インド to インドシナ旅行記“India CUTTERS” 049
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India CUTTERS by site_roof 8/2/2008
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[Message from Site on the Roof] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.geocities.jp/siteontheroof/
昨日の2月7日は、旧暦正月、つまりは睦月の朔日(ついたち)でした。
正月には家族、友人、親戚が相集って睦み(むつみ)あうから「むつき」と
いうそうな。
新暦の1月はさっさと終わってしまいましたが、皆さんは今年の正月は、ご
家族やお友だちと、ちゃんと「むつみ」あいましたか?
忙しさにかまけて「むつみ」そびれたという人、旧正月は始まったばかりで
す。改めて、「旧暦新年会」などをもよおして、ぜひ、「むつみ」あいなおし
てください。
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"インド to インドシナ旅行記" 049
<サイゴン8 「ベトナム音楽の夕べ」>
いつものただの散歩とは違い、珍しく目的を持ってホテルの周りを散策した。
「CD」の表示を掲げた店を見つけて、中に入る。ベトナムのポップスと、あ
とはヨーロッパやアメリカからの輸入音楽しか棚には並べられていなかった。
欧米のCDはすべてがいわゆる海賊盤。どれもとんでもなく廉価で入手でき
る、が、末席のさらに末端ながらモノを創る人間の一人としての自覚からぼく
は、「著作権」という権利に一応の敬意を払うべく、海賊盤に手を出す行為を
極力自分に戒めている。
ベトナムのポップスにも、あまり興味は抱けない。求めていたのは、この地
に根づくトラディショナルな音楽CDだった。
最近のポップスと欧米の音楽しか置いていないサイゴンのCD屋さんの現状
を嘆くのは、たやすい。でもそこに感じてしまう一種のあきらめに近い自分の
静観の意味を、ぼくはよくよく咀嚼しないとならないだろう。
たとえば、日本で今数字的に人気のある音楽といえば欧米系に似通った(偏
った)ものばかりで、仮に欧米現地の人が日本に音楽を求めようとするとき、
彼らが自国で飽きるほど耳にできるリズムとメロディに日本語の歌詞が被さっ
たポピュラー・ミュージックを聴きたいとは、まず思わないはずだ。
その欧米人たちと同じ心の動きが、ベトナムの音楽に向かうときのぼくの中
にも起こっている。
求めたいのは、自分のところでは聴けない音。
少し説明を加えるなら、ベトナムで今人気のあるポップスは、欧米系よりは
どちらかというと日本の一昔前のいわば「歌謡曲」に近い印象を、個人的には
持っている。まあいずれにしても、「自分のところで聴けない音」ではない。
結局のところ、エスニックやエキゾチックを期待するツアリストと、なんら
変わるところはないのではないか。
日頃の生活では得られない景色や経験を旅に求める。どの地域でも、そうい
った景色や経験が観光資源になる。だけれども、当地の人たちの日頃の生活は
「そこ」では行われていない。「どこ」で行われているのかというと、世界中
すべての場所でますます均一化していく、街。
音楽にも、自分の住むところでは日頃なかなか耳にできない音を求める。い
わゆる「ワールド・ミュージック」と呼ばれる類の音楽はだから、今ではかな
り人気のあるジャンルになっている(日本でいえば、沖縄やアイヌの独特なメ
ロディとリズムがここにカテゴライズされる)。
でもマジョリティを占めるポピュラー・ミュージックは、「そちら」には向
かわない。世界中すべての場所でますます均一化していく、音楽。
自分にいいきかせるために、もう一度、いおう。
ベトナム(日本)の人たちが日々の音楽に求めるものと、ベトナム(日本)
「以外」の人たちが、いわば「他所の音楽」としてのベトナム(日本)の音楽
に求めるものとは、違うのだ。
それは仕方のないこと、ポップスとエスニックの関係とはそういうもの、ベ
トナムでも日本でもどこでも起きている現象、これらすべてを承知の上で、今
回のサイゴン滞在中に、たぶんこれが唯一と思われるアトラクションに参加し
た。
「ベトナム音楽の夕べ」…
<サイゴン8 「ベトナム音楽の夕べ」 つづく>
(執筆:2006‐10‐14)
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本文の内容とはまったく関係ありませんが、一つ、宣伝を。
これまでも何度か触れてきましたが、このメルマガでお送りしている旅の前
半、2006年のひと夏を、ぼくは、ヒマラヤの辺境ラダックで過ごしました。
そこで、近代合理を哂(わら)うかのような暮らしの濃さと豊かさにすっか
り魅了されたぼくは、帰国後、日本にもまだ近代合理を哂(わら)ってくれる
「何か」があるはずだとあれこれ伝統を掘りおこしていく中で、口承芸術「語
り」と出会い、その深淵な世界の虜になってしまった。
「これを深め伝えていく一助になれれば」という思いのもと、以下↓のイベン
トを開催しますので、お知らせさせてもらいます。
India CUTTERS 049/8/2/2008
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囲炉裏端(いろりばた)@NOAH'S CAFE
〜「語り」の世界を体験しよう〜
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
■と き 2008年2月29日(金) 19時〜21時
■ところ NOAH'S CAFE http://noahscafe.main.jp/
(東京メトロ東西線 落合駅より徒歩8分)
(JR総武線・都営大江戸線 東中野駅より徒歩12分)
■参加費 1500円(スープとパン付き)
■内容
・出雲の旅の話
・「語る」経験を味わってみる
・「語り」をきいてみる(『恋山』『雪女』他)
■お申し込み・お問い合わせ
iroribata@gmail.comまで、お申し込みください。
複数名さまでお申し込みの場合は、人数もお書き添えください。
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