2006/10/24
セイルフィン・シノドンティスとポリプティルス・セネガルス
うちのサカサナマズの正式名称は、セイルフィン・シノドンティスである。その名の通り、背びれを立てるとヨットの帆の様に大きく、なかなか優雅である。 エサは沈下性のドライフード(キャット)で、ペットショップの店員さんに「お腹の中で三倍の膨らむので、一日一粒で十分です。とっても経済的ですよ」と 勧められたのだが、飼い始めたその日から一日一粒じゃぁ、とっても足りない!!!のである。(それでも、生餌よりかはず〜っとお得。当たり前か・・・) 一粒で満足しないサカサくんが、当時唯一の同居人であったセネガルの分まで横取りし、さらにいじめているのを見て、量を増やしたのであるが、 チビのくせに三粒はゆうに食べ、お腹の中で膨らみまくって”お腹の皮が破けるんじゃないか?!”くらいの太鼓腹になってやっと満足げに自分のねぐらへ帰っていく のであった。 この「腹の皮が破けそうな太鼓腹」状態は、ナマズの仲間では別にめずらしいことじゃないらしい・・・が、全くそういう知識の無かった私は本気で心配し、 ”なんで、あれだけ食べさせたんだろう”と、後悔しまくったのであった。 世間的には、サカサナマズよりセネガルのほうが獰猛で、ほかのサカナの鰭をかじってボロボロにする・・・と、いう話をよく耳(目)にする。 が、うちのセネガルは全くそういったそぶりが無いのである。飼い始めた当初は、サカサナマズが先に水槽にいたうえに、体格差もあった(サカサナマズが1.5倍 くらい大きかった)ので、”遠慮してるのかな?”と思っていたのであるが、どうやら、こいつの性格がノンビリしているだけらしい。 いつもサカサナマズに追いかけられ、尾びれを齧られてボロボロになって、水槽に仕切り板をしたり、体格差がなくなればいじめられることもなくなるのではないか? と、考えて生餌をあげたりしたものだった。この生餌をあげた後で、ネットでセネガルについて色々調べて「実は獰猛」ということを知ったのであるが、そこに ”生餌をあげない限りは、他のサカナに手を出すこともありません”みたいなことが書いてあったのである。”え〜っ!!あげちゃったよ〜?!今度はサカサくんが ボロボロになるんか?!”と、またまた後悔の嵐である。 だが、体が大きくなり、サカサナマズと同じくらいの大きさになっても、立場が逆転することもなく、やっぱりサカサくんがでかい顔をしているのであった。 いつまでたっても、いじめられっぱなしのセネガルを見てなんだかかわいそうだなぁ、と思っていたある日、セネガルにとって転機が訪れたのである・・・ それは、以前飼っていたアロワナのエサの残りのクリルをダンナがあげたときの事。 サカサナマズはクリルには見向きもしなかったが、セネガルは喰らいついたのである。大きな口を開け、胸鰭を底につけて体中でふんばり、 ゆっくりと丸飲みにする様は「実は獰猛」という性質を納得させるに十分だったのである。 そして、それを見たサカサナマズが引いたのである!!まさに「引いた」という表現がピッタリで、それ以来”こいつは本当はやばい”と認識したのか、一切手を 出さなくなったのである。それだけでなく、なんだかえらく仲良しになってしまって、二匹で狭い流木の下にぴったりと寄り添っていたり、仲良く泳いだりしてる のである。しかし、やっぱり一応のボスはサカサナマズらしく(と言うか、セネガルは周りに興味が無さそうに見える)、新しいサカナが入るたびにつっついて えらそうにしてみたり、エサの取り合いでもサカサナマズが一番なのであった。こういうやつって人間にもいるよね〜、と思いつつ、実はナンバーワンなのに、 ちっともいばらないセネガルってすばらしい!!と、セネガル派になってしまった私である。


