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夫婦カウンセリングに取り組む@はあと・くりにっくの臨床心理士が夫婦の問題について心理学のエッセンスを交えてお話します。パートナーとうまくいかない時、二人の間で何が起こっているのかわかりますか?心やコミュニケーションって目には見えないんです!

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2006/11/17

夫婦でキャッチボールできていますか?

2006.10.26 Vol.002 夫婦でキャッチボールできていますか?
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臨床心理士による「夫婦の危機SOS!」
Vol.2夫婦でキャッチボールできていますか?

「臨床心理士による『夫婦の危機SOS!』」の第2号をお送りします。


前回は、夫婦のコミュニケーションと企業のコミュニケーションの違いをお話し
ました。夫婦間でよく行われるコミュニケーションのチェックリストでご自身に
あてはまると感じられた方も多かったのではないでしょうか?

さて、今回から「夫婦がきちんとコミュニケーションをとっていく」ためにはど
うすればよいのかを目に見えない部分からご説明します。


■夫婦でキャッチボールができていますか?

コミュニケーションはボールつまり、「メッセージ」をやり取りするという意味で
キャッチボールに例えられます。

コミュニケーションはキャッチボールですから、行って返ってきて完了になります。
キャッチボールは受け取ったボールをメッセージの投げ手に返すのが基本です。と
いうことは相手に投げて投げっぱなし、受けたけど受けっぱなし、ではキャッチボ
ールとはいえませんよね。一方的にボールを当て合う「ドッヂボール」になってし
まいます。

事務的なことであっても重要なことの場合は復唱しているはずです。「この手紙出
しておいてね」に対して通常は「わかった」と答えますが、事務的なことなので誤
解の余地がないから「この手紙を出すことをわかりましたよ」と投げ返す代わりに、
省略形の「わかった」を投げ返しているのです。

人と人との関係が混乱しているようなとき、メッセージは正確に伝わりにくくなり
ます。そのときも復唱することが大切です。中でも感情が前面にのったメッセージ
が投げられたときに特に大切になります。

例えば「(泣きながら)お義母さんに叱られちゃったの・・・」と妻にいわれた時、

「そうか・・・」
これでは事実としての意味は理解したかもしれませんが、そのメッセージにのって
いる妻の気持ちはおそらく理解していません。もしかしたら、本人としては理解し
ているのかもしれませんが、妻から見ると「自分の気持ちが理解された!」とわか
る方法がないので、わかってもらえた感じはしないでしょう。
また、もしかしたら、夫は自分が辛いことがあった時にそっとしておいてほしいの
と同じように妻にもむやみに声をかけないようにそっとしておいているのかもしれ
ません。けれども、これでは妻は悲しい気持ちが無視されたように感じてしまうか
もしれません。

「ほっといたらいいじゃん」「無視したらいいじゃん」
「○○したらいいじゃん」。このような返し方をしがちな人は割といらっしゃるの
ではないでしょうか?本人としては、悲しそうな妻を見て、問題の解決策を考えよ
うとしているのでしょうが、妻側から見ると気持ちを理解してほしいのに、その気
持ちをわかってもらえたり、気持ちに寄り添ってもらった気はしないでしょう。妻
としては求めていたものがもらえず、夫としては悲しむ妻を助けようと「問題解決
法」を提示したのに感謝してもらえない。これでは双方に不満が残ります。

このような対応では意味がありません。これがお互いに繰り返されていくと二人の
間の溝はどんどん深まっていってしまいます。この他にも皆さんが思い当たるフレ
ーズはありますか?

どのような返し方をすればよかったのかのかも、今後取り上げますので、どうぞお
待ちください。
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