2008/11/20
疑惑の「無限退行」を抜けだすための「金融インテリジェンス」 【原田武夫の教育投資通信】11月20日・第39号
■■■■■■■■◎元外交官・原田武夫の教育投資通信◎■■■■■■■■■ 〜大切なお子さんのために「投資としての教育」を考えるメールマガジン〜 ―――――――――――(2008年11月20日・リニューアル第39号)―――――――――― (目次) 《疑惑の「無限退行」を抜けだすための「金融インテリジェンス」》 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ (PR) 「IISIAプレップ・スクール」のイメージ動画を作成しました。 ぜひご覧ください。 ⇒⇒ http://www.haradatakeo.com/social/index.html ===▼“文字で読む” 『IISIA歴史叢書』シリーズ(pdf版)大好評発売中▼=== “原田武夫ならではの歴史研究の今を知りたい” ――そんな皆様の声から始まった「IISIA歴史叢書」シリーズ。 歴史を覗きこんでこそ、見えてくる「いま」と「これから」がある―。 第1巻: 「反外資の系譜〜明治維新より日仏銀行に至る顛末〜」 第2巻: 「続・反外資の系譜 〜イランから石油を獲ってきた男・出光佐三とその遠景〜」 第3巻: 「電力外債という絆 〜なぜGHQは『電力の鬼』松永安佐エ門に負けたのか〜」 ●販売価格: 各1,000円(税込) ▼お申込みは今すぐこちらから! ⇒⇒ http://www.haradatakeo.com/personal/kikaku_history.html =================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (本文) ★☆★ より高度な「情報リテラシー」習得を目指して! ★☆★ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 新聞、雑誌、テレビといった大メディアが衰退する一方、 インターネットの普及により、われわれはかつてない 情報の渦の中に巻き込まれています。 膨大な情報に囲まれ、却って「今」がわからない、 「これから」が見えない―― こうした状況を脱し、自分の頭だけを武器に、 複雑きわまりない現代社会を生き抜いていく。 そのために必要なのが、「情報リテラシー」です。 「情報リテラシー」を身につけた市民たちによる より豊かな社会、より確固とした日本をつくっていきたい…… こうした想いから、IISIAは2008年4月に 社会貢献活動を本格化。 様々な社会貢献活動の試みのうち、中心となるのが 「情報リテラシー教育」の場として開講した、以下の両スクールです。 □「IISIAプレップ・スクール」(学生対象) ⇒ http://www.haradatakeo.com/social/prepschool.html ■「IISIAスキルアップ・スクール」(社会人対象) ⇒ http://www.haradatakeo.com/social/skillupschool.html 第1期は大好評のうちに終了。 受講生からは、 「これまでより深くニュースを読み解けるようになった」 「自分なりに政治・経済情勢の動向を根拠を持って考えられるようになった」 といった声をいただいております。 既に受講者が確定した第2期も、いよいよ今週末(11/21, 22)より開講。 知的刺激に満ちた「情報リテラシー教育」の場が帰ってきます。 それに先駆け、「IISIAプレップ・スクール」の上級編ともいうべき 「IISIAプレップ・スクール」上級コースの第2講が、昨日11/19に行われました。 今回は、その「上級プレップ」第2回授業の様子をご報告します。 ※ 「IISIAプレップ・スクール」上級コースについては、 本メールマガジン2008年11月13日・リニューアル第38号をご参照ください。 ⇒ http://archive.mag2.com/0000217151/20081113200000000.html ● 「国民国家」単位の思考を超える 前回11/5に開講した「IISIAプレップ・スクール」上級コース。 学生たちにとっては、ほかならぬ今「インテリジェンス」について 学ぶことの意味を、改めて考える授業内容でした。 そして昨日(11/19)。 「上級プレップ」の第2回授業が開催されました。 前回同様、授業に先立つ口頭発表課題は既に提示されていました。 授業開始直前まで、学生たちはその準備に余念がありません。 19時。 IISIA CEO・原田武夫の登壇とともに、緊張感に満ちた授業が 始まりました。 予め指定されていた、或るインテリジェンス関連書籍。 口頭発表の課題は、その後半部分の要約、 そして、該当箇所内の重要トピックについて各自が問題提起することです。 その一例として議論されたのが、 インテリジェンス機関による情報操作。 パーソナル・メディアから大手メディアまでにわたって われわれは常に何らかの媒体=メディアなしでは 情報に接することができません。 そうである以上、情報媒体=メディア操作は諜報工作の 常套手段であるといえます。 こうした状況の中、本当に信頼に足る情報を得るにはどうすればよいのか? 熱い議論が戦わされました。 一通りの内容概観後、講師であるIISIA CEO・原田武夫から、 「この本の目次の構成、全体の内容で、何か気付くことはないか」という質問が。 受講生からは「特定の国や地域の情報が抜けている」といった意見が出されました。 そう、抜けているのは欧州、「ファミリー」単位のインテリジェンスという伝統を持つ 大陸欧州に関する記述です。 その裏面としてIISIA CEO・原田武夫が投げかけたのが、次の問いです。 「そもそも、国家のインテリジェンス機関は本当に必要なのだろうか。 もし本当に必要なのであれば、なぜ米国はクリントン政権時に 情報機関のコスト・人員の大幅削減を行ったのだろうか。 われわれはどうしても「国民国家」単位で物事を考える癖から 抜け切れない。 しかし「国民国家」そのものが壮大なプロパガンダである可能性は ないのだろうか」。 「米国経済」、「中国の軍事力」、「イタリア料理」……。 なるほど、私たちは国民国家の枠組みで何かを語ることに あまりにも慣れ過ぎています。 しかし、それらが実際の活動を行う上で、本当に 一枚岩的に動いていると言い切ることができるでしょうか。 もしそうでないとすれば、この金融資本主義的な世界の中で、 一体私たちはいかなるアクターに注目すべきなのでしょうか。 とりわけ学校で現代世界の歴史を学ぶ際には、 教科書の記述はほぼ国民国家単位でなされています。 こうした「常識」を揺さぶられる学生たち。 しかしそれでも、IISIA CEO・原田武夫によるこの問いかけに、 それぞれの知識を総動員して答えようとしていました。 ●疑惑の「無限退行」を抜けだすための「金融インテリジェンス」 議論がひと段落した後、さらに一人が根本的な問題を提起。 「この本によれば諜報とは結局、相手の裏をかくこと。 しかし、その裏の裏をかくこともあり、結局真実が何なのか 分からなくなってしまうのではないか?」 そう、課題図書の主張に従うならば、最終的にはこの本自体が フィクションであるという疑いさえ生じてくるのです。 しかしそれでは、疑惑の「無限退行」に陥らざるをえないのではないか? 学生からのこの問いに対し、IISIA CEO・原田武夫が示した答えとは―― 「たしかにそうした視点で見れば、すべてが疑わしく思えてくる。 しかし、確かなものが一つだけある。 それは、金融マーケットの動きであり、その結果だ。 いかなる謀略、いかなる工作も、それが何らかの利害によって なされるものである以上、究極目的である利潤獲得については 偽ることができない。 だからこそ情勢分析は何らかの想定される結論を有し、 「結果」によって検証されねばならないのだ」。 従来の「インテリジェンス本」に欠けているのはこの視点、 すなわち「政経合体戦略」であり、 また巷の「インテリジェンス専門家」が欠いているのはこの態度、 すなわちリスクをとって分析の結論を示すという決意なのである――。 現代において「インテリジェンス」を学ぶことが、 必然的に「金融インテリジェンス」の習得にならざるをえないことを、 学生たちは改めて認識したのでした。 ●現実の中で理想を具現化する そして後半は、以下のような事前課題についての発表が行われました。 「現代日本が抱えている課題を1つ挙げ、自分なりの処方箋を考えよ。 留意点として、政治・経済・法律・文化といった多角的な視点より検討し、 実現可能なプランであること」 学生の一人が選んだテーマは「再チャレンジできる社会」。 ともすれば単なる人道主義や感情論に陥りがちなこのテーマ。 しかし、本当に「再チャレンジできる社会」を実現するためには、 「再チャレンジ」の定義、その主体や人口比率、財源、根拠法、 所管アクター(官/民/NPO?)といった具体的な論点を枚挙し、 ひとつずつ吟味し、さらには関係者を動かすための説得と根回しを 行わねばなりません。 自分なりの理想を、実際の政策として具現化するためには、 「詰まった」構想と議論が必要だ―― IISIA CEO・原田武夫は、このようなメッセージを通じて、 将来まさにこの国の舵取りに参画していくであろう学生たちに、 リアリティのあるプランを熟考するよう語ったのでした。 こうした現実味のある議論を通じ、学生たちは 実際の社会を動かしていくスキルを着実に身に付けていくのです。 ※ 「上級プレップ」受講のためには 「IISIAプレップ・スクール」(通常)の修了が条件となります。 ご興味を持たれた方は、ぜひお子様に 「IISIAプレップ・スクール」へのご受講をおすすめください。 第3期「プレップ」、「スキルアップ」の受講生募集は、 『2009年2月開始』を予定しております。 ■□■ 「IISIAプレップ・スクール」(学生対象) ■□■ http://www.haradatakeo.com/social/prepschool.html □■□ 「IISIAスキルアップ・スクール」(社会人対象)□■□ http://www.haradatakeo.com/social/skillupschool.html 皆様が「情報リテラシー」と「人的ネットワーク」を得られる場を ご提供するIISIAの社会貢献事業は、 「原田武夫ゲマインシャフト」会員の皆様のサポートによって 運営されています。 日本を、世界を、知的関心と参加意識をもって変えていく―― このソーシャル・ムーブメントに一人でも多くの方よりご賛同を いただきたく思います。 ぜひ↓↓↓こちら↓↓↓をご覧ください! http://www.haradatakeo.com/club/index.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 以上、昨日11/19に開講いたしました、 「上級プレップ」第2講についてのご報告でした。 回を重ねるごとに、ますます知的好奇心が旺盛になり、 堂々と自分の意見を口にし、積極的に質問を投げかける学生たち。 そんな彼らの成長を見守りながら、日本の明日を支える人材が 育っていく姿に立ち会えることに、IISIAスタッフ全員が 喜びを感じています。 次回の「IISIAプレップ・スクール」上級コースは 12/10に開講されます。 また授業風景をご報告させていただきます。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 【編集・お問合わせ先】 (株)原田武夫国際戦略情報研究所(http://www.haradatakeo.com ) 【発行システム】 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 【発行開始・解除はこちらから】 http://www.mag2.com/m/0000217151.html
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