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2008/05/22

近代日本という鏡に映る「今」とは何か? 〜「IISIA歴史叢書」刊行に寄せて 【原田武夫の教育投資通信】2008年5月22日・第14号

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■■■■■■■■◎元外交官・原田武夫の教育投資通信◎■■■■■■■■■
〜大切なお子さんのために「投資としての教育」を考えるメールマガジン〜

―――――――――――(2008年5月22日・リニューアル第14号)――――――――――
≪近代日本という鏡に映る「今」とは何か? 〜「IISIA歴史叢書」刊行に寄せて≫
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(お知らせ)
★ 「IISIA歴史叢書」刊行開始! 詳細は本文で。
⇒ http://www.haradatakeo.com/personal/kikaku_history.html
 
★★ IISIAの「社会貢献事業」を代表・原田武夫が熱く語る!
  今スグ↓↓↓こちら↓↓↓でご覧ください。
  http://jp.youtube.com/watch?v=ja-byjX6RKg
(上記リンク先の動画は4月に撮影されたものです。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★☆★ 近代日本という鏡に映る「今」とは何か? ★☆★

●初回授業の興奮、冷めやらず

4月末に開講した、日本で唯一の無償「情報リテラシー教育」の場、
「IISIAプレップ・スクール」と「IISIAスキルアップ・スクール」。

初回授業では、問答形式で進む授業が大好評。
3時間近くに及ぶ、IISIA代表・原田武夫と受講生との真剣勝負でした。
(初回授業の様子は、↓↓↓こちら↓↓↓でご覧になれます。)
http://www.haradatakeo.com/starting-iisia/report_200804.html

受講生の方からは、授業時の興奮を物語るご感想が
多数寄せられております。

その中でも、受講生の方々が共通して挙げられているのが、

「歴史に学ぶことの大切さを痛感した!」

というものでした。


●なぜ「歴史に学ぶ」必要があるのか

初回授業の際、IISIA代表・原田武夫が発した一つの問い。

「どうすれば先のことがわかるようになるのか?」

―直近の国際情勢。
―インサイダーからの情報提供。
―政治・経済日程。
―マーケットの様々な指標…

数々の意見が提出された後、講師・原田武夫が示した意外な答え。
それが「歴史に学ぶ」、とりわけ戦前の日本を取り巻く状況に学ぶことでした。

「なぜなら、現在のマーケットを動かす「越境する投資主体」たちの
基本的なビジネス・モデルは戦前も今も同じだからである。
それはシステムの「破壊」と「創造」。

手を変え品を変え、場所を変え登場人物を変えながらも、
演じられているのはただ一つのプロット、「破壊」と「創造」である。
ならば、近代日本を舞台にかつて上演された「ドラマ」の記録を
冷静に読み解くことこそが、今後の政治経済の「シナリオ」を読むための
最良の方法である。」

「歴史に学ぶ」ことで、「今」と「これから」が見える――
IISIA代表・原田武夫のこのメッセージこそが、まさに
初回授業の核を成すものでした。


●どうやって「歴史に学ぶ」のか

では、「歴史に学ぶ」ためにはどうすればよいのでしょうか?
近代日本史の教科書・参考書を読めばよいのでしょうか?

もちろん、世間的に共有されている「歴史観」を知ることは
最低限必要なことではあるでしょう。

しかし、目的は大学入試の日本史で高得点を取ることでは
ありません。

あくまで現在の政治・経済・マーケットを動かす
「越境する投資主体」たちのビジネス・モデルを解明することこそが
目指されるべきものです。

「では金融史、それも戦前の日本マーケットをめぐる
海外勢の動きについてまとめたものを読めばよいのではないか?」

そう思われるかも知れません。
その通りです。

しかし問題があります。
そのような書籍は、ほとんど存在せず、また極めてアクセスしにくいのです。

近代日本金融史についての書籍自体、大半が難解な専門書であり、
さらにその多くは制度の沿革、および変遷を通時的に述べるものです。
しかしそうした本の体系的な叙述からは、当時の日本をめぐる
金融ビジネスの主役たちによる生々しい攻防は濾過されてしまっている
ことがしばしばです。

他方、金融史における個々の「事件」に焦点を定めたものは、
当然ながら豊富な情報量を持っています。
しかし、トピックが一つに絞られているだけに、そこから
海外勢の「ビジネス・モデル」を抽出するためには、
統一的な見通しを持って多数の文献を渉猟する必要が生じてきます。


●真に「歴史に学ぶ」ために 〜「IISIA歴史叢書」刊行開始!

上で見たように、金融史研究者になることではなく、
あくまで「今」と「これから」を読み解くことを目指して
「歴史に学ぶ」ことは、それほど容易ではないのが現状です。

そうした状況に鑑み、このたびIISIA代表・原田武夫が
書き下ろした教材、それが「IISIA歴史叢書」です。
⇒ http://www.haradatakeo.com/personal/kikaku_history.html

従来の「進歩史観」ベースの「学校歴史」でもなく、
制度の変遷をひたすら叙述する「金融制度史」でもなく、
個々のトピックのみに注目する「金融事件研究」でもない。

それらの文献をベースにしながらも、
近代日本のマーケットをめぐる海外勢の「仕掛け」と日本の反応を、
具体的な「登場人物」による利害得失の駆け引きを仔細に見つつ、
「破壊」と「創造」という、現在にまで至る「ビジネス・モデル」のもとに
位置づける。

これが、「IISIA歴史叢書」です!


●「反外資の系譜」

「IISIA歴史叢書」第1巻のタイトルは、
「反外資の系譜 〜明治維新より日仏銀行に至る顛末〜」。

現在、米国を中心とする外資によるファイナンスは、
日本のマーケットを考える上で無視することはできません。
さらに外資の影響は、単なる市場動向だけにとどまらず、
企業風土、労働慣行、さらには政治や社会にまで、きわめて
多くの範囲に及んでいます。

片や、外資による日本マーケット進出を歓迎し、
「合理的」な外資のビジネス手法・経営形態を範として
日本の「特殊」な慣行を駆逐すべしと旗を振る「外資推進論」。

こなた、外資の擡頭に警鐘を鳴らし、その影響の拡大が
日本の政治・経済・文化を蝕んでいると主張する「反外資論」。

「グローバル」と「ナショナル」、
「経済合理性」と「経済を超える価値」…。
近年、言論の世界において、様々な形で変奏される対立軸の一つに、
「外資推進論」と「反外資論」も登録されるべきなのでしょうか?
そして、われわれはどちらかの陣営に与するべきなのでしょうか?

性急に答えを出す前に、まずは「外資」なるものが
日本に関わり始めた、明治維新以来の流れを見てみる必要があります。

近代日本という国家の誕生を財政的にサポートしたのは誰だったのか?
それにはどのような意味があったのか?
「近代的価値」を日本に伝えるための「啓蒙」の一環であったのか?
それとも「帝国主義的」な金融の拡張であったのか?
それを「明治の偉人達」はどのように捉えていたのか?
その認識はいつまで続いたのか?
そのとき、「外資」とは具体的にどこの国の、誰のことだったのか?

「学校歴史」のイメージを超え、虚心坦懐にこうした問いを発すること。
単なる「お話」として楽しむのではなく、「今」を読み解くための鍵を
そこに探し続けること。

近代日本という鏡に見とれるのでもなく、眼を背けるのでもなく、
「今」の似姿と「これから」の影を見出すために、注視すること。

「歴史に学ぶ」とは、そのような試みです。
その格好の実例としての、「IISIA歴史叢書 第1巻」。
ぜひお読みください。


☆☆☆【「IISIA歴史叢書」
第1巻「反外資の系譜〜明治維新より日仏銀行に至る顛末〜」】☆☆☆

(内容目次)
◎はじめに 〜なぜ今、「反外資の系譜」なのか?〜
◎なぜ明治政府は外資を必要としていたのか
◎外資導入のための国家的ツールとしての日本興業銀行設立
◎再び日本進出を企図したフランスとその帰結
◎おわりに 〜戦前における反外資論に関する一つのスケッチ〜

■販売価格:1,000円(税込)
■総ページ数:32ページ
お申込みは今すぐこちらから
⇒ http://www.haradatakeo.com/personal/kikaku_history.html

★郵送版もございます★
■ 販売価格:1,500円(税・送料込み)
 ※通常は電子メールにPDFファイルを別添しお送り致します。

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以上、IISIA代表・原田武夫の書き下ろしレポート、
「IISIA歴史叢書 第1巻」の刊行開始によせて、
「歴史に学ぶ」ことの意味について考えてみました。

「IISIAプレップ・スクール」、「IISIAスキルアップ・スクール」の
目的である「情報リテラシー教育」の観点から見ても
「歴史に学ぶ」ことは欠かせない要素です。

「情報」という言葉は、どうしても何らかの新しさ、速報性を
イメージさせがちです。
確かに、「誰もまだ知らないことを先んじて知る」というのは
「情報戦」において重要でしょう。

そのため、ともすれば「歴史に学ぶ」という言葉は
「情報リテラシー」とは無縁な印象を与えかねません。

しかし、「現在」が常に過去の集積の上にしか存在しない以上、
その軌跡を長大なスパンで解釈することなしに、「現在」の理解も
またありえません。
その点で、近代日本の歴史に接することは現在の日本に生きる
われわれにとって、最も必要な情報リテラシーであるとも
言えるでしょう。

IISIAは、海外の最新情勢分析をその強みとしています。
しかし、その分析は単に直近の動向のみに注目してなされるのではなく、
常にその背後にある「歴史」を意識して、慎重に紡ぎだされているものです。

こうした姿勢は、「IISIAプレップ・スクール」、「IISIAスキルアップ・スクール」
でも変わりません。

単に「歴史を学ぶ」のではなく、「今」と「これから」を「歴史に学ぶ」。
この姿勢を常に忘れることなく、IISIAは今後も
「情報リテラシー教育」を展開して参ります。
ご期待ください。

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【編集・お問合わせ先】
(株)原田武夫国際戦略情報研究所(http://www.haradatakeo.com )
【発行システム】
『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
【発行開始・解除はこちらから】 
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