2009/11/11
こころは超臨界 No.749「新興国市場」
【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】 ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f ) **************************************************************** 人間学を学ぶメルマガ『 こころは超臨界 』 読者:368人 / 発行人:渡部天真 **************************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 2009年11月11日 第749号「 新興国市場 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【世界の名言】 事業の目的は顧客を作り出すこと (ピーター・ドラッカー) The purpose of a business is to create a customer. ( Peter Drucker, American author, 1909- 2005 ) ●リーマン・ショック後、先進国経済がそろって低迷する一方で、中国 やインドなどの新興国は相対的に底堅い成長が見込まれています。そこ で、アジア新興国の中間層需要の取り込みに注力する日本企業が増えて いる、といいます。 ●東レ経営研究所産業経済調査部の増田貴司さんは、事業コストの高い 日本企業が低コスト戦略で勝つのは容易ではない。仮にシェア奪取に成 功したとしても、韓国、台湾、中国などの企業との価格競争に巻き込ま れれば、日本企業が持続的に勝ち残ることは難しい、と警告を発してい ます。 新興国市場開拓には戦略が必要 増田貴司・東レ経営研究所産業経済調査部 【「十字路」09.10.02日経新聞(夕刊)】 ポスト世界不況を見据えたグローバル戦略として、アジア新興国市場の 開拓に乗り出す日本企業が増えている。新興国向けに欧米向け製品の仕 様を一部変更した廉価モデルではなく、新興国専用モデルを開発する動 きが活発だ。 この背景には世界の需要構造の変化がある。リーマン・ショック後、先 進国経済がそろって低迷する一方で、中国やインドなどの新興国は相対 的に底堅い成長が見込まれている。アジア新興国の中間所得層は8億8 000万人もいて、今後爆発的に増えていく。日本企業が得意としてき た高付加価値品の市場は今やニッチ市場になりつつあり、拡大する新興 国中間層の売れ筋であるボリュームゾーンを攻略しないと、企業は海外 市場でシェアを取ることが難しくなってきている。 このような事情から、企業が従来の高付加価値路線を改め、アジア新興 国の中間層需要の取り込みに注力することは正しいアプローチといえよ う。だが、忘れてはならないのは、これは高機能での差別化ができずコ モディティー(日用品)化の波に襲われやすいため、これまで日本企業 が参入を避けてきた苦手分野への挑戦という点だ。 事業コストの高い日本企業が低コスト戦略で勝つのは容易ではない。工 法の工夫など「安くつくる技術」を磨くことにより新興国市場でシェア 奪取に成功したとしても、韓国、台湾、中国などの企業との価格競争に 巻き込まれれば、日本企業が持続的に勝ち残ることは難しい。また、米 国企業は新興国企業と協業して、市場拡大を図りながら自社がもうかる 事業モデルを編み出すのが得意である。 新興国市場は日本企業が無策で飛び込んで勝てる市場ではないだろう。 ハードだけでなくシステム、サービス、コンセプトなどで独自の価値を 創出してビジネスで優位に立つための戦略が必要と肝に銘じたい。 ●では、ハードだけなくシステム、サービス、コンセプトなどで独自の 価値を創出するには、どうしたらいいのでしょうか。 ●ここにひとつキャノンの取り組みを紹介します。キャノンはアフター サービスに活路を求めようと動き始めました。 第6部 危機からのニッポン再生 (4) メード・バイ・ジャパン――信頼と安全 新興国が評価 【「大転換」09.10.23日経新聞(朝刊)】 (上記記事より抜粋) 「感動常圧」。キャノンが今、中国の消費者に発信するスローガン だ。日本語に訳すと「涙を流して喜んでもらえるような感動を常に 提供したい」。 「感動を与えるには製品の品質や価格だけでは不十分」(キャノン 中国の小沢秀樹社長)。デジタル化したカメラは性能の差をつけに くい。現地にはコピー商品もあふれている。 そんな状況下で、いかにブランドを訴求していくか。キャノンはア フターサービスに活路を求めた。日本ならではの“おもてなしの心” を中国攻略のカギと位置づける。「クイックリペアセンター」と呼 ぶカメラの修理拠点を12年までに約4倍の50拠点。修理を受け 付ける窓口は約3倍の1000拠点にする。 ◆モノだけに頼らず カメラはかつて「メード・イン・ジャパン」の代名詞だった。19 50年、米ライフ誌の記者がニコンのレンズで撮った朝鮮戦争の写 真が米国で評判になり、日本のカメラが海外で売れ始めた。テレビ や自動車がこれに続いた。 それは敗戦で自信を喪失した日本人が誇りを取り戻す作業であり、 今も我々には「もの作り」への特別な思い入れがある。だが市場が グローバル化し技術がデジタル化した現代、モノだけで世界に感動 を伝えるのは難しい。「メード・バイ・ジャパン」。世界に出て日 本人の価値観を示す時だ。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★ 購読・解除はこちらです http://www.mag2.com/m/0000208880.html ★ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ★ 発行人:渡部天真(名前の由来 → http://tinyurl.com/37rfmp) ★ メルマガ発想を支えるブログ: http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/ ★ バックナンバーはこちら http://tinyurl.com/m4peab ★ ご意見・ご感想は、直接このメルマガに返信願います。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。


