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2008/03/27

大学で何を学ぶか? あるいは何が学べないか? そしてどうすべきか?──【原田武夫の教育投資通信】2008年3月27日・第6号

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■■■■■■■■◎元外交官・原田武夫の教育投資通信◎■■■■■■■■■
〜大切なお子さんのために「投資としての教育」を考えるメールマガジン〜

―――――――――――(2008年3月27日・リニューアル第6号)――――――――――
≪大学で何を学ぶか? あるいは何が学べないか? そしてどうすべきか?≫
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★☆★ 大学で学べることと学べないこと ★☆★


●入学シーズン間近に考えたいこと

桜も咲き始め、いよいよ春らしくなって
参りました。

入学シーズン間近ということもあり、街路では
大学の新一年生らしい、初々しい若者の姿も
じきに見かけられるようになるでしょう。

長年の受験勉強から解放され、新たな環境で
充実した大学生活を期待する学生たち。
新しい友人、サークル活動、アルバイト…。
それはそれで結構なのですが、学生の本分は
やはり「学ぶこと」です。


●「自由に学べる」からこそ失敗できない

大学生になると、時間的にも内容的にも、
「学び」の自由度は飛躍的に高まります。
これは裏を返せば、何を学ぶかの選択は、
学生自身に委ねられているということ。

しかも、多くの学生にとって大学は、
社会に出る前の最後の教育機関です。
そこでの「学び」の意味も、自ずと高校までとは
異なってきます。
具体的には、在学中の就職活動から、
ライフ・プラン全体にまで影響する重要度を
持っているのです。

さて、本メールマガジンは、タイトルからも
明らかなように、「教育」を「投資」として
捉える観点を採っています。
上で見たような点から、大学生活が「投資としての教育」
の好例であることがおわかりでしょう。

学生自身にとっては貴重な青年時代の数年間、
保護者の方にとっては決して少なくはない学費。
多大なお金と時間を投じて、「リターン」がないのであれば、
これほど後悔することはないでしょう。

今回は、「投資としての教育」の総仕上げとも言うべき
大学生活に焦点を当て、現在の大学教育の持つ意味と
その限界について考えてみたいと思います。


●役に立つ? 立たない? 大学の勉強

一昔前から、「大学の勉強は役に立たない」と
言われてきました。
要は、現実社会の荒波を知らない「象牙の塔」の中の
学者が、何を教えられるか、というわけです。
新卒はどうせ使い物にならない、仕方がないから
我が社が時間をかけて一人前の労働者を育てなければ、
という気風が当然のものとなっていました。

これに対しては、「基礎研究を疎かにしては、社会の
発展はない」、つまり長期的に見れば役に立つ、という
反論が一般的です。
また、「役に立たないからこそ意味がある。無用の用なり」
という、極端ですが、実は歴史的には正統性を持つ意見もありました。

それぞれ傾聴すべきポイントを含んだ主張です。
しかし、どうも議論が噛み合っていないのは、
「誰に(何に)とって」役に立つ/立たないのかという点が
明確でないからです。

実際に勉強するのが学生である以上、学生が自分にとって
「役に立つ」と実感できなければ、有意義なものとは
なりえないのですが…。


●大学というビジネス

さて、現実はこうした「大学とは何ぞや」という、
理念をめぐる長い論争を嘲笑うかのように進行しました。

国立大学の法人化、そして少子化による「集客減」の
煽りを受けて、大学の経営自体が危機に瀕するように
なってきたからです。

事実、「倒産」した大学も数多く出る中、他の大学も
生き残りをかけて必死の努力を開始しました。

「ビジネス」として立て直しを図らねばならない以上、
重要になってくるのは「実績」です。
これを、「お客様」にアピールしなければなりません。

大学の「お客様」とはもちろん学生であり、その
スポンサーである保護者たちです。

それでは、「お客様」が満足する「実績」とは何か?
―それは、就職である。
―それも、「よい就職先」への就職である。

おそらくはこのような思考過程を経て、大学は
就職オリエンテッドな授業カリキュラムを組み始めています。

たとえば、社会学を例にとれば、マックス・ウェーバーや
エミール・デュルケームといった理論社会学の古典講読の
授業は激減しています。
一昔前の日本では、ウェーバーがかつてあれほど読まれ、
講じられていたことを思えば隔世の感があります。

代わって「マーケティングの社会学」のような
いかにもビジネスを意識した名前の授業が
続々と登場するようになりました。

形式面でも、きちんとした資料づくりから
始まって、プレゼンの仕方を指導しているところも
多いようです。

その他、授業以外にも、学生の就職活動の支援を
充実させたい大学。
これに目をつけ、数多くの企業が大学に接触し、
就職に関するイベントの開催を積極的に行っています。

大学がビジネスを意識し始めるや、企業も大学を
ビジネスの場として捉えるようになったのです。


●大学/ビジネスの限界と学生の「その後」

さて、こうした状況をどう評価すれば良いのでしょうか。

ありのままに現実の事態を捉えるならば、
古き良き学問の場が失われた、と嘆いてみたところで
始まりません。

実際、学生にとって就職は一生を左右する重要な問題。
そうである以上、大学が授業の面でも制度の面でも
それを積極的に支援するようになったのは、
学生からすれば決して悪いことではないでしょう。

けれども、このままで良いとはとても思えない。
――これがIISIAの、大学をめぐる現状評価です。

では、何が問題なのか?

落とし穴はむしろ、大学が学生の「就職」を、
――「就職」だけを――意識しすぎたところにあります。

端的にいえば、学生がどこか有名企業に働き口を
見つけたとして、「その後」はどうなるのでしょうか?

彼/彼女はその後も働き続け、職場で、業界で、
社会で生き残っていかなければなりません。
大学が提供する教育サービスは、彼らの「その後」、
学生個人のライフ・プランをきちんと見据えたものに
なっているのでしょうか?

世の中の仕組みを教え、学生がどこに行ってもサヴァイヴ
していけるだけの基礎能力を養っているでしょうか?

自分で問題を発見し、
必要な情報を集め、
適格に判断を下し、
迅速に行動する、といった、状況に応じて柔軟に応用の利く能力を
育んでいるのでしょうか?

むしろ、断片的な知識と小手先のスキルだけを持たせて、
どこかに押し込んで一丁上がり、という発想に
とどまっているのではないでしょうか?


●「使える」=「仕える」国という末路

また、学生個人ではなく社会という観点から考えるならば、
「ビジネスとしての大学」はもう一つの問題を抱えています。

繰り返しますが、企業社会の中で役立つスキルや、
ビジネスを意識した授業を展開すること自体が
悪いわけではありません。それは「役に立つ」でしょう。

けれでも、そのような大学教育は、「優秀な労働者」、
「使える人材」を生み出しこそすれ、将来の日本社会を
担うようなリーダーたちを養成することはできないのではないでしょうか?

目の前のタスクに対処する能力はもちろん必要です。
けれども、より大きな枠組みによって世界の趨勢を捉え、新たな
社会のヴィジョンを構想し、実現していく人材がいなければ、
どんなに「使える」人間が増えようと、日本自体がどこかの国に
とっての「使える国」=「仕える国」になり下がってしまうのでは
ないでしょうか?


●「では、どうすればいいのか?」 「IISIAプレップ・スクール」へどうぞ。 

ここまでをまとめると次のようになります。

■最近の大学教育は学生の「役に立つ」ようになってきた。
■しかし、それはあまりに近視眼的なものにとどまっている。
 (就職の役にしか立たない。)
 また、有能な労働者は生み出しても、リーダーを育てはしない。
■真に必要なのは「社会に出てから」役に立つ能力であり、
 それを与える教育である。
 真に必要なのは「新しい日本社会」を導くリーダーであり、
 それを育てる教育である。

では、その「真に必要な」教育はどこに行けば得られるのでしょうか?

現在のところ、そのような教育は日本のどこでも行われていません。

だから――IISIAが「始める」のです。

「IISIAプレップ・スクール」は、受講者の一人ひとりが、
「現代金融資本主義」という現実の中でサヴァイヴするための
根幹となる能力を、トレーニングを通じて徹底的に教え込みます。

それは、小手先の技術ではなく、学生たちが
どこに行っても応用の利く、「一生ものの財産」となるはずです。

また、世の中の仕組みを大枠で捉えつつ、それを個々の「現実」
にブレイク・ダウンしていく実践の作業により、広大な展望と
細心の配慮を併せ持った人材――来るべきリーダーを
育てあげて行きます。

大学の「外」だからこそできる。
IISIAの「真の教育サービス」は、将来への希望に燃える
学生の皆さんと、その保護者の方々に、
豊かな「リターン」を保証いたします。
ぜひお申し込みください!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

以上、現在の日本の大学教育の動向とその問題点に
触れつつ、その打開策としての「IISIAプレップ・スクール」
をご紹介いたしました。

「大学全入時代」と言われる今だからこそ、逆に
大きな意味を持つ大学教育。
その現状に飽きたりないIISIAが始める、
きわめて重要なプロジェクトだと自負しております。

明日のリーダーを育てる「IISIAプレップ・スクール」へ、
皆様、奮ってご参加ください!

学生対象、「IISIAプレップ・スクール」へのお申し込みは
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【編集・お問合わせ先】
(株)原田武夫国際戦略情報研究所(http://www.haradatakeo.com )
【発行システム】
『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
【発行開始・解除はこちらから】 
http://www.mag2.com/m/0000217151.html

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