臨床心理士による『夫婦の危機SOS!』  RSSを登録する

夫婦カウンセリングに取り組む@はあと・くりにっくの臨床心理士が夫婦の問題について心理学のエッセンスを交えてお話します。パートナーとうまくいかない時、二人の間で何が起こっているのかわかりますか?心やコミュニケーションって目には見えないんです!

現在休刊中です    
解除

規約に同意して

          

サンプル誌

2006.10.26 Vol.001
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■ ■■ @はあと・くりにっく/Better Couple
    ■■■■■■   Mail:reception@heartclinic.co.jp
 (((  ■■■■■ ))) Tel:03-3797-6822 Fax:03-3797-680
 ヽヽ∩ ■■■ ∩///  URL:http://www.heartclinic.co.jp
  \ ) ▼ ( /       http://www.bettercouple.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■創刊のごあいさつ 
「臨床心理士による『夫婦の危機SOS!』」の購読お申し込みありがとうござい
ます。
このメールマガジンはカウンセリング・ルーム@はあと・くりにっく/Better 
Coupleが発行し、臨床心理士が夫婦の間に起きる様々な問題を心理学のエッセン
スを交えてご提供するものです。どうぞよろしくお願いします。 


■夫婦のコミュニケーションとビジネスのコミュニケーション 
初回はまず、@はあと・くりにっく/Better Coupleのカウンセラーが考える夫
婦の間のコミュニケーションをビジネスのコミュニケーションと比べながらご説
明します。「外(仕事先など)ではうまくいくのに家だとうまくいかないなあ・
・・」という方はその理由が見えてくるかもしれません。夫婦の間に起こる問題
は多々ありますが、コミュニケーションの話は共通して重要視されるものなのです。 

最近、ビジネスマンにとって重要な素養として「コミュニケーション能力」がよ
くあげられます。ところが、コミュニケーション能力に長けたスーパービジネス
マンでも、夫婦の間のコミュニケーションになるとうまくいかなくなる方も少な
くありません。というのは、夫婦とビジネスとではコミュニケーションの質が根
本的に違うからです。「仕事はできても家ではダメ夫・ダメ妻」という言われ方
を耳にすることはしばしばです。夫婦のコミュニケーションとビジネスのコミュ
ニケーションの何が違うのかおわかりですか?その違いがわからないと、二つを
同じに捉えてしまいますよね。質の部分が違っているので、ビジネスで通じるコ
ミュニケーションを夫婦の間でどんなに頑張って使ってみてもうまくいきっこあ
りません。 

まず、考えてみてください。 

1,夫婦のコミュニケーションとは、「何を」話すことですか?そしてその目的は
何ですか? 

2,上の答えはパートナーも同じ意見ですか? 

3,あなたが上記のコミュニケーションをすることで、2人の関係にどのような影
響が出ますか? 

ビジネス社会でいう「コミュニケーション」とは、突き詰めていえば、メッセー
ジの発信側(企業など)が、メッセージの受け手(消費者)を操作して、自分た
ちの望む行動を起こさせることです。企業が広告などのメッセージを消費者に送
り、消費者が「買う」という行動で企業にメッセージを送る、これがビジネスで
使われるコミュニケーションの意味です。

企業内で見てみると、コミュニケーションとは、「利益を上げる」のような共通
の目的を達成するための調整作業です。会社組織には権限というものが存在する
ので、結果的には上司の考えや決定を部下がどう理解し実行するかの調整、とい
うことになります。 

このビジネスのコミュニケーションを夫婦に当てはめてしまうと、コミュニケー
ションとは夫婦の一方が相手を操作して自分が望む行動を起こすための言動とい
うことになります。これでは一方的ですよね。ある程度うまくいくこともありま
すが、「相手の望むように操作されている」と感じたときからうまくいかなくな
ります。操作されている感を感じた時にどのような対策をとるのかは個人個人で
異なりますが、このような感じを持ち続けていれば、しだいにお二人の関係がう
まくいかなくなるのは明らかです。
あなたは「一方的に要求されているな・・・」と感じたことはありませんか。 

ここで夫婦の間のコミュニケーションにおけるあなたのくせについてのチェック
をしてみましょう。片方が「離婚する」、片方が「離婚しない」と言っているな
ど相容れない問題にどう一緒に対処するか、それこそが夫婦の問題の本質です。
このような状況に陥った時にあなたはどんな答えを出しますか?

以下の例はビジネスではよくあるコミュニケーションのパターンですが、夫婦の
コミュニケーションではどうなのでしょうか? 

1,「お互いに歩み寄る」
お互いに歩み寄って、というのは本来の問題点から目をそらすときに言われるこ
とです。現実にこのように考えて話を進めると結局は、自分がいかに歩み寄った
ように見せて(本人は本当に歩み寄ったと感じていることも多いのですが)、実
質的に相手に譲歩を迫る、というパワーゲームに陥ります。 

2,「話し合って妥協点を見つける」
元々のコミュニケーションがうまくいっていない場合、このように「頑張って」
しまうことによってさらに溝が深まる可能性があります。また、「妥協点」を見
つけるというのは、もともとの二人の希望しているものからずれたところに見つ
けるものなので、不満やうまくいかないことの解決にはなりません。 

3,「○○するしかない」
たとえば「我慢し続けるしかない」と思うのは、さんざん悩んで考えての末のこ
とでしょう。ただ、「○○するしかない」ということは、本当はしたくないこと
ですから、心理的には辛い状態になると思われます。さらに、選択肢がそれしか
見えていないということは、かなり危険な状態です。どんなときにも、客観的に
見れば複数の選択肢があるはずです。他の選択肢が見えないのだとしたら、自分
のものの見方のくせにとらわれている可能性があります。 

4,「いいところを見る」
「いいところを見る」というのは一見すると建設的な方法に見えますが、感じて
いる問題、存在している問題を「見ない」ようにしているというだけでもめてい
ることの根本的な問題解決にはなりません。
また、自分のなかにあるネガティブな感情を無視しているにもかかわらず、現実
にはそのネガティブな感情に基づいて反応してしまう・・・というように混乱を
もたらすものになっていきます。 

このようなコミュニケーションのとり方では夫婦の間ではうまくいかないことが
おわかりになっていただけましたでしょうか。

では次回以降、どのようなコミュニケーションをとればよいのかを臨床心理士が
が具体的にお話いたします。 
現在休刊中です
解除

規約に同意して

最近の記事

上へ戻る