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2009/11/14

マーケティングのヒント Vol.252『マーケティングの4Pと4Cについて』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.252━2009.11 15
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             マーケティングのヒント Vol.252

         『マーケティングの4Pと4Cについて』                                   

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ マーケティングの4Pと4C

メルマガのタイトルが、マーケティングのヒントなので、読者は、マーケティング
の4P理論の中身は知っているはずです。

ここで、再度復習の為に、マーケティングの4Pを整理しましょう。

『マーケティングの4P』

*Product (製品)
*Price  (価格)
*Place  (場所)
*Promotion(プロモーション)


このアイデアそのものは、1960年代の提唱なので、既に半世紀近くが経過していますが、
今でもマーケティングの公式として、定着しています。


ところで、恥ずかしながら、私は、従来のマーケティングの4Pに対する批判から、マー
ケティングの4Cが提唱されたことは、最近まで知りませんでした。
マーケティングの4Cについては、『コトラーの戦略的マーケティング(ダイヤモンド社)』
の154頁に紹介されています。

4Cとは、4P理論が、売り手側からの視点なので、逆の買い手(=Customer)からの視点が必要
との考えから導き出された理論です。

では、4Cの意味は何か? 下記にまとめます。


『マーケティングの4C』

*Customer Value(顧客にとっての価値)
*Cost      (コスト)
*Communication(コミュニケーション)
*Convenience  (利便性)


マーケティングの4Pと4Cは、例えて言えば、コインの表と裏の関係に当たりますが、確かに、
消費者からの視点の4Cの方が、自然と理解出来ます。

ただし、4Cに関しては、明らかにCommunication(コミュニケーション)とConvenience(利便性)
に関しては、修正が必要だと思えますが、下記にその理由を説明していきます。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ マーケティングの4C=2つの修正点

4Cの中で、まずはCommunication(コミュニケーション)の問題点について書きます。
まず、Communicationという言葉では、意味が広すぎて曖昧すぎます。
例えば、『地球は丸い』というのと同じで、確かに、事実を語っていますが、漠然としすぎています。

私は、買い手にとってのCommunicationは、Contact(コンタクト)に変えるべきだと思います。

コンタクトとは、売り手から買い手側へのコンタクトの意味で、どのような方法で、コンタクトを取る
かという意味です。

例えば、カウンターでの対面もあれば、対面無しで電話だけのコンタクトもあります。 
或いは、対面でも、電話でもないメール/郵送だけのコンタクトもあります。

このように、Communicationでなく、Contactに変えれば、4Cの概念はより理解しやすくなります。


では、次にConvenience(利便性)について考えてみましょう。
私は、Convenienceだけは、明らかに間違った概念だと断言出来ます。

なぜなら、買い手側としては、製品/サービスの種類によっては、Convenienceは全く関係無いケースが
あるからです。

では、一つ具体例を挙げて考えてみましょう。
私は、床屋に行く時は、時間とお金を節約する為に、毎回、10分1000円のQBハウスに行きます。

『QBハウスに行く』行為そのものは、まさにConvenience(利便性)を重視する為です。

では、なぜ日本中の床屋は、全てQBハウスだけにならないのか?
数は少ないですが、相変わらず街の床屋さんは存在しますし、パーマ屋もなくなりません。
これらは、明らかに、Convenience(利便性)の原則から外れていますが、人間の心理を考えれば納得
です。

何の会話もなく髪だけ切って、10分で終わるより、お金は掛かっても、時間を掛け店主との会話を楽しみ
たい人もいます。
またそれ以上に、自分がオシャレで、洗練される人間になることを、強く望む人もいます。

人間の心理面での充足を考えれば、やはり、Convenienceで、マーケティングの4Cと定義するのは無理が
あります。

では、Convenienceに変わるアイデアは何か?

私は、Cの頭文字を使うならば、

Conservative(保守的)
または
Counter-Culture(サブカルチャーなど)

の2つのどちらかが相応しいと思います。


Conservative(保守的)とは、新サービスや新商品に対して、慎重な人達の意味です。
例えば、私自身は、保守的な人間で、メルマガを始めた時期も遅く、MixiのSNSも、ブームが去ってから
トライしました。
私のように、新サービス/商品などは、時間が経ってからでないと購入しないタイプは、Conservative
(保守的)のカテゴリーに入ります。

対して、Counter-Cultureとは、サブカルチャーの同意語と言えますが、要約すると、現在、社会の主流に
なっていない製品/サービスを、積極的に購入/使用する人達の意味です。

例としては、1回の送信時の文字数を140文字までに制限したツイッターがあります。
ツイッターは、将来、日本でブームの兆しはありますが、ビジネスでの有効性という点では、まだメルマガ
やブログ程、確立されていません。

ところが、今、最も旬なビジネスウーマンの勝間さんのように、ツイッターのような新サービスに真っ先に
飛びつく人達もいます。

このグループの消費者が、Counter-Cultureで、まさにConservativeとは対極の層です。

Convenience(利便性)と、強引に1つに括るよりは、Conservativeまたは、Counter-Cultureで分類するほう
が、より自然なはずです。



まとめ)

『マーケティングの4C』

*Customer Value (顧客にとっての価値)
*Cost      (コスト)
*Communication (コミュニケーション)
*Convenience   (利便性)
    ↓
    ↓
    ↓
『マーケティングの4C改良版』(川又作)

*Customer Value(顧客にとっての価値)
*Cost      (コスト)
*Contact    (コンタクト)
*Conservative  (保守的)
   or
*Counter-Culture(サブカルチャー)
  



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■結論

今回は、マーケティングの4Cの概念について、4Cの改良版を取り上げました。 
自社業界で、再度4Cの概念を検討してみては、どうでしょうか?




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