2009/06/04
FP栗本大介の、幸せな家計を築く18のポイント vol.124
□■――――――――――――――――――――――――――――――――― ■ FP栗本大介の、幸せな家計を築く18のポイント (2009.6.2 第124号) http://fpoasis.jp/ 毎週火・金曜日発行 ―――――――――――――――――――――――――――――――――□■ ※当メルマガは、お読みいただいてる皆様が、 世の中に出回る様々な情報に振り回されず、 心豊かで幸せな生活を実現していただくために発行しております。 原則として、 火曜日は、お金や金融商品に関する知識や 金融市場や経済指標に関する話、 金曜日には、お金に関する心のあり方や捉え方、 考え方などを「18のポイント」として配信しています。 時々、週1回の発行になることもありますが、 細かいことを気にせず、ゆるりとした気分でお読み頂ければ幸いです。 ▼栗本大介のプロフィール http://fpoasis.jp/modules/pico0/index.php?content_id=5 ▼オールアバウトに登録しております http://profile.allabout.co.jp/fs/kurimoto-daisuke/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みなさん、こんにちは。 4月30日に破綻申請をしたクライスラーに続き、 ついに、GM(ゼネラル・モーターズ)が破綻しました。 GMについては、今さら説明をするまでもなく、 2008年にトヨタに抜かされるまで、 販売台数で世界一だった自動車会社ですが、 発表された数値を見ますと、 資産額823億ドル(約7兆8000億円)に対し、 負債(借金)額は1728億ドル(約16兆4000億円)ってことですから、 よくぞまあここまでもったな・・・って感じですよね。 もちろん、 「もった」のではなく 「もたされていた」だけなんですが。 随分と前から「破綻は避けられない」 と言われてましたから、 破綻が発表されたあとは、 株式市場が軒並み上昇しています。 いわゆる「悪材料出尽くし」ってやつですね。 実際には「悪材料が出尽くした」かどうかは 誰にもわからないんですけど・・・。 日本でも、6月の月例報告の際に、 景気の基調判断から「悪化」の文字が削除される方向だとか。 景気が好転することは望ましいことなんですが、 どうも「急ぎすぎてる」気がします。 経済指標の今後の推移に注目しましょう。 メルマガの配信スケジュールは 相変わらず不安定ですが、 来週から、 本来の「週2回発行」ペースに戻すつもりです。 今週号からお読み頂いた皆様、 ご登録頂きましてありがとうございます! お時間があるときにバックナンバーにも目を通してみてください。 ▼バックナンバーはこちらから http://blog.mag2.com/m/log/0000216963/ --------------------------------------------------------------------- ●INDEX 〜今回の内容〜 │ ├→ 1.【今週の話題】「公的年金はどのぐらい受け取れるのか?(その2)」 ├→ 2.コラムの更新情報 ├→ 3.先週の相場状況について └→ 4.あとがき ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━《INDEX.1 》━ ■ 【今週の話題】「公的年金はどのぐらい受け取れるのか?(その2)」 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回は、 先日、厚生労働省から公表された 公的年金に関する試算を紹介し、 来年70歳になる方は、 本人が支払った年金保険料900万円に対して、 受け取れる年金の合計額が5600万円と、約6.5倍になるのに対し、 来年40歳になる方の場合、 本人の支払い2400万円に対して、 受け取れる年金の合計額は5900万円と、2.5倍である。 しかもこれは「会社負担の保険料」も含めての数字なので、 実際に国に納めている保険料は上記の金額の2倍。 それを加味すると、 支払った保険料総額に対して、受け取る年金の総額は、 70歳の方で3.2倍、 40歳の方で1.2倍、 20歳の方で1.1倍、 という倍率になるという話をいたしました。 この話題は、 決して「不安を煽る」ためにお伝えしたわけではなく、 「年金制度の文句」を言いたくてお伝えしたわけでもありません。 そうではなくて、 とにかく「現状を正しく知る」ことによって、 「報道に踊らされない」ようにしてほしいわけです。 そもそも、現在の日本の制度上、 公的年金制度へは「強制加入」ですから、 「制度が信頼できないから加入しない」 という選択肢はありません。 まあ、もちろん、 「未加入」の人が決して少なくないという「現実」は わかってますけど、 それはこの際、置いておきましょう。 ●自分の年金受取額を予想しておく 今年度から社会保険庁は、 「ねんきん定期便」の発送を始めました。 これは、 その人の年金加入記録や年金見込み額などを 伝えるためのもので、 毎年誕生月に送付されることになります。 公的年金制度は、 FPの学習をされる方の中でも、 苦手とする人が多い項目でして、 特に「受給額(=自分が受け取れる金額)」の計算は、 理解するのにかなりの時間を要するのですが、 今回の「ねんきん定期便」によって、 「現時点での見込み額」が知れることは画期的だと思います。 そのための郵送費や事務コストを考えると、 疑問を持つ方も多いかもしれませんが、 「年金に対する不安」を和らげるためには、 「自分がどのくらい受け取れるのか」を知ることが大事ですからね。 ちなみに、 社会保険庁が毎年公表している 「社会保険事業の概況」で、 現在受給されている方の年金額のデータを見ますと、 国民(基礎)年金の平均は、月額53,602円(年額643,224円)、 厚生年金の平均は、月額161,059円(年額1,932,708円)です。 ※「厚生年金」をもらえる人は「国民(基礎)年金」ももらえますので、 上記の161,059円というのは、国民(基礎)年金も含めた金額です。 ちなみに厚生年金は、 生年月日によって、もらい始める時期や金額が違うのですが、 男性の場合、 60歳の人の平均が、月額102,371円なのに対し、 65歳以上の人の平均は、月額195,817円となっており、 女性の場合は、 60歳の人の平均が、月額44,455円で、 65歳以上の人の平均は、月額111,888円となっています。 男性と女性の差がかなり大きくてびっくりしますが、 やはり年齢による違いも大きいですよね。 これらは、あくまでも統計に基づく平均額ですが、 こうして「およその金額のイメージ」ができることで、 初めて、 「足りないからなんとかしなきゃ」とか、 「なんとかなりそうだな」などといった、 自分なりの判断ができるようになるというわけです。 「ねんきん定期便」が手元に届いた時には、 是非一度じっくり中身を見てみてください。 ▼ねんきん定期便についての説明(社会保険庁) http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/teikibin/index.html ●遺族年金と障害年金 「年金」と聞くと、多くの方が 「一定の年齢になったら受け取れる」という 「老齢年金」を思い浮かべます。 今の日本の年金制度では、 生年月日や職歴などによって違いはあるものの、 原則として65歳から年金が受け取れることになっています。 でも実際には「老齢年金」以外にも、 一定の障害状態になったときに受け取れる「障害年金」と、 年金加入者や受給者が亡くなった時に、 一定の要件を満たす遺族が受け取れる「遺族年金」があります。 これらは、 「イザというときに受け取れる」という意味で、 「生命保険」と同じ役割があるといえるでしょう。 前述の「平成19年度社会保険事業の概況」によりますと、 現在の年金の受給者総数は2587万人で、 「老齢年金」が2287万人(+通算老齢131万人)、 「障害年金」が161万人、「遺族年金」は13万人となっていて、 人数としては圧倒的に「老齢年金」が多いですが、 「障害」や「遺族」の年金を受給している人も、 174万人いるわけです。 「自分が死んだ時にお金を遺すべき対象の人」 がおられない立場から見ると、 この制度の意義を感じることはできないかもしれませんが、 こういった「保障の役割」があることも、 ちゃんと理解しておきましょう。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━《INDEX.2 》━━ ■ コラムの更新情報 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回からは、再びコラムの更新ができませんでした・・・(苦笑) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━《INDEX.3 》━━ ■ 先週からの相場状況について ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●前回からの株価と為替の動き(09年5月25日 ⇒ 09年6月1日) 日経平均株価 9,347円00銭 ⇒ 9,677円75銭(+3.54%) TOPIX 883.00 ⇒ 912.52(+3.34%) 米国ダウ平均株価 8277.32ドル ⇒ 8721.44ドル(+5.37%) 中国上海総合指数 2610.010 ⇒ 2721.280(+4.26%) 円ドル相場 94円87銭 ⇒ 96円62銭(1.84%の円安) 円ユーロ相場 132円93銭 ⇒ 136円82銭(2.93%の円安) 円ポンド相場 150円94銭 ⇒ 159円00銭(5.34%の円安) 円豪ドル相場 74円22銭 ⇒ 78円33銭(5.54%の円安) 金価格(NY市場) 958.5ドル ⇒ 978.6ドル(+2.10%) 原油(NY市場) 61.67ドル ⇒ 68.58ドル(+11.20%) 長期金利(10年国債) 1.445% ⇒ 1.485% ※25日は、アメリカ市場が休場だったため、 ダウ平均、金価格、原油価格は、5月22日の数値になっています。 日米欧をはじめ、 アジアでも予想を上回る経済指標が発表されるなど、 経済環境の好転が後押ししているようです。 日経平均株価は、 この2ヶ月半ほどの間に約30%も上昇しました。 ほぼ一本調子で上がってきましたから、 なかなか買うチャンスがないまま・・・ って人も多いのではないでしょうか? それにあわせて、原油価格の上昇が著しいですよね・・。 2月には30ドル台まで下げていましたから、 わずか3ヶ月で2倍に上昇したことになります。 今週末には、アメリカの雇用統計が発表されます。 雇用統計が好転しますと、 「経営者の先行きの見通しがよくなっていること」 と同時に、 「消費者の将来に対する不安が後退すること」 になりますから、 投資環境にもますます安心感が広がる可能性がありますよね。 といいつつ、 このまま一本調子の上昇が続くことについて、 私はまだ半信半疑なんですけど・・・。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━《INDEX.4 》━━ ■ 今週のひとこと ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ GW明けからお手伝いをさせていただいていた、 某企業の新入社員研修ですが、 昨日をもって、私の担当する分野の研修が終了いたしました。 今までも「一日だけ担当する」というのは、 いくつかの企業で経験しておりますが、 1つの会社で延べ10日間も関わらせていただいたのは初めてなので、 最後の方は、なんとも言えない「仲間意識」が出てきました(笑) このご縁を大切にしたいという想いから、 メルマガの存在をご紹介しましたので、 もしかしたら読んで下さっている方がおられるかもですね。 今後も、彼、彼女達の成長を見守りつつ、 私自身も成長していきたいと思います。 --------------------------------------------------------------------- 第124号は以上になります。 最後までお読みいただきありがとうございました〜。 栗本大介 私の詳しいプロフィールはホームページをご覧下さい。 ▼FP OASIS COMMUNITY http://fpoasis.jp/ ----------------------------------------------------------------------- ======================================================================= 本メールの内容の複製・転載、および本メールの転送を禁じます。 著作権は有限会社エフピーオアシス 栗本大介に帰属します。 ●発行者:栗本大介 [http://fpoasis.jp/] 日本FP協会認定CFP、1級FP技能士 【FP栗本大介の、幸せな家計を築く18のポイント】(マガジンID:0000216963) 発行システム『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000216963.html =======================================================================



