診療となると様々な制約を受け、そしてある意味
金儲けが要求され、医療人に徹しきれない、と…。

僕は魂を売る覚悟だった。

が、大学の先輩で、勉強熱心との評判で紹介された先生の下で
始めた僕の勤務医生活はまったく違うものとなった。
それは師匠の歯科保険診療に対する【姿勢】に象徴される。
師匠はその当時としては自費志向が強く、新しい歯科医療技術を
貪欲に吸収する。が、保険・自費に関わらず分け隔てなく
患者さんへのフィードバックを欠かさない医療人だった。
だから、勤務する僕に対し、
「いっぱい本を読め!興味のある研修には積極的に参加しろ!」
と常に背中を押し、そして「いいか、保険診療は自費のための練習と思え。
経費がどんなにかかろうがかまわない。患者さんから経験させてもらい、
保険でしっかり技術を習得し、腕を磨くんだ。
そうでないなら、いざ自費を希望される患者さんがみえても
できるわけがないじゃないか。」と3年半の勤務の間励まし続けてくれた。

僕は魂を売らないで済んだ。

このあと、この姿勢を忘れなければ、捨てなければ、
きっと患者さんは支持してくれるはずと、生まれ育った町に根を張る。
そうして開業13年、様々な研修会に参加し、
患者さんの悩みを解決できる方法だと納得できる技術の習得に勤しみ、
患者さんの治癒に有効だと考えられる材料・器械を積極的に臨床へと
取り入れてきた。自分は『正規流通米』を提供できていると信じながら…。
ところが最近、歯科保険医療の見えない壁の圧迫を
感じるようになってきている。
20年以上診療報酬が据え置かれているとか、
一部の不正に全歯科医師が連帯責任を問われるとか。
いつしか、“患者さんのためには?”
と自らに問いかけ判断していた姿勢までが、
制度解釈上ちょっと違うというだけで『闇米』に分類されてしまっている。
なぜこんな狭い綱渡りが強要される?
制度が変質してきていると思う。希望・理想のベクトルが、
患者さんの口腔の健康を取り戻すためではなく、医療費負担の軽減、
それも企業負担分軽減指向の方向だけへと。
これはちゃんと声を上げて押し返さなくちゃいけない。
目の前に患者さんがいるから、人質に取られたようで
文句が言えないと錯覚しているけれど、なんてことはない患者さんは
味方にできる存在である。本当の敵は、最大の味方となるべき
患者さんとの関係を分断する方法を駆使してきている。
不正請求疑惑密告制度しかり、窓口負担金アップしかり。
けれど真に頼られるのはどっち?
だから、今年は患者さんともっともっと話そうと思う。
制度の矛盾などこんなことで困っているんだと正直に話そうと思う。
自費は逃げ込むためのものじゃない。
目の前の患者さんの治療を通して、どうしたら克服できるのか
一緒に考えてもらおうと思う。そして一緒に行動できたら…
みな歯科に触れて約半年。
ここ数年悩まされていた【焦燥感】の正体がやっとわかった。



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★新連載★ 〜これは他人の話じゃない。私のそしてあなたの物語だ。〜

「大阪物語」 第三章

閉塞しているような状況を変えたかった想いから僕は院長の申し出を受けた。
分院長として新たに勤務した医院は場所こそ私鉄駅前だったが薄汚れた小さな
古いビルの二階だった。一回は怪しげなスナックで上の階には危険な匂いのする
事務所が入っていた。何故か本院の院長はただ僕を雇っただけで格別再始動に向けての
アクションを何等講じてくれなかった。本院からたまに思い出したように患者を
ポツリと回してくれるだけだった。
条件は基本給二十万ちょっとで一定の成績以上には歩合を付けるという条件だったが、
その医院を退職するまで基本給以上手にすることはついになかった。
乳児を抱えて親子三人の所帯はギリギリだった。
三人も座れば一杯の待合室。二台のチェアー、奥にカーテンレールで区切られた流しが
ある畳一畳半ほどのスペースがあり、朝9時に出勤してから夕方6時までずっとそこに
座り続ける毎日だった。患者がひとりも来ない日々が続いた。
刑務所の独房ってこんな感じなんだろうな、とボンヤリ考えた。
僕は何故ここにいるのだろう・・・何をやっているのだろう・・・。
ドナドナの歌が脳裏を繰り返し流れた。 

続く

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●私たちと一緒に活動しませんか?

 みんなの歯科ネットワークでは会員を随時募集しています!
 募集要領はコチラをご覧下さい。

http://www.minnanoshika.net/sanka.html

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【編集後記】
メルマガでは読者の方々のリアクションがあまり見れないのが
残念です。各々担当も「自分の書いたものはどうかな」と
気にしていますので、ぜひせひ感想など送って頂ければと思います。

これからも改善を繰り返していきますので、ご意見ご感想を
よろしくお願い致します。 info@minnanoshika.net

 みんなの歯科ネットワーク メルマガ編集部

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