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2009/08/04

マーケティングのヒントVol.232『小冊子配布マーケティング 第4優先順位=ブランド化について』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.232━2009.08.05
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                  マーケティングのヒント Vol.232

『小冊子配布マーケティング 第4優先順位=ブランド化について』

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■ 第4優先順位=ブランド化について

前回のメルマガでは、小冊子配布マーケティングにおける第1~4優先
順位について、各自解説しました。
今回は、その中で1番時間も掛かり、難易度も高い『自社(自店)のブラ
ンド化』について、解説します。


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■  ブランドの定義とは?

まず、ここでそもそも『ブランド』という言葉の定義は何なのか?について、
改めて、考えてみたいと思います。

元々『ブランド』という言葉は、アメリカの西武開拓時代に、カウボーイが、
他の牛と区別をする為に、焼印を付けたのが始まりです。
私も、これ位の意味は知っていたのですが、正直『ブランド化』、『パーソ
ナル ブランディング』など、最近、ブランドに関する言葉を頻繁に聞く度に、
どうも『ブランド』という言葉だけが1人歩きしているようで、現代風にアレ
ンジした明確なイメージが掴めていませんでした。

そんな時に、コカコーラ社の伝説のマーケター セルジオ ジーマンの著書
『実践 広告戦略論(ダイヤモンド社)』にブランドに関して、素晴らしい
定義が紹介されており、やっと意味を掴むことが出来たので、下記に引用し
ます。

『ブランドとは、あたかも筋肉のようなものだ。 運動してストレッチして
 動かし続けていれば、長く健康な人生を送ることができるが、カウチ ポ
  テトになってしまったら、あっという間に衰えてしまう(92頁)』


『ブランド=筋肉』は、理解しやすい例えですが、この定義から、

『ブランド=継続性』の言葉が浮かんできます。

つまり、自社(自店)のブランド化とは、ただ格好よいHPを作ることや、チ
ラシを配ることだけでなく、それらの活動全てを定期的、計画的に行う継続
したプロセスだということが分かります。

さて、ここで『ブランド=継続性』と、まず一つブランドの意味について、
定義した後に、読者は新たな疑問が浮かんだはずです。

それは、『継続性』以外に、他社/他店との『差別化』も、ブランドを構成
する重要な要素なのではないか?という疑問です。



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■ 差別化=2種類の差別化

差別化という言葉は、とても分かり易い言葉ですが、正確には2種類に分け
られます。

差別化=意味のある差別化 or 意味のない差別化

意味がある/意味が無いとは、もちろん顧客にとってですが、ここでは、私
が主に小冊子作成で関わっている整体院を例にとって、挙げてみます。

ご存知のように、整体院など健康に関わる職業は、主に『白』がメインカラ
ーで、どこの整体院も、内装なども含め、大体白を基調とした色のデザイン
になります。
ここが、お客にとっては、どこの整体院も、同じに見えて、違いが分かりに
くい点でもあります。

では、他店と差別化する為に、看板や内装などの色を全て、ピンク或いは黒
にして、『○○ピンク整体院』『○○ブラック整体院』などにしたら、どう
なるか?

即、他店との強力な差別化になりますが、その代わり、そんな整体院には、
誰も行きたいと思わないでしょう。

読者は、これは極端すぎる例だと思うでしょうが、実際は『コカコーラ社』
や『マクドナルド社』のような世界的規模の大企業でさえ、このような意味
の無い差別化の罠に陥った歴史があります。

同じく、セルジオ ジーマンの別の著書『そんな新事業なら、やめてしまえ!
(ダイヤモンド社)』には、コークがエビの養殖事業に参入し、失敗した例
(20頁)や、マクドナルドが、ホテル事業に乗り出し失敗した例(21頁)が
紹介されています。

このように差別化だけを考えれば、顧客にとって、全く意味もメリットも存在
しない差別化に走ってしまう可能性もありますので、『その差別化は、顧客に
意味があるのか?』を、常に自問自答するのは、自社のブランド化にとって、
不可欠となります。

ここで、もう一度ブランドの定義についてまとめてみます。

ブランド=継続性+顧客に意味のある差別化

です。
『継続性』と『顧客に意味のある差別化』まで浮かんだならば、それらを踏まえ
た上で、次は、どうなるか?は、顧客に意味のある差別化という前提の上での継
続的な『情報発信』となります。

小冊子の作成も、この部分に関わってきて、顧客にとって意味のある情報(=小
冊子)を、年1回などのペースで、継続的に作成/配布していくとなります。

では、これらの一連の活動を定期的に行った上で、ブランドが目指すべき最終ゴ
ールは、どこなのか?について考えたいと思います。



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■ ブランドの目指すべきゴールは?

私は、ブランドが目指す最終ゴールは、『信頼の拡大』だと思います。
では、『信頼の拡大』とはどんな意味か? これも整体院の例で考えてみ
ます。

例えば、埼玉県のある地域に『ABC整体院』を運営している『山田太郎
さん』がいるとします。
山田さんは、自店のブランド化の為に、小冊子、ブログ、HPなどによる
定期的な情報発信を何年も行い、商売の基盤を確立したとします。

この場合、『ABC整体院』のブランドは、あくまでもリピーターの『山
田太郎さん』個人に対する信頼という狭い意味に留まっています。

では、ブランドの最終ゴール=『信頼の拡大』とは、何を意味するのか?
これは、つまり、例えば『山田太郎さん』が助手として、『鈴木花子さん』
を雇ったならば、リピーターの『山田太郎さん』に対する信頼が、そのまま
イコール(山田さんが雇用したスタッフである)『鈴木花子さん』に対する
信頼にも転化することです。

これが『ブランドの最終ゴール=信頼の拡大』の意味であり、最終的に狙う
べき到達地点です。



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■ 結論

今回は、ブランドを構成する要素について、ブランドの公式=継続性+意味の
ある差別化+情報発信で解説しました。
自社のブランド化について、もう一度検討してみるのは、どうでしょうか?



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