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私個人のささやかな感慨を短歌作品にのせてお届けしたいと思います。あるゆるものの命の輝きや、心の残像を少しでも表現できればと思います。

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2007/10/10

「四季の旋律」第19号(提灯(ちょうちん)祭り)

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「四季の旋律」(感動を短歌にのせて)第19号(提灯(ちょうちん)祭り)


平成19年10月10日    発行人 豊田迪子

  

       提灯(ちょうちん)祭り (小文)


米寿にちなみ
八百八十個の提灯を夜空に浮べる提灯祭りは
長寿や五穀豊穣を祈願する例大祭で、
美しいオレンジ色の光の氾濫には目をみはる。

社会に生きるものの疲れや悲しみも
ひたすら見つめ続ける提灯のまなざしは
私達を独特の世界へ引きずり込んでゆく。

その光は人に対する溢れんばかりの愛と慈しみに満ちており
灯の連なりの下には心ときめくものが待っているようだった。

ひたと夜空を掴(つか)んでいるちょうちんの列を進むと、
時は止まり追憶だけがよみがえってくる。

人々のざわめきもやがて彼方へと消え去ってゆく。
夢幻的なそしてぬくもりのある情感を与える詩的空間がそこにあった。

私は癒され
自分の心の奥底を見つめ直すことが出来るような気がしたのである。

提灯の光の奥深さに触れ得た甘美さ、
それにすっぽりと包まれてゆく心安らぐ感じ。

美しい情景の中における弾んだ気分と、
又別に一人の人間の存在の小ささを知り生と死を考える。

果てなく続く光のトンネルの中の幻想世界に身を浸しながら
恵みを感じ心の充電場所として
かけがえのないひとときであったのである。


                           短歌


1.提灯に祈りの灯おば一つづつ入れて広がる無限のロマン


2.連なれる提灯夜空に溢れしめ語らず言わず願いぞこめる


3.天地(あめつち)にあかり照り徹(とお)る灯祭りに神の所在の
                                     見ゆるごとしも


4.提灯の似合う夜空や年ごとに整(ととの)うる祭りに応(こた)うる心


5.提灯の序列透かせば母在(あ)らん遠き思い出、美(は)しくとどめて




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   四季の旋律(感動を短歌にのせて)
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
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  発行         豊田迪子
  メールアドレス    michiko33jp2000@yahoo.co.jp
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