2009/03/12
イランのクルド人女性人権活動家が釈放される!
□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009.3.12 通巻366号 ━━━━━ アムネスティ・アップデート http://www.amnesty.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□ 「フィリピン人夫妻の退去強制は人権侵害」というニュースリリースに対し数 本の抗議の電話がありました。これが日本人の大多数じゃないですよね。そん なに了見の狭い国民(←アムネスティの見解ではありません)じゃないよね。 □■□ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・スーダン : 援助団体がダルフールから追放され220万人が危機に ・フォーカス:イランのクルド人女性人権活動家が釈放される! ・【連載】日本の司法制度を考える<第2部> 連載第10回:評議とは‐その1・事実認定 ・ワン・クリック・アクション ・イベント案内 □■□ アムネスティ発表ニュース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最新のアムネスティ発表ニュースをお届けします。 …………………………………………………………………………………………… スーダン : 援助団体がダルフールから追放され220万人が危機に …………………………………………………………………………………………… スーダン政府が昨日10以上の援助団体の追放を決定したことを受け、アムネス ティ・インターナショナルは本日、220万人が飢餓と病気の危機に直面している と警告した。 ◇こちらのニュースリリースの全文は下記サイトでご覧ください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=622 ▽日本 : フィリピン人夫妻の退去強制は人権侵害 http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=619 ▽アフガニスタン : 増兵前に民間人の被害についての説明責任を http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=620 ▽スーダン : アル・バシル大統領の逮捕を求める http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=618 ▽イタリア : 島からの送還で危機にさらされる数百人の移民 http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=621 ▽米国 : CIAのビデオで「テロとの戦い」への徹底調査の必要性が示される http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=617 □■□ 今週のフォーカス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ …………………………………………………………………………………………… イランのクルド人女性人権活動家が釈放される! …………………………………………………………………………………………… イランではクルド系住民、その中でもとくに女性が日常的な差別と人権侵害に 直面しています。 2月26日、刑務所で16カ月近く拘禁されていたクルド人学生ハナ・アブディさん が釈放されました。ハナさんは「神に対する敵意」と「国家の治安を損なう集 会と共謀」という罪状で刑を受けていました。 彼女は、イランにおける女性の権利とクルド人の権利のための活動を行うなか、 平和的に自らの表現と結社の自由の権利を行使したことだけで囚われた「良心 の囚人」だったとアムネスティは考え、釈放を求めていました。 イランのビジャール大学の学生だったハナ・アブディさんは、市民団体「平等 キャンペーン」のメンバーでした。この団体は、イランで女性の法的差別をな くすための活動をしています。また彼女は、イラン北部のコルディスタン州サ ナンダジ地区でクルド問題を扱うNGOにも参加していました。 2007年11月、ハナ・アブディさんは、クルド系反政府武装グループ「クルドの 自由な生活党(PJAK)」の一員としてサナンダジ襲撃に関与した、という容疑 をかけられ逮捕されました。逮捕後、諜報省で2カ月間隔離拘禁され、サナン ダジ刑務所に移送されました。裁判ではイランの北端に5年間の流刑という判 決が下されましたが、後に上訴によって内陸部での18カ月の刑に減刑されまし た。 アムネスティはハナ・アブディさんの釈放を歓迎します。彼女の起訴は、「平 等キャンペーン」の信用を落とすことを狙った政治的動機によるものだったと アムネスティは考えています。 ■このケースでは、政府による女性の差別、少数民族の差別、人権活動家への 弾圧など様々な問題を含んでいます。アムネスティでは、人権問題の種類や地 域別にボランティアがチームを作って活動しています。あなたもアムネスティ で、チーム活動をしてみませんか? チーム活動は、東京事務所、大阪事務所、名古屋を中心に、行われています。 各チームの説明とミーティングのスケジュールはこちらをごらんください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1629 (ミーティングに参加または見学をご希望の方は、それぞれの連絡先にお問合 せください。) □■□ 日本の司法制度を考える〜裁判員制度導入の前に<第2部> ━━━ ■連載第10回:評議とは‐その1・事実認定■ 法廷第1日目でも中間評議がありましたが、2日目の今日は、ほとんどの時間を 使って評議をすることになっています。これまで、いろんな証言や検察や弁護 人の説明を聞いてきましたが、花子さんのなかではまだ整理がついていません。 <評議における事実認定とは> 評議の中身としては、事実認定と刑の重さを決める量刑判断という2段階があ り、まずは事実認定を行います。事実認定とは、実際に何が起きたのかを判断 して、被告人が有罪か無罪かを決めることです。 日本の裁判員制度における評議では、3人の裁判官と6人の裁判員で議論をし、 評決をとります。評決は、全員一致もしくは多数決で決まります。ただし、被 告人に不利な判断(有罪か無罪かを決める事実認定では、有罪の判断)をする 場合は、多数となるほうに裁判官、裁判員がそれぞれ1名以上入っていなくては なりません。 裁判員制度は、国民の視点、感覚を裁判に反映するために導入されることになっ た制度です。しかし、事実認定では、その犯罪が被告人によって行われたのか どうか、裁判で見聞きした証拠のみに基づいて判断しなくてはなりません。つ まり、犯罪に対する怒りや、この人が犯人である気がするというような「感覚」 に従って判断してはいけません。また、常識に照らして、検察官の証明に少し でも疑問があれば、無罪の判断をしなくてはいけません。 □■□ ワン・クリック・アクション ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 現在、アムネスティでは下記のウェブアクションを展開しています。 あなたのメールが、世界の国々の人権状況を改善し、問題の解決につながりま す。アムネスティのウェブサイトから、各国政府や機関にメールを送ってくだ さい! ワン・クリックが集まれば救われる人たちがいます。 ▽チベットアクション:署名ハガキを中国政府へ送ろう! http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2256 ▽バラク・オバマ米国大統領にメッセージを送ろう! http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_Guantanamo06 ▽フィリピン・キャンペーン:政治的殺害の被害者に正義を http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_Philippines03 ▽メキシコの女性殺害事件解明アクション http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/public/survey.php?name=webaction02_Mexico ▽ガザ危機の戦争犯罪調査‐日本政府にメールを! http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2186 ▽ロシア連邦:表現の自由は窒息寸前‐ウェブアクション http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1971 □■□ イベント案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アムネスティが主催・共催、またはアムネスティとして参加するイベントを紹 介します。 …………………………………………………………………………………………… 3月の各種セミナー …………………………………………………………………………………………… アムネスティでは「アムネスティ入門」「難民セミナー」「死刑廃止」など、 各種入門セミナーを大阪、東京の各事務所にて定期的に開催しています。 詳しくは下記URLをご覧ください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/?smode=List&op=&cid=4 …………………………………………………………………………………………… 3月の『タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド』上映会 (東京・兵庫・奈良) …………………………………………………………………………………………… 第80回アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作を上映します。アフガニス タンのバグラムやイラクのアブグレイブ、キューバのグアンタナモで「自白」 を引き出すための拷問がいかに正当化されていったかを描き出しています。 東京・国立 ■日 時:3月21日(土) 開場 13:30/開演 14:00 ■場 所:国立商協ビルさくらホール(東京都国立市東1-4-6商協ビル2F) 奈良 ■日 時:3月22日(日) 開場 13:30/開演 14:00 ■場 所:奈良市男女共同参画センター「あすなら」視聴覚室 (奈良市三条本町8-1) 和歌山・田辺 ■日 時:3月28日(土) 開場13:30/開演14:00 ■場 所:和歌山県立情報交流センター ビッグU 研修室2 (和歌山県田辺市新庄町3353‐9) 詳しくは下記URLをご覧ください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/?caldate=2009-2-18&smode=List&op=&cid=3 …………………………………………………………………………………………… 3/14 日本のセクシャルマイノリティと人権について学ぶ会(東京) …………………………………………………………………………………………… 第5回「矯正や強制ではなく、共生を!」 “共生社会をつくる”セクシャルマイノリティ支援全国ネットワーク(通称= 共生ネット)の代表、原美奈子さんを講師としてお招きします。 ※本セミナーは、会員・準会員向けです。 ■日 時:3月14日(土)10:30〜12:30 ■場 所:ちよだプラットフォームスクウェア 506(千代田区神田錦町3-21) ■参加費:500円(資料コピー代など) ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002110 …………………………………………………………………………………………… 3/15 冨川道子さんと語ろう〜三重県の外国人労働者支援(三重) …………………………………………………………………………………………… アムネスティ日本の三重グループが、国内外で人権が危機的な今、「この灯火 を三重でももう一度燃え上がらせないと」「元気出そう!」と計画しました。 三重にいる外国人の子どもたち、おとなたちの言葉指導、くらしの相談相手と して奔走されている、冨川道子さんをお招きし、共に語り合いましょう。 ■日 時:3月15日(日)13:30〜16:30 ■場 所:アスト津3F ミーティングルームA+B(津市羽所町700番地) ■参加費:無料 ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002053 …………………………………………………………………………………………… 3/15 コンサート in よこはま -すべての人に「世界人権宣言」を-(神奈川) …………………………………………………………………………………………… 「私たちは皆、すべての人の自由と権利を守り、住み良い世の中を作るための 義務を負っています」−世界人権宣言29条より− 元良心の囚人・コチ氏のチェロの調べは、今年、私たちにどんなメッセージを 伝えてくれるのでしょうか? ■日 時:3月15日(日)開場18:30 開演19:00 ■場 所:みなとみらいホール 小ホール(横浜市西区みなとみらい2-3-6) ■チケット:全席指定 3,000円(税込み) ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002107 …………………………………………………………………………………………… 3/20 ガザに光を! 現地緊急報告集会 (東京) …………………………………………………………………………………………… 停戦直後にガザに入ったジャーナリストの土井敏邦さんを迎え、映像を交えな がら現地の状況を詳しく伝えていただくとともに、現地で支援活動や人権活動 を展開しているNGOが最新の活動状況を報告します。 ■日 時:3月20日(金)18:30〜20:40(18:00開場) ■場 所:在日本韓国YMCAアジア青少年センター SPACE Y(地下1階) (東京都千代田区猿楽町2−5−5) ■参加費:500円 ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002122 …………………………………………………………………………………………… 3/28 パレスチナの子どもたちは今…軍事占領下の子どもへの人権侵害(東京) …………………………………………………………………………………………… 1986年よりパレスチナの子どもたちの人権と生活のための支援をつづけている 「パレスチナ子どものキャンペーン」事務局長の田中好子さんに、パレスチナ とりわけガザの子どもたちの現状について、新しい情報をまじえたお話をうか がいます。アムネスティ日本・子どもネットワーク主催の講演会です。 ■日 時:3月28日(土)16:00〜18:00(15:40開場) ■場 所:JICA地球ひろば3階 セミナールーム301 (東京都渋谷区広尾4-2-24) ■参加費:500円 ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002114 □■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行: 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 連絡先: 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2 共同(新錦町)ビル4F TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778 E-mail:<stoptorture@…> ■アムネスティ・スタッフブログでは、事務局職員による裏話やホットな情報 を発信しています。 アムネスティ・スタッフブログ http://gaialog.jp/amnesty/ ■アムネスティが中立の立場を維持した活動を続けるために、アムネスティを サポートしてください。 ▽会員、サポーターとして活動に参加してみませんか? 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