共通フレーム2007
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IT法務入門(効果的なIT契約書やSLAの積極的導入) 第10号
発行 壇 一雄 行政書士事務所
URL http://www.danjimu.jp
メール info@danjimu.jp
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2週間前までは暑い日が続いていましたが、今週は寒い日が続き秋服が必要になっ
てきました。
個人的には好きな季節ですが、寒暖の差が激しいので風邪などひかないように注意
が必要です。
………CONTENTS………………………………………………………………
1.日経コンピュータの記事から
2.共通フレーム2007
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1.日経コンピュータの記事から
日経コンピュータの10/15日号で「トラブルを招く契約、防ぐ契約」という特集
が行われています。約20ページの特集ですが、なかなか興味深い内容でした。日経
コンピュータは年に1回程度IT法務関係の特集を行っていますが、今回は今年4月に
経済産業省から公表されたモデル契約書についても触れています。
システム開発のトラブルを未然に防ぐ手段の一つとして、発注側・開発側双方のルー
ルブックとして、契約書を重視するという企業が増えているのでしょうか?。
私の事務所は、IT関係の契約書作成を主業務にしているのでその風潮はとてもうれし
いのですが、本当にトラブルを防ぐ契約書を作成するには、契約当事者双方の意識を
変えていく必要も感じています。
トラブルを防ぐためには双方の役割分担・作業範囲を明確にする必要がありますが、
役割分担・作業範囲を明確にするということは、責任を明確することになります。
例えば双方相手を信じて、「○○システム一式」としか書かれていない契約書とは
大いに異なります。
「○○システム一式」のような契約書は契約締結交渉はスムーズに進むかもしれませ
んがトラブル時にはまるで役に立ちません。反対に作業範囲・役割等明確にしなけれ
ばならない事項(著作権、瑕疵担保責任等も)をきちっと契約締結時に詰めていけ
ば、契約締結に双方の意見調整などで時間がとられることがあるかもしれませんが、
トラブル時のルールブックになるので、大きなトラブルになりにくくなります。
ただし契約締結時の負荷は大きくなり、契約締結という仕事の内容も大きく変わりま す。
その為、契約締結に対する意識を変化させていく必要があります。
【参考:日経コンピュータ10/15号 その契約は大丈夫? 契約危険度チェツク】
<発注前の契約リスク>
□ベンダーが作成した契約書を元に契約を結んでいる
□ベンダー選定が終わってから、契約条件を示している
□契約を交わす前に、要件定義や開発に着手することがある
□システムの企画から開発まで一括で請負契約を結んでいる
□契約交渉や契約書のチェツクは法務部門に任せている
2.共通フレーム2007
独立行政法人情報処理推進機構より共通フレーム2007(ソフトウェアライフサイ
クルプロセス SLCP-JCF2007)が出版されました(オーム社より)
共通フレーム2007はソフトウェアの取引の発注者と提供者のための共通フレーム
(ソフトウェアの構想から廃棄までの(企画・開発・運用・保守)必要な作業内容を
包括的に規定したもの)で共通フレーム98の改定という位置づけです。共通フレー
ム98は1998年に制定されていますが、いまひとつ流通されていませんでした。
ソフトウェア取引が複雑になるにつれ、プロセスの可視化、共通の言葉、共通の物差
の必要性は増す一方です。そのためにも共通フレーム2007のような共通語の普及
は大いに求められています。
共通フレーム2007で拡張・変更された点は以下の点です。
a)要求定義プロセスの追加
b)契約の変更管理プロセスの追加
c)作業項目の追加
・開発プロセス中の「業務詳細設計」の分散化
・移行作業の扱い(運用プロセスと保守プロセス双方に含めた)
d)保守プロセスの詳細化
e)システム化に対する要求と要件の使い分け
また従来、時系列ではわかりにくかった共通フレームの体系を時間軸で見た、主なプ
ロセス/アクティビティ/タスクの関係例などが図示されており従来より、わかりや
すい工夫も見受けられます。
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当メルマガは、法律問題の解説にあたり、十分な調査を踏まえた上で発表
しておりますが、読者がこれを実行されるにおいては、一切責任を負いま
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IT法務入門(効果的なIT契約書やSLAの積極的導入)
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発行者 壇 一雄
(システム監査技術者、ITコーディネータ、PMI認定PMP、ITILファウンデーション)
壇 一雄 行政書士事務所
URL http://www.danjimu.jp
E-Mail info@danjimu.jp


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