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2008/03/30

 儲かる?体験ルポ  日曜刊行

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凄い勢いで花見をしている、阿部です。

本当に馬鹿です。

連日ウコンの力の力を借りながら・・・

こりゃアホです。

つくづく呆れています。



催眠商法 編



この匂いは生涯忘れることはない。

何人もの友が、この悪魔に命を取られたことだろうか。

渋谷は、狂わすだけでは飽き足らず、骨まで粉々に粉砕された。

骨と言うより砂に近い状態だった。

親の歳より遥かに若い歳で先立つだけで充分に親不孝なのに、この惨状を見た母親は気が狂わんばかりの声で泣き吠えた。

今思い出しても酷い光景だ。

この悪魔の所業は己だけではなく、必ずや周りを巻き込むから余計にやっかいだ。

なんど止めさせようとしても、個人を束縛できる時間など限られている。

言っても駄目、殴っても聞かない、金が泣ければ犯罪にすぐに走る。

私の途方もない努力はほんの数的の悔涙で終わった。

思い出すだけで腹が立つ。

振り返れば確かに附合する。

部屋に帰るなり即座に、エロ本と漫画を買い込み篭城、最初はただの変わり者だと思っていたが。

それに杉ジィが見せたくれた写真が物語るように、あの巨体が蟷螂に変わる様子。

おまけに、あの打ち込みで見せる鬼気迫るような集中力の持続。

どうしてあれだけの集中ができるのか、と不思議に思っていた。

私も何度も挑戦したが打ち込みに於いての気の集中は2時間が限度、それも一日に2度まで。

3度打ち込むの標準なのだが、人の少ないときは流していたの現状である。

運転手の頃、村上の打ち込みを見たときは最初に化け物を見たような気になった。

口にはださなかったものの、天皇と言う呼び名も伊達ではないと思っていた。

すべてに於いて謎が解けてきた。

ポン中じゃ当たり前だ。

アンフェタミンは陰にこもる、ゆえに外気を完全に遮断する。

自分だけの世界を作りあげることができる。

きっとこの世界でのスーパースターでも思っていたのだろう、それに現実でもその通りであった。

その世界観を壊す人間、それが社長なのであろう。

現実からの逃避からか、成績向上のためであるか定かではないが、薬に逃げた人間なのは事実である。

しかし・・・あの社長の扱い方ではそうなるのは時間の問題であったのかも知れない。

悪魔に頼る前に、すで人間扱いされていなかったのだから。


帰りの車中でも昨夜のことが忘れられぬ。

人のことだ、ほおっておけと言う自分。

やはりいくら村上でもいけないことはいけない。

まして廃人にしてしまう薬なのだから。

と、ナイチンゲールぽぃ私が同居する。

しかし、どうしろうと?

「兄貴、顔色が悪いですよ。

何か心配ごとでも」

「いや、なにも」

そんな顔をしているのだろうか、ナベには言っておいたほうが良いか。

しかし、こいつも元は同じ穴の狢、言ってから二人でつるまれたりしたら目もあてれん。

ん、俺はナベを疑っているのか?

これから自分の後を背負ってもらうのに、ここで嘘はないだろう。

「なぁ、村上のことなんだがよ」

「気づきましたか?

ありゃ完全にポン中ですよ」

「なんでぇ〜知っていたのかよ」

「ここにきたときから」

やはり塁は友を呼ぶのたとえどおり、染まった者はその者を見つけるのは容易いのだろう。

なんか余計に心配になる。

「兄貴、俺は大丈夫ですよ。

ここに誰がいようと、何を持ってこようと、金輪際手は出しませんから。

まさか?またやるじゃないか?と疑っていたのでは」

「はぁはぁ〜馬鹿。そんなこと微塵も考えてないわい。

はぁはぁ〜」

と、老獪な笑いでやり過ごす。

しっかりと疑っていた私が惨めであった。



成績はまたもや良い。

新記録までは行かぬが、すで400本を越えている。

先日から券族の少ない日はナベが代打ちをしている。

初日は9人で0であったが、慣れと言う余裕が本数を拾ってくれていた。

口上中は一切の口を出さず、終了後に教える。

私は酒を飲みながらだが、ナベは終了まで飲まない。

つくづく真面目な奴である。

成績は問題がないが、杞憂のような小さい悩みが一つ。

大将が定まらないのだ。

ほぼ2日おきに新井さんと前さんが交代している。

呼ぶ人数にしてはどちらも問題がない。

しかし来月の展望を考えたとき、前さんでは上がりが合わない。

最終日近くは新井さんでなければ・・・・。

当の社長はと言うと。

連日の舟遊び。

舟遊びと言っても流暢な方では鉄火的なほう、つまり競艇。

競艇好きなテレビアナウンサーと日々大枚を叩いているそうだ。

ゆえに来るのはたまに、その間はポン中のあれが仕切るから堪らん。



編集後記


村上も考えてみれば、可哀相な奴だったもかもしれません。

営業、とくにこの世界。

常に過度のプレシャーとの戦いです。

どこかでストレスを解消しなければならないのです。

私の場合は酒でしたけどね。

それにしても薬はいけませんよね。



        発行者 阿部 一義
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         ブログ     http://taikenrupo.blog90.fc2.com/
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