2009/10/30
こころは超臨界 No.742「成功モデル」
【 幸せと平和を願う人々の心が臨界質量を超えるとき世界は変わる 】 ( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f ) **************************************************************** 人間学を学ぶメルマガ『 こころは超臨界 』 読者:367人 / 発行人:渡部天真 **************************************************************** ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 2009年10月30日 第742号「 成功モデル 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【世界の名言】 将来についてただひとつ分かることは 今とは違っているということだ (ピーター・ドラッカー) The only thing we know about the future is that it will be different. ( Peter Drucker, American author (1909- 2005) ) ●アマゾンが電子書籍端末「キンドル」の販売を開始しました。 まず英語版、日本でも 19日発売、20万冊配信――アマゾン 【「電子書籍端末、100カ国で」09.10.07日経新聞(夕刊)】 米アマゾン・ドット・コムは日本を含む世界100カ国以上で電子書籍 端末「キンドル」を販売する。価格は279ドル(約2万4800円) で7日から予約を受け付け、19日から出荷する。当初は既に米国で展 開している英語書籍データを配信するが「将来は日本語データも扱いた い」(ジェフ・ベゾス最高経営責任者=CEO)意向。日本の出版社と 組んだサービスにも乗り出す考えだ。 ベゾスCEOが6日、カリフォルニア州で日本経済新聞の取材に答えて 明らかにした。販売を始めるのは日本のほかアジアや南米、アフリカな ど。予約はアマゾンの米国版通販サイトでできる。 2007年に米国で発売した「キンドル」は、携帯電話通信網を使って 無線経由でアマゾンが配信する書籍や雑誌、新聞などのデータを購入す る。最大1500冊分を本体に保存できる。配信データには米紙ニュー ヨーク・タイムズなど85以上の新聞、雑誌も含まれる。アマゾンは米 国での端末出荷台数を明らかにしていないが、予想を上回る販売が続い ているという。 アマゾンは書籍配信サイト「キンドル・ストア」を通じ、英語版の書籍 20万冊以上を世界に配信。配信価格は米国内の通常の書籍価格より割 安になる見込み。ベゾスCEOは「長期的には日本を含む世界中の書籍 や新聞、雑誌も配信する」と語った。日本の出版社とも「話を進めてい る」と明かしたが、日本語による配信開始時期は「未定」だと説明した。 サービスは出版社などから配信の許諾を得たうえで展開しており、既に 配信している書籍データに、著作権などの問題は発生していない。日本 でのサービス展開も同様の手法をとる。 急成長が見込まれる電子書籍市場では一時先行したソニーが日本から撤 退し、現在は米国を中心に巻き返しを進めている。韓国サムスン電子は 今年に入り、書店大手と組んで端末を発売。ネット検索最大手グーグル も参入を計画する。今後は米ベンチャーなどの進出も相次ぐとみられて おり、アマゾンは「キンドル」の世界展開を一気に進め、業界標準を 握る戦略だ。 (シリコンバレー=田中暁人) ●デジタル化した書籍データを無線で電子書籍端末に配信するビジネス モデルは、究極的にはアマゾンが構築した紙媒体の本を配送するインフ ラを台無しにすることを意味します。 ●テルモ経営企画室副室長の佐藤慎次郎さんは、自ら成功モデルを破壊 できる真に行動的企業だけが生き残る、といいます。 自ら成功モデルを破壊する勇気 佐藤慎次郎・テルモ経営企画室副室長 【「十字路」09.10.23日経新聞(夕刊)】 多くの企業は過去の成功の上に築かれている。過去に証明された勝 利の方程式に依存するのは当然のことだ。ところが事業の存立基盤 を揺るがす地殻変動が起きればこの成功モデルがあだとなる。 成功モデルは企業の至るところに根付いており、一筋縄では解消し ない。それ以上に問題なのは社員の発想が過去のパラダイムにとら われているため、新しい波に乗り遅れれば衰退すると知りながら対 応が遅れることだ。 最近ではデジタル化による地殻変動が圧倒的破壊力でビジネス界を 揺るがしてきた。かつての名門企業米コダックはデジタル化への転 換が遅れ、苦境にさらされてきた。再編を重ね、今や全従業員の6 割が在籍4年未満という。 一方、コダックと写真フィルムの覇権を競った富士フィルムも事業 構造の転換に必死だ。敵をGEヘルスケアに切り替え、医療事業へ の傾斜を強める。10年前に同社はデジカメ普及による写真フィル ム需要減を年率1割と見込んだが、実際は25%のペースで減少し た。現実は保守的な想定をはるかに上回ったのだ。 さすがのソニーもデジタル化ではサムスンやアップルにお株を奪わ れ、辛酸をなめた。アナログ時代のハード主体の家電企業からの脱 皮に思いのほか時間を要した。 現在アマゾン・ドット・コムは電子ブック事業で大攻勢をかけてい る。だが、デジタル化した書籍データを無線で電子ブックに配信す るビジネスモデルは、究極的には彼らが構築した紙媒体の本を配送 するインフラを台無しにする。そこには自らを陳腐化させるほか生 き残れないデジタル時代の厳しい現実がある。 ピーター・ドラッカーの言葉を借りれば、未来を予測することはで きないが既に起こった既に起こった未来にいち早く備えることは可 能だ。変化のインパクトが顕在化するまでの猶予期間は最後の機会 となる。自ら成功モデルを破壊できる真に行動的企業だけが生き残 る。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★ 購読・解除はこちらです http://www.mag2.com/m/0000208880.html ★ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ★ 発行人:渡部天真(名前の由来 → http://tinyurl.com/37rfmp) ★ メルマガ発想を支えるブログ: http://blog.goo.ne.jp/chorinkai/ ★ バックナンバーはこちら http://tinyurl.com/m4peab ★ ご意見・ご感想は、直接このメルマガに返信願います。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。


