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2008/07/05

マーケティングのヒント-158号『ニッチを狙う企画力:NBAの例から』

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          『マーケティングのヒント No. 157』
                 発行責任者:  集客支援センター 
     ( http://www.biz-startup.pref.saitama.lg.jp/hp/case/case60.html ) 
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                   埼玉県創業支援ベンチャーセンター提供
              代表:  川又 俊之
   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


        ★マーケティングのヒント No. 158★
          
     『ニッチを狙う企画力:NBA(アメリカプロバスケット
      ボール)の例から』
      

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● 『森を見て木を見ず』マーケティング=マンガ編
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■前回配信の『森を見て木を見ず』マーケティングでは、その定義
 として、 

 『個別の現象を注意深く観察せず、一つの目立つ事柄から誤った結論
 を導き出す』

 だと説明しました。

 更に、実例として書籍の売上げが毎年落ちていることから、単純に
 『出版不況』と言われるが、実際は『分冊百科/新書』など、逆に売
 上げ好調な分野も存在することを挙げました。

 これらの事実を踏まえた上で、先週発行のリクルート社『R-25』198号
 17ページに面白い記事が掲載されていたので、下記に紹介します。

 タイトルは『宝物マンガ』で、今年上半期のヒットマンガ一覧の紹介と
 解説が、書評誌『ダヴィンチ』編集長のコメントと共に載っています。

 まずは
『最初から100万部を目指して作られたようなマス向けの作品はコア層にも
 ライト層にも刺激が足りなくなっている。 総合誌的なメジャー雑誌が苦
 戦している』

 とのコメントがあり、マンガマーケット全体の状況は、前回メルマガで紹
 介したとおり

 『2006年の出版物(書籍+雑誌)販売額は、2兆1525億円で、前年比2%減。
  このうち雑誌は4.4%の減で9年連続の減少となった(フリーペーパーの衝
  撃 集英社新書 37頁)』
 
 の書籍出版と類似の状況にあることが分かります。

 その中で、最近ヒットしているマンガの特徴として、まずニッチな分野で
 突き抜けた存在になることだと書かれています。

 『現在、作品がメジャーで売れるには、まずニッチな属性を持つコア層の
  読者に狭く深く刺さることが条件になっている』

 『コアなマーケットの中で、深く愛される宝物のような作品には、その狭い
  ジャンルを突き抜けて一般に広く通用するポテンシャルがあります』

 との上記コメントが続きます。 ヒットを狙うには、まずはニッチ・マー
 ケットを狙え!ですが、この状況は『出版』と全く同じです。

 前回配信メルマガで、紹介したとおり

 『昨年の分冊百科の市場規模は、10.9%増の335臆円で過去最高となった
 (出版科学研究所)』

 『ノンフィクション系の新書新刊点数は、2007年に1796点と2000年に比べ 
 て42%増だ(日経新聞 6月15号 タイトル:エコノ探偵団)』

 など、ニッチ分野に特化した本は、どちらも売上げ好調で、特に『新書』は、
 まさしくニッチ分野を飛び越えて、書籍マーケット全体を底上げする可能性
 も出てきています。


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● ニッチを狙う企画力=NBAから学ぶ例
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■マンガと出版の例から、ヒットを狙うには、まずは『ニッチ分野に特化
 した商品』=『企画力』が極めて重要だと分かります。

 では、企画力を磨く為のヒントとして、どこかに良い事例は無いか?
 ですが、私はアメリカのNBA(プロバスケットボール)がヒット企画を
 作るために参考になると思いますので、下記に説明していきます。

 日本では、バスケはハッキリ言ってマイナースポーツで、野球やサッカー
 と比較した場合、明らかに人気が劣ります(現在日本で、バスケのプロリ
 ーグとして、bjリーグが存在しますが、誰も話題にしません)。

 ところが、アメリカではメジャーリーグよりも、バスケのほうが圧倒的に
 人気があり、アメリカでNo2の地位を占めているスポーツです(ちなみに
 1位はフットボール)。

 この差は何なのか?と考えると、明らかに『ゲームの見せ方=企画力』の
 差だと言えます。

 下記に、実際のNBAのケースでの『ニッチな分野に特化した企画力』の例を
 幾つか挙げていきます。

 過去に発売されたNBA提供のDVD)

 #DUNK Vol 1/2(ダンクシリーズ)

  #Dunk& Ankle Breakers (ダンク&アンクルブレーカーズ)

 注意:Ankle=足首の意味

 #Buzzer-Beaters & Show-Stoppers(ブザービーター&ショーストッパー)


 DVDの解説)

 上記DVDタイトルは、どちらかと言うと、野球のほうが好きな私も、思わず買っ
 てしまったNBA提供DVDの各タイトルです。

 #DUNK Vol 1/2(ダンクシリーズ)

 タイトル通りバスケの試合で、ダンクが決まったシーンだけを編集して、
 1本にまとめた作品です。 NBAのデカイ男達が、豪快にダンクを決める
 場面ばかりが、最後までノンストップで続き、本当に爽快なDVDです。


 #Dunk& Ankle Breakers (ダンク&アンクルブレーカーズ)

 ダンクシリーズが1,2と続いた後の3が、上記タイトルです。 アンクル=
 足首なので、直訳すると相手ディフェンスの足首を破壊させる程、見事なテ
 クニックとなります。
 ダンクシリーズ3では、パワー+テクニックの両方を見せる構成で、これも
 また見応えのあるDVDです。


 #Buzzer-Beaters & Show-Stoppers(ブザービーター&ショー・ストッ
  パー)


 ブザービーターとは、試合終了のブザーが鳴ると同時に逆転シュートを決める
 ことで、サッカーでいうロス・タイムの得点です。
 次のショー・ストッパーは、決まればスポーツ・ニュースの一面になる相手の
 シュートを見事にブロックするの意味で、ショーをストップさせる男となりま
 す。
 このDVDでは、劇的な逆転シュートと、豪快なブロックが交互で展開し、非常
 に見応えがあります。


 3つのNBA提供DVDを挙げましたが、ダンク、ブザービーターなどはあくまでも
 『バスケットバール』というゲームでの一場面にしかすぎません。

 ところが、それら各自を切り取って、1つの作品にする(=企画力)と、大変
 魅力的な作品となります。

 この1つのテーマを切り取って商品として提供する企画力が、NBAはメジャーリ
 ーグと比較した場合、大変上手でこの差が人気の差として現れていると思います。



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● 結論
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 ○全体の分野から、1つの分野だけに特化させ、提供していく企画力が
  ヒットのコツとなる。

 ○1つのニッチな企画が成功したら、次のニッチな企画に特化した作品を
  提供していくのが、ヒット連発のコツ。

 ○各自分類されたニッチ企画でヒットを連発させていけば、全体の認知度
  /売上げアップに繋がっていく。

 ○なぜアメリカでは、野球よりもバスケのほうが人気が有るのか?
  企画力の差が、そのまま人気の差になっている。
 



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 代表 集客コンシェルジュ 川又
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