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私個人のささやかな感慨を短歌作品にのせてお届けしたいと思います。あるゆるものの命の輝きや、心の残像を少しでも表現できればと思います。

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2008/04/27

「四季の旋律」第31号(夫婦岩(1)▼繭ごもりする岩)

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「四季の旋律」第31号(夫婦岩(1)▼繭ごもりする岩)


平成20年4月27日    発行人 豊田迪子













1.夫婦岩(文と短歌)



▼繭ごもりする岩



四季を通じて波と風と光によって
艶やかに姿を変える夫婦岩。

立春を過ぎると暦の上ではもう春。

しかしここ二見浦はすさまじい風の中。

幾重にも歳月を重ねた重厚な風情の夫婦岩は
列を作って押し寄せてくる波を
がっちりと受けとめ高い水柱を立てて
まっ白なしぶきを散らす。

しぶきの光のベールをまとうその姿に逞(たくま)しさと
エネルギーと清冽(せいれつ)さを感じる。

自然の力に自己のいのちのリズムを重ね、
微妙な季節の変化にすばらしいひとつの世界を作る。

岩は豊かな情感と繊細な表現をもって、
私達に周囲との見事に調和した姿を見せる。

今は春への助走の季節。

しぶきの粒子は淡い虹色を浮かせたり消したりする。

その時ふとかいま見る瑞々(みずみず)しい精気や息づかいも感じ、
私はしぶきにぬれながら自然が織りなす風景をうっとりと眺める。




      短歌

夫婦岩波に繭(まゆ)ごもり煌(きら)めきに
憂(う)きことかげにかくれたる今日




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   四季の旋律(感動を短歌にのせて)
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
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  発行         豊田迪子
  メールアドレス    michiko33jp2000@yahoo.co.jp
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