札幌無料セミナーまだ間にあいます!!──【元外交官・原田武夫の教育投資通信】6月29日・第29号
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〜大切なお子さんのために「投資としての教育」を考えるメールマガジン〜
―――――――――――(2007年6月29日・第29号)――――――――――
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◎北海道は日ロ協議の取引材料?!
●「シベリア鉄道、整備支援に新幹線技術…日露政府が協議へ」
(28日付読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070628it01.htm?from=top)
―日本政府は27日、ロシアが進めているシベリア鉄道などの整備計画に、新幹線
技術も含めた日本の最新技術をもって協力することを決定したのだといいます。
具体的には、今秋を目処に両国間で作業委員会をつくり、具体策を詰めていく
と報じています。
●28日付で読売新聞から上記のように報道されました。
これは一体どういうことなのでしょうか?!
●IISIAはメールマガジン「元外交官・原田武夫の「世界の潮目」を
知る」(Standard版・6月28日号)の記事の中で分析をしています。
その1部を抜粋して、御紹介します。
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―このメールマガジンでは、先日来、金融資本主義に過度に適応した「リアル・
ロシア」の対日戦略として、次のような分析をお伝えしてきました:
・・・ロシアは・・・(日本企業の)買収に入る可能性が高い。・・・具体的
には、日露間で、シベリア鉄道を巡るプロジェクトが、総理官邸主導で進め
られている。
(中略)
―今回の報道は、上記でいう具体策がいよいよ表に出始めたことを示して
います。シベリア鉄道への投資は、巨大なインフラ投資であり、かつ日本の
得意分野ということもあって、日本海の海底通信ケーブル敷設のための共同
作業と同様に、日本企業として願ってもない案件でしょう。しかし、ロシアは
大国であり、「包括的協議」、すなわちあらゆる案件をパッケージにして
日本とのディールに臨んでくることは目に見えています。「北方領土問題」
「カニなど漁業権の問題」と絡めて、もろもろの足し算・引き算をする中で
ロシアは、明らかに国策として日本の企業を「買う」ことを念頭においている
ことを忘れてはなりません。
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●「北方領土問題」・「カニなど漁業権の問題」といった北海道にとって重要な
問題が、日本とロシアの「包括協議」の中に組み込まれ、取引材料とされようと
しています。
●明らかに見えてきた日ロ間の巨大なディール。
それまでに問題をどのように考え、対処していけば良いのでしょうか?!
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【目次】
●必見!今週の教育関連ニュース
●教育価格ドットコム
●コラム「海外でのオルタナティブ教育を考える」
(人気連載 若草まやさん「我が家の国際子育て」
(第12話(最終回)):「5歳から始めるハーバード留学準備」)
● コラム「国際金融経済教育を考える」
(第11回(最終回)):「国際金融経済教育とは?」
●一時休刊のお知らせ
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● (本文1)必見!今週の教育関連ニュース
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このコーナーでは、最近の気になる教育に関するニュースを取り上げていきま
す。うっかり読み過ごしていても、URLをクリックすれば読めますので、「教
育の今」をまとめてチェックするのに便利です。
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教育関連ニュース 第29回
○「地方教育費:9年連続減少し16兆9916億円に」
(29日付毎日新聞 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070629k0000m040038000c.html)
→構造改革によって「東京一極集中」が進み、教育の分野でも地方が追いつめ
られていることを示すようなニュースです。地方の自主財源に任せると、
豊かな自治体と貧しい自治体の間に「教育格差」が生まれます。
「教育格差」はさらに「所得格差」を生みます。この悪循環に陥いれば、
地方の経済・社会は苦しくなるばかりです。
○「扶桑社、「つくる会」元会長らと教科書作成へ」
(26日付朝日新聞 http://www.asahi.com/edu/news/TKY200706260400.html)
→「新しい歴史教科書」、「正しい歴史」。歴史はすでに起こったことの
集積だから客観的であると思いがちですが、歴史はやはり主観的なものです。
書き切ることの決してできない人類すべての営みを、たかだか数百ページに
まとめるために、「どう切り取るか」は主観的なものです。そこには必ず
「歪み」が生じます。どのような歴史教科書であっても、歴史を「歪ませる」
責任と重みを感じながら作ってほしいと思います。
○「ニートの半数、いじめや不登校経験・厚労省調査」
(28日付日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKE0529%2028062007&g=MH&d=20070628)
→統計的にこれだけ大勢がいじめを経験しているのは、あるときは「いじめ
られる側」だった者があるときは「いじめる側」でもあったからではないで
しょうか。いじめはする側にもされる側にも心の傷を作り、それはさらなる
いじめを生み出すものです。人と違うことを恐れ、自分と違うものを恐れる。
「人と同じ」ではなく「自分であること」に誇りと自信を持ち、だからこそ
他人を敬うことのできる、本当の自律した人間を育つ社会が求められている
のかもしれません。
○「理科離れ対策に「博士」の先生増員を 学術会議が要望」
(23日付朝日新聞 http://www.asahi.com/edu/news/TKY200706230294.html)
→博士号取得者がポストが空かずに大学の先生になれないならば、高校の先生に
なるのも一つの手かもしれません。その後にやがて大学で教えるなど、高校と
大学の間での人材の交流を進めるべきでしょう。理科が楽しい、面白いもの
だと教える。研究室を離れ、人と触れ合う。それはきっと自分の研究を人や
社会に認めてもらうための視点としてもきっと大事なことです。
○「教育再生会議:「ヤンキー先生」後任に宮本教諭」
(25日付毎日新聞 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20070625dde007010059000c.html)
→マスコミで絶えず話題だった義家氏が満を持して参院選に出馬したかと
思えば、その後がまに座ったのはまたしても話題先行の「先生」です。教育
再生会議も結局、国政選挙の道具に使われているだけではないでしょうか?
両先生がどうということでは決してありません。ただ、単に与野党の議席を
埋めるための「教育」が国民のためにはならないことだけは確かなのです。
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日刊メールマガジン『元外交官・原田武夫の「世界の潮目」を知る』
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元外交官・原田武夫のメッセージはすべてメールマガジン
『元外交官・原田武夫の「世界の潮目」を知る』から始まっています。
様々なメディアやセミナーで示される原田武夫の高い情報分析能力。
「なぜこんなことまで分析できるのか?」「なぜここまで言い切れるのか?」
───それはこのメルマガ『「世界の潮目」を知る』を読めばわかります。
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● (本文2)教育価格ドットコム
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このコーナーでは、大切なお子さんが学校の勉強では飽き足りないと思った時
に役立つ塾・予備校・家庭教師について、これまで余り語られることのなかっ
た「価格」と「質」という側面から、見逃せない情報をお伝えしていきます。
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教育価格ドットコム 第29回
「FP(ファイナンシャル・プランナー)試験対策予備校の価格比較」
【今回の「ギモン」】
○「FP(ファイナンシャル・プランナー)ってどんな資格? 取得のために
予備校に通ったら一年間でいくらかかるの?」
【「価格」の徹底比較!】
○金融資本主義の時代を、ある意味で最も象徴しているのが
FP(ファイナンシャル・プランニングおよびファイナンシャル・プランナー)
です。家計や個人の資産を上手に運用し、豊かなライフプラン
を実現するために、FPは有益な資格だといえましょう。
○金融商品の選定から年金対策まで、およそ家計に関連する
ほとんどすべての「お金」を扱うのがFPであると予備校も宣伝します。
FPを専門の職業にする人も増えていますが、「お金」に関する知識や
運用の技術を得るのが肝要と考えると、むしろ個々人が資格として
FPを持つことのほうが意味があるといえます。
○「日本の成人の71%は、株と債券の投資に関する知識を持たない」
とする2005年のOECDレポートはすでによく知られています。この
メルマガでもお伝えしてきたとおり、「金融のリテラシー」を身につける
「金融教育」の重要度は高まってきています。大学生のお子様にとって
の「教育投資」としても、FPの資格を取得することは決して早すぎる
ことはないでしょう。
○それでは、最も一般的な「2級FP技能検定」に合格するためには、
1年で一体いくらかかるのでしょう?例をいくつかみてみましょう。
・「資格の大原」
(http://www.o-hara.ac.jp/best/financ/course.html)
→「3級から学ぶ2級フルセット」
→入学金:6,000円
→受講料:155,000円(教室通学+DVD通学)
⇒1年間計=161,000円
・「合格のLEC」
(http://www.lec-jp.com/fp/afp/kouza/0805/c_packa.html)
→FPフルパックA(3・2級FP/AFP対応)
→入学金:
→受講料: 188,000円(通学の場合)
⇒1年間計=188,000円
・「資格の学校TAC」
(http://www.tac-school.co.jp/kouza_fp/fp_kz2hon.html)
→「初学者対象・2級本科生」
→入学金:10,000円
→受講料:120,000円(教室講座、DVD講座)+直前パック20,000円(学科+実技試験
対策)
⇒1年間計=150,000円
○各予備校ごとに多少のばらつきはありますが、概して15万〜18万円の
費用がかかるようです。個人の「教養」としてみた場合には、決して安いとは
いえない金額です。
○こうした大手予備校は、「通学」「ライブ講義」のオプションが一番割安に
なっています。対して一番割高なのが「DVD通信講座」で、同じコースでも
2~3万円は高くなってしまいます。DVDを一人ひとりに配布するからなので
しょうが、教育効果を考えても「通学」のほうがお得であることは間違いない
でしょう。
【結論!!!】
○FPは金融資本主義の時代には不可欠な教養といっても言い過ぎでは
ないでしょう。ただ、あくまでも「教養」であるだけに、資格を取得する際の
費用対効果については厳密に検討する必要があります。
○独学で勉強されるのがもちろん一番割安ですが、様々な事情から
予備校を利用される場合もあるでしょう。価格比較の重要性を、
皆様はどのようにお考えですか?
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● (本文3)コラム「海外でのオルタナティブ教育を考える」
(執筆者:若草まやさん「我が家の国際子育て」
(第12話(最終回):「5歳から始めるハーバード留学準備」))
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今年の春、知人から電話をいただきました。ご子息が、我が夫の母校に合格さ
れたそうです。その学校は、東京都内にある私立中・高の男子校で、「御三家」
と呼ばれるうちの1つです。夫は、4歳下の弟ともども、ここの卒業生です。
片や、ご父君である知人は、関西の雄である超難関私立校のご出身です。朗報
に接し、さぞお喜びであろう胸中を察して、「おめでとうございます」と申し
上げますと、電話の向こうは意外にも、なんだか浮かない声。
「それがね、今やこの学校の高校生のトップ集団は、東大ではなくハーバード
を目指している生徒が珍しくないらしいんだ。うちの子も、もしハーバードに
行きたいと言い出したら、どうしたらいいかわからなくて困っちゃうよ。我々
の時代とは変わったんだねえ」・・・。
これまで日本では、子どもを成功パターンへと導くためには、お受験は避けて
通れないと考えられていました。幼少時からハードなスケジュールをものとも
せず塾に通い、成長期でありながら常に睡眠不足と戦い、必死になって有名私
立や国立の小・中学校を目指しました。行く手にそびえているのは、東大をは
じめとする学歴ヒエラルキーであり、その頂点を制覇することが、幸せをつか
む絶対的な方法だと信じられていました。けれども、この捉え方は、もはや限
界にきているのではないでしょうか。
それは、圧倒的なスピードで進むグローバル化の波によって、仮にお受験を勝
ち抜いて東大を卒業できたとしても、世界的には「So what?(だからなに?)」
と一蹴されてしまう現実があるのを、多くの日本人が悟り始めたからです。も
はや、日本のスタンダードでは、世界と伍することは難しくなってしまったと
いうわけです。
こういう風潮を見越したのか、先月、アルクから、『5歳から始めるハーバード
留学準備』http://shop.alc.co.jp/spg/v/-/-/-/7007021/ が出版されました。
著者である森田正康氏は、12歳のときにご一家で渡米されて以後の教育をア
メリカで受けられ、ご本人も弟様もハーバードのご出身であるばかりか、この
たび妹様までがハーバードにパスされるという、すごい快挙を成し遂げられた
方です。
森田氏は、「将来的に海外の一流大学で教育を受けることをひとつの選択肢と
して持ち、それを実現するためにはどうすれば良いのかについて、日本の幼
児教育の関わり方なども整理しながら、真剣に考えたい」と思われて、この
本を作られたのだと、まえがきで述べておられます。
そして、幼児を対象に、非常にレベルの高い教育を行っている英語教室の実
例を挙げ、そこで楽しんで学習し伸び伸びと力をつけた子どもたちが、小学
校(義務教育)に上がった途端、英語を(英語で?)勉強し続ける機会を断
たれて段々と英語から遠ざかってしまうことを憂慮され、それを食い止める
ための方策について思案されています。
本文の大半は、日本の教育システムが抱える問題点や将来に向けての希望の
光を見つけ出すことを目的に、教育を真剣に考えている人々と森田氏の意見
交換の形式で進んでいきます。その対話の中でしばしば、「幼児期にこのよう
な素晴らしい英語教育を受けて育った子どもたちの受け皿となる学校」や
「留学を疑似体験できるような学校」の必要性が指摘されています。
翻って私どもでは、2人の娘たちが5歳と6歳のとき、スイスのボーディン
グスクールに留学させ、(末はハーバードとは言わないまでも)国際的に通用
する学歴を手に入れてほしいと願ってきました。娘たちはスイスから帰国後、
日本国内の歴史の古いインターナショナルスクールに転入しましたが、11
歳と12歳になった現在は、再び海外のボーディングスクールで学んでいます。
我が子がスイスのボーディングスクールで過ごした幼児期の留学生活があま
りにも素晴らしく充実していたため、それを模した『スイス型寄宿舎小学校』
を日本国内に創れないかと、私はこのところずっと試行錯誤を重ね奔走して
参りました。
最初は、少子化の昨今、日本の各地であり余る廃校を利用して、英語で授業
をするインターナショナルボーディング小学校を創ろうかと考えました。こ
のプランは、実際にご自分のお子様の教育に悩んでおられる一部の企業家か
らご賛同をいただいて資金面での目途も立ち、順調に動き出すかと思われま
したが、義務教育の壁が立ちはだかって難航し、ひとまず断念せざるを得ま
せんでした。
そこで私は、全く逆転の発想で、「日本の学校で日本の初等教育を受けながら、
放課後は寄宿舎で英語漬けの生活をする」方法にたどりつきました。これは、
「授業は英語で受けて、放課後の生活はフランス語で過ごすうちに、英語も
フランス語も話せるようになった」我が娘たちのスイスの留学生活にヒント
を得て、考えついたものです。
自然に恵まれた少人数の環境で、日本の普通の小学校の授業を日本語で受け、
放課後は、英語話者の外国人教師やスタッフのいる寄宿舎で、英語でお勉強
したりお稽古事(乗馬やピアノやテニスなど)を習ったりして、日本語や日
本式の学業は遅れずに、なおかつ英語もマスターします。オプションで、中
国語の教師も確保しレッスンを行えれば、なお理想的です。週末のみ、おう
ちに帰ってご家族と過ごします。これなら、義務教育の壁に阻まれずに進め
られると判断しました。
こういう構想のもとに生まれた『日本版ガレン(仮称)』は、正確に表現する
ならば、学校というよりは「小学生のためのバイリンガルボーディングシス
テム」です。ガレンという呼び名は、娘たちがスイス時代に在籍した寄宿舎
学校ラ・ガレンhttp://www.la-garenne.ch/から取りました。
このシステムは、日本国内に数多く生まれているインターナショナルプリス
クール(バイリンガル幼稚園)の卒園児のお子様たちの、せっかく身に付い
た英語力を生かしうる受け皿として、森田氏がご著書の中で求めておられる
「高い水準の英語教育を維持し、留学を疑似体験できる学校」に、まさしく
当てはまるのではないかと、私は考えています。
日本版ガレンは、まずは静岡県下で2008年4月にスタートすることを目
標に、着々と計画が進行中です。
過日、私がアルクのHPで執筆させていただいております拙いブログ連載で、
寄宿舎となる予定の施設の写真(http://kokata.alc.co.jp/maya/2007/05/post_61.html)
を公開しました。ご覧のとおり富士山が間近に望める立地から、私どもは
『富士ガレン(仮称)』と呼んでいます。
首都圏や名古屋圏から利便な『富士ガレン』に引き続いて、いずれは阪神
間の需要をすくうべく、六甲山あたりで2校目となる『六甲ガレン(仮称)』
を創れたら、と夢見たりもしております。
富士ガレンの初年度の定員は若干名を予定しています。既存の小学校を利
用させていただくので、小学生であれば何年生でも受け入れが可能です。
学費は、現段階でははっきりと定まっておりません。いろいろと詰めなく
てはならない課題が、まだ山積している状態です。
このシステムは、プリスクールからの英語力を維持した上で伸ばし、日本
式教育の中で学力も獲得して、最終的には、敷居の高い海外の名門難関ボー
ディングスクールに合格し留学に至るまでの橋渡しをすることを目標(こ
のシステムの到達点)とします。アルクのブログで私が、『日本における
低年齢留学の背景』(http://kokata.alc.co.jp/maya/2007/03/post_41.html)
と題したトピックで指摘しております問題点を、海外への低年齢留学を実
行しなくても解決することができます。
これぞまさに、日本には欠けていた国際的視野に立った教育が、幼少時か
らスイスへ留学せずとも日本にいながらにして日本の教育の良さも取り入
れつつ、小学校段階でも途切れず継続できる方法ではないかと、確信して
おります。
世界に伍する日本人を育むための教育を考えるとき、これからは必然的に、
グローバルスタンダードを見据えなくてはなりません。そこで必要になる
のは「世界語としての英語(グローバルイングリッシュ)」であり、しかも
「英語でものを考えられる力」を自然体で身に付けさせることと、それを
身に付けたお子様をスムーズにグローバルスタンダードの教育のレールに
乗せてあげられるシステムだと思います。
私どもの『日本版ガレン計画』(バイリンガルボーディング小学校システム)
の特徴をまとめると、次のようになります。
●国際人を養成すると、目的がはっきりしていること。
●システム修了後の進路として、海外のボーディングスクール留学にター
ゲットを絞っていること。
●日本の小学校に通うことで、日本語能力や日本人としてのアイデンティ
ティーも育めること(もし中途でやめておうちに帰ることになっても、
日本の学業自体はそのまま続けられるメリットにもつながります)。
ところで、先にご紹介しました森田正康氏の新刊『5歳から始めるハーバー
ド留学準備』は、子育て真っ最中の皆様に、とても重要なことを示唆してい
るのを、見逃してはなりません。
「海外の一流大学に進学させるため、或いは、世界をまたに駆けて活躍する
姿を望んで子どもを教育する場合、優秀な子どもに育てれば育てるほど、子
どもは親の元を離れていきます。いつか親離れ子離れという状況がやってき
ます。それを理解した上で、親は全身全霊で子どもに愛情を注ぐ必要がある
のです。」
このことは、私自身も常に自覚し肝に銘じている内容ではありますが、きち
んと文章にして言及されている本に、私は初めて出会いました。そういう意
味で、森田氏のご著書は私にとって、単なる教育・留学関連の対談集では終
わらない、もっと重みのある大切なバイブルとなったのでした。
さて、4月から12回にわたってお送りいたしました当コラムも、最終回と
なりました。
連載中、数々頂戴しましたご意見のうち、特に私の目を引いたのは、私と同
業の医師や、研究者や弁護士や企業家といった、社会的に責任ある職業にフ
ルタイムで従事する女性からの、共通する子育て(お子様の教育とお仕事の
両立)の悩みの訴えでした。
これらの方々の、子育てに真摯に向き合う熱い思いにお応えすべく、私は今、
日本版ガレン計画と並行して、例えば、女医会や女性弁護士会などと寄宿舎
小学校とがタイアップして実施するような形での、働く女性のための子育て
支援システムが確立できないかという、壮大な構想を抱いております。
そういうシステムを確立すれば、子育て期に離職する女医さんが減り、産科
や小児科の医師不足の解消や地域医療の充実につながるのではないか、また、
過疎地に寄宿舎小学校を創ることで地方の活性化も図れるのではないかと、
私は愚考しています。
母親にとって、寄宿舎小学校のメリットは、仕事に打ち込めること以外に、
もう1つあります。週末におうちで子どもと接する時間は「お母さんの役
目に徹することができること」が挙げられます。お勉強やお稽古は専任の
教師が平日たっぷり見てくれるので、母親が(疲れた体にむち打って?)
家でお勉強を見る必要がないからです。
仕事の有無にかかわらず、母親が日常、「我が子にお勉強を教える」という
役割から解放されれば、時間的にも精神的にもどれだけゆとりのある母子
関係が築けるかと、私は自らの経験から考えています。家庭には「教師」
は要らないと思うのです。(もちろん、親が当然担うべき「しつけ」や「人
生の先輩としての教え」などは別問題です。)
お受験が幅を利かせる社会で生きる日本の小学生は、学校でも塾でもおう
ちでも、四六時中まわりは「教師」だらけで、息が詰まる毎日を過ごして
いるのではないでしょうか。
一方、子どもが育つ過程においては、できるだけ多くの大人や異年齢の仲
間が関わったほうが良い、というのが、かねてよりの私の持論です。親に
こっぴどく叱られて疎外感にうちひしがれたときに理屈抜きで味方となっ
て自分を受け止めてくれたり、親兄弟とは違う立場から物事の価値観や判
断基準を示してくれたりする人が、身近にたくさんいたほうが、何か困難
にぶつかっても絶望することなく打開する能力が養われるような気がしま
す。
幸い娘たちは、赤の他人であっても心の支えとなってくれる人々に愛され
助けられながら、多くの教えを学び、様々な窮地を乗り越えて、大きく育っ
てくれています。
我が家みたいに小さな子どもをスイスのボーディングスクールに出すほど
の勇気がないご家庭にも、日本国内のバイリンガルボーディングシステム
や寄宿舎小学校なら、現実的に福音になってくれはしないかと願っている
のですが、もし具体的なご提言がおありでしたら、下記のメールアドレス
までお寄せくださいましたら幸甚です。大変恐縮ながら、総てのメールに
対して個々にお返事を差し上げられるとは限りませんが、どうかご了承く
ださい。
> maya{at}1st-cs.com ←お手数ですが、{at}の部分を@に書き直して
ご入力ください。
12回の連載で語り尽くせなかったこれらの計画や構想の成り行きにつき
ましては、今後もアルクのブログ『若草まやの国際子育てのススメ』http://kokata.alc.co.jp/maya/
で順次ご報告して参りますので、ご興味がおありの方は、引き続きそち
らをお目通しください。
私の駄文に最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうござい
ました。
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【執筆者紹介】
若草まや(わかくさまや)
大阪生まれ。東京女子医大卒・医師。
結婚7年目にして生まれた我が子のために最良の教育をさがし求めた結果、
世界の名門ボーディングスクールに魅せられ、2001年、ふたりの娘たちを、
5歳と6歳でスイスに留学させる。それまで日本ではほとんど知られていなか
った、スイスの低年齢向けボーディングスクールでの素晴らしい留学生活を、
より広く伝えたいと考え、本業の傍ら、低年齢留学に関する執筆・講演活動を
行ってきた。現在、(株)アルクのHP・スペースアルクにて、
『若草まやの国際子育てのススメ』http://kokata.alc.co.jp/maya/ を、
ブログ形式で執筆中。2007年3月、(株)FESスイス留学センター
http://f-e-s.co.jp所長に就任。著書に、『5歳6歳スイス留学大作戦』
(かんぽう刊)がある。娘たちは、3年間のスイス留学を経て、2004年
日本に帰国し、神戸の歴史の古いインターナショナルスクールに転入。2006
年より、かつて英国のチャールズ皇太子も留学されたオーストラリア・
メルボルン近郊のボーディングスクールに留学中。
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(本文その4)コラム「国際金融経済教育を考える」
第11回(最終回):「国際金融経済教育とは?」
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これまでの回で各国の金融経済教育を御紹介してきました。
御紹介したのは、米国・英国・ドイツでしたが、それぞれに歴史と背景と、
政治経済的な要請に応えた、まさに国の基幹事業としての教育であったと
いうことが明らかになりました。
一方で、日本では「世界が必要だと言っているから、必要」といった程度の認識
でしかなく、とても国の礎を築くための「金融経済教育」であるとは捉えていな
かったと言えました。
さて、今回は、そのような前提において「国際金融経済教育」というものを
最後に考えたいと思います。
何が国際なのか? ということですが、まず学ぶ方法という意味での「国際」を
考えてみます。
一つには、まず「留学」というものがあります。
英語を習うために留学する、というように進んだ国に行って、金融経済を
学ぶのも一つの手です。
金融経済教育のためだけ、ということであればわざわざ留学までを考えるのは
少し大袈裟な気がします。例えば、短期留学ならともかく、海外に留学して得る
ものと失うものをしっかり考える必要があります。
そういう意味では、若草女史が本メルマガのコラムでお書き下さっているように、
総合的に、全人的に最も良い教育を、と考える方が良いような気がします。
それでは、というとやはり国内で進んだ金融経済教育を受ける機会はないのか?
ということになってきます。
日本の教育現場で受けられる金融経済教育の他で受けさせると考えると、受験
などですでにぎゅうぎゅう詰めになっているところに、さらに別の教育を受け
させることになるので、子供たちへの負担は大きくなります。
日本の既存の教育で受けられる金融経済教育に期待することは、今のところ
難しいのが現状です。そうなれば、教育機関と民間機関の連携や協力を高めて
いくしかないように思えます。
さて、方法の他に、もう一つ考えたいのが「国際金融経済」の教育というものです。
それはどういうことかというと、今まで日本人は、政治なら政治、社会なら
社会、経済なら経済、金融なら金融、とばらばらに教わってきました。
しかし、こうしたばらばらの視点では、今世界で生じていることどころか、
身の回りで生じていることすら理解できなくなってきているのです。
世界を理解するための「教育」を奪われつつある日本で、どのように
世界を理解していくか。
今日本で議論されている金融経済教育では、世界を理解することはできません。
「国際」という意味は、世界を理解するための金融経済教育という意味なのです。
この意味での国際金融経済は、子供たちには少し難しい話かもしれません。
しかし、日本と他国の金融経済教育の違いと同様に、一つ一つの項目のみを
みるのではなく、全てを包括してみていく教育を日本ではもっと考えていく
べきではないかと思います。
(終わり)
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==《一時休刊のお知らせ》======================
「元外交官・原田武夫の教育投資通信」の読者の皆様
平素より「元外交官・原田武夫の教育投資通信」を御愛読頂き、
厚く御礼申し上げます。
すでにお伝えしております通り、この度、本件メールマガジン「元外交官・
原田武夫の教育投資通信」を本日(6月29日・第29号)配信分をもちまして、
一時休刊とさせて頂くこととなりました。
本メールマガジンの配信を楽しみにしていらした皆様に、
深くお詫び申し上げます。
弊研究所の事業拡大に伴いまして、各事業の再編をいたします。
そのため、止む無く本件メールマガジンを一時休刊させて頂く次第です。
復刊は、本年秋頃を目途に予定しております。
また本件メールマガジンにて、皆様にお目にかかれますことを
心より楽しみにしております。
(なお、弊研究所より特に重大なPR事項がある場合には、本件メールマガジンの
「号外」として配信させて頂く場合があり得ますので、あらかじめご了承
ください。)
なお、弊研究所の他の媒体につきましては、引き続きご利用いただけます。
引き続き、弊研究所からのメッセージや、その活動内容をお知りになりたい方は、
弊研究所公式メールマガジンにご登録ください。
⇒ご登録は↓↓こちら↓↓よりお願いします:
http://www.mag2.com/m/0000228369.html
末筆ではございますが、皆様のますますのご健勝を
心より祈念しております。
株式会社 原田武夫国際戦略情報研究所 拝
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【編集・お問合わせ先】
(株)原田武夫国際戦略情報研究所(http://www.haradatakeo.com)
【発行システム】
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【発行開始・解除はこちらから】
http://www.mag2.com/m/0000217151.html


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