2009/09/06
静か過ぎるハイブリット車にビジネスチャンス!
●◎● 非まじめ・メールマガジン 2009.09.06. ◎●◎ 『静か過ぎるハイブリット車にビジネスチャンス!』 No88号 ◎●◎ 非まじめ発創塾 特許力強化人 坂井 徳栄 ◎●◎ ◎●◎ http://www.himajime11.com ●◎● ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この度もご購読いただきまして有り難う御座います。 ---------------------------- ◆ 【折々の記】 民主党300議席突破の大噴火。 まるで、1943年から1945年までに17回も繰り返して噴火した 昭和新山並みでですね。 小泉内閣に期待した無党派層が、安部、福田、麻生の3内閣にあきれ果て 民主党に入れただけで、小泉内閣に対する期待感とは意味が違うでしょう。 なにはともあれ、308議席と言う絶対多数を取ったのだから平成5年の 細川内閣のようにはならないでしょうね! でも、保守革新の混成部隊ですから時限爆弾つき絶対多数は、何時爆発 するかわかりませんよね。 しかし、思い切った本物の改革ができないと、次の選挙でまた自民党に 逆転するかもね。 その前に、民主党も自民党も連鎖的に核分裂を起こし、平成5年当時の ような小党乱立状態に再度戻るかもしれませんね。 ところで、9月3日の日経には、『製造業景況感 欧米・中国とも好転』 としていましたが、このまま立ち直ってくれるのでしょうか? リーマンの破綻から1年過ぎましたし、さすがに最近、連日のように業種 転換や異業種間の提携またはM&Aの記事が日経市場をにぎわしていますね。 前回も触れましたが、産業革命、明治維新、第2次世界大戦の前後の ように経済体形の根幹に変革が起きているのではないでしょうか? もっと驚く記事が、9月5日の日経『技術ウォッチ』に掲載されました。 『念じるだけでロボ操作』と言うタイトルでしたが、記事の最初の部分を 引用します。 < 脳の信号から人間の意図を読み取って機械を操作する(ブレイン・ マシン・インターフェース)技術が急速に進展している。ホンダやトヨタ 自動車が官民の研究機関との研究を本格化、ロボットや車椅子を動かす ことに成功した。介護ロボットや家電などへの応用を目指し、意図を精度 よく推測する技術の開発に注力している。 > 人類の欲望は無限ですが、技術はどこまで進歩するのやら、念じるだけで 生きられるとしても、数千年後とも言われる次の氷河期を乗り越えられる のでしょうか? とは言いながらも、私もどこまでやれるかわからないし、途中で挫折する かもしれないが、次の挑戦に向かって立ち上がりました。 『奥の細道』にあるとおり『月日は百代の過客~~』であり、私も私の 書く非マジメ・メルマガもあなたにとって『一人の旅人』に過ぎませんね! ---------------------------- ◆ 【非まじめ発創】 先日、あるグループから神戸新聞の7月29日の記事が送られました。 タイトルは、『低速時の発音装置発明』「明石の中学生特許出願」と言う ものでした。 政府の『エコカー減税』まで飛び出してハイブリット車や電気自動車が 注目されていますが、エンジン音が静か過ぎて近づいてくる車を人が 気づかなかったり、車が発進しようとしても目の前にいる人が気づいて くれずなかなか発進できないそうです。 技術進歩の裏側には、こういった落とし穴がありがちで、政府もメーカー も対策を検討中だと日経の記事でも取上げていましたね。 変化の激しい今の時代では、こういった落とし穴にいち早く取組まないと 時代の波に乗り遅れてしまいます。 ところが、明石中学3年の藤原君が、時速20キロ以下になると 「カチャカチャ」と言う金属音で車の接近を知らせる発音装置を発明した そうですよ。 <以下神戸新聞の記事から引用> 平たいジュラルミン製の筒で、片側をタイヤホイールのナット部分に固定 する。中に硬貨状の金属を入れると、タイヤの回転で上下に動き、鈴の ような音が鳴る。時速20キロを超えると、遠心力で硬貨は動かなくなる ため音がしなくなる。 ~~~~~~~ 国土交通省自動車交通局の担当者は「今回のようなアイデアは聞いたことが ない。低速時のみ音が鳴るなど着眼点が優れている」。 <引用終了> 中学生で社会動向をキャッチし、構造的にも簡単な素晴しいですね。 問題は、いかにして商品化し、どうやって売り込むか? ですね。 それはともかくとして、例によって特許電子図書館で公開特許のみを 調べてみました(この調査は不十分ですよ)。 上2つの短冊の『検査項目』を『要約+請求の範囲』とし、1番目の短冊 には、『ハイブリット車 電気自動車』を、2番目の短冊には『音声発生 装置 発音装置 警報装置』を入れて検索したのが下記の14件でした。 特開2009-060695 ハイブリッド電気自動車用警報装置 三菱ふそうトラック 特開2009-051243 ハイブリッド電気自動車用警報装置 三菱ふそうトラック 特開2008-001124 車載用発音装置 ヤマハ 特開2007-269044 車載用発音装置 ヤマハ 特開2005-343360 低騒音車両用警報装置 アンデン 特開2001-231101 電気自動車の警報装置 三菱自動車工業 特開2000-224884 検出装置及び電気自動車 エクォス・リサーチ、アイシン・A・W 特開2000-173428 電気自動車のメインリレー溶着検出装置 三洋電機 特開平10-054869 バッテリ寿命警報装置 日産自動車 特開平09-200902 電気自動車用電源装置 いすゞ自動車 特開平08-198067 電気自動車用パーキングブレーキ装置 三菱自動車工業 特開平08-140207 電気自動車の制御装置 富士重工業 特開平07-322415 電気自動車の変速タイミング警報装置 富士重工業 特開平07-205753 電気自動車用警報装置 松下電器産業 お気づきとは思いますが、ハイブリッド車を売っているトヨタやホンダの 出願がここでは見つかりませんから本来は再調査すべきですが、ここでは 省略させていただきます(藤原君のものは、未公開です)。 ハイブリッドや電気自動車の過剰静音作動に関連しそうなもの数点の要約 書を見比べて見ましょう。 特開2009-060695 ハイブリッド電気自動車用警報装置 三菱ふそうトラック 【課題】走行用バッテリに障害が発生した場合にハイブリッド電気自動車を 走行させることが可能であるか否かを容易に認識できるようにしたハイ ブリッド電気自動車用警報装置を提供する。 これは、藤原君の出願とは、目的が違いますね。 こうやって見ると2番目の特開2009-051243も対象外ですね。 特開2008-001124と特開2007-269044の車載用発音装置は、ほとんど同じ 内容でして、2007年公開のものは審査未請求で『みなし取り下げ』処分 になっており、2008年のものは、平成18.12.12「優先権証明請求書」 が出されており、出願が平成18.6.20ですから私の想像では、外国出願が ヤマハの目的だったらしいですね(なぜ直接出さなかったのでしょうか?)。 要約書を転記して置きます。 【課題】クラクションの音色に高級感を持たせ、また、電気自動車等の走行 音の小さい車両では、自然な音色の走行音を付加して車両の接近を周囲に 知らせる。 【解決手段】車両が発生する音を集音して第1電気信号に変換する集音手段 と、前記第1電気信号に音響信号処理を施して第2電気信号を出力する信号 処理手段と、前記第2電気信号を入力して放音する放音手段と、を備える。 特開2005-343360 低騒音車両用警報装置 【課題】などの低騒音車両において、発進開始 時に、車両周囲の歩行者等に警報音を気づかせ、かつその警報音がうるさい と思われないようにする。 【解決手段】(a)に示すように、車両が発進を開始すると、警報音を発生 させ、その警報音の大きさを、最初の5秒間は大きく、その後、小さくする ように変化させる。小さな音の警報音は、車速が10km/hを超えるまで 継続させる。この場合、(b)に示すように、警報音の大きさを時間の経過に 伴って徐々に小さくしたり、(c)に示すように、警報音の音圧を大小交互に 変化させたり、(d)に示すように、車速の変化で警報音の大きさを変える ようにしてもよい。 残念ながら平成21.6.30『拒絶査定』されました。 特開2001-231101 電気自動車の警報装置 これは、平成17.9.15登録査定されましたから要約書を良く見てください。 しかし、藤原君の出願目的とは、全く関係ないですね。 【課題】駆動用モータが過負荷状態、即ち過熱が予測される運転状態にある ことを運転者に確実に報知可能な電気自動車の警報装置を提供する。 【解決手段】車両の駆動力を発生するモータのモータトルクをモータトルク 検出手段で検出し(S10)、当該モータトルクがこのまま継続するとモータの 過熱が予測される所定のモータトルク領域にあるとき(S12)、警報手段により 警告を発するようにした(S18)。 以下、特開2000-224884から特開平07-322415までは、発明の名称から して藤原君の発明目的と異なるものばかりですね。 最後に残った松下電器産業の特開平07-205753 電気自動車用警報装置を 見ることにしましょう。 【目的】電気自動車において、歩行者に接近を知らせて接触事故を防止する ことを目的とする。 【構成】車両の進行方向に向けて取り付けられる指向性を持たせた発音器 8と、指向性を持たない光量検出器6と、発音器8の発音源となる信号を 生成する発音部10と、車両速度検出部9と、光量検出器6からの信号を 処理する光量演算部7と、光量演算部7からの信号および車両速度検出部9 からの信号を取り込んで発音器8を駆動する駆動回路部11とから構成 される。 なんとこれは、松下の常用する作戦で『未審査請求によるみなし取下処分』 を受けています。 出願目的は何かと不思議に思われるでしょうが、他者が発売してヒット しても即座に類似商品を模倣と言われずに発売できる体制を整えておく ことにあるのでしょうね。 チョットうがち過ぎた見方でしょうか? 20000101~20001231の1年間で松下電器1社で12314件、松下電工と合せる と15437件、20050101~20051231の1年間で松下電器1社で14679件、松下 電工と合せる17347と、20080101~20081231の1年間で松下電器1社で 10673件、松下電工と合せると13509件、さらにパナソニックを加えると 14857件ですからね。 同じ期間でソニーを調べると、ほぼ半分で、家電だけでなく重電もあり、 社名に『日立』とある数社か数十社を合せた出願とほぼ同数で、日立製作所 1社では、松下の約半数でした。 2000年は、東芝が11596件、三菱電機が6270件、2008年は、東芝が 10360件、三菱電機が5104件でした。 変動の激しい経済界で生き残るには、松下電工と合併したり、社名を パナソニックに変更するなどの作戦も必要なことなのでしょう。 チョット一杯横道にそれすぎましたが、何はともあれ、藤原君と同じ 出願を今のところ発見できませんから大いに期待できる出願ですね。 あなたも藤原君の精神の見習って、世の中を見続けたら必ずチャンスが めぐってきますよ。 何しろ、自動車メーカーは、車の開発に血眼になっており、電気自動車や ハイブリッド車の運転音すなわち静音問題を見落としていたようですから これからが勝負時ですよ。 電気自動車やハイブリッドの車の静音問題は、今、まな板の上に上げられた ばかりですから誰にでもチャンスが大いにあり、と言うところです。 静音問題に気づいて、その本質を見抜いた人にチャンスの女神が微笑むこと でしょう! ---------------------------- ◆ 【特許力を強化レポート、冊子集】 ≪ 無料レポート ≫ 1.図解『特許の落し穴と本質7つのツボ!』 (PDF版 A4版 43頁) 2.【特許 模倣を防ぐ3つのツボのすすめ方】 (PDF版 A4版 42頁) お申込みになられると、改めて入手方法をメールでご案内しておりますが、 アンケートにお答えいただいても特典サービスをお送りする体力も気力も ございません。 また、体調からしてご支援は停止いたしております。 これらの点はどうかご理解ください。 これらの無料レポートも いつ停止するかわかりませんので、お早めにどうぞ。 ---------------------------- ◆ 【あとがき】 最後が私の悪あがきでしたでしょうかね? まるで松下電器への八つ当たり、我ながらあきれております。 それにしても中学3年の藤原君が、時速20キロ以下になると「カチャ カチャ」と言う金属音で車の接近を知らせる発音装置を発明したことは、 社会情勢の観察眼も素晴しいですね。 最後までお読みいただきまして 本当に有り難うございました。 あなた様の ご健闘と ご活躍を お祈り 申し上げます。 いかがでしたか、お役に立てたでしょうか? 読みやすい、親しみやすい非まじめメルマガを目指して頑張ります。 あなたのご感想や、ご意見をメールで教えてください。 叱責のメールも歓迎です。 メルマガの読者さんにも役立つものは、お名前と問合せ内容を 特定できないようにして非まじめ・メルマガに取り上げさせて いただきます。 具体例の場合は、取り上げませんからご安心ください。 ---------------------------- 読者登録のお申込みは、ホームページの トップ右側からお願いします。 ホームページのアドレスは、 ⇒⇒⇒ http://www.himajime11.com もちろん、『特許 模倣』で検索すると、グーグルでは、 『 特許侵害・模倣を防ぐ強い特許権は 3つのツボで 本質をつかんで取れ! 』が、トップに表示されます。 アドレスは ⇒ himajime の後に半角の@マークを入れ さらに apost.plala.or.jp を加えてください。 himajime + 半角の@ + apost.plala.or.jp まぐまぐ・メルマガの読者登録は、こちらからどうぞ ⇒ http://www.mag2.com/m/0000209589.html 発行元:原点発創研究所: 非まじめ発創塾 http://www.himajime11.com 発行責任者:坂井 徳栄 ---------------------------- <免責事項> ※ ご紹介内容は、発行者の考え方です。 購読者個人の責任においてご利用ください。 記載内容を利用して生じた結果について、 何らかの損害が発生しても、発行者は責任を負えません。 ※ 友人、知人への転送は、大歓迎ですが、 文章を変更しないでこのまま転送してください。 一部あるいは全部の無断転載は、固くお断りします。 Copyright 2009


