2009/02/19
同性愛者の権利を認めたトルコの一歩
□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009.2.19 通巻363号 ━━━━ アムネスティ・アップデート http://www.amnesty.or.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□ ガザの破壊された状況と封鎖問題に注目していたら、スリランカがたいへんな 状況になっているようです。作家の村上春樹さんが、先日、エルサレム賞の受 賞式で言った「硬く高い壁」(システム)と「壊れやすい卵」(私たち)。 人権とは「卵」のためのクッションの役割なんじゃないかと思ったのでした。 □■□ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・スリランカ : 政府、タミールの虎双方は一時停戦と「人道的回廊」の確保を ・フォーカス: みんなのハガキが世界を変える!同性愛者の権利を認めたトルコの一歩 ・【連載】日本の司法制度を考える<第2部> 連載第7回:1日目:証人尋問と被告人への質問 ・ワン・クリック・アクション ・イベント案内 □■□ アムネスティ発表ニュース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最新のアムネスティ発表ニュースをお届けします。 …………………………………………………………………………………………… スリランカ : 政府、タミールの虎双方は一時停戦と「人道的回廊」の確保を …………………………………………………………………………………………… スリランカ政府とタミール・イーラム解放の虎(LTTE)はただちに一時停戦を宣 言し「人道的回廊」を設置すべきであると、本日アムネスティ・インターナシ ョナルは訴えた。 ◇こちらのニュースリリースの全文は下記サイトでご覧ください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=608 ▽イスラエル/被占領パレスチナ地域 : ガザでの国連調査は拡大すべき http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=605 ▽中国 : 国連人権理事会への政府報告書は人権侵害を隠蔽 http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=606 ▽ビルマ(ミャンマー) : 危機にある少数民族ロヒンギャ http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=604 ▽シンガポール : 12月以降の死刑執行は、世界的な死刑廃止の流れに逆らうもの http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=603 ▽ソマリア : AU軍の民間人への発砲について調査を http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=600 ▽ロシア連邦 : 人権理事会による勧告の実施を http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=602 □■□ 今週のフォーカス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ …………………………………………………………………………………………… みんなのハガキが世界を変える! 同性愛者の権利を認めたトルコの一歩 …………………………………………………………………………………………… 近年、トルコ当局はいくつかのレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トラン スジェンダー(以下LGBT)の団体を標的にしています。「ラムダ・イスタンブ ール」はトルコ・イスタンブールでLGBTの人権に取り組む団体ですが、2007年 5月、このグループの名前と活動の目的が、トルコの「道徳観と家族構成」に 反しているから閉鎖すべきというイスタンブール県庁の申し立てを受けた裁判 所が、この団体に閉鎖命令を出しました。 欧州委員会はこれに対し懸念を表明しています。「表現の自由と結社の自由 は、欧州人権条約によって保障されており、トルコは欧州評議会のメンバーと してこれを批准している。したがって、レズビアンであれ、ゲイ、バイセクシュ アル、トランスジェンダーであれ、だれでもが差別されることなく、表現の自 由と結社の自由の権利がある。人びとがこれらの権利を行使できるかどうかは、 トルコ当局にかかっている」と委員会は述べています。 この閉鎖命令は、その後、最高裁控訴院の最終判決が出るのを待っていました が、その間、アムネスティは、世界中の何千もの人びととともにラムダ・イス タンブール支援アクションを開始しトルコ当局に閉鎖命令を覆すよう訴えてい ました。 今年1月20日、最高裁控訴院の最終判決が出されました。彼らの名前や活動目 的はトルコの道徳観に反していないとして、地方裁判所が出した閉鎖判決が却 下されたのです。また判決の中で、LGBTの個人が団体を組織する権利があるこ とも認めました。 アムネスティは、この判決を歓迎し次のように発表しています。「これは結社 の自由と反差別を支持する重要な判決です。この審判は、LGBT組織の正当な活 動に干渉しないよう、当局にはっきりとしたメッセージを発信したことでしょ う」 ■あなたも、アムネスティのサポーターになって世界の人権状況を改善するた めに毎月のハガキ書きに参加しませんか。サポーターになると、勉強会「日本 のセクシャルマイノリティと人権について学ぶ会」にも参加することができま す。 「まず資料がほしい」という方はこちらから https://secure.amnesty.or.jp/request/?fn=regist サポーターになるには http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=113 勉強会「日本のセクシャルマイノリティと人権について学ぶ会」の詳細は http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002110 □■□ 日本の司法制度を考える〜裁判員制度導入の前に<第2部> ━━━ ■連載第7回:1日目:証人尋問と被告人への質問■ 証拠書類を調べ終わると、次は検察と弁護人による証人尋問です。最初に検察 官と弁護士が尋問し、さらに裁判官や裁判員による補充質問をします。 その後昼休みを挟んで、午後からは被告人への質問です。これも、検察官や弁 護士、検察官と同様、裁判員も質問することができます。しかし、花子さんは、 なんとなく恐くて質問はできませんでした。 <裁判員制度によって公判はこう変わる> 従来の重大で争いのある事件においては、しばしば「供述調書」の細部の矛盾 について争うことに重点が置かれてきました。供述調書とは、取り調べで被疑 者が取調官の質問に答えたとされることを、取調官が記述して被疑者に署名押 印させたもので、膨大な量にのぼります。 供述調書は、微に入り細に入りちょっとしたエピソードまで交えて作られてい ます。そのため、その具体的で詳細な記述により信頼性が高いと裁判官は考え がちで、多くの裁判が供述調書を追認する場になっていました。 また、調書に重きを置くあまり、無理な取り調べが横行しています。さらに、 調書の任意性や信用性をめぐって争いが起き、裁判長期化の大きな原因とも なっていました。 そこで、短期に結論を出さなければならない裁判員制度では、被告人から直接 話を聞いて裁判を進める方式に変わることとなります。 □■□ ワン・クリック・アクション ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 現在、アムネスティでは下記のウェブアクションを展開しています。 あなたのメールが、世界の国々の人権状況を改善し、問題の解決につながりま す。アムネスティのウェブサイトから、各国政府や機関にメールを送ってくだ さい! ワン・クリックが集まれば救われる人たちがいます。 ▽バレンタインデー・アクション2009 カカオ農場での児童労働にNOを!子どもの人身売買にNOを! http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2188 ▽ガザ危機の戦争犯罪調査‐国連日本代表部に要請を! http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/public/survey.php?name=webaction_gaza_un_japan ▽バラク・オバマ米国大統領にメッセージを送ろう! http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_Guantanamo06 ▽フィリピン・キャンペーン:政治的殺害の被害者に正義を http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_Philippines03 ▽メキシコの女性殺害事件解明アクション http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/public/survey.php?name=webaction02_Mexico ▽ガザ封鎖解除を!オンライン署名 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2093 ▽ロシア連邦:表現の自由は窒息寸前‐ウェブアクション http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1971 ▽ガザ危機の戦争犯罪調査‐日本政府にメールを! http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2186 □■□ イベント案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アムネスティが主催・共催、またはアムネスティとして参加するイベントを紹 介します。 …………………………………………………………………………………………… 2月の各種セミナー …………………………………………………………………………………………… アムネスティでは「アムネスティ入門」「難民セミナー」「死刑廃止」など、 各種入門セミナーを大阪、東京の各事務所にて定期的に開催しています。 詳しくは下記URLをご覧ください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/?smode=List&op=&cid=4 …………………………………………………………………………………………… 2/21 学習会「『障害者の権利条約』と私たちの生活」(愛知) …………………………………………………………………………………………… 2006年12月13日、国連総会において「障害者の権利条約」が採択されました。 日本は翌年9月、この条約に署名し、現在は批准に向けての法整備の段階です。 皆さん、この条約について一緒に考えてみませんか。 ■日 時:2月 21日 (土) 14:30 〜 17:00 ■場 所:なごやボランティアNPOセンター 第一研修室 (名古屋市中区栄一丁目23番13号伏見ライフプラザ12階) ■参加費:無料(先着130名) ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002072 …………………………………………………………………………………………… 2/22 こどもパラダイス(お菓子編)(大阪) …………………………………………………………………………………………… こども向けイベントにアムネスティでも出展します。 体験コーナーで、「チョコレートはだれが作っているの?」と「フェルトでケ ーキ作り」を担当します。ぜひ遊びに来てください。 ■日 時:2月 22日 (日) 11:00 〜 16:00 ■場 所:港区民センター (大阪市港区弁天2-1-5) ■参加費:無料 ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002082 …………………………………………………………………………………………… 3/1 アムネスティ会員・グループ・チームのための学習会(東京) …………………………………………………………………………………………… 〜「人間の尊厳」キャンペーン 国際人権条約の個人通報制度と日本〜 アムネスティ・インターナショナルでは、2009年より「人間の尊厳」キャンペ ーンを開始いたします。アムネスティ日本では、このキャンペーンの一環とし て、自由権規約の第一選択議定書をはじめとする、国際人権条約の個人通報制 度および調査制度への参加を日本政府に求めるアクションを展開する予定です。 特に、個人が人権侵害を国際機関に通報できる個人通報制度は、死刑制度や刑 事司法制度、女性や外国人への差別など、日本の人権問題の改善につながる可 能性のある、重要な制度です。 今回、国際人権条約の個人通報制度とは何かを学ぶ、内部学習会を開催いたし ます。どうぞ奮ってご参加ください! ■日 時:3月1日(日) 14:20〜16:40 ■場 所:早稲田奉仕園セミナーハウス100号室 (東京都新宿区西早稲田2-3-1) http://www.hoshien.or.jp/map/map.html ■講 師:阿部浩己さん(神奈川大学法科大学院 教授) ■定 員:30人 ■参加費:アムネスティ会員およびボランティアは無料(当日入会の場合は、 会場にて年会費をお支払いいただくか、申込用紙へご記入・捺印) 会員でない方は資料500円 ■要予約:TEL03-3518-6777 またはintlaw@amnesty.or.jp …………………………………………………………………………………………… 3月の『タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド』上映会 (東京・兵庫) …………………………………………………………………………………………… 第80回アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞したアレックス・ギブニー監 督の映画。アフガニスタンのバグラムやイラクのアブグレイブ刑務所、キュー バのグアンタナモ収容所で「自白」を引き出すための拷問がいかにして正当化 されていったのかを描き出している。 東京・八王子 ■日 時:3月6日(金) 開場 17:30/開演 18:00(〜20:45) ■場 所:八王子労政会館 第4会議室(八王子市明神町3-5-1) 東京・町田 ■日 時:3月7日(土) 開場 13:30/開演 14:00 ■場 所:町田市民文学館 ことばランド 2階大会議室 (東京都町田市原町田4丁目16番17号) 兵庫・姫路 ■日 時:3月8日(日) 11:00〜 /14:00〜 (*2回上映) ■場 所:姫路市国際交流センター 第4会議室(姫路市本町68番地290) 詳しくは下記URLをご覧ください。 http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/?caldate=2009-2-18&smode=List&op=&cid=3 …………………………………………………………………………………………… 3/8 『ビルマ、パゴダの影で』上映会 (茨木・水戸) …………………………………………………………………………………………… アイリーヌ・マーティー監督のドキュメンタリー映画。軍事政権の厳しい妨害 の下、首都ヤンゴンを始め山岳地帯の少数民族・難民キャンプにまで足を踏み 入れ撮影した映像で、軍事政権下ビルマの厳しい現状を伝える。 ■日 時:3月8日(日)開場13:00 開演14:00 ■場 所:あむねすみと2 F (水戸市桜川2丁目1-2)(ハングルアカデミー大教室) ■入場料:500円 ■詳 細: http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002099 □■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行: 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 連絡先: 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2 共同(新錦町)ビル4F TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778 E-mail:<stoptorture@…> ■アムネスティ・スタッフブログでは、事務局職員による裏話やホットな情報 を発信しています。 アムネスティ・スタッフブログ http://gaialog.jp/amnesty/ ■アムネスティが中立の立場を維持した活動を続けるために、アムネスティを サポートしてください。 ▽会員、サポーターとして活動に参加してみませんか? http://secure.amnesty.or.jp/membership/ ▽ボランティアに関心のある方は<info@…>にお知らせください。 ▽資金面でご支援くださる場合は クレジットカード: https://secure.amnesty.or.jp/membership/regist/index_new.html 郵便振替:口座番号:00120-9-133251 加入者名:社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 ■バックナンバーは下記サイトでご覧いただけます。 http://groups.yahoo.co.jp/group/ai_campaign/ http://blog.mag2.com/m/log/0000209623/ ■配信を中止するには ▽Yahoo!グループで受信している方 メールの件名と本文を空欄のまま下記アドレス宛に送信して下さい(メールは 必ず登録アドレスから送信してください)。 ai_campaign-unsubscribe@… Yahoo!グループから退会を確認するメールが届きます。メールソフトの「返信」 機能を使って、その確認メールに返信すると退会が完了します。 ▽まぐまぐ!のシステムで受信している方 http://www.mag2.com/m/0000209623.html 開いたページ右上の青で囲まれたテキストボックスに、メールアドレスを入力 して[解除]ボタンをクリックします。 ■個人情報の取扱いについて 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本は、本メールマガジン登録者 に関する個人情報を厳重に管理し、法令などに基づく場合を除き、第三者に提 供いたしません。個人情報保護の方針、その取り扱いの詳細については、 http://secure.amnesty.or.jp/dataprotection.html をご参照ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■



