2008/06/01
儲かる?体験ルポ 日曜刊行
また長袖をひっぱり出した、阿部です。
しかし、この温度差?
どうなってしまったのでしょうね。
まわりがみんな風邪気味で、きっと温かくなったころに
風邪をひきそうです。
催眠商法 編
九州の佐賀での出来事だった。
うちのケツのほうをちょろちょろと着いている真打ちY、こいつがとんでもないことをしでかしやがった。
想像ではあるが、ほぼ真実に近いであろう。
その内容とは。
打ち込みのときである。
ばあちゃんが急にまともに戻ったのだと思う。
つまり世間で言う催眠状態から醒めたというところであろう。
おまけに売り手は昔一辺倒でまったく学習をしないタイプであるからして、当たり前のようにキャンセルとばあちゃんは鳴いた。
それに腹を立てたYが、そのばあちゃんの顔を殴ったのだそうだ。
それも3発も。
相手は転んだだけでもどこかを負傷するばあさんのこと、すぐに病院行きに。
当然おまわりはくるし、取材もきたであろう。
馬鹿がなんてことをしてくれたんだ。
それでなくても世間の風評が荒いと言うのに。
お、タイミングが良いとはこのこと。
テレビからその事件について流れだす。
ひでぇ叩かれかただわ、おまけに売り方についても詳細に説明している。
何々、客を1室に長時間閉じ込め、トイレもいかせないで、
それは原野商法だろう。
物をあげまくり、極度の興奮状態して高額な布団など売りつける。
それならうちに近い、しかしうちは磁石のマットだ。
いつも問題になるのは布団だ、本当にあいつら悪い売り方をしていやがる。
これで少しは粛清されだろう。
ほとんど人事である。
いや、そうでもない。
うちの会社の名前がでてやがる。
そりゃまずい。
布団などは売ってはいないが、社名が出るのは・・・・
やはり今後によくない影響を及ぼす。
なんだこいつは?
音声を変え、モザイクで能書きをこいている。
これなら誰でもいいじゃねぇか、なんだこりゃ。
「社会的な不安煽り、将来の健康的にも危機を知らせ極度の興奮状態に追い込む」
言っていることが全然いいかげんじゃないか?
本当にこの世界の人間だろうか?
そんな疑問が生まれるほどに、この世界にうとい奴。
よくぞテレビなどに出てきたものだ。
特集の中でも、自分を守るための情報など一つもない。
あ〜腹がたつ!!
みんなを集めて飲みにいくべ〜。
現場は凄く悲惨な状態を迎えていた。
ここまでなるとは、まったく予想ができなかった。
今までもこれに近い事件は起きていた。
しかし、ここまで大騒ぎになったことはない。
昨夜の催眠商法の特集のせいであろう。
まず場所が借りられないのである。
つまり券撒きが行えない、と言う最初の段階でアウトなのである。
どこに行こうとそれと変わらない。
たまさかニュースを知らんのか、軒先を貸してくれる家が現れるが、肝心の人がでてこない。
そればかりか、警察が現れる始末。
一夜にして完全にこの世界が変わった。
本社には電話もつながらない。
以前プープーと話中だ。
きっと、すげぇ数のクレームとキャンセルがきているのだろう。
こんな日は自棄酒と行きたいところだが、あまり騒ぐのはどうも気が引ける。
よって珍しい早寝を決め込む。
しかし、夜が長い。
あと何度寝返りをしたら寝られるのだろう。
本社から連絡が来たのは、2日後であった。
世論が静まるまでは活動はせず、部屋にいろとのこと。
当面の生活費にと300万が送られてきた。
なにもしないのは楽だが、この先は私ら、いや俺はどうなるのだろう。
給料は?
真打ちの座は?
いつ帰るの?
いくら考えてもこの先の展望に暗澹は消えなかった。
まったくもって環境適用能力のなさに呆れる。
こんなときに助かるのが副社長である。
私の唯一の情報源である。
なにしろ社内ではどこの派閥に属さないロンリーウルフ、こんなときこそ悲しき現実を迎える。
横のつながりが無いのだから当然情報はない。
あんなにうざかった副社長からの電話を待ちわびる顛末。
やはり郷に入らば郷にしたがうべきであったか。
また根拠のない反省が始まった。
発行者 阿部 一義
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