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『特許と商品開発、そして諸々~~~!』 『諸々』のところに何が飛びだすことやら? その時々に思いついたことを書く! 特許商品は、売れて初めて価値が出る。売れない特許権に価値がない! 売れる商品開発は、お客に『メリットを提供できる商品』だが、お客はその『メリット』に気づいていないから、『意外なもの』が売れる。  元特許事務所員:坂井徳栄が、お届けします。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/11/25
  • 部数 249部
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2009/08/30

新聞記事も見方次第 !

●◎●  非まじめ・メールマガジン 2009.08.30. ◎●◎
   『 新聞記事も見方次第 ! 』 No87号
◎●◎ 非まじめ発創塾 特許力強化人 坂井 徳栄 ◎●◎
◎●◎    http://www.himajime11.com     ●◎●
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 この度もご購読いただきまして有り難う御座います。

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◆ 【折々の記】

 8月も終わりですね。

 今年は、セミ時雨らしいセミの声もほとんど聞かれず、例年だと夜に
なると外灯の脇のビルの壁には100匹を超えるセミがはりついている
のですが、どこかへ引っ越していったのでしょうか?

 真夏日も、熱帯夜も越後の国にはほとんどなかったです。

 これでは、米も不作でしょうね。


 先日(8月22日の)日経『暮らしのワンポイント』で「ガス台下の
引出し」について収納アドバイサー 本多弘美氏が記事を書いておられ
ました。

 見出しは、「書類ケースを利用し、縦に収納」ですが、これを特許にと
言う話ではありませんが、こうした日常の工夫が意外な展開になることも
多いので一部をご紹介しておきましょう。

 例えばフライパンや中華なべですが、家庭には大小さまざまな大きさの
ものが2つや3つのあるものですが、重ねておけば下のものが取り出し
にくく、置き場所にも苦労しておられませんか?

 記事では、100円ショップにある書類ケースを縦にしてシンクやガス台
に入れると整理がしやすいと書いてあります。

 また、ここが引出しの場合は、オイルポットや調味料もこうしたケースに
入れておくと、引出しの出し入れの際に倒れても、汚れたケースを洗えば
すむことですし、味噌や海苔のケースを使えば無料ですね。

 常日頃、こうした工夫を続けるうちに、思わぬ焦点や目的から商品開発の
種が生まれてくることもあるでしょう。

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◆ 【非まじめ発創】

 定点観察ではないが、新聞記事でも『一つの視点』を定めて読むと、
何か新しいことに気づく可能性がありそうですね。

 新聞記事は、2年も3年も、あるいは5年も10年も前から研究していた
ものが、ようやく実施段階に入ったから発表するですから記事が多くなって
から研究したのでは遅すぎるのですね。

 現状から将来を見据え、現状の不備を見つけ、その不備をどうやったら
利用者にメリットを与えられるかと言う立場で研究しなければ、ヒット
商品を開発できないでしょうね。

 今回は、ジェームスワットの発明した蒸気機関から出発した『自動車』に
ついて『新聞記事も見方次第』として書いてみます。

 とは言っても路上を走る自動車と、鉄路上を走る列車に分けただけで、
同じ路上を走るにもオートバイもあるしトロリーバスもあり、もちろん
トラックもあって、さらに、鉄路上を走る列車にも蒸気機関車もディーゼル
機関車も電気機関車もあるのですが、今回はお構いなしで書いていきます。

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 日経を見るとき、日本の自動車産業が世界一(トヨタ)になったと言う
視線で新聞を読むためかも知れませんが、なぜか自動車関連の記事が
多いように思われます。私の視点が間違っているのでしょうか。

 それとも、自動車と言う産業が、巨大化しすぎたのでしょうか?

 7月20日、『太陽電池 次世代型の発電効率向上』

 従来の量産レベルの太陽電池は、シリコン系と、レアメタルを使うものが
あり、熱効率は10~20%でしたが、耐久性の低いため量産化されて
おらず安価な素材で造れる有機系太陽電池もありました(これらの理論
熱効率は30%)。

 しかし、この記事の東大とシャープのプロジェクトチームが試作に成功
した太陽電池は、量子ドット型太陽電池で、理論的には熱効率が60%と
言う理論値の高いものです。

 もし、実績値を40%まで向上できれば『レンズを使って太陽光を集める
方式により10cm角の太陽電池で家庭1件分の電気がまかなえる(岡田
准教授)』そうです。

 実用化まで進めば、自動車用電池のエネルギー源にも十分使えるだけで
なく、原子核発電に代わる安全なエネルギー源になる可能性があるかも!?


 8月12日、『大手商社が資源開発 希少金属、エコカー用確保』

 世界のレアアース産出量の97%を中国が占めるという寡占状況ですから
中国の国家政策一つで世界を牛耳れる状態ですし、国家政策で輸出制限を
強めています。

 このままでは、日本のエコカーに危険信号が点灯することになりますが、
大手商社にとってはビックチャンスでもあるのですね。

 と言うわけで三菱商事、住友商事、丸紅、豊田通商が、中国以外の国で
取り組み始めました。

 三菱商事 ブラジルでスズ鉱石から回収
 住友商事 カザフスタンでウラン鉱石から回収
 丸紅   日本国内でリサイクル事業検討
 豊田通商 ベトナムで鉱山開発と、インドネシアでスズ鉱石から回収を
      検討、更にモンゴルなどで鉱山開発を検討中

 なぜ中国に世界のレアアース産出量の97%もの寡占状態を許していたか
と言うと人件費の安さが上げられそうですね。

 これを受け日経新聞は23日、『レアメタル確保へ備蓄・開発の強化急げ』
『社説』で展開しています。


 そして8月23日、『けいざい解読 政府主催セールの後は?』

 これは、エコカー減税と購入補助金、および家電のエコポイント制度の
ことを言っているのですが、これで一息ついたのは、トヨタなどエコカーを
持つ自動車メーカーと、エコ家電などの耐久財を持つ家電メーカーだけの
ようでした。


 続く24日、『VW、トヨタに挑戦状 新興国市場・環境車で先行』

 すずきがインドでは圧勝していますが、昨年までは北米の市場シェアが
トップであったのですが、今年の市場シェアのトップは中国です。

 その中国でトップシェアを占めているのがVW(フォルクスワーゲン)
でして、同社は中国で63万台を上回ったが、トヨタやホンダは25万台
前後で遠く及ばない。

 VWのビンターゴン社長は『中国は我が社のメーン市場』と言い切って
いるそうです。

 一方、ブラジルでもVWのガソリンとバイオエタノールの混合技術を
使ったフレックス車が圧倒的なようですね。


 8月26日、『トヨタ、生産能力100万台減 稼働率改善急ぐ』
と言うことで、余剰生産能力の330万台のうち、グループ全体の1割に
相当する生産ラインを休止させ、10年度には黒字化を目指している模様
です。

 もちろん、GMとの合弁会社NUMMIも閉鎖し、英国工場、高岡工場、
田原工場などの一部ラインを一部休止すると共にグループ会社への委託生産
も縮小するようです。


 また『トヨタ 生産肥大化にメス 海外勢と競争にらむ』と言うこと
ですが、余剰生産能力を温存したままでは、国際競争に勝ち残れないと
認識したのでしょう。

 しかし、雇用の維持は最大の課題であり、生産効率と雇用をどうやって
両立させていくのでしょうか。

 米GM、フォード、クライスラー、仏プジョウグループ、独ダイムラー
など欧米の自動車会社も、急ピッチでリストラを進めているようです。

 モーター用ファンやコンデンサーなどを生産するカルソニックカンセイも
厚木工場を閉鎖するようですね。


 同じ26日、『自動車どこまで収益回復』『中国への浸透度が左右』と
して『日産・ホンダ、市場拡大に相乗り』とも掲載されています。

 国内大手3社の4~6月期の振興国向け業績を拾ってみます。

              トヨタ    ホンダ    日産
 中国向け販売台数(千台)  155    139    188
 中国向け販売比率(%)    8.6   18.1   24.5
 新興国向け販売台数(千台) 395    246    264
 新興国向け営業利益(億円) 443    198     61

 この表を見ただけでも、いかにトヨタが北米にのみ力を注いできたかを
推量できますね。

 また、日産は、中国では売れたが、新興国全体で見ると余り利益が
上がっていませんね。


 翌27日、『自動車どこまで収益回復』では『北米、通期の黒字は微妙』
として「中小型車回帰など戦略見直し」と書いております。

 大手3社の4~6月期の北米業績をみましょう。
             トヨタ    ホンダ    日産
 営業損益(億円)     ▲36     71    352
 販売台数(千台) 387(▲57) 323(▲30) 225(▲32)
 ハイブリット車
 販売台数(千台)  85(▲45)  20( ▲3)   3(▲40)

 トヨタの落ち込みが目立ちますね。
 ハイブリット車では、ホンダが健闘したものの▲3ですから、中見出し
にあるように『北米、通期の黒字は微妙』と言うことになるのでしょうか?


 他人事だからこんな書き方ができるのですが、豊田章男氏が社長就任と
同時にとんでもない課題を突きつけられたもので、私には解決不能な重大
過ぎる課題です。


 今回は、ここまでにして置きます。

 何しろ28日と29日には、猛烈な勢いで『自動車関連の記事』が出て
きたので、とてもじゃないが一気に書ききれません。

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 自動車の大元は、ワットが発明した蒸気機関を無軌道上で自在に走れる
ように車輪を取り付けたものが出発点ですが、軌道上を走れるようにした
鉄道の方も見ていきたいですね。

 『走る鉄道ビジネス』が8月19日から22日まで4回掲載されました。

 先ず、1回目は、『海外の大型計画に活路 日本、技術力で受注競う』

 最初に取上げられたのは、何とアラブ首長国連邦向けのゴムタイヤ式の
鉄道車両の輸出です。

 鉄道の車輪は、一般に鉄輪が使われていますが、これは騒音を嫌って開発
されたもので、モノレールなんかにも使われるゴムタイヤ式です。

 日本の鉄道車両市場に足元は堅調だが、人口減少に加え新規路線は
見込めず将来市場は頭打ち状態です。

 海外に目を向けると、大型プロジェクトが目白押しですから、そこに
活路を見出さなければなりません。



 世界の鉄道プロジェクトが6件掲載されています。

 ブラジル:リオデジャネーロ~サンパウロ間510キロを2時間半で結ぶ
高速鉄道を2014年開業予定で、建設費は1兆8000億円。


 米国:ロサンゼルス~サンフランシスコなどの高速鉄道に政府が1兆円
投資、自由経済国家米国では従来にない政府の肩入れです。


 中国:鉄道営業総延長を2020年までに1.5倍の2万キロに延長する
と共に高速鉄道は1万6000キロを建設すると言う大計画です。

 わが国の鉄道の総営業キロは約2万7千キロ(2006年)ですから、
いかに膨大な計画かわかりますよね。

 もっとも、国土が広く、人口も10億人を越える中国にことですから
当り前のことですね。


 ベトナム:ハノイ~ホーチミン間で1500キロメートルの高速鉄道を
建設構想。


 インド:ニューデリー~ムンバイ間を貨物専用鉄道として2015年まで
に開業予定。


 英国:総事業費1兆円規模の長距離高速鉄道更新計画。日立製作所が、
優先交渉権獲得しているが、受注が決まったわけではない。


 日本製の強みは、なんと言っても安全性と定時運行技術にあるそうです。

 しかし、例によって日欧から技術協力を受けた中国の鉄道車両メー
カーが、低価格を武器にアラブ諸国と交渉しだしたようです。

 三条、ツバメ地域の地場産業が、中国の模倣品に徹底的に叩かれた前例を
日本の車両メーカーは熟知した上で技術協力をしたのでしょうが、その跳ね
返りが始まったようです。

 技術協力をしなくとも、私の良く使う「特許電子図書館」には、猛烈な
数のアクセスが中国や東南アジアから寄せられていますし、特許出願や特許
権を無視した模倣品が、日本国内で発売されてから1ヶ月以内に輸入される
ことだってあるのですから驚くことではないのですがね。


 翌20日には、『貨物輸送シフト相次ぐ 「エコ」「定時配送」魅力に』

 高速道路料金割引制度などが影響し高速道路の渋滞、貨物輸送が混乱する
ことを予測した荷主企業が、貨物のコンテナ輸送にシフト。

 古河電気と住友電工が協力し、古河日光事業所と住友大阪製作所間のコン
テナ輸送にJR貨物チームが協力し、今は毎日1往復運行していると言う。

 JR貨物はこれらの荷主を掘り起こす『ソリュウションチーム』と言う
実働部隊に注力していると言う。

 輸送費は、トラックもコンテナも大差ないが、CO2排出量はトラックの
1/6以下と言う意外な付加価値が生まれた。

 イヤイヤ、『CO2排出量』と言う視点で見ていなかっただけで、時代が
それを求めているのだからこのような視点、観点から新商品を開発できると
言う好例ではないでしょうか。


 21日は、『次世代車両の開発加速 燃料電池で時速100キロ』

 鉄道も燃料電池の時代に突入したようです。

 JR27000キロの路線のうち約4割は電化されておらず、CO2たれ
流しのディーゼル車が走っているが、燃料電池が実用化すれば環境性能が
大幅に向上することになる。

 日立製作所は英国の高速鉄道向けにディーゼルエンジンとリチュウム
イオン電池による『ハイブリット車両』を納入する見通しだが、JR東日本
の小海線(山梨県の小淵沢駅から長野県の小諸駅)には、納入実績がある。

 また、2010年4月、仙台市のあおば通駅と塩釜市の東塩釜間で深夜に
乗客を乗せず信号も使わず、無線列車制御システムの実用化試験走行を行う
予定だと言う。

 自動車がいかに安全技術を完成させても街中で時速100キロで走る
わけに行かないのに時速500キロなんてとんでもないスピードです。

 JR東海のリニアモーターカーは、発車から1分20秒で時速500キロ
超の技術を完成させている。

 鉄道関連の進む新技術

 鉄道総合技術研究所
 ・ 急速充電により架線がない線路も走れる路面電車
 ・ 災害や事故でダイヤが乱れたら、乗務員の人繰りを支援し、運行
   再開を早くするシステム
 JR東日本
 ・ 乗客が床を踏むと発電するシステム
 NTT
 ・ ポケットに専用カードを入れておけば自動改札機を通れるシステム
 JR西日本
 ・ 始発電車が始発する前にロボットにより自動改札機が正常稼動するか
  点検するシステム


 最後の22日は、『関連消費、不況知らず 駅ナカからマニアまで』

 2005年開業の大宮駅駅ナカ商業施設『エキュート大宮』は、デパ地下
をしのぐ実力者。

 駅前の『そごう大宮』の売上げ71億円を約70のテナントの約8割が
飲食と飲食品中心の『エキュート大宮』が102億円と大きく引き離す。

 消費不況でデパートの売上げが減少続きの中でJR東日本の駅ナカの物販
・飲食の売上げは5期連続で増え続けている。

 こうした不況の中で鉄道マニア商品も元気が良い。

 2008年の鉄道模型の売上げが過去最高を記録し、初めて女児向けキャ
ラクター玩具を抜いたと言う。

 車両玩具メーカーはインターネットでも販売しているが、関連商品の売れ
行きが好調で、東急車輛製造では3年前の2倍になったと言うほどだ。

 鉄道ファンに受けている中に1日乗り放題のサービス切符も大受けで、
出張客が減少するなかで列車の度を楽しむ客は堅調だと言う。

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ございません。

 また、体調からしてご支援は停止いたしております。
 これらの点はどうかご理解ください。

 これらの無料レポートも
   いつ停止するかわかりませんので、お早めにどうぞ。

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◆ 【あとがき】

 今回は、まとめに入ったところで28日と29日に連続した大量の自動車
関連記事が投入され、まとめができなかったことをお詫びします。

 それにしてもこれだけ大量に自動車関連記事が出るということは、自動車
産業が日本の経済界にとって大変重要な位置を占めると共に、昨年9月以来
の世界経済の座標軸が激変している何よりの証拠でしょうね。

 まだまだ余震がありますよ。

 後数年後には、産業革命前後、明治維新前後、あるいは、第2次世界大戦
前後のような経済基盤に激動が起きているかもしれませんね。

 この経済基盤の激動にあなたはどう対処しますか?

 今日は衆議院議員選挙日ですが、経済基盤の激動の第一歩かもしれません。

 『注意1秒、怪我1生』ではすまされないかもしれません。

 ご用心願います。

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 今回は、予定以上に長いメルマガになってしまいましたが、
   最後までお読みいただきまして 本当に有り難うございました。


 あなた様の
   ご健闘と ご活躍を お祈り 申し上げます。


 いかがでしたか、何かのヒントくらいは得られたでしょうか?


 あなた様のご感想や、ご意見をメールで教えてください。

 叱責のメールも歓迎です。

 それだけが楽しみで書いているのですかっら是非お願いします。

 頂いたメールには、必ずご返事を差し上げます。

 前回と前々回に頂いたメールには、数回のやり取りをさせていただき
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