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2009/11/12

マーケティングのヒント VOL251.『書店を活性化させる4つのマーケティング』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.251━2009.11 12
集客支援センターPresents ★マーケティングのヒント★  読者数:200名

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┃目次∥◎メインコンテンツ      ∥『書店を活性化させる4つのマーケティ
                  ング』
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┃   ∥◎発行者からお知らせ2  ∥ メルマガ相互紹介受付中
┃  ∥発行:集客支援センター 川又 俊之
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                   マーケティングのヒント Vol.251

              『書店を活性化させる4つのマーケティング』                                   

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■ マーケティングをサボっている業界=書店

このメルマガで、わざわざ指摘するまでもなく、『本が売れなくなった』『あの雑誌
が休刊になった』『出版業界の売上げは、毎年減っている』などの記事は、新聞記事
で、頻繁に目にします。

ただし、具体的な統計数字は、過去のメルマガで紹介しているので、今回は、数字に
は触れません。

私が疑問に感じるのは、現在は、かつてない程のビジネス書ブームで、更に、ブログの
普及で、個人が容易にビジネス書の批評を、発信出来る時代なのに、なぜ書店は、その
チャンスを生かして、売上げアップが出来ないのか?です。

書店は、マーケティングの努力を怠っていると、日頃感じていたのですが、先日、それ
を裏付ける記事を見つけましたので、下記に一部、引用で紹介します。

『我々の立場で言えば読者と本の出会いの場である書店の提案力の弱さが一因。
 普通の小売業でやっているマーケティングをサボっていたと反省している』
  (2009年10月25日 日経新聞 朝刊)

上記は、書店大手の丸善社長のコメントです。


では、今までマーケティングをサボっていた書店が、今後、売上げを拡大する為には、
どんなアイデアが考えられるか?

『ビジネス書』という分野に限って、私なりに考えた提案を、下記に幾つか、リストア
ップしていきます。


書店のマーケティングアイデア集)

1)月刊売上げランキングをビジネス書売り場に、貼りだす。

2)ビジネス書売り場の店員が、ニュースレターを発行し、入口/出口で配布する。

3)毎週、ビジネス書1冊を選んで、読書会/勉強会を開催する。

4)増刷ランキング/ロングセラーランキングなど、詳細なランキング データを載せる。






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■ 1~4までの解説

では、1~5までの詳細を下記に解説していきます。


1)月刊売上げランキングをビジネス書売り場に、貼りだす。

解説)
まれに、書店によっては、今月のビジネス書売上げランキングトップ10などを貼り出してい
る所もあります。
今、どの本が売れ筋なのかは、お客としても気になるデータで、これらのランキングは、もち
ろん、購買にも影響を与えます。

これ程有効なデータは、書店側は、もっと掘り下げて、展開するべきでしょう。

例えば、その書店でのビジネス書売上げランクの横に、東京都の全書店でのビジネス書トップ
10を貼り出すのは、どうか?

各地域には、個別の地域性があるので、全く東京と同じランキングになることは、ないはず
です。
では、なぜある本が、その地域では、売上げ上位に入っているのか?
こういった想像を頭の中で、展開するのも、書店ならではの知的楽しみといえます。

更に、通常の売上げランク以外に、先月との比較で、売上げ上昇ランキングなどのデータを載
せるのも、一つの販促方法です。

例えば、ショウペンハウエルの古典的名著『読書について』が、今月、急に100冊も売れたデー
タがあるとします。
では、なぜ今月、販売数が上昇したのかを、次に考えます。

仮に、それが『週刊東洋経済』のビジネス書特集で、取り上げた後だと判明した場合は、売上
げ上昇ランキングの紙に、『週刊東洋経済 ○月×日号で、記事掲載後、売上げ急上昇!』な
どのコメントを載せておきます。

数字は、ただのデータなので、それ以上でも、それ以下でもありません。
ただし、店員が、裏にある背景を推測して、可能な限り、追加情報を載せていけば、更に販売
増加が見込めるはずです。



2)ビジネス書売り場の店員が、ニュースレターを発行し、入口で配布する。

解説)
書店に行く度に、いつも残念に思うことがあります。 それは、書店という場所は(規模にも
よりますが)、人によっては、1回の来店で2~3時間も滞在する程、お客の滞在時間が長い
場所なのに、店側が、そのチャンスを充分、生かしてない点です。

スーパーやコンビ二など、他の商業施設とは比較にならない位、お客の滞留時間が長い場所では、
店員として、このチャンスを生かさない手はありません。

例えば、月に1回、店員お薦めのビジネス書を取り上げた『ニュースレター』を作成し、書店の
入口/出口に置いておくのは、どうでしょうか?

或いは、レジカウンターで、本を購入時に、ビニール袋の中に、ニュースレターを挟んでも良い
と思います。

手書きのニュースレターを作成するコストなど、タダみたいなものですが、オリジナルのニュー
スレターを発行している書店は、まだ1店も見たことがありません。
これも、実行すれば、間違いなく確実に短期間で、売上げアップが望めるはずです。




3)毎週、ビジネス書1冊を選んで、読書会/学習会を開催する。

解説)
最近は、ビジネス書の読書会/学習会がさかんですが、これ以上相応しい場所はないはずの
『書店』で、なぜ、行わないのか不思議です。
仮にある書店が、今週、アル ライズの『フォーカス』の学習会を実施するなら、私は、絶対
に参加します。

書店としても、定期的にビジネス書の読書会/学習会を開催するメリットは2つあります。
1つは、読書会などが終わった後に、参加者が、毎回、そのまま、家に直行するとは思えま
せん。
何回かは、必ず、関連書籍などを、購入してから帰るはずです。

2つ目は、参加者同士で、自然と口コミで、その書店の情報は、伝わるはずなので、最終的には、
売上げ拡大にも結びつきます。



4)増刷ランキング/ロングセラーランキングなど、詳細なランキング データを載せる。

1)で述べた月刊売上げランキングとは、全く異なるランキングです。
月刊売上げランキングが、音楽でいうビルボードトップ10ならば、ロングセラー ランキングとは、
時代を超えて支持される名著といえます。

例えば、営業本の名著で『私はどうして販売外交に成功したか(フランク ベトガー)があります。

日本語版の初版は、1964年発行ですが、私が持っている2004年版で、既に34刷発行です。

またアルライズの『ポジショニング戦略』は、新版第二刷が、2008年に発売されていますが、初版は
30年近く前の発行です。
更に、本の元ネタとなったアドバタイジング エイジ誌で、3回に渡って掲載された記事は、1972年の
掲載で、実に今から37年も前です。

書店で、ビジネス書を選ぶ時に、一番困惑することは、量が多すぎて、一体どの本が、本当に読む価値
があるのか?が、直ぐには、分からない点です。

上の問題を解決する為に、例えば下記の表記が売り場にあったら、どうでしょうか?


*『私はどうして販売外交に成功したか(フランク ベトガー)』
   1964年   初版
  2004年版 34刷発行


*『ポジショニング戦略(アルライズ)』
  2008年 新版第二刷
  1972年  アドバタイジング エイジ誌に、元ネタの記事掲載



初版の年度、増刷数などは、本の購入に当たって重要な要素になりますが、こういった数字を詳細に表示
した数字があれば、1つの有効な購買基準になります。

更に、増刷年度/数などのデータは、最近発売の書籍でも適用出来ます。
例えば、今、私の手元に

『訪問しないで売れる営業に変わる本(菊原智明)』

のタイトル本があります。

初版は、2006年10月1日ですが、既に2008年6月16日で10刷発行となっています。
このような本は、作者が全国的な知名度を誇ってなくても『お薦め』の価値ある本といえます。



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■ 結論

今回は、書店を活性化させる為の4つのマーケティング提案を書きました。
自社の業界でも、再度マーケティングを見直してみるのは、どうでしょうか?




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